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FPに聞くお金のいろは「貯蓄篇」~お金を貯めるにはどうしたらいい?

    FPに聞くお金のいろは「貯蓄篇」~お金を貯めるにはどうしたらいい?

    「給与は毎月入ってくるけれど、どうやって貯めていけばいいか分からない」「貯金を頑張っているつもりだけど、思ったよりも貯まっていない」なんてことはありませんか?

    この企画では、お金についての悩みを持つ3人にFPがアドバイスします。第1回目はお金の貯め方について。同じような悩みをお持ちの方は参考にしてみてください。

    INDEX

      お悩みその1「何にお金を使っているのか分からない」by美咲さん

      お悩みその1「何にお金を使っているのか分からない」by美咲さん
      美咲さん

      美咲

      いま銀行にあるお金は150万円くらいなんですけど、この額は同年代の人に比べると少ないことに最近気づいてしまったんです。お金がかかる趣味があるわけでもなく、友達とのランチ代、美容院やネイル代くらいしか使っていないと思うんですけど…。どうすればお金が貯められるでしょうか?

      FP

      FP

      美咲さんの場合、まずは毎日の支出を記録することから始めましょう。例えば、簡単な方法としては、スマホ用の家計簿管理アプリがあります。レシートを撮影するだけで入力完了できるものも多いので、ぜひ活用してみてください。

      美咲さん

      美咲

      家計簿、大事ですよね。わかってはいるんですけど、レシートをもらってきて記録するのがどうも面倒なんですよね。お財布にレシートが貯まるのも嫌で、結局いつも三日坊主です…。

      FP

      FP

      それなら、メインの支払い方法をクレジットカードか電子マネーにするのはどうでしょうか?どちらも利用明細から月単位で使った金額や内訳について見直しができますよ。

      美咲さん

      美咲

      確かに、利用明細を家計簿代わりにすれば簡単ですね!でも、特定のカードだけでなく、銀行の預金や複数のカードの使用履歴も確認できたらもっと嬉しいんですけど…。

      FP

      FP

      三井住友カードを使っているなら、月々の収支や支払いをすべて自動で入力&計算してくれるVpassアプリの「家計管理機能」がおすすめですよ! 銀行口座や複数のクレジットカードの登録もできるので、収支結果や支払いの詳細などの家計簿が自動で作成されます。

      美咲さん

      美咲

      それはすごいですね! アプリで確認できるなら、お金を使う前にこまめにチェックしてみるのもいいですね。

      FP

      FP

      『お金を使う前に家計簿確認』はおすすめです!

      美咲さん

      美咲

      ところで、家計簿を見直してみて、お金の使い方に問題があった場合はどうすればいいのでしょう。無駄遣いをなくす方法ってあるのでしょうか?

      無駄遣いをなくす方法を考えてみよう!

      FP

      FP

      美咲さんのように「お金が貯まりにくい」と感じている方は、家計簿などで支出を把握するだけでなく、ひと月で使う金額を決めて、それを超えないようにする方法を考える必要があります。

      美咲さん

      美咲

      今まで「お給料の範囲だから大丈夫」とあるだけ使っていましたが、そのなかで使っていい金額を決めるということですよね。確かに、それができればお金は溜まりそうですね。具体的には、どうすればいいのでしょうか?

      FP

      FP

      例えば、Vpassアプリには「使いすぎ防止アラート」機能があります。利用額が、前もって設定していた金額に到達すると、お知らせが来るというシステムです。クレジットカードの利用が増えがちな人におすすめですね。

      美咲さん

      美咲

      確かに、クレジットカードは現金がなくても買物ができるから気軽に使ってしまいます。でもスマホにアラートが来れば、使い過ぎにもすぐ気づけそうです。

      お悩みその2「結婚資金を効率よく貯めたい」by翔さん

      お悩みその2「結婚資金を効率よく貯めたい」by翔さん
      翔さん

      僕の悩みはお金の貯め方です。付き合っている女性がいて結婚を考えていますが、今はお互い実家暮らしなので結婚したら2人で住む家を借りないといけません。また、引越し費用や家具・家電の購入にかかる費用も必要です。結婚式も挙げるならお金がかかるみたいですし、効率のいい貯め方はありますか?

      FP

      FP

      結婚資金と決めているのであれば、「結婚資金用口座」を別に作ってみるのはどうでしょう?

