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ステージヒストリー
~バウ公演 『冬物語』~
春野寿美礼本人に、これまでの舞台の思い出を語ってもらいます。毎回一公演ずつ定期的に更新していきますので、こまめにチェックしてみてください。(2002.9.4更新)

春野寿美礼

貴重な体験をした大切な作品。
 バウ公演の初主演作で、とても思い出に残っている作品です。主演のお話をいただいたときは、うれしかったのと同時に、日本物の作品の経験がほとんどなかったため不安な気持ちもありました。歌舞伎役者の役だったので、日本舞踊や歌舞伎の所作などいろいろと勉強したことを覚えています。15分にもわたる劇中劇もあったのですが、先生方に丁寧に教えていただいたお陰で、本番では自信をもってできました。
 また、第二幕で演じたのは第一幕とはうって変わって、十六夜という女性。本格的に女性を演じるのは初めてでしたので、女性特有の柔らかさを出すのに苦労しました。ただ、第一幕の中村富五郎と第二幕の十六夜の気持ちの切り替えは、思ったよりすんなりとできましたね。
 作品のなかで、一番印象に残っている歌は、主題歌の“冬物語”。とてもドラマティックで、なにかのイベントの際に1曲歌うとしたらこの歌を選ぶというくらい大好きな歌です。特に、この冬物語を歌った第一幕の最後の場面が好きでしたね。
 新人公演以外の公演で初めて真ん中に立たせていただいて、感じたことがたくさんありました。公演を終えてみて、冬物語という作品とお客様が向き合えたのではないかと感じましたし、客席と一体になるというとても貴重な体験ができました。

ステージデータ
花組バウ公演 『冬物語』
1999年3月4日~14日(宝塚バウホール)、2000年1月28日~2月6日(宝塚バウホール)、2000年2月12日~18日(日本青年館)
第一幕で、主役中村富五郎を、第二幕で十六夜を演じる。
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