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きっと一度食べたら、また食べたくなる形状記憶メニュー「冷製カルボナーラ トリュフ添え」シブヤ・ベッド

    きっと一度食べたら、また食べたくなる形状記憶メニュー「冷製カルボナーラ トリュフ添え」シブヤ・ベッド

    カルボナーラといえば、誰もが大好きなパスタメニューの一つ。その冷製バージョンを食べたことがありますか?そうです、冷たく冷えたカルボナーラ! 私にとってはときどき無性に食べたくなる逸品の一皿。

    普通のカルボナーラは、ほとんどのイタリアンレストランでいただけますが、冷製となると、どこにでもあるわけではなく、かなり限られてきます。夏近し、冷製カルボナーラがまた食べたくなってきた今日この頃、偶然にもこのメニューを発案したシェフと出会う幸運に恵まれたので、ぜひご紹介したいと思います。

    INDEX

      有名シェフとソムリエがタッグを組んだ「シブヤ・ベッド」

      シブヤ・ベッド看板 イメージ

      場所は渋谷の道玄坂。この辺り、若者だけでなく、近年は外国人観光客も溢れかえり、賑わっているスポット! そのど真ん中に近いビルの2階に“SHIBUYA béd 22313”があります。bédとは、Bar&Dining のフランス語風な造語。22313は、お店の所在地、渋谷区道玄坂2-23-13から来ています。

      店内ランプ イメージ

      今や写真スポットとして日本一かと思う渋谷のスクランブル交差点を通り抜け、東急本店向かいの雑居ビル。2階への階段を上がったコチラ、なんと二重扉になっています。どうやら、この辺りをうろつくお子ちゃまたちや観光客のバリケード的な二重扉ということのよう。

      店内 イメージ

      店内は、赤いインテリアがシックな大人のカウンターレストラン。通常より幅広のカウンターにゆったりと配置された椅子。食事をしながらワインを傾けるには最適な空間。ここにいると二重扉のおかげなのか、外の喧噪が全く感じられず、ついつい長居してしまいそうです。おそらく渋谷ではかなりの希少価値店。

      卵を温泉玉子に!? 伝説の冷製パスタのレシピ!

      鵜野秀樹シェフ イメージ

      作り方はもちろん、一部秘密ですって。でもネットで検索すると、鵜野秀樹シェフが冷製カルボナーラの作り方を教えている動画が見つかるので、ご興味のある方はそちらでレシピをチェック。

      ソース イメージ

      簡単に説明すると、ソースは、卵をベースにし、氷を当てたボウルの中で混ぜ、塩胡椒。茹で上がり、素麺のように冷水で締めたパスタを、ソースの中に入れて混ぜます。そして、冷やした皿へ。ポイントはソース、パスタ、皿のすべてを冷やすこと。

      トリュフの下に潜んでいる温泉卵を崩し全体を和えて口に運ぶ

      カルボナーラ イメージ

      イタリアのサマートリュフをたっぷりと掛けた贅沢なカルボナーラ。黒ガラス製のお皿に盛るのが素敵な鵜野スタイル。最後の行程はお客さま。トリュフの下に潜んでいる温泉卵を崩し、全体を和えていただきます。パスタはフェデリーニ。ソースには、プロシュートも入っています。これは、イタリアで一番のプロシュート生産地と言われているエミリア・ロマーニャのパルマ産。中でも最高級の黒豚ネロパルマです。

      アルバーナ・ビアンコ イメージ

      アルバーナ・ビアンコ‘17 グラス ¥1,080/ボトル ¥5,400(税込)

      約500種類あるワインの中から冷製カルボナーラのマリアージュにセレクトされたのは、アルバーナ・ビアンコ’17。プロシュートと同じ産地、アルバーナ種100%です。クリーミーな白ワインがソースとぴったり。食材と同じ産地のワインをセレクトするのは、マリアージュの原点なので覚えておきましょう。

      イタリアクラフト生ビール イメージ

      イタリアクラフト生ビール ラテ・ピュー ¥972(税込)

      店内を眺めていたら、ビールサーバーを発見。なんと日本で唯一のイタリアのクラフト生ビールなんです。ラテ・ピューは食事に合うように作られたビール。ワイングラスに注いで、ワインのようにクルクルとスワリングして飲みます。アルコール度数は通常のビールより低い4.8度。フルーティーでコリアンダー感のあるビールというより、かなりワイン味に近い感じ。今、イタリアではビールが流行っているそうです。ぜひ、お試しを!

      元祖「冷製カルボナーラ」を生みだした鵜野秀樹シェフ

      鵜野秀樹シェフ イメージ

      元祖冷製カルボナーラを産み出した料理人は、オートバイレーサーになる夢を見ながら、バイトで通ったロイヤルホストで料理に目覚めて30年の鵜野秀樹シェフ。誕生のきっかけを伺ってみました。

      今から17年くらい前、東京でイタリアンレストランが流行し始めた頃。夏に人気の冷製トマトのカッペリーニに匹敵する冷製パスタを考案しようと思い、いろいろ試行錯誤した結果、冷製に一番不向きなカルボナーラに挑戦したのだそう。恐るべし、奇想天外な笑える発想性!

      きっと一度食べたら、また食べたくなるスペシャリテ「冷製カルボナーラ トリュフ添え」

      冷製カルボナーラ トリュフ添え イメージ

      スペシャリテ「冷製カルボナーラ トリュフ添え」3,240円(税込)

      最初はかなり抵抗していたお客さまたちもいつしかとりこになり、大人気になったという伝説のストーリー。かくいう私もこの味に惚れて、冷製カルボナーラを食べるために何度もレストランへ行ったことがあります。

      味の記憶にはっきりと残り、きっと一度食べたら、また食べたくなる形状記憶メニュー、冷製カルボナーラ。さて今回の一皿、あなたは誰と食べにいきますか?

      Writing by Yuriko Watanabe
      Photographs by Chicken Shinoyama

      店舗情報

      シブヤ・ベッド (SHIBUYA béd)

      住 所 :東京都渋谷区道玄坂2-23-13 渋谷デリタワー2F
      電 話 :03-3476-6120
      営業時間:【月~土曜】18:00~24:00(L.O.23:00)
      20:00以降はアラカルトなど気軽なワインバー タイムとしての営業もしております。
      定休日:日曜、祝日
      席 数:14席
      ※記載している価格は取材当時の金額です。

      http://www.shibuya-bed.jp/
      ※別ウィンドウでSHIBUYA bédのサイトへリンクします。

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        渡辺ゆり子食空間デイレクター

        フラワーデザインとインテリアをベースに多岐にわたるフィールドで活躍中。レストラン・ウェデイングの発案者として活躍後、2003年フランス主催の国際アートフラワーコンクール優勝。2010年シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。人気男性誌レオンのレストラン連載は15年目を迎えた今も続行中。広尾のシャンパーニュ・バーのオーナーでもある。近著は“小さな家を素敵に変えるアイディア”(講談社)。週末は、海を見ながら過ごすデュアル生活を楽しんでいる。

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