みんなはどうしてる? 増税後の買物スタイルを座談会で聞いてみた
2019年10月の増税から早くも5ヵ月が経過(※2020年3月時点)。増税前と比べて日々の買物スタイルに変化が見られた人も多いのではないでしょうか? ヒトトキではそんな増税後の買物の実態を調査すべく、座談会を開催!
大学生、小さな子どもがいる主婦、会社員、店舗の経営者、ファイナンシャルプランナーと、生活スタイルも立場も異なる5人の皆さんに集まってもらいました。
<参加者>
・30代主婦 Aさん
1歳の子どもを持つ30代主婦。最近の関心は待機児童問題の解消。
デビットカードと電子マネー、QR決済を使い分けている。
・20代独身女性 Bさん
都内1人暮らしの20代女性。IT企業勤務。
クレジットカードとQR決済の買物が中心の生活を過ごす。
・ファイナンシャルプランナー Cさん(女性)
国内証券会社で約10年間従事。FPとしての実務経験をもつ。1歳児の母。
クレジットカード、プリペイドカード、QR決済を使い分けている。
・20代男子大学生 Dさん
今春卒業の大学生。インストラクターのアルバイトをしている。
最近はQR決済も活用しつつも、基本は現金派。
・たこ焼き屋店主 Eさん(男性)
都内でも評判のたこ焼き屋さんを経営。お客さんとも気さくに話す。
店舗でもキャッシュレス決済を導入。お客さんに影響されてキャッシュレスを使うように。
座談会は2020年2月18日(火)に実施
Eさんはお店の都合により電話で参加いただきました
話題は、増税前後でどんな変化があったのか(またはなかったのか)から、キャッシュレスを使っているかどうかまで広がりました。早速みていきましょう!
ー増税後、普段のお買物やお仕事で何か変わったことはありましたか?
Aさん(主婦) 食料品は気になりませんが、トイレットペーパーやティッシュなどの日用品が高くなったと感じています。あとは、いつも買っていたペットボトルのお水が、増税後に値上げされていたんです。水は増税の対象でないはずなのに、と少し釈然としない気持ちになりました(笑)。
Bさん(会社員) 日常生活での変化はあまり感じていません。独身で日用品の減りも少ないので、増税を実感するタイミングがあまりなくて。仕事では、業務委託している人からの請求書が増税後もずっと8%のままだったので、後から修正するのが大変でした。
Dさん(大学生) 僕も値上がりを実感する機会は少ないですね。ただ、消費税が10%になって税抜価格から計算しやすくなったので助かっています。
Eさん(店主) 売り手側からするとお金の管理が大変ですね(笑) 。特に、うちのようにテイクアウトもある飲食店だと、店内で食べるか持ち帰りかで消費税が変わるので、思っていたよりも煩雑です。
Cさん(FP) テイクアウトだと軽減税率が適用されて8%のままですもんね。やはり、テイクアウトのお客さんは増えましたか?
Eさん(店主) いえ、あまりかわらないですね。増税前後でも、これまで店内で飲食されていたお客さんは、変わらずお店で過ごしていかれます。
ー増税直前は駆け込み需要もありましたが、何か買ったものはありますか?
Cさん(FP) 我が家はマンションを買いました。5,000万のマンションだったら100万も違うので大きいです。引き渡しの関係で、昨年の3月に滑り込みで買いましたね(笑)。
Bさん(会社員) すごいですね!私は、マンションほど金額が大きくないですが、パソコンを買い替えて満足しています。
Aさん(主婦) オムツをとにかく買いました。増税直前にセールをしていたお店も多かったですね。SNSもこまめにチェックするなど、セールにも敏感になっていました。
Eさん(店主) 私はないですね。仕入れの食材は、増税前後も変わらず8%ですから。
ー今回の増税では、キャッシュレス決済に対するポイント還元制度も導入されましたが、キャッシュレスは使っていますか?
Aさん(主婦) 買物はほとんどキャッシュレスで、普段はプリペイド式のカードを使っています。支払いで1%還元、さらにチャージすると1%還元なので、合計で2%還元されるからお得です。
あとは、ちょっと話がずれるかもしれませんが、現金払いのときは、コンビニなどで時々お釣り間違いがありました。キャッシュレスによってお釣りがなくなり、店員さんも楽になったのではないでしょうか?
Bさん(会社員) 私もキャッシュレスが多いですね。会社の社員食堂もクレジット決済のみ、お弁当販売はICカード決済のみなので、むしろ社内で現金が使えない状態なんです。
コンビニではクレジットカードを使っていますし、お財布の中に現金はほとんど入っていません。現金を使うのは飲み会で割り勘する時くらいですね。
Dさん(大学生) QR決済アプリと学生証についているICカード、クレジットカードを持っていますが、基本は現金派です。
Eさん(店主) 買物ではキャッシュレスの利用が増えましたね。お店には最近複数のQR決済を導入しましたが、キャッシュレスのお客さんは2割くらいで、まだ現金払いが多い印象です。
キャッシュレスで支払うお客さんは交通系電子マネーを使う方が多くて、処理速度も早いのでレジでの対応もスムーズです。レジ対応のスピードが早くなるのは嬉しいですね。
ーキャッシュレス派の人に質問です。キャッシュレスで得したと思うことは?
