LIFE
働く女性の住まい事情!みんなの住居費は収入の何%?賃貸派と持ち家派のいいところ自慢
「衣・食・住」という言葉にあるように、毎日の暮らしに欠かせない重要なアイテムのひとつが「住まい」。生活上の固定費として大きな予算を占めるものだけに、選ぶ時には慎重になるという人も多いかもしれません。
しかし、どこに住む?予算は?そもそも借りるのがいいの?買ったほうがいいの?…など住まい選びの価値観は人それぞれ。そこで今回は、賃貸に住んでいる働く女性250名と持ち家に住んでいる働く女性250名を対象に、さまざまなアンケートを実施しました。
- INDEX
住居費は手取りの何%?
まずは今かかっている1ヵ月の住居費比率が給与の手取り金額のどのくらいの割合になるかを聞いてみました。すると住居費が手取りの20%未満に収まっている人の割合は、持ち家派が約半数の47.6%となり、賃貸派より20.7%多いことがわかりました。賃貸派と持ち家派で比べると賃貸派の方が住居費にかけるコストが高めになる傾向がありますが、これは持ち家派の場合、頭金をある程度貯めてから購入することが多いこと、ある程度安定した収入が得られるようになってから持ち家を購入する人が多いことなども影響しているかもしれません。
住まい選びで重視するポイントは?
次に、賃貸派と持ち家派それぞれが、どのような点を重視して住まい選びをしたのかも聞いてみました。
すると持ち家派は「価格」という回答が第1位。4位の「実家や義実家との距離」や5位の「保育園や小学校など、育児・教育環境の良さ」など、家族をメインにした回答が多くあげられていたのが特徴です。
一方賃貸派は1位に「広さや間取り」、4位に「内装」と住空間の快適性を重視する声が目立ちました。さらに5位の「職場との距離」が持ち家派よりもかなり上位にきていることから、働き方や仕事をメインに考えている人が多いようです。
持ち家派に聞いた!住宅購入の理由はなんですか?
「住まい」を購入するかどうかは、人生設計において経済的にも大きな決断の一つです。そこで持ち家派の人たちに、住居購入の理由を聞いてみました。
すると1番多かった回答は「家賃が高くてもったいなかったから」というもので43.2%。次は「ライフステージに変化があったから」で31.2%となりました。結婚や出産、また仕事の異動や子どもが増えるなど、ライフステージの変化に応じて住居を見直すという声も多く、住宅購入を検討する大きなきっかけとなっているようです。
賃貸派に聞いた!住宅購入を検討していますか?
一方賃貸派の人たちに住宅購入の意思があるかを聞いてみました。すると「すでに購入・物件を探している」「できれば購入したいと思っている」「いい物件があれば購入も検討する」という、なんらかの購入意思がある人は30%いることがわかりました。
しかし「まだわからない」「柔軟に考えたい」という購入未定の人の方が42%と多数派でした。また「賃貸にメリットを感じている」「ハードルの高さから購入の予定はなし」という購入しないつもりの人も28%いるという結果になりました。
これは、今現在安定した収入が得られているか、子どもがいるかどうかなど、経済状況やライフステージによっても考え方に違いが出ているものと思われます。
今の住居に満足していますか?
次に賃貸派、持ち家派それぞれに「今の住居に対する満足度」を聞いてみました。
すると実際に今住んでいる家に「とても満足している」「まあ満足している」と答えた人は、賃貸派が56.8%、持ち家派は73.6%となりました。
また持ち家派のうち71.6%が現在の住居に今後も住み続ける予定であると回答しています。これほど持ち家派の満足度が高いのは、購入の際に細かな点までこだわり、妥協点をなるべく少なくなるよう心掛けているからかもしれません。
では今の住居に「とても満足している」と答えた人は、なぜ満足しているのかも見ていきましょう。
賃貸派は利便性の良さを重視しているという意見が多く、持ち家派は多角的にこだわりを発揮していました。
賃貸派・持ち家派それぞれのいいところ自慢
賃貸派と持ち家派の人たちに、金銭面・フィジカル(物理的な)面・メンタル(気持ち的な)面の3つの側面から見たそれぞれの「いいところ」を自由回答であげてもらいました。
「快適な住まい」の感じ方は、好みや経済状況、仕事、また子どもの有無などのライフステージにより、多種多様に異なることがわかりました。
収入がたくさんあっても、家を所有することに興味関心がなく、さまざまな街を楽しみたいという人や、ローンを組むことに抵抗がある人もいます。
何にお金をかけて、どんなことを重視するのか?そんな人生設計に大きく関わりのある住居。今、住居について考えている人は、働く女性のリアルな声をぜひ参考にしてみてください。
- 本記事は、公開日時点の情報です。