カフェがサブスクに!?月額900円で都内のカフェを楽しみ尽くす
なにもやることがない土曜日の午前、ふと時間のあいた平日の午後。
1人の時間をどう過ごすかといったら、そこはやっぱり「カフェ」でしょう。
せっかくだから行ったことがないカフェを開拓してみよう、なんて思うときに便利なのが「CAFE PASS」というサービス。毎月定額のサブスクリプションでカフェ巡りができるという面白い試みだ。
対象となるカフェは首都圏を中心に140店舗ほど。住宅街にひっそりと佇む古民家カフェや洒落たコーヒースタンドなど、初めてのカフェに入るきっかけを作ってくれる。
公式サイトでは利用可能なカフェの特徴がわかりやすく紹介されており、自分に合ったカフェを探せる。
今回は、提携カフェのドリンクが3杯まで無料で飲めるライトプラン(月額900円(税込))を使って、まだ行ったことがなかった注目カフェを楽しんでみたい。
INDEX
自家製バスクチーズケーキが絶品!赤坂の隠れ家カフェ
平日午後、仕事の合間にリラックスするなら、ビジネス街の裏路地にある隠れ家カフェがおすすめ。ここ「CAFE SANS NOM」(カフェ サンズ ノム)は赤坂、六本木、乃木坂の各駅のちょうど中間地点にある、とても落ち着いた雰囲気のカフェだ。
地元の人が散歩のついでに寄るようなゆったりした雰囲気のお店。都心にありながら、まったく騒がしさのない街並み。こういうところはCAFE PASSをきっかけに行ってみるのにぴったりかもしれない。
CAFE PASSサイトからカフェの特徴が分かるので、電源・Wi-fiが使えることはチェック済み。1人でも気軽に入れる雰囲気というのもありがたい。
お店は今年7月にオープンしたばかり。駅から離れていて、静かなところにあるにもかかわらず、店内は盛況だった。
犬の散歩の途中に寄った人、仕事の打ち合わせをしている人、読書をする人…。思い思いの過ごし方をしつつ、美味しいコーヒーとチーズケーキを楽しんでいる人が多い様子。
そう、自家製のバスクチーズケーキがとにかく絶品だそうで、ホールでテイクアウトしていく人もけっこういるそうだ。
オーナーの佐々木志朗さんは「CAFE SANS NOMは“名前のないカフェ”という意味のとおり、過ごし方は自由です。電源コンセントもWi-fiもあるので仕事をしてもいいし、友達と話に来てもいいし、なんでもあり。『コンセプトなしがコンセプト』なんです」と話す。
さっそくCAFE PASSでドリンクをオーダーしてみる。カフェメニューはほとんどが500円。ほー、意外と安い。
それでもCAFE PASSで1杯300円(税込)になるのは嬉しいところ。
ログインしてオーダー画面を見せると注文完了。店員さんも慣れていて対応もすんなり。
別注文のバスクチーズケーキ680円(税込)に合わせて、ハンドドリップコーヒーをいただくことにした。
コーヒーは毎月違うものを仕入れており、ゆくゆくは全国各地のコーヒーを仕入れていきたいという。9月は山口県のロースターのコーヒー豆を使っていた。
やばい。このバスクチーズケーキは絶対に食べてみて!
きました。バスクチーズケーキとホットコーヒー。これ以上ない、完璧な組み合わせ。
バスクチーズケーキは外側をこんがりと焼き上げながら、中はレアに仕上げた濃厚な味わいが特徴。くどくどとした甘さはなく、香ばしいキャラメル感もあり、後味はどこか爽やか。大人もついついハマってしまう魅力がある。
濃厚なのにプリン感覚でぺろっと食べられてしまう。店のオープンに合わせて準備してきた自信作だけあって、さすがの完成度。
今年はバスクチーズケーキが徐々に流行り始めていて、いまやコンビニにも並ぶほどだ。気になってた人はぜひこの本格的な味にも触れてみてほしい。
これは絶対に癖になる。
午後のゆったりとした時間を、広々としたソファ席でくつろぐもよし、オフィスを離れて仕事に集中するのもいい。
クラシックな外観・内観のわりに、電源はあちこちに設置してある。
なかでも1番のおすすめは外のこの席。天気のいい日はここでのんびりと読書をするのもいい。
オーナーが言うように何をして過ごしてもばっちりハマる、自由な雰囲気が感じられるカフェ。ビジネス街でホッと一息したいなら、こういうカフェを知っておくといい。
絶品のバスクチーズケーキに、こだわりのコーヒー。こんな最高な午後の過ごし方はそうそうないはず。
まだオープンから3ヵ月、それほど知られていない穴場カフェを楽しむならいま。
本に囲まれてゆったり、渋谷のど真ん中にこんなスペースが!?