      翔さん

      「結婚資金用口座」ということは、給与振込口座とは全く違う口座を新たに作るということですか?

      FP

      FP

      はい、そうです。目的があるお金を給与振込口座と同じ口座で貯めてしまうと、他の貯金と混じってしまう可能性もあります。思い切って新規口座を作り、そちらで貯めていくのがベストだと思います。

      新規口座で毎月決まった金額を貯める「積立預金」を始めるのもいいですね。

      翔さん

      なるほど。この方法は子どもが生まれた後も使えますね。例えば子どもの教育費を貯めたいときは『教育資金用口座』を作ればよいですよね?

      FP

      FP

      そのとおりです!お子さんが生まれた後はさらに貯金額を増やすために「児童手当」を『教育資金用口座』で貯金するのをおすすめします。現行の児童手当制度では、産まれた(申請した)翌月から以下の金額が毎月もらえます。

      0歳~3歳未満まで 毎月15,000円
      3歳~小学校終了まで 毎月10,000円
      中学生 毎月10,000円
      • 利息は含みません

      これだけで、おおよそ200万円は確保できます。あとは、毎月の夫婦の給与から一定額の積立をしていくとさらに貯まります。給与からの積立預金は子どもが生まれる前から始められますので、子育て資金がかからない結婚直後に始めるのもいいですね。

      翔さん

      目的がある貯金の場合は口座を分けるのがいいですね。さっそく新規口座を作ってみようと思います。

      お悩みその3「夫婦での貯金の始め方を知りたい」by愛さん

      お悩みその3「夫婦での貯金の始め方を知りたい」by愛さん
      愛さん

      次は私から相談させてください。いまは夫と2人で生活していますが、共働きで夫婦別会計なので、世帯の支出額や貯金額が分からないのが悩みです。水道光熱費などは夫の口座から引かれていて、私はチェックしていませんし…。将来のことを考えると2人で貯金を始めたいと思っていますが、何から始めたらいいのでしょうか?

      FP

      FP

      使っていないお金や毎月貯められそうなお金を把握するため、まずは収入と支出を計算してください。また、相手の口座から引き落としている水道光熱費や家賃などの支払いは、クレジットカードからの引き落としに変更して、夫婦で利用明細を確認する習慣をつけるようにするといいですね。

      愛さん

      1枚のクレジットカードで固定費を支払うようにすれば、利用明細を見るだけでどの程度使っているかがすぐに分かるのは嬉しいですね! その場合、引き落とし口座はどのようにするといいのでしょうか?

      FP

      FP

      できれば夫婦用に新規で作成するのがオススメです。普通預金で固定費の引き落としつつ、しばらく使う予定のないお金を夫婦で出し合って同じ口座の定期預金に移動させるのはどうでしょう?

      愛さん

      定期預金も1つの口座にまとめるということですか? 確かに、そうすれば現時点で夫婦の貯金額がいくらくらいあるのかが分かりますね。

      FP

      FP

      はい。定期預金には、「普通預金に入れていたらいつの間にか使ってしまいそうになるお金」に手を出さなくなるという効果も期待できますよ。普通預金にある程度お金が貯まってきたら定期預金に移し替えるという習慣をつけましょう。

      愛さん

      はい!

      FP

      FP

      そして、今後の貯め方についてですが、積立預金を利用するのがよいかと思います。積立預金は毎月決まった金額を貯めることができるため、お金の無駄遣いをなくす効果があります。
      また、夫婦で別々に貯めていくことにはなってしまいますが、勤務先に「財形制度」がある場合はそちらを利用する方がお得です。元利を合計した550万円分が利子非課税となります。

      愛さん

      夫と私の勤務先の財形制度について詳しく調べてみます! ところで、積立預金の上手な使い方ってあるんでしょうか?

      FP

      FP

      例えば、給与日に合わせて毎月決まった額を自動積立するように設定してみてはいかがでしょう? 貯めるお金をきちんと確保できるので、月5万円積立すれば、年間で60万円は貯金できますよ。夫婦それぞれで月5万円ずつ積み立てていけば、その倍の金額が貯まりますよ!

      愛さん

      そうですね、頑張ります! ありがとうございました。

      さらにお金を増やす方法はある?

      翔さん

      ところで、お金を貯めるというと「貯金」、「貯蓄」。2つの言い方をよく聞きますが、これらの違いもよく分かりません。どう違うんですか?