Aさん(主婦) 夫は現金主義でお金遣いが荒かったのですが、ポイント還元制度をきっかけにクレジットカードを使うようになったんですよ。キャッシュレスだと大量のポイントが入るのが嬉しいですね。
Cさん(FP) QR決済アプリが出しているクーポンをよく利用しています。ついつい惹かれて、近所の飲食店やコンビニに行っちゃうんですよね(笑)。
あとは「ポイントの2重取り」です。QR決済をクレジット払いにすれば、カードのポイントとQR決済アプリのポイントがどちらも付くのでお得です。
Eさん(店主) お客さんがQR決済を使うので影響されて私も使ってみたんですが、QR決済のポイント還元率はすごい。ポイントだけで光熱費がまかなえるなど、かなりのお得感があります。
Bさん(会社員) そういえば、先輩が結婚式のご祝儀をQR決済で受け付けていました。受付でQRコードのPOPを出していて、ゲストが金額を設定して支払うんです。ご祝儀袋を買う手間が省けたのでとてもラクでした。
Dさん(大学生) 初めて聞きました! そういうこともできるんですね。そんなに便利だと、スマホを落としたときに悪用されたりするんじゃないか、という点は気になったりしますが……。
Cさん(FP) そこに関しては、端末自体をきちんとブロックする対策は必須だと思います。顔認証や、指紋認証などの生体認証ですね。それから、パスワード管理や利用履歴を定期的に確認すること。情報を漏らさないための対策は、常に心がけるべきですね。
ーでは、キャッシュレスで便利だなと思うことはありますか?
Bさん(会社員) 家計の管理がかなり楽になりました! 以前はレシートで家計簿をつけていましたが、レシートが溜まってしまって大変でした。家計簿アプリならクレジットカードや銀行口座と連携できるので使った分を手打ちする手間も省けるのでラクですよ。
過去数年までデータが遡って自分の消費傾向が把握できるのも気に入っています。
Aさん(主婦) 家計管理が本当に楽になりましたね。夫が使った分も明細書でいくらかかったか分かるので便利です(笑)。
Cさん(FP) 私は、使っているQR決済アプリで毎月使ったお金が確認できるので、家計簿代わりにしています。どこで使ったのか、いくら還元されたのか分かるのが嬉しいですね。
Eさん(店主) お店でも便利になった点が色々あります。キャッシュレス決済では、お客さんが支払ったお金がカード会社などを経由して銀行に振り込まれるので、売り上げたお金を銀行に入金しに行く手間が省けるようになりました。
お店に現金を置かなくて済むので、盗難のリスクも軽減できていますね。
ー先ほど話に上がったポイント還元制度は2020年6月末で終わります。それ以降、皆さんの買物スタイルは変わりそうですか?
Dさん(大学生) もともと現金派で、今の時点でもポイント還元をそれほど気にしていないので、特に変わらないと思います。
Bさん(会社員) 社内で現金がほぼ使えないので、7月以降も変わらずキャッシュレスを使うと思います。
Eさん(店主) 社会全体で電子決済が進化していくといいですね。現状だと、うちのお店では食材の仕入れとアルバイトの日払いには現金が必要なので、実はキャッシュレスのお客さんばかりだと不便な時もあるんです。すべての支払いがキャッシュレスに統一されればいいのですが、しばらくの間はケースバイケースで現金とキャッシュレスを使い分けることになりそうです。
Cさん(FP) なるほど。まだまだすべての場面でキャッシュレスが使えるわけではありませんよね。私自身は使える場面ではキャッシュレスを使い続けると思います。時間外のATM手数料や送金手数料が省けたり、明細が家計簿代わりにもなったりと、キャッシュレスには嬉しいことが多いですから。
経済産業省は2025年までにキャッシュレス決済を40%、将来的に80%に目指すと掲げていますが、消費者の私たちにとって得の多い施策だなと感じています。もっともっとキャッシュレスが広まっていけばいいなと思いますね。
ーー みなさんありがとうございました!
これからの買物スタイル
いかがでしたか?
みなさんは増税後、どのようなお買物をしていますか? 支払い方法の選択肢が増えている今、自分にピッタリな決済方法を選んでお買物を賢く楽しみたいですよね。
三井住友カードは、座談会でも話題になっていたポイント還元制度の「キャッシュレス決済事業者」に登録しています。制度が終了する2020年6月30日(火)までの期間、ぜひお得にお買物を楽しんでくださいね。
さらに、三井住友カードではポイント還元制度終了後も、以下のサービスを活用すればずっとお得。お買物スタイルに合わせて上手に取り入れて、家計のやりくりに役立てましょう。
対象の三井住友カードなら、対象のコンビニ・飲食店で、Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレスでお支払いいただくと、ご利用金額の合計200円(税込)につき、最大で通常のポイント分を含んだ5%(※1)ポイントが還元されます。
なお、お支払い方法がVisaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレス(※2)でない場合には、通常のポイント分に加え、ご利用金額の合計200円(税込)につき+2%(※1)ポイントが還元されます。
- 1 商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
- 2 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合があります。その場合のお支払い分は、通常のポイント分を含んだ2.5%還元までとなりますので、ご了承ください。タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合があります。
対象の店舗についての詳細はこちらをご確認ください。
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