午後から友達と約束がある週末。ちょっと早めに出て気になっていたカフェに寄ってみたい。
渋谷駅から徒歩3分ほど、道玄坂を少し登ったところに見えてくるのが書店併設のカフェ「BOOK LAB TOKYO」である。
看板はずっと見ていたのでいつか来てみたかったカフェだ。入ってみるとちょっと広めのカフェ?いや本屋?と思ったが……
カフェも本の品揃えも本格的。ここはちゃんとした本屋でもあり、ゆったりくつろげるカフェでもある。
さっそく「CAFE PASS」にアクセスして、カフェラテを注文してみる。こちらのドリンクはだいたい1杯600円~700円くらい。CAFE PASSを使うと1杯あたり300円(税込)になるので、だいぶお得感がある。
ああ、これはすごく美味しい。1杯ずつ丁寧に入れてくれるカフェラテは、どこかほっとする優しい味わい。
店内の本はほぼ読み放題。雑誌も置いてある。ソファでコーヒーを飲みながら、好きな本を手に取ることができる。
壁の本棚はトラベルやライフスタイルなどのカテゴリごとに、旬のネタでセレクトされた本が並ぶ。
例えばトラベルなら、いまはアウトドア・キャンプ特集。これから秋の行楽シーズンだし、ちょうどアウトドア欲が高まってきたところに、この棚がぴったりはまる。
ライフスタイルカテゴリにはスパイスとカレーの棚。これもいい。スパイスカレーはこれから確実にくる。っていうか、もうきている。どれも読みたかった本だ。
渋谷だけあって、渋谷っぽい本も集められていた。ゆうこす、前田裕二、澤円、なんていうかすごい渋谷っぽい。
BOOK LAB TOKYOに置いてある本を眺めていると、自然と世の中のトレンドが分かる。そんな空間になっているように思える。
ちょっと気になるけど買うほどなのかどうか…と悩んだときはここでさくっと読めばいい。
ただし、漫画は席への持ち込み不可となっている。BOOK LAB TOKYOは漫画喫茶ではないので、漫画を読みながらコーヒーを…というわけにはいかない。
でも合計2,000円分の本を買うとドリンク1杯が無料となるので、気になった漫画は買って楽しもう。
電源・Wi-fi完備で、英語の勉強もはかどってしまう
嬉しいことに店内のいたるところに電源が設置されている。
Wi-fiも完備なので、仕事をするにもぴったりの空間になっている。本を読みに来る人もいれば、ノートパソコンを持ち込んで仕事をしにくる人も多いという。
私はスマホを取り出して何をしているかというと…
せっかく休日の朝からカフェに来ているので、意識高く英語の勉強をしてみた。ちなみに「スタディサプリ」というアプリはなかなかおすすめ。
学習管理はもちろん、動画を使った英文法の基礎講座や実践の問題集が用意されている。この動画の授業がなかなかおもしろい。アニメーションを多用した解説がわかりやすく、これなら学生のときに英語が苦手だった人も楽しく学べるのではないかと思った。
というわけで、勉強したり、話題の本を読んだり、雑誌をぱらぱらとめくったり、仕事をしたり……。1杯300円(税込)のカフェラテだけで何時間でもいられるのがBOOK LAB TOKYO。
なんなら本当に朝から晩までここでだらだらと過ごせてしまいそうだが、ここはカフェでもあるので長時間の利用の際はドリンクもちゃんと都度注文しておきたい。
おかわりは半額になることだし。
カフェ好きはもちろん、ノマドや新しもの好きにもおすすめ
CAFE PASSの使い方は簡単。サイトにアクセスすると現在地付近にあるCAFE PASS加盟のカフェを検索できる。
もちろん都道府県を指定して探すことも可能。
気になるカフェを見つけたら詳細画面をチェック。写真がたくさん掲載されているので店内の雰囲気がよく分かる。またお店の特徴がしっかり記載されているので目的にあったカフェを探しやすくなっている。
メニュー画面を開いてドリンクメニューを確認。月額会員になっていれば「オーダーする」ボタンを押してスマホ画面を見せるだけで注文できる。
月額900円(税込)のライトプランなら月に3杯までドリンクが300円(税込)で楽しめる。頻繁にカフェを利用する人はその場で会員登録するのもあり。いろんなカフェを巡るのが趣味の人にもおすすめしたいサービスだ。
店舗情報
BOOK LAB TOKYO
住 所 :〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 2-10-7 新大宗ビル1号館 2F
電 話 :070-1798-8789
営業時間:
【月~金曜】7:00~21:00(L.O 20:30)
【土・日曜・祝日】9:00~21:00(L.O 20:30)
※記載している価格は取材当時の金額です。
http://booklabtokyo.com/
※別ウィンドウでBOOK LAB TOKYOのサイトへリンクします。
CAFE SANS NOM
住 所 :〒107-0052 東京都港区赤坂 6-16-4
電 話 :03-6435-5683
営業時間:10:00~22:00
※記載している価格は取材当時の金額です。
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narumi
編集者/ライター/ラジオパーソナリティー
ミレニアル世代の若手ライターです。テック媒体の記者を経て、ブロガー、松屋のカレー専門家、Web編集者。趣味はダイエット、好きなものはガジェットとポッドキャスト。
書籍「やせたいならコンビニでおでんを買いなさい」/日経BP
https://www.amazon.co.jp/dp/4822250806/
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