【ヒトトキ調査】ポイント還元事業でキャッシュレス決済は変わった?
特定の店舗でキャッシュレス決済にて支払いをすると、最大5%のポイント還元が受けられる「キャッシュレス・ポイント還元事業」。終了を目前に控えた6月末、ヒトトキでは20代~50代の男女約300人を対象にアンケートを実施し、よく使われた決済方法や、利用して感じたメリット・デメリットなどをリサーチしました。
また、寄せられた意見で特に多かった「キャッシュレス決済に関する不安や懸念点」について、その対策法や利用できるサービスを解説します。
調査タイトル:
「キャッシュレス決済」についてのアンケート
調査方法:
インターネットリサーチ
調査期間:
2020年6月23日(火)~6月25日(木)
調査対象:
20~59歳男女
有効回答:
303サンプル
INDEX
9割が「今後もキャッシュレス決済が浸透していく」と回答!
2019年10月の消費税率引き上げに伴って導入された「キャッシュレス・ポイント還元事業(以下、ポイント還元事業)」は、増税による消費の冷え込みを抑えるのと同時に、キャッシュレス決済を広く促進する目的がありました。ポイント還元事業が終了した今、人々はキャッシュレス決済についてどのように感じているのでしょう?
本調査ではまず「今後もキャッシュレス決済は浸透していくと思いますか?」と質問したところ、実に9割が「今後もキャッシュレス決済が浸透していくと思う」と回答しました。
一方で「浸透していかないと思う」と回答した人の理由としては、「日本はキャッシュレス決済への不信感が強い国民性だから」「現金中心の慣習を変えることに否定的な方が多い印象がある」など、国民性や慣習を指摘する声が多くあがりました。ほかには、「店舗にとっては導入が面倒で、手数料もかかるので浸透しなさそう」「端末が普及しているのは一部で、都市部以外や個人店舗にはない」「キャッシュレス決済の種類が多く、お店によって使えるものが違う」などの問題点を指摘する意見も目立ちました。
また、少数ながら「利便性の面で、現金からキャッシュレス決済に切替えるメリットが少ない」との声も寄せられました。
最も使用されたのは「クレジットカード」と「交通系ICカード」
次に、普段よく利用している決済方法を聞いたところ30・40代ではクレジットカードが1位、2位が交通系電子マネーでした。20・50代はその逆で、交通系電子マネーが最も多く、2位がクレジットカードという結果に。
3位には全年代でQR/バーコード決済がランクイン。競合会社が多く、頻繁にキャンペーンが行われていることなどから、QR/バーコード決済の利用者が急増している状況が見えます。
これらのキャッシュレス決済を、「ポイント還元事業がきっかけで利用し始めた」人は全体の21%。「ポイント還元事業が始まる以前から日常的に使用している」人(59%)と合わせると、約8割が、普段の生活でキャッシュレス決済を利用していることが分かります。
残る約2割の現金派においても「キャッシュレス決済を利用していない」と答えた人はたった1%未満。「キャッシュレス決済も使っているけれど、現金で支払うほうが多い」人が多く、キャッシュレス決済を全く利用しない人はほぼいない現状となっています。
3大メリットは「現金を持ち歩かない」「決済時間が短い」「ポイントが貯まる」
キャッシュレス決済の魅力・メリットを質問したところ、最も多かったのは「現金を持ち歩く必要がない(244票)」との声。お店で財布の中身を気にしなくて良いことや、手持ちが少なく慌ててATMを探す必要がないのは、やはり便利で気楽ですよね。
次に多かったのは「決済時間が短縮できる(226票)」で、「各種ポイントがたまりやすい(184票)」と続きます。
「家計管理がしやすい(109票)」という声もあり、キャッシュレス決済のほうが現金より管理がラクと感じている人が3割以上いることが分かりました。
また、少数意見としては、「財布が重くならない」「その場で割り勘がしやすい」「店員との接触を削減できる」などがありました。
不満点は、お店や地域・状況で「キャッシュレス決済が使えない」こと
逆に、キャッシュレス決済に対しての不安や不満、デメリットは上のとおり。
1位の「対応場所が限られている」では、「都市部以外のお店では利用できないことが多い」「店舗によって決済手段が限られる」など、利便性に関する指摘が目立ち、「自分がメインで利用しているキャッシュレス決済に対応しているお店を探して回るのは面倒なので、何があってもいいように現金を持ち歩かざるを得ない」という声が多く聞かれました。
3位の「決済の種類が多く、新しいものが把握しきれない」は、若い年代からも多く寄せられた意見。決済サービスによって登録方法や手順が異なるため、「キャッシュレス決済=難しい&手間がかかる」と感じている人が少なくないようです。
その他、「個人情報の流出などセキュリティ面が不安」という声や、「クレジットカード以外は不正利用された場合の保証がない」こともマイナス要素にあがっています。
前出の魅力・メリットが上位5つの意見に集約されていたのに対し、不安・デメリットは意見が細かく分かれ、内容も多岐に渡りました。キャッシュレス決済が今後さらに普及するには、これらの懸念事項を1つひとつ改善していくことが不可欠と言えそうです。
三井住友カードに聞いてみた!キャッシュレス決済のココ、どうにかなりませんか?
