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後払い決済ができる後払いアプリとは?そのしくみと主要アプリを解説

    後払い決済ができる後払いアプリとは?そのしくみと主要アプリを解説

    物やサービスの対価としてお金を払う決済は、支払いのタイミングによって「前払い(プリペイド)」「即時払い」「後払い(ポストペイ)」の3つに分類できます。このうち、物やサービスの提供を受けた後で支払いをするのが「後払い決済」です。

    後払い決済の選択肢のひとつに、オンラインで買物をした際などに、スマートフォンで後払い決済ができる「後払いアプリ」があります。後払いアプリは、年齢制限などによってクレジットカードを持てない若者を中心に人気を集めています。

    ここでは、「お金がないけど今すぐ買物をしたい」というニーズに応えてくれる後払い決済のしくみと、後払い決済ができる後払いアプリや、後払い機能のあるサービスについて解説します。

    INDEX

      後払い決済の種類

      後払いによる代表的な決済方法には、クレジットカードがあります。ほかにも、商品購入後に発行された請求書(払込票)を使ってコンビニ、金融機関などで支払える請求書後払いサービスや、スマートフォンのアプリを利用する後払いアプリ、携帯のキャリア決済、後払い電子マネーなどが挙げられます。

      クレジットカード

      クレジットカードは、実店舗やオンラインショップでの買物の支払い、公共料金の支払いといった、さまざまな支払いに利用することができます。毎月の利用金額を、まとめて翌月払いや分割払いなどの形で、金融機関の口座から引き落とすシステムのため、利用時に現金を持っていなくても支払いができるというメリットがあります。
      ただし、クレジットカードに申し込む際には、支払い能力があるかどうかの審査が必要になりますし、18歳未満はクレジットカードの申し込みができません。

      クレジットカードには、利用額に応じたポイントが貯まるポイントプログラムや、購入品の破損や盗難による被害を補償してくれるショッピング保険、旅行先でのケガや病気をサポートする旅行傷害保険といった付帯サービスが用意されているものもあります。これらのメリットがあるため、クレジットカードは後払い決済として広く使われているのです。

      なお、総務省の2020年度「情報通信白書」によると、インターネットで商品を購入する際の決済方法は、クレジットカード払い(79.7%)が最も多くなっています。また、前年の74.7%より増加傾向となっており、後払い決済は今後もさらに普及すると予測されています。

      後払い電子マネー

      電子データのやりとりで決済を行う電子マネーにも、後払いのできるものがあります。この後払い電子マネーは、クレジットカードと連動するタイプと、クレジットカードと連動せずに後払い決済ができるものがあります。例えば、近畿エリアを中心に利用できる交通系ICカードのPiTaPaは、後日、使った分だけ登録先の口座から引き落としとすることができます。
      前払いの電子マネーの場合、残高がなければ利用ができないため、必要に応じてチャージをしなければなりません。しかし、後払い電子マネーは、使った分だけ後から支払いができるため、チャージなどの手間なく利用ができます。

      請求書後払いサービス

      請求書後払いサービスは、利用者が物やサービスを購入後、届いた商品を確認してから、後日送られた請求書(払込票)を使ってコンビニや金融機関で代金を支払うものです。
      請求書後払いサービスは、以前から通信販売を中心に使われてきましたが、商品を発送しても支払ってもらえない「未払い」の発生リスクが事業者側にありました。現在の後払い決済の多くは、そのリスクを決済代行業者が肩代わりし、事業者と利用者から手数料を得る形で未回収リスクを回避できるしくみとなっています。

      後払いアプリ

      後払いアプリは、スマートフォンで後払いができるスマホ決済アプリです。物やサービスを購入後、発行される請求書や決済番号、QRコードなどを使って、後から現金払いやコード決済といった方法で利用代金の支払いができます。
      後払いアプリも、物やサービスを提供する事業者と、それを購入する個人との間に決済代行会社が入ることで、後払い決済を可能にしています。

      キャリア決済

      キャリア決済とは、利用している携帯キャリアの使用料金に合算して、後日請求という形をとる決済方法です。サービス内容は携帯キャリアごとに異なり、利用者の利用年数や年齢によって、利用限度額が設定されています。利用開始の前に申し込みをしなくてはなりませんが、使えるショッピングサイトやサービスが多いことがメリットでしょう。

      後払いアプリのメリット

      クレジットカードを使わず、スマートフォンで後払いができる後払いアプリ。そのメリットには、下記のようなものが挙げられます。

      商品やサービスを確認してから支払いができる

      後払いアプリのメリットは、購入した商品やサービスの内容を確認してから支払いができる点にあるでしょう。オンラインでの取引に慣れていない場合や、初めての店舗で商品を購入する場合なども、安心して利用することができます。後払いアプリは現金払いも可能なため、クレジットカードや銀行口座といった個人情報を入力することに抵抗がある人でも、オンラインショッピングを気軽に楽しめます。

