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光熱費の平均額っていくら?1人暮らしと2人以上の世帯人数ごとの事例で解説

光熱費の平均額っていくら?1人暮らしと2人以上の世帯人数ごとの事例で解説

節約アドバイザー ファイナンシャルプランナー 消費生活アドバイザー 丸山晴美

節約アドバイザー

監修:丸山 晴美

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物取引士(登録)、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定合格、調理師などの資格を持ち、食費や通信費など身の回りの節約術や、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。2019年7月から「ゆとりうむプロジェクト」理事に就任

主な書著
「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します(共著)」(幻冬舎)ほか多数

  • 別ウィンドウで丸山 晴美オフィシャルサイトへリンクします。

生活をしていくうえで支払わなければいけない水道光熱費。1人暮らしだと単純に自分が使用した分だけ料金が加算されていますが、自分が使いすぎなのか、節約できているのか、イマイチわかっていない人も多いはず。そして家族が増えていくと1ヵ月の水道光熱費はどのように変わっていくのでしょうか。

そこで今回は、1人暮らし世帯と、2人以上の世帯における水道光熱費の平均額や日々の節約術など、水道光熱費について詳しく解説していきます。

INDEX

水道光熱費とは?

水道光熱費とは?

水道光熱費は、生活をしていくうえで必要な水やガス、電気などのエネルギーを使用するのにかかる費用を指します。台所のコンロにIH(電気)とガスの2種類があるように、各家庭に備えられた設備によって光熱費のバランスは変わります。そのため、引越し先を探している人は家賃や間取りだけでなく、風呂場の浴室乾燥設備、給湯機器、台所のコンロなどもチェックしましょう。

電力・ガスの自由化

これまで家庭や商店向けの電気は東京電力や関西電力などの各地域の電力会社のみが、ガスは都市ガス会社が販売していました。しかし、2016年4月1日(金)から電力、2017年4月1日(土)からは都市ガスの小売全面自由化がそれぞれスタートしました。これによってすべての消費者が電力とガスにおいて、契約先や料金メニューを自分のライフスタイルに合わせて、自由に選ぶことができるようになったのです。また、ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類がありますが、プロパンガスも自由化されています。

契約先の切替え、新規申し込みは持ち家だけでなく、賃貸でもできますが、マンションで一括契約している場合は切替えができないこともあるので、事前に管理組合などに確認をしておきましょう。すでにある電線やガス管を利用するので、切替え先の会社に電話やネットで申し込みをするだけでOK。基本的には、切替え先の会社への申し込みのみで、別途契約していた前の会社への解約手続きは不要です(次の契約先が手続きを一緒に行ってくれます)。

水道光熱費の全体平均はどのくらい?

水道光熱費の全体平均はどのくらい?

総務省統計局「家計調査 家計収支編 2019年」によると、水道光熱費の総世帯全国平均は1ヵ月当たり1万8,485円です。それぞれ電気代は9,100円、ガス代は4,235円、灯油などのその他光熱費は1,092円、そして上下水道代は4,058円です。支出の月平均が24万9,704円なので、そのうち水道光熱費は7.4%を占めることになります。また水道光熱費の割合としては電気代が49.2%と約半分を占め、ガス代が22.9%、上下水道代が22.0%と続きます。

12ヵ月の水道光熱費の推移は

水道光熱費は1年間でどのように変化していくのでしょうか。同じ総務省の調査より、2人以上の世帯における支出の2019年1月から12月までの全国平均値をグラフ化しました。グラフの数値には単身世帯分が入っていないため、1年の水道光熱費の平均値は2万1,951円(電気代1万825円、ガス代4,853円、その他の光熱費1,229円、上下水道代5,044円)と全国総世帯のものよりも高額です。

水道光熱費1年間の推移(全国・2人以上の世帯)

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2人以上の世帯 月次報告 2019年1月~12月」から作成

1月から12月までの各種料金の推移を見てみると、水道光熱費全体は気温との相関が出ています。暖房器具と給湯器の使用頻度が上がる寒い冬場は高くなり、反対に温暖な6月から11月までは金額が低くなっています。

電気代は気温に影響を受けやすく、最も寒い2月が1万4,333円と最高値で、底値は7月の8,307円と、その差は6,026円もあります。ガス代においても2月の6,954円をピークに、初夏に入る5月から下がり始め、9月の3,002円を底値にして秋から徐々に上がり始めます。その差は3,952円です。水道代も2月の5,375円がピークですが、底値でも11月4,632円と、ピークに対しての差額は743円ほどで1年を通して横ばいの印象です。その他の光熱費は、主に暖房器具に使用する灯油の使用料を指すため、電気代・ガス代と似た動きをしています。

水道光熱費には地域差がある

縦に長い日本列島は、同じ季節でも地域によって寒暖差があります。気温差が光熱費に影響することは1年間の推移で判明していますが、地域によっても光熱費の差が現れています。

家計調査 家計収支編 2019年 総世帯 都市階級・地方・都道府県庁所在市別

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2019年 総世帯 都市階級・地方・都道府県庁所在市別」