アンケートで寄せられたキャッシュレス決済の不満や懸念点、デメリットの中から、特に多かった意見について、三井住友カードでの対策をお教えします。
「キャッシュレス決済は管理しにくい」をどうにかしたい!
キャッシュレス決済は現金に比べてお金を使い過ぎると聞くので、利用をためらっています。
三井住友カードの場合、Vpassアプリでいつでも利用明細の確認ができます。さらに、「あんしん利用制限サービス」を使えば、自分で設定した金額に到達した時点でアラート通知が届くので、使い過ぎを防ぎやすくなりますよ。
利用履歴だけじゃなく、使った金額の詳しい内訳も知りたい。さらに家計簿もつけられたら便利なのに。。。
クレジットカードでお支払いでしたら、パソコンからVpassにログイン、WEB明細を確認すれば、利用した金額やお店、日付などの詳細も確認できます。CSV形式のデータとしてダウンロードもできるので、保存しておくことも可能です。
また、Vpassアプリは、個人資産管理サービス「Moneytree」との連携が可能です。連携することで、他社のカードや銀行情報もVpassアプリ上で確認可能となり、あなたの資産をまとめて管理できます。すべて無料で利用できるので、ぜひご活用ください。
「キャッシュレス決済の面倒くさい」をどうにかしたい!
スマホを使った決済はアプリを立ち上げるのが面倒だし、バッテリー切れなども不安。チャージして決済する、という流れも面倒くさいです。クレジットカードにしても、パスワード入力やサインが手間に感じます。
手間を少しでも減らしたい方には、電子マネー「iD」や「Visaのタッチ決済」がおすすめです。これらはカードを端末にタッチするだけで決済でき、暗証番号入力もサインも不要。スピーディに手軽にお買物ができます。また、どちらも基本的に、決済後にまとめて請求される「ポストペイ」方式なので、チャージする必要もありません。iDの場合は、支払いは紐づけたクレジットカードにまとめて請求されます。
クレジットカードの持ち運びすら面倒なので、スマホ1つで完結させたい!
三井住友カードをApple Payや Google Pay™ に登録すれば、iDとして使うことができ、スマホ1つで支払いができます。利用明細もVpassアプリで確認ができ、スマホだけで完結できます。
「セキュリティの不安」をどうにかしたい!
キャッシュレスが安全であることがわかりにくいです。なぜ安心して利用ができるって言えるの?
三井住友カードでは業界最高水準の「カード不正利用検知システム」を導入しています。過去の不正利用のパターンをデータ化し、24時間365日カード利用をモニタリングチェック。過去の不正利用のパターンと類似した決済が行われた場合には、カード利用を保留してアラートを通知しています。
紛失した場合に勝手に使われたり、カード情報を盗まれて使用される可能性があるのが不安です。
ご利用通知サービスの設定をすれば、決済後すぐに通知が届くので、身に覚えのない利用があった場合はすぐ気付くことができます。カードを使わない時や、一時的に紛失した場合は、「あんしん利用制限サービス」でカードの利用を一時的にストップできるので安心。不正利用が確実だった場合には、カードを再発行すればそれ以上不正利用被害にあうことはありません。現金の場合は使われて戻ってこないことがほとんどですが、三井住友カードでは不正利用が発生した場合、会員規約(会員保障制度)に基づき、特別なケースを除き、紛失・盗難の届け出日の60日前から弊社がその損害を補償いたしますので、安心してご利用ください。
自分にとってベストなキャッシュレス決済と活用法を見つけよう
今回の調査では、ポイント還元事業をきっかけに、キャッシュレス決済がより広がっていることが分かりました。思ったよりもキャッシュレス派が増えている、と感じた方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、多種多様なキャッシュレス決済があってどれをどう使うのが良いか分からないという声や、キャッシュレス決済そのものへの不安や不信の声も、まだまだ少なくありません。いくつかの決済方法を安全に試しつつ、自分に最適なキャッシュレス決済を探したいですね。
- 「iD」は株式会社NTTドコモの商標です。
- Apple Payは、Apple Inc.の商標です。
- Apple Payを利用するにはiOS 10.1以降が必要です。
- Google Pay は、 Google LLC の商標です。
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