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パラレルキャリアとは?女性のキャリアプランを考えるときにオススメ

パラレルキャリアとは?女性のキャリアプランを考えるときにオススメ

村上あゆ美

パラレルキャリアオンラインコミュニティ「Think in Move」主宰

監修者:村上あゆ美さん

スナップマート株式会社営業/ホームパーティープランナー。会社員をしながら、2014年より「ホームパーティープランナー」としてパラレルキャリアを開始。2015年から、パラレルキャリアを頑張る人たちのオンラインコミュニティ「Think in Move」を主宰。

会社員としてもパラレルキャリアとしても、活動のコンセプトは「いいモノ・コト・ヒトにスポットライトを当てる」。商品/サービスのプロモーション支援や、スキルのあるヒトたちの活動支援を行う。

働き方や雇用形態が多様化する中、ひとつの企業にこだわらず複数のキャリアを形成する「パラレルキャリア」の考え方が注目されています。

特に女性がキャリアプランを立てていく際に、パラレルキャリアは有効と考えられているようです。ではパラレルキャリアとはどんなものか、実際に自身でも始め、パラレルキャリアを応援するオンラインコミュニティを運営している村上あゆ美さんに伺います。

INDEX

パラレルキャリアとは?

パラレルキャリアとは?

パラレルキャリアは、収入の基盤となる本業と並行して、自分の好きな分野で第二のキャリアを築くことと定義されています。元々は、経営学者のP・Fドラッカーが著書『明日を支配するもの-21世紀のマネジメント革命』(ダイヤモンド社)内で紹介した、ひとつの企業に捉われない、これからの社会での働き方・生き方に対する考え方です。

ドラッカーが提唱したパラレルキャリアは、企業に属する人のセカンドキャリアを指していますが、たとえ収入がなくても、専業主婦にとっての家事も立派なキャリアとして捉えて良いでしょう。家庭において専業主婦の人が多大な労力と時間をかけて、工夫しながら行う家事は、従業員が企業の中で自身の役割を果たしながら励む業務と同じです。また、家事代行業もビジネスとして成立している以上、家事は報酬の対価となる業務です。そのため、専業主婦の人もパラレルキャリアを育てることができるといえます。

また、パラレルキャリアと「副業」は混合されがちですが、実際には異なります。副業は今ある自分のリソース(時間やすでに築かれたキャリア)を切り売りして報酬を受け取ります。しかし、パラレルキャリアにおいては、趣味や自分の好きなことを、誰かの役に立つ形へと育てていく過程に価値があるものなので、報酬は二の次です。

パラレルキャリアで築くキャリアとは、獲得した資格や賞、事業の成功体験に限りません。例えばママ専用コミュニティのオーナーにとって、会員数の多さ、会費の儲けよりも、コミュニティを立ち上げ、運営し続けている経験がキャリアになるのです。このようにパラレルキャリアでは、社会貢献や夢の実現を目標に掲げ、その過程で失敗や成功を通じて試行錯誤する経験そのものを実績、またはキャリアとして考えるのです。

パラレルキャリアの7つの形

かつては、ひとつの企業に依存して、その中で決められた道筋に沿ってスキルアップすることがキャリアアップの王道でした。しかし、働き方が多様化した現代において、企業に頼らずに自身が責任をもってキャリアを主体的に描いていくことが重要だと考えられています。そのため、キャリア形成の成功パターンは一つではありません。

パラレルキャリアにおいても、7種類のキャリアの築き方が定義されているので、それぞれ解説していきます。

パラレルキャリアの7つの形

①起業移行型
将来的にパラレルキャリアをメインキャリアにしたいタイプ。独立・起業を目標に掲げ、本業と並行しながらパラレルキャリアを育て、実績をつくる。

②自己実現型
本業では本業の、パラレルキャリアではパラレルキャリアの目的がそれぞれあり、複数のキャリアを並行して行うタイプ。

③キャリア保険型
子育てや介護、パートナーの都合など、ライフスタイルが変化し、本業を続けられないときのために、場所やスタイルを選ばないパラレルキャリアを保険として育てるタイプ。

