高校生は2人に1人がキャッシュレス決済利用者。令和の中高生のキャッシュレス事情は?
クレジットカードをはじめ電子マネーやスマートフォンのQRコード決済など、多くのキャッシュレス決済が揃う今日このごろ。今回は中高生を子に持つ親500名とその子どもたちに、キャッシュレス決済に関するさまざまな質問をしてみました。「中高生は実際にどんなキャッシュレス決済を使っているの?」、「家庭でのおこづかい事情は?」など、中高生とキャッシュレスの実態に迫ります。
INDEX
高校生のキャッシュレス決済利用者は2人に1人。中学生よりも15%多い
まずは高校生に「キャッシュレス決済をしたことがありますか?」という質問をしてみると、約50%の人が「したことがある」と回答。つまり2人に1人はキャッシュレス決済の利用があることがわかりました。一方、中学生は、高校生よりも15%少ない35%がキャッシュレス決済の利用者。これは中学生のうちは通学が徒歩であったり、校則で通学前後の買物が禁止されたりしていることも影響しているかもしれません。
それでは「利用したことがある」と答えた中高生は、どんな場所で、どんなキャッシュレス決済を利用しているのでしょうか?
中高生のキャッシュレス決済利用の1位はコンビニで電子マネー決済
中高生が最も多く使用するキャッシュレス決済の場面は「コンビニで電子マネーを利用する」でした。電車やバスで通学する中高生は、公共交通機関利用時に使用する交通系ICカードにお金をチャージして使うことが多いのでしょう。続いては「コンビニでQRコード決済を利用する」でした。最近では自分専用のスマートフォンを持っている子どもも多く、QRコード決済も利用されているようです。3位はファストフードなどの「食べ物や飲み物のお店で電子マネー決済」という結果に。以下でさらに詳しく見ていきましょう。
中高生がキャッシュレス決済で利用しているのは?
全体的に見ると、オンラインでキャッシュレス決済を利用する中高生はまだ少なく、リアル店舗での利用が多いことがわかりました。中でも利用頻度が圧倒的に高いのはコンビニで、78%と約8割を占めています。続いてファストフードなどの「食べ物や飲み物のお店」、服や雑貨、書店などの「物を買うお店」での利用がそれぞれ25%前後となりました。オンラインでの利用は、「オンラインショッピング」が17%弱、「フリマアプリ」が3%、「スマホアプリのダウンロード購入」が2%弱となりました。
中高生にとって最もなじみ深いキャッシュレス決済の1位は電子マネーで、キャッシュレス決済をしている人のうち2人に1人が利用しているという状況です。そしてQRコード決済、プリペイドカードと続きますが、特徴としては、年齢の関係もあり「あらかじめチャージして利用するタイプ」のキャッシュレス決済が多いことがあげられます。
では次に中高生のおこづかい事情と保護者が考える子どものキャッシュレス決済について見ていきましょう。
中高生のおこづかい事情は?現金渡しが9割以上
まず中高生のおこづかい事情を見ていくと、定期的におこづかいをもらっている人は89%と約9割にものぼることがわかりました。そのうちの93%は現金でおこづかいをもらっているとのこと。また1ヵ月の平均額は、高校生は4,640円、中学生2,964円という結果になりました。
キャッシュレス決済利用者が4~5割いたことと照らし合わせると、令和の中高生は現金でおこづかいをもらっても、自分でチャージしてキャッシュレス決済をしていると推測されます。
では、保護者目線での子どものキャッシュレス決済を見ていきましょう。
保護者目線のキャッシュレスでおこづかいを渡すメリット・デメリットとは?
お子さんへお金をキャッシュレスで渡すメリットとは、どんなものなのでしょうか。最も多かった回答は「簡単・手軽」ということでした。
一方、デメリットの1位は「危険・心配」と「お金のありがたみを伝えられない」というもの。「危険・心配」に関しては、あらかじめチャージされた分のみの使用に限られるプリペイド方式のキャッシュレス決済であれば、使いすぎの危険性や過度の心配も不要です。もう1つの「お金のありがたみを伝えられない」に関しては、こんな調査結果がありました。
キャッシュレス決済と現金決済、お金を使った感覚に違いがある?
お子さんへお金をキャッシュレスで渡すデメリットとして「お金のありがたみを伝えられない」ことをあげている保護者の方が全体の2割程度いることがわかりましたが、それはもしかしたら、心配には及ばないのかもしれません。
というのも中高生に対して「現金とキャッシュレスでお金を使った感覚に違いはあるか?」という質問をしたところ、中学生は違いがあると答えた人が6割程度ですが、高校生は51.9%でした。つまり高校生は半数程度が、現金でもキャッシュレスでもお金を使った感覚に違いはないと感じていることになります。お金のありがたみは、キャッシュレスでもちゃんと伝わっているんですね。
また、キャッシュレス決済利用者が多い高校生の方が「お金を使った感覚の違いはない」と答えていることから、キャッシュレス決済に慣れていくうちに、違いを感じなくなっていくという傾向を見ることもできます。
現金でのおこづかい管理の懸念点を払拭できるキャッシュレス決済とは?
ここで、お金を現金で渡す際のメリット・デメリットに関して見てみましょう。メリットとして、半数以上が簡単・手軽に渡せると回答。一方で、「渡したい金額が手元に無い時がある・両替が必要」(17.6%)といったデメリットも感じています。「ちょうどよい金額を用意できない」(9.3%)も同様の悩みですね。そして、デメリットの1位は、「子どもが何に使ったかを把握できない」(17.8%)でした。
これらのお悩みを解決できるキャッシュレス決済として、プリペイドカードがあります。
数多くあるプリペイドカードの中でもオススメなのが、子どものお金の流れをスムーズに把握できる三井住友カードの「かぞくのおさいふ」。これはあらかじめチャージした金額の範囲内での利用となるため、安心。さらに、子どもの利用時に親にメールが届くので、「子どもが何に使ったかを把握できない」(17.8%)といった不安も解消でき、しっかりと見守れるのが特徴です。もちろん、現金でのチャージだけではなく、クレジットカードでのチャージ・銀行口座からのチャージも可能であり、チャージ金額の指定ができるので、渡したい金額をぴったり渡すことができます。子ども同士の貸し借りという不安ももちろん払拭できます。また、万が一紛失をした場合、「かぞくのおさいふ」であればウェブ上ですぐに利用を停止することができるので安心安全。
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中高生のキャッシュレス事情について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?中高生にもキャッシュレス決済は浸透してきているという状況がうかがえました。さまざまなキャッシュレス決済が増えている今、少しでも親子で安心して利用できるキャッシュレス決済を選んで上手にお金の使い方を学んでほしいですね。
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