特に大きく地域差がある点は、「ほかの光熱費」です。冬は外気温が氷点下まで下がる北海道において、暖房や給湯には主に、速暖性に優れた灯油が使われます。雪国の印象が強い東北、北陸でも「ほかの光熱費」の金額が高いため、ストーブやヒーターといった直接暖房の燃料として灯油を使う世帯が多いと考えられます。反対に温暖な気候の九州や沖縄は、暖房を使う機会が少ないためか、全国平均よりも電気代が低くなっています。

グラフからは法則性を見出せませんが、ガス代にも地形や人口密度によって使用するガスの種類が変わるため、一部地域差があります。ガスには、地中に通るガス導管から引かれる「都市ガス」と、ボンベを各家庭に配送する「プロパンガス」があります。山間部などの地形によって居住エリアが限られている地方都市や、隣の家まで距離が空いている郊外などでは、導管が引かれていないこともあります。その場合は、都市ガスよりも小売業者が自由に価格を設定できるプロパンガスが採用されているため、ガス代が上がる傾向にあります。

そして自治体ごとに料金が設定されている水道代においては、明確な地域差があります。例えば、10立方メートル(13mm呼び径13mm(円))で上水道代金2ヵ月分を比べてみると、東京都23区は1,892円(税込)に対して大阪市は2,090円(税込)です。これは水源となる湖・川との距離、水道の設備施設費などさまざまな要因が基本料金に影響しているからです。

一概に、どの地域の水道光熱費が安い高いとは言えませんが、気温や地形など地域の特性によって料金が変わる点は覚えておくと便利です。引越しの際は近隣自治体の水道料金を自治体ホームページで調べてみるのもいいでしょう。

1人暮らしの水道光熱費平均は?

1人暮らしの水道光熱費平均は?

では1人暮らしの水道光熱費の平均はいくらなのでしょうか。全国平均を調べてみたところ、年齢や性別によって差があることがわかりました。

家計調査 家計収支編 2019年単身世代 男女,年齢階級別

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2019年単身世代 男女,年齢階級別」

1人暮らしの水道光熱費全国平均値は月1万1,652円ですが、34歳までの年齢で区切ると7,265円と、4,387円も下がります。これはおそらく若い人ほど平日の夜、休日も出かけていることが多く、在宅時間が短いので水道光熱を使用していないことが要因と考えられます。

女性の1人暮らしならば電気代は3,468円から5,874円の間、ガス代は2,365円から3,574円の間、水道料は2ヵ月分の請求のため、3,146円から4,530円の間が平均であり、それ以上の額が請求されたとき、「使いすぎ」、もしくは地域差、プロパンガス料金との差の可能性があります。

2人以上の世帯ごとの水道光熱費平均の変化の特徴とは?

2人以上の世帯ごとの水道光熱費平均の変化の特徴とは?

では1人暮らしの費用感は、人数が増えるとどのように変わっていくのでしょうか。人数と水道光熱費の関係性を調べるために、2人以上の世帯における人数別の平均値をまとめてみました。

家計調査 家計収支編 2019年 世帯人員・世帯主の年齢階級別

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2019年 世帯人員・世帯主の年齢階級別」

料金だけを単純に見比べると、1人暮らしから2人暮らしに変わると電気代が約1.7倍に、水道代が約1.9倍に膨らんでいます。これは家事の量が増えたことや、生活の時間帯が多少ずれるため、その分家に人がいる時間が長くなったことが関係すると考えられます。

しかし、2人以降の世帯においては劇的に金額が上がることはありません。構成比を見ると、電気代は49%前後でとどまり、ガス代は人数が多いほうが構成比は低くなり、水道代は人数が少ないほうが構成比は高くなっているのがわかります。つまり、ガス代は使用人数が増えると1人当たりの料金が減り、水道代は使用人数が増えることで総額が高くなっていくようです。

この違いは、各料金構造によって生まれると考えられます。

各料金構造

電気料金は「基本料金」と、使用電力量に応じて計算する「電力量料金」に、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を足して算出されます。また、電気をつくるために必要な燃料の価格は市場や為替などによって変動するため、「燃料費調整額」でその価格変動を電気料金に反映させます。電力の自由化以降、各社がまとめ割などのサービスや、各家庭の事情に合わせたお得な料金プランを提供したことで、人数が増加しても料金の上昇率がゆるやかになったと考えられます。また、単純に人が増えることで電力使用量が増えるというわけではなく、1つの部屋で家族が過ごすことで、エアコンや照明、テレビといった家電製品の共有をするため、それほど電力消費が増えないとも考えることができるでしょう。

対して、ガス代と水道代は「基本料金+従量料金(単位料金×使用量)」の計算式で導き出されます。従量料金システムは使えば使うほど、単価が上がってしまうので、本来であれば使用する人数が増えるとその分金額が膨らみます。ガスは各社の企業努力によって、電気と同じようなゆるやかな上昇ですが、水道代は地域の水道局が管理していて割引サービスがないため、このような差が生まれたのです。

水道光熱費節約のポイント

水道光熱費節約のポイント

生活に不可欠で、毎月支払いが発生するからこそ、節約をするときちんと効果が得られそうな水道光熱費。日々の習慣を変化させると、無駄遣いを減らすことができるかもしれません。

