 |
春野寿美礼本人に、これまでの舞台の思い出を語ってもらいます。毎回一公演ずつ定期的に更新していきますので、こまめにチェックしてみてください。(2002.6.5更新)

このブロードウェイ・ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』の新人公演第二幕で、主役のフィンチを演じました。お話をいただいたときは、信じられないような気持ちでしたね。初主演のプレッシャーを感じていたというよりも、やらなければいけないことがたくさんあってそれをただ一生懸命やっていたという感じでした。
印象に残っているのは、第二幕第4場の「重役用トイレ」の場面。歌いながら鏡の縁に手を当てるところで、あまりの緊張のため手が震えて鏡が揺れてしまったんです(笑)。自分ではまったく気づかなかったのですが、あとで観ていた方に指摘されました。大事な会議を控えて身支度を整えているというシーンだったので、フィンチの心境にはぴったり合っていたんですけどね……。
あと実は、本番中に転んでしまったんです。企画したTVショーが失敗して逃げる場面だったのですが、銀橋の手前で思いっきりやってしまいした。でも派手に転んだので、みんなには演出だと思われたみたいですね。
この公演では、本役の真矢みきさんが完璧に演じられていた細かい心理描写や仕草も勉強になりましたし、表現についてもいろいろなことを学べました。ターニングポイントとなった作品のひとつです。

|
ステージデータ
花組新人公演 ブロードウェイ・ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』
1996年7月16日(宝塚大劇場)、11月12日(東京宝塚劇場)
第二幕の主役フィンチを務める。写真は第二幕第4場「重役用トイレ」。 |
|
|
|
|
 |
|