      FP

      FP

      簡単にいうと、貯金は現金を貯めること。銀行・郵便局へ預けるだけでなく、家の貯金箱にお金を貯めることも「貯金」になります。一方、貯蓄は現金だけでなく、資産全体を増やすことです。銀行預金を利息で増やすことや、株式や投資信託、外貨預金などの金融商品を利用することも「貯蓄」にあたります。

      貯金よりお金が増える方法は?メリット・デメリットを確認!

      翔さん

      貯金と貯蓄にそんな違いがあったなんて初めて知りました。つまり、株式投資は「貯蓄」にあたるってことですね。実はある程度お金が貯まったら僕も投資に目を向けてもいいのかなあ、なんて思っていまして……。

      FP

      FP

      投資は積極的にお金を増やす方法ではあります。長期間使う予定のないお金であれば、株式や投資信託での投資、外貨預金なども視野に入れていいと思いますよ。

      愛さん

      投資なら、私の友達でもしている人がいます。でも、その人から結構大きく損をしたって聞いて、ちょっと怖いなあって思っていました。

      FP

      FP

      もちろん、投資にはリスクもあります。例えば価格変動のリスクです。株価は業績が好調であれば上昇が期待できる反面、景気の悪化、災害や疫病の発生、政治の動きなど一企業の努力ではどうにもできないことで、大きく下落することもあります。

      愛さん

      やっぱり私は投資するのは怖いかなあ……。

      FP

      FP

      よくタイミングを見て売り買いをしないと、保有する株式や投資信託が値下がりし、それらを購入した時の金額よりも下回ってしまうこと(元本割れ)もあると覚えておきましょう。

      翔さん

      絶対に減らせないお金で投資をしてはいけないということですね。慎重に考えてみます。

      美咲さん

      美咲

      私も投資とか、お金を増やすことに少し興味があるんですけど……。ときどき聞く「外貨預金」って外国のお金で預金するってことですか? 私、たまに海外旅行へ行くので気になっていて。

      FP

      FP

      美咲さんのおっしゃるとおり、外貨預金とは外国の通貨で預金をすることです。有名な通貨は米ドル、ユーロ、豪ドルなど、珍しいところでは南アフリカランドやブラジルレアル、メキシコペソを扱う金融機関もありますよ。

      美咲さん

      美咲

      よく知らない通貨もありますね。外貨預金のいい点と注意点は何かありますか?

      FP

      FP

      外貨預金のいい点は日本の銀行預金よりも金利が高いところです。そのため人気がありますが、為替リスクもあります。為替の動きによっては株式と同じように元本を割ってしまい、損失が出る可能性もある点に注意してください。

      美咲さん

      美咲

      外貨預金は金利が高い反面、為替で損をするリスクもあるってことですね。覚えておきます!

      投資を始める前に何をすればいい?

      翔さん

      ところで投資に興味が出てきたら、まずは何をすればいいですか?

      FP

      FP

      結婚資金や教育資金の場合、「〇年後までに〇万円貯める」というゴールが決まっています。その時までにしっかり増やすためにも、どのような金融商品があるのか、何が自分に向いているのかを知る必要があります。以下の記事を参考に、自分に向いている投資方法を考えてみてもいいかもしれませんね。実際に投資を始めるのはそれからですよ!

      美咲さん

      美咲

      翔さん

      愛さん

      分かりました!

      <まとめ>

      お金を上手に貯めるには、まず、自分・世帯の今までの収入と支出を把握することが大切です。その上で使っていないお金が確認できたら、そのお金を「定期預金」「積立預金」など、どこに回すかを決めましょう。結婚資金のように目的があるお金であれば、新規で別の口座を作り、そちらで貯めるのもおすすめです。

      また、さらに増やしたいと考える人は「投資」も視野に入れてみてはいかがでしょうか。ただし投資にはリスクもあります。知識をしっかりつけてから始めるようにしましょう。

      • 本記事に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではございません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
      • 三井住友カードが発行するクレジットカードなどを利用して金融商品(投資信託など)をご購入いただくことはできませんのであらかじめご了承ください。

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        田尻宏子

        2級ファイナンシャル・プランニング技能士
        証券外務員第一種資格保有
        複数の金融機関での勤務後、2016年末から金融ライターとして活動中。
        生命保険、損害保険、株式投資、ローン、相続関連などの金融知識を分かりやすくお伝えいたします。

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