至福過ぎるラグジュアリーサンドイッチ!キャビアハウス&プルニエ/サンドイッチハウス 東急プラザ銀座店
あなたは年に何回レストランに行きますか? どんなときに行きたくなりますか?
家族や夫婦の記念日や、大事な接待、もちろんデートのとき……。外食が好きで毎日のように行く方もいるかもしれません。
レストランに行くことは、日常生活の楽しいプチ・イベントではないでしょうか? そうであって欲しいと、私は思います。
レストランのコーディネートを仕事とし、おいしいもの好き&新しいお店好き、90%の外食率だったことからレストラン記事を書くようになって15年。レストラン・コンシェルジュ、渡辺ゆり子が、皆さまのレストラン選びをお手伝いします。
レストランそのものの魅力もさることながら、一つのメニューをフィーチャーすることもレストランを選ぶ楽しみです。そんな渾身の一皿を通じて、レストランの魅力をオリジナルな観点でご紹介していきます。
INDEX
世界中のセレブに愛される『キャビアハウス&プルニエ』
今回ご紹介するのは連載第1回目にふさわしく、世界三大珍味の一つ、高級食材のチョウザメの卵を使った「キャビア・サンドイッチ」です。1872年にパリで創業した『キャビアハウス&プルニエ』の新業態、『キャビアハウス&プルニエ/サンドイッチハウス』の一品です。
おそらく、日本でキャビア・サンドイッチをいただけるのはここだけ。場所は銀座の新しいランドマーク、東急プラザ銀座の地下2階。イートインショップが並ぶ「GINCHIKA MARCHE」のカウンター席です。
イヴ・サンローランが描いたイラストをデザインしたLOVEがテーマの限定缶
140年の歴史を誇る『キャビアハウス&プルニエ』は、パリのヴィクトル・ユーゴー本店をはじめ、世界の主要空港にシーフードバーも展開しています。かつてチョウザメが生息していたボルドー地方イール川のほとりには養殖所があり、最高級とされるベルーガ種は100年を超える長寿。卵を採れるまでに成熟するには20年もかかり、気の遠くなるような年月が必要とされるそう。
モダンキャビアと呼ばれる塩分濃度が控えめなキャビアはオメガ3脂肪酸を含み、疲労回復、滋養強壮にも良いとされています。種類は、ベルーガ、オシェトラ、バエリの3種。少量の10g缶から販売しているので気軽に楽しむことができます。そして「ラブ缶」と呼ばれるカラフルなデザインは、同店の上顧客でもあったイヴ・サンローラン氏が、LOVEをテーマに描いた限定缶。
オープン・キッチンで調理する光景を見るのも楽しみの一つ
サンドイッチを作るオープン・キッチンを供えているので、その過程を見ることもできます。糖分が少なめの特製バンズにスライスしたゆで卵、特製ソース、キャビア、チャイブのコンビネーションを楽しめる「キャビア・サンドイッチ」は、食べたら病み付き! ソースには、サワークリームに比べてまろやかな酸味の発酵クリーム「クレームエペス」が使われています。
厳選したシャンパーニュとともに美食を極めた一皿を
さあ、いただきましょう。ドリンクは迷うことなくシャンパーニュを! キャビアとの相性は何にも代え難く最高です。こちらでは、常に5種類のグラス・シャンパーニュが用意されています。
そう、素敵な食べ方を教えていただきました。キャビアに黒胡椒を少しだけ、ガリッとかけてみて。キャビアのまったりとしたコクのある深い味に黒胡椒の香りと辛味がピッと効いて最高! このサンドイッチには、バエリ種(シベリアチョウザメ)を使ったプルニエ トラディションが、20g入っていますが、倍量の“ダブル”にするのも大人気。かっこいいー、言ってみたいですね。“キャビアをダブルで”
キャビア・サンドイッチ(シェアするとして)とシャンパーニュ、2人で1万円弱のお支払い。高いと思うかどうかはあなた次第です。居酒屋に行ったらいろいろ食べて飲める金額。果たして福澤諭吉一枚のコスパはどちらがいいでしょうか? 贅沢で至福なこと保証付きのキャビア・サンドイッチ、食べなかったら一生後悔するかもしれない逸品です。
店舗情報
キャビアハウス&プルニエ/サンドイッチハウス 東急プラザ銀座店(CAVIAR HOUSE & PRUNIER/SANDWICH HOUSE)
住 所 :中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座 B2F
電 話 :03-6264-5800
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 :不定休(施設に準ずる)
席 数 :11席(カウンター席のみ)
※記載している価格は取材当時の金額です。
https://www.facebook.com/CaviarHouseandPrunierJapan/
※別ウィンドウでキャビアハウス&プルニエ/サンドイッチハウスのフェイスブックページへリンクします。
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渡辺ゆり子食空間デイレクター
フラワーデザインとインテリアをベースに多岐にわたるフィールドで活躍中。レストラン・ウェデイングの発案者として活躍後、2003年フランス主催の国際アートフラワーコンクール優勝。2010年シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。人気男性誌レオンのレストラン連載は15年目を迎えた今も続行中。広尾のシャンパーニュ・バーのオーナーでもある。近著は“小さな家を素敵に変えるアイディア”(講談社)。週末は、海を見ながら過ごすデュアル生活を楽しんでいる。