      独自の審査がある

      後払い決済ができる後払いアプリの多くは、クレジットカードと比べて年齢制限や事前の審査がゆるやかです。そのため、クレジットカードを持てない若年層やクレジットカードの利用に慣れていない人にとっては、使いやすい支払い手段といえます。
      また、店舗側にとっても、若者向けの商品の販売機会が増えると考えられるため、後払いアプリによる決済を導入すれば、顧客層の拡大や売上増につなげることができます。

      お金を計画的に使うことができる

      後払い決済ができる後払いアプリは、クレジットカードのように利用履歴を確認できるのも大きなメリットです。アプリを使えば毎月の利用額が正確に記録されます。何にどれだけ使っているのかが分かれば、お金を計画的に使うことができるでしょう。また、利用限度額は低額に設定されていることが多いため、無駄遣いの防止にも役立ちます。

      実店舗でも使える

      後払い決済ができる後払いアプリは、オンラインショッピングだけでなく、実店舗で使えるものや利用者登録をすることで分割払いに対応できるものもあります。このように、クレジットカードのような利便性を兼ね備えた後払いアプリも増えており、さまざまな場面で使うことができるでしょう。

      後払いアプリを使用する際の注意点

      多くのメリットがある後払いアプリですが、いくつかの注意点もあります。利用する際には、下記のような点に注意しましょう。

      利用限度額が低め

      後払いアプリは、数十万円以上という利用限度額を持つクレジットカードと比べると、利用限度額は低めです。後払いアプリの多くは、利用限度額が5万円前後に設定されていますが、利用状況によって変化するものもあります。とはいえ、日常的な買物には不便はないといえるでしょう。

      手数料がかかることもある

      後払いアプリは、手数料が無料のものもあれば、利用額に応じた手数料がかかるもの、月額固定の利用料がかかるものなど、さまざまです。
      また、「コンビニ払いの場合のみ手数料がかかる」というものもありますので、使用する際には注意が必要です。

      後払いができるアプリと後払い機能があるサービスの特徴

      現在、国内でおもに利用されている後払い決済ができるアプリやサービスには、どのようなものがあるのでしょうか。それぞれの特徴についてご紹介します。

      atone(アトネ)

      atoneは、登録した携帯番号とパスワードを使ってオンライン決済ができる後払いアプリです。また、実店舗でも、スマホアプリでコードを表示またはスキャンをして支払いに利用できます。
      支払いはコンビニ払いか口座振替を選ぶことができ、コンビニ払いは月末締めで翌月10日(はがき請求書は翌月20日)が支払い期限日、口座振替は月末締めで翌月27日が支払い期限日です。利用可能金額は5万円を基準とし、コンビニ払いの場合は請求が発生した月のみ209円(税込)の請求手数料がかかります。口座振替の場合、手数料は無料です。

      ペイディ

      ペイディは、事前登録なし、携帯電話番号とメールアドレスのみで簡単に決済ができ、利用した金額は翌月にまとめて支払うことができる後払いサービスです。利用金額を分割手数料無料で3回に分けて後払いできるサービス「3回あと払い」もあります。利用月の翌月1日に請求金額が確定し、コンビニ払いおよび銀行振り込みの場合は10日、口座振り込みの場合は12日(1月・5月は20日となる場合も)が支払い期限です。銀行振込の場合は、振込手数料、コンビニ払いの場合は、最大356円(税込)の支払手数料が発生します。決済の度に与信審査が入るため、審査の結果によっては利用できない場合もあります。

      メルペイ

      メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」を通して利用できるスマホ決済アプリです。後払いができるメルペイスマート払いという機能があり、チャージ不要で利用した金額分だけまとめて翌月に支払うことができます。利用上限額は自分で設定することができ、メルペイ残高からの支払いか自動引き落としでの精算方法であれば、手数料はかかりません。
      ただし、メルペイスマート払いの利用には本人確認が必要になり、自動引き落としには銀行口座の登録が必要です。また、18歳未満の利用は不可となっています。

      後払いアプリは、自分に合ったサービスや機能を選ぶことが大切

      後払いができるアプリはいろいろなサービスや機能を持ったものが登場しており、それぞれ特徴が異なります。使い方や手数料の設定も違うため、自分に合った後払いアプリを選ぶことが大切です。
      どのような使い方をしたいのか、それにはどんな機能や特徴が必要かを見極めた上で、後払いアプリを選んでみるといいでしょう。

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      • 本記事は2021年4月現在の情報です。

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