冠協賛公演特別コーナー:三井住友VISAカード
冠協賛公演特別コーナー【過去の公演出演者が語る 冠協賛 Play Back(ブレイバック)】
星組トップスター・紅 ゆずる
<プロフィール>
ゆずか・れい
'09年入団、花組に配属。早くからショーや本公演で注目される。'14 年『ラスト・タイクーン』で新人公演初主演、『ノクターン』でバウ公演初主演を果たす。同年『エリザベート』では本公演でルドルフに抜擢(役替わり)。新人公演では主演のトートを演じ、妖しい色香が漂う存在感が評判に。舞台映えする美貌と華、物語性を感じさせる卓越したダンス力、独自の解釈が光る演技力で組を支えている。

花組・柚香 光 2014年花組『エリザベートー愛と死の輪舞(ロンド)ー』

花組・柚香 光

 本公演では、役替わりでルドルフと革命家のジュラ、新人公演ではトートを演じさせていただいた、大切な作品です。

 作品自体のファンの方がたくさんいらっしゃる作品ですし、本公演でこのような大きな役をいただくのは初めてでしたので、緊張や不安もありました。ですが、以前からルドルフ役に惹かれていたのでとてもうれしかったです。キキさん(芹香斗亜)との役替わりでしたが、キキさんのルドルフとは違うタイプをと意識するのではなく、役の本質をつかむことを大切に挑みました。
 私が感じたルドルフの要は、繊細さと不安定さ。それをベースに役作りをしていきました。初めての大きな役で至らないところも多々あり、リベンジしたいと思うこともありますが、お芝居をするのが好きなのだと再認識した役でもありました。

 新人公演でのトートは、役が凄すぎて最初は演じられることに実感が湧かなかったほどです。数年経ったいまでも時々、本当に演じたのかなと思うくらい……(笑)。それほど大きな役に巡り合えたことは幸運でしたし、とても光栄でした。新人公演は、いろいろなことを学んで吸収し、成長していくための場です。ですがこの作品では、与えられたものの大きさを痛感しました。

 そんなトートはもちろん、本公演でのルドルフも、自分が舞台にどう立つかによって、お客様の作品に対する印象がまったく変わってしまう。そのような重要な役を与えていただいたことで、公演や役に対する責任感をより強く感じるようになりました。3役を同時進行でお稽古していくのは大変でしたが、さまざまな面で勉強させていただいた作品です。