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大道芸人への投げ銭もカードで!イギリスの最新キャッシュレス事情

    大道芸人への投げ銭もカードで!イギリスの最新キャッシュレス事情

    「キャッシュレスでお支払いのお客さまに●%還元」
    店頭で見かけるこの表示にも、すっかり見慣れてきたのではないでしょうか。消費税10%を皮切りに、日本でもキャッシュレスの波が起こり始めていますが、世界ではいったいどれくらい、そしてどんなシーンで、キャッシュレス決済が使われているのでしょうか?

    このシリーズでは、世界中に住んでいる日本人リサーチャーから届いた、世界各地のお金にまつわるトピックをご紹介します。今回は、2012年に開かれたスポーツの世界的祭典をきっかけに、キャッシュレス化が進んだといわれるイギリスにスポットを当て、最新のキャッシュレス事情をお伝えします。

    取材・撮影:2020年2月初旬

    INDEX

      イギリスは消費税が複雑!物価は日本と比べてどう違う?

      こんにちは。イギリスの文化や生活、アートについて情報発信しているリサーチャーのナオコです。イギリスに暮らし始めて7年目を迎えました。
      イギリスといえば、「王室」「紅茶」「2階建てバス」…いろいろ思い浮かぶと思いますが、ヨーロッパは物価が高い!というイメージの方も多いのではないでしょうか?

      イギリスの物価を日本と比べるために、まずはイギリス人の典型的なランチと価格をご紹介。

      イギリスでは、ランチにはサンドイッチなど軽めのものを買って済ませる人が多いです。なかでも人気なのは、チェーン系スーパーや、ドラッグストアで売られている「meal deal」。対象のサンドイッチ、スナック、ペットボトルドリンクをそれぞれひとつ選べるお得な3点セットです。

      陳列されたmeal deal

      「meal deal」はだいたい3~4ポンド(約430~570円)ほどで、高いものだと、5ポンド(約710円)程度。ちなみに、スターバックスのコーヒーはトールサイズで、1.75ポンド(約250円)です。

      ランチやスターバックスのコーヒーだけを見ると、あれ、日本より少し安いかも?という印象を受けるかもしれません。
      実はイギリスの消費税率はとても複雑で、商品や目的によって税率に差がつけられています。野菜やフルーツ、パンや本、新聞などは税率が0%。ガスや電気などの公共料金は5%、お菓子や外食、アルコールに対しては、20%もの税金がかけられています。健康的で基本的な生活をするための必需品に対しては低税率で、嗜好品には高い税率がかけられているのです。

      イギリスの価格表記は税込のため、購入するときに実際の消費税率を把握することは難しく、消費税が高いなと感じることはあまりありません。

      イギリスで主流のキャッシュレス決済は?

      さて、イギリスでどのくらいキャッシュレスが使われているかといえば、ヨーロッパの中での普及率は堂々の第1位。世界でみても第4位です。

      最も使われているキャッシュレス決済の方法は、なんとデビットカード!
      使用率は、デビットカード(40%)>現金(28%)>クレジットカード(8%)の順です。

      クレジットカードの利用率が高い日本から見ると、なぜデビットカードが好まれるのか不思議ですよね。実は イギリスにはもともと小切手を使う文化があったため、自分のお金は自分で管理したい考えの人が多いのです。「後払い」の支払い方法よりも、口座から即座にお金が落ちるデビットカードに親しみを覚えるんですね。

      デビットカードで決済する人

      では、日常生活のどんなシーンでキャッシュレスが使われているのかといえば、どんなシーンでも! といっても過言ではないほど。どんなに小さいお店でもカードが使え、パブの割り勘やチップも、カード決済ができます。現金をまったく持たないで生活することもほぼ可能です。

      イギリスのパブ

      交通機関や小売店、飲食店は、スマートフォンでの決済を含むコンタクトレスにももちろん対応。ただし、セキュリティの都合上1回30ポンドまでという使用上限があります。

      現金を使うのは、小さな個人商店や公共の有料トイレに使用する程度。普段現金を使わない人は、あまった小銭を持て余して、ストリートパフォーマーやホームレスに渡してしまう人もいるのです。

      新しい試み!現金がなくても投げ銭ができる!

      コンタクトレスの波は年々広がりを見せ、今までは現金でしか対応していなかったシーンにも波及。その試みの1つが、コンタクトレスを使ったストリートパフォーマーへのデジタル投げ銭システムです。

      イギリスの街を歩くと、大道芸や楽器を演奏するストリートパフォーマー「バスキング」をいたるところで目にします。ポジティブな感覚で語られることの多いキャッシュレスですが、バスキングにとっては日常生活で現金を持つ人が減っているのは死活問題と言えます。

      安定した収入を得られるように、2018年からテスト運用されたのがデジタル投げ銭システム。バスキングはあらかじめカードリーダーに欲しい金額を設定しておくだけ。集まった人たちはクレジットカード、スマートフォン、スマートウォッチをかざすだけで、現金の持ち合わせがなくても投げ銭ができます。

      誰かが決済をしているのを見てそれに続く人も現れ、バスキングからは好評のようです。

      カムデンマーケット

      有料公衆トイレの入場料もカード決済で!

      日本にも有料のトイレがありますが、まだほんの一部。しかしヨーロッパやイギリスでは、公衆トイレは基本的に有料です。イギリスの場合、1回の使用につき40ペンス(約55円)の小銭を支払いますが、ここでもキャッシュレス化が!

      若者を中心に人気の高いスポット、カムデンマーケットにある公衆トイレには、従来の現金投入口のほかに、カード決済機が置かれています。カードを差し込み、暗証番号を押すと、ゲートが開くしくみとなっています。現金をあまり持たない若者が集まる街ならではの取り組みですね。

      キャッシュレスに対応した有料公共トイレ

      イギリスは約20%がコンタクトレス決済。日本は?

      イギリスの「お金」にまつわる現地レポートはいかがでしたか?
      イギリスで主流のコンタクトレス決済は、交通系ICカードのように端末にクレジットカードを近づけるだけのスタイル。QRコード決済だと、アプリを立ち上げてQRコードを読み取ってもらう必要がありますが、
      やはり手間がなく、スピードが早いコンタクトレス決済が人気です。

      2020年には、世界で発行されている約半数のカードがコンタクトレス決済に対応するといわれています。
      その波に先駆けて、2020年2月3日(月)から新デザインとなった三井住友カード VISAには「タッチ決済機能」を標準搭載。事前の登録やスマートフォンなどの操作もなく、スムーズな支払いが可能です。

      世界の主流となりつつあるコンタクト決済を、三井住友カードではじめてみませんか。

      新しくなった三井住友カードについて詳しく知りたい方は、以下記事もご覧くださいね。

      次回はお隣「韓国」のキャッシュレス事情をご紹介。お楽しみに!

      取材・撮影:2020年2月初旬

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