④ワークライフブレンド型
パラレルキャリアで得た経験や人脈を本業で活かしたり、またその逆もあったりと、2つのキャリアで相乗効果を出して両立させるタイプ。

⑤社内還元型
社外やパラレルキャリアで得たものを本業に活かし、社内起業家のように、本業での新規事業の立ち上げや売上への貢献などの実績につなげていくタイプ。

⑥キャリア展開型
本業とパラレルキャリアの両方が同じような目的、課題に向かうため、それぞれでの気付きや課題をリンクさせながら両者に活かす。ボランティアやNPOでの活動をパラレルキャリアで行う人に多いタイプ。

⑦ライフワーク活性型
明確な目的は特にないけれども、パラレルキャリアを通じて自分の欲求を満たし、人生を豊かにし、活性化させていくタイプ。

女性がパラレルキャリアを育てようとする理由

女性がパラレルキャリアを育てようとする理由

現在、パラレルキャリアを応援するオンラインサロン「Think in Move」において会員の9割は女性です。2015年頃は、サロン内でも結婚・出産などライフステージの変化をきっかけに、会社を辞めなければいけなくなったときのために、パラレルキャリアに興味を持つ人が多い印象でした。女性は、まだまだ子どもやパートナーなど自分以外の人によって生活を左右されることが多く、自分ではコントロールできない事情を抱えやすいのが現状です。

しかし、徐々に企業での働き方が柔軟になっていく中で、同じ結婚・出産がきっかけでも、よりポジティブに変化しているようです。自分と向き合うことで今後どのように生きたいか、人生で多く時間を費やす仕事をどのように続けたいか考え、パラレルキャリアを指向する人が多くなりました。中には育休中にパラレルキャリアを育て、会社に復帰してからも続けている人もいます。

本業や報酬をもらう仕事に固執してしまうと、視野が狭まって、残留か転職か極端な選択肢しか出すことができなくなります。人生においてターニング・ポイントが多い女性だからこそ、どんな状況でもベストな自分でいるために、パラレルキャリアを育てて、選択肢を自ら増やしていくのだと考えられます。

パラレルキャリアのメリット

パラレルキャリアのメリット

新しい自分や、自分の中にある新しい可能性を見つけることができるパラレルキャリアですが、4つメリットをご紹介します。

1.本業ではできない経験を積むことができる

会社ではできないことも、社外で小さく始めてみることができます。例えば、SNSを通じて発信した活動をきっかけに友人から依頼を受けたり、自分のスキルを商品にできるマーケットで注文を受けたり、などなど。社外で得た経験と自信は、本業に還元できるほか、それらをステップアップの材料にして転職に結び付けることもできます。

2.本業を客観視でき、モチベーションアップ

本業一本だと従業員としての視点に固定されがちですが、社外でゼロからビジネスのしくみをつくり、企画立案を担うと視界が開け、本業を客観視できるようになります。新たな視点から本業と関わることで、モチベーションアップも期待できます。

3.人脈が広がる

個人で活動をすると、新たな肩書、新たな社会的立場を手に入れます。それに伴い、上下関係や利害関係、横のつながりもない、同じようなモチベーションをもつ人との“斜め”のつながりが生まれます。一見接点がなさそうなのに、仕事への考え方やマインドを共有できる関係性を築くと、新鮮な情報交換ができたり、また別の人脈を広げることができたり、世界が開けていきます。

4.軽い気持ちで新しいことを始められる

現在の就業環境に不満を抱いている人、本業を続けることに不安を感じている人には、緩やかに新しいことを始めるパラレルキャリアがオススメです。
やりたいこと・好きなことと、自分の向き・不向きは別で、実際に行動してみないとどう転ぶかわかりません。行動するのならば、引き返すことができない転職よりも、今の位置で気軽に方向転換できるパラレルキャリアでまず試してみると良いでしょう。

パラレルキャリアの注意点

パラレルキャリアの注意点

パラレルキャリアは気負わずに始めることができますが、その分継続していくことにおいていくつか注意が必要なようです。

・休日が減る

パラレルキャリアを築くうえで、本業に支障をきたさずにきちんと成果を出すことは責務です。しかしパラレルキャリアに没頭するあまり、休息する日がなくなる可能性もあります。体調を崩さないように、自分の体力やキャパシティを早めにつかみ、コントロールしましょう。