例えば、エアコン(暖房)はいったん室温が下がると設定温度に戻すまでに電力を大きく消費させるため、短時間の外出ならエアコンはつけっぱなしのほうが節約になります。こういった日常に潜む節約ポイントをご紹介します。

待機電力を減らす

スイッチを切っている家電でも、リモコンの指示待ちや時計機能が付いていたり、ACアダプターがコンセントに接続されていたりすると、微量ながら待機電力が発生し、電気代がかかります。不要なコンセントは抜いて、待機電力を減らしましょう。ただし、地デジチューナーが内蔵されているテレビは番組表の更新ができなくなり、HDD、DVDやブルーレイレコーダーといったAV機器は、録画予約などが消えてしまうので、無理にコンセントを抜かずにリモコンで電源を切るだけにしましょう。

電気機器の使用効率を上げる

エアコンや空気清浄機のフィルターや、その他家電製品を定期的にお手入れすることで使用効率は変わります。特にエアコンは2週間に1回、掃除機でほこりを取り除くだけでも、冷暖房の効きが良くなり、電気代の節約にもつながります。ほかにも遮光、断熱機能のカーテンをつけると、夏場は直射日光を遮って室内の温度上昇を抑制しつつ、冷房で冷やした空気を逃がさない役目を果たします。冬場なら外の冷気が窓ガラスを通して室内に入ってくるのを防ぎ、また、室内の暖かな空気を外に漏れにくくするため、厚手のカーテンをすき間なく閉めることで、エアコンの消費電力を減らす効果を期待できます。

また家電製品もある程度の年数が経つと動きが悪くなってきます。新しく、省エネ性能の高い製品ならば電気代も節約できるので、10~15年以上前の家電製品を使っている場合は買い替えも検討してみてもいいでしょう。

流す水の量を少なくする

洗面に、食器洗いに、お風呂に、トイレに欠かせない水。しかしこまめに水を止める習慣をつけて流す水の量をコントロールすれば、節水・節約につながります。洗面所やお風呂での出しっぱなしをやめ、食器洗いでも洗い桶に水をためてから洗うなどしましょう。

トイレの水を流すときも、水の量を手動のレバーで大小、どちらかに選ぶことができます。最新式のトイレであれば1回流すのに3.6~6リットルで流すことができますが、2000年代に生産されたトイレでは大では1回流すのに8リットル、小で6リットルの水を使います。1日に何度も使用するトイレなので、少ない水量で良いときは小を選ぶように心がけると、節水できます。

お風呂の入り方を工夫する

お風呂場でも節水・節約をすることができますが、あまり意識しすぎるとリラックスできるはずの場に緊張感が出てしまいます。1人暮らし、2人暮らしなら、ほんの少しお風呂の湯量を減らすところから始めてみませんか。湯量を減らすと、温めるためのガスの使用量も減らすことができます。ほかにも以下のような工夫ができると、節約につながります。

  • お風呂を沸かすときや入浴間隔が空くときはフタをする
  • (夏場など)給湯温度を下げる
  • お風呂が沸いたらすぐ入る(できるだけ追い炊き機能は使わない)
  • 節水シャワーヘッドに取り替える(水の勢いをよくして、一度に出る水量を減らす)など
  • 残り湯を洗濯や掃除、水やり、打ち水などに使う

電気とガスの料金プランを見直す

各電力供給会社のホームページでは、現在契約しているプランや普段の電気の使い方など簡単な質問に答えるだけで、どれくらい安くなるかを試算してくれます。電気とガスを別々で支払っている場合は、同じ会社にまとめることも検討しましょう。

電気の料金プランだけを見直すならば、契約するアンペア数を落とすという手もあります。(一部エリアではアンペアの変更ができないところもあります)アンペア(A)は電気の流れる量を表す単位ですが、大きい数字ほど同時に電気製品を使うことができるようになります。契約アンペアよりも大きな容量の電気を使うとブレーカーが落ちて、停電状態になります。一般家庭のアンペア数は20~60Aなので、1人暮らしなら20~30A程度でも大丈夫ですが、2人暮らしなら30A、3人なら40A、4人なら50A、オール電化の家庭の場合は60A以上が必要といわれています。

水道光熱費の支払いをクレジットカード払いにする

ライフラインの使い方や契約方法の見直し以外に、支払方法を変えるのもおすすめです。水道光熱費の支払いをクレジットカードに変更すれば、毎月特定の日に一括して口座から引き落としになるので家計管理も楽になります。毎月の必ず発生する支払いなので、ポイントが自然と貯まっていくのも嬉しいところ。会社によっては利用明細をクレジットカードと連携するアプリで確認できる場合もあります。

まとめ

まとめ

1人暮らし、2人以上の世帯における水道光熱費のイメージはついたでしょうか。以上のとおり、日々の習慣を見直していくことが、節約への近道となります。平均値と比べて、家庭の水道光熱費が高いと感じられた人はぜひ節約術や電力会社の乗り換えなどを試してみてください。

  • 本記事は、公開日時点での情報です。

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