・活動費は実費負担

最初は個人で活動を始めるため、パラレルキャリアに関する費用はすべて実費です。実際にパラレルキャリアによって報酬を得るには時間がかかりますので、まずは報酬をあてにせず、回収までは長くかかると肝に銘じ、活動費は投資と考えましょう。そのためパラレルキャリアは、誰がためにではなく、自分自身がお金と時間をかけてもこだわっていることから始めると良いでしょう。

・遊んでいると誤解されやすい

パラレルキャリアを始める以前と以降では、時間の使い方がまるで異なります。自分のやりたいこと、好きなことから始める人が多いので、現実逃避や遊んでいると誤解されてしまいます。家族や友人など周囲の理解を得るためには、なぜ自分がやりたいのか、将来的なビジョンも含めて伝えることが大切です。またある程度実績を積んで、その成果を見せると、理解を得やすくなるでしょう。

・継続することが大切

パラレルキャリアと趣味は似て非なるものです。好きなこと、やりたいことを趣味で終わらせずに、相手に還元できるものにまで昇華させるためには、活動を継続することが大事です。もちろん、人の向き・不向きがあるため、無理して続ける必要はありません。反対に、パラレルキャリアはできないから本業で転職しようと決断するなど、自分の人生を考えやすくなるかもしれません。

パラレルキャリアの始め方

ではパラレルキャリアはどのように始めれば良いのでしょうか。セカンドキャリアを育てていく過程の一例を10ステップで解説します。

パラレルキャリアの始め方

パラレルキャリアのスタートに決まりはありません。元々、自分が時間やお金をかけてこだわっているものであれば、自分の知識や体験談、つくったものなどをSNSで発信しやすく、継続して情熱を注ぐことができます。趣味がない、好きなモノ・コトがないという人でも、料理やブログ、ネイルなど興味があるものを体験し、試していくと良いでしょう。

STEP1で大切なことは、好きなモノ・コトに対して、日々感じたことを1つ1つ振り返り、分析していくことです。例えば、「おいしいものを食べるのが好き」を分解していくと、「おいしいものをつくるプロフェッショナルな人々の仕事ぶりをみるのが好き」、「おいしいものを友達と味わうのが好き」、「おいしいものを作り上げた満足感が好き」と、さまざまな方向の好きに広がります。このように興味の対象を突き詰めて分析し、キャリアの芽に焦点を当てていく作業がなによりも大切です。

SNSで発信を続けていると、「○○な人」という認知をされるようになり、交友の輪が、実生活の人間関係よりも大きく広がります。ここまでは趣味の段階でもできることです。そしてSTEP4以降は、実際のキャリア形成になります。友人からの依頼は無償や友人価格で受けることが多いと思われますが、問題はSTEP6の「他人からの依頼」以降です。

ステップ7から9までの失敗談は、パラレルキャリアにおいて「あるある」です。自分に価格をつけること、提示した価格を納得してもらうようにサービスを提供すること、そしてその価値が自分にあると示すことなど。たとえ失敗をしてしまっても、この過程は会社ではなかなか経験できない貴重な実績になります。STEP10まで達することができれば、新たな肩書を武器に表舞台で活動していく土台が整ったといえるでしょう。

まとめ

まとめ

パラレルキャリアは、今自分がいる場所から少しずつ始めることができるものです。「自分になにができるのか?」と考えて立ち止まる人が多いのですが、動きながら考えるように頭を切替えましょう。初めは分からなくても、活動を続けて、形になっていく過程で分かることもあります。

コロナ禍以降、一つのキャリアに依存することへのリスクや不安を感じる人が増えているようです。「もし~になったら」と考えるとキリがありませんが、パラレルキャリアを育てることで「そのときはそのときで、自分で動いていけばいい」と思えるように変化していくことで、自信がつき、人生を主体的に生きていけるようになるでしょう。

  • 本記事は、公開日時点での情報です。

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