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ビールが10倍うまくなる!? ファン悶絶の「よなよなエール醸造所見学ツアー」を体験してみた

    ビールが10倍うまくなる!? ファン悶絶の「よなよなエール醸造所見学ツアー」を体験してみた

    いよいよやってきたビールのおいしい暑い夏。全国には多くのマイクロブルワリーが誕生し、クラフトビールが大ブームになっています。その先駆けともいえるのが、日本中に熱狂的なファンを持つヤッホーブルーイング。ビール好きなら知らぬ者はない「よなよなエール」の生みの親です。飲んだ人を次々と夢中にさせる不思議なビール、そのおいしさの秘密とは?

    前編では舞台裏をくまなく見せてくれる人気の見学ツアーを、後編では都内にあるヤッホー専門のビアレストランを、読者モデルの水野佐彩さんが体験してくれました。

    INDEX

      週末限定「よなよなエール大人の醸造所見学ツアー」へ

      ビール工場と水野佐彩さん イメージ

      長野県・佐久市にあるヤッホーブルーイングの醸造所にやってきました。水野さん、初めてのビール工場です。

      ヤッホーブルーイングでは毎年、夏季の土・日・祝限定で「よなよなエール 大人の醸造所見学ツアー」を開催しています。なんと2010年のスタート以降、来場者数が早くも1万人を突破した大人気のツアーなのです。

      ジュンジュンさんとハラケンさん イメージ

      本日の案内人は、ジュンジュンさん(写真上・左)とハラケンさん(同・右)。スタッフはみんなニックネームで呼び合うのがヤッホーブルーイングの社風とか。フレンドリー!

      このツアーでは、生のビール造りの現場を見学し、普段は飲めないできたてのビールが味わえるそう。盛りだくさんの100分間ツアーのはじまり、はじまり~。

      意外と知らない!? ビールの原材料を学ぼう

      醸造所の見学に入る前に、ちょっとだけビールの世界をお勉強。そもそもビールの原材料は大きく分けて4つあるといいます。さて、なんでしょう?

      正解は、「麦芽」・「ホップ」・「水」・「酵母」! ここでは、実物を見せてもらうことができます。

      焙煎時間を変えた「麦芽(モルト)」3種類。 イメージ

      焙燥方法を変えた麦芽(モルト)3種類。「左の麦芽は最も高温で乾燥させたもの。チョコレートモルトと呼ばれ、黒ビールなどの原料になります」とハラケンさん。ビールの色は、麦芽の色で決まっていたんですね!

      ビールの主原料となる「麦芽(モルト)」は、かじってみるとほんのり甘い味。焙燥(ばいそう。高温による乾燥)することで色や成分が変わります。これらをブレンドすることで、さまざまな種類のビールを造るのだそう。

      ビールの原材料の座学 ジュンジュンさんと水野佐彩さん イメージ

      「初めて見ました!」と水野さんも目を丸くした「ホップ」も実物が登場。嗅いでみると、まさにほろ苦い、柑橘っぽい香り!

      苦味や爽やかな香りのもとになる「ホップ」は緑色の花でした。これが殺菌の役割も担っているのだそう。こうした座学のあとは、いよいよスタッフ以外の立ち入りを禁じられた扉の向こうへ。

      いざ、醸造所の中に潜入! 「仕込み室」から見学スタート

      一歩踏み込むと、ビールに似た甘い香りと暖かい空気に迎えられました。ここは、大きな釜が並ぶ「仕込み室」です!

      仕込み室の大釜と水野佐彩さん イメージ

      この大釜の中で、粉砕した麦芽(モルト)にお湯を加え、甘い麦芽の液体「麦汁」を造ります。できた麦汁(麦芽ジュース)を煮沸します。

      仕込み室 水野佐彩さんとジュンジュンさん イメージ

      続いて、ホップを投入して香りと苦味をプラス。ホップを加える前後で味がどう変わるのか、試飲もできますよ。

      巨大なタンクが酵母たちのオフィス! 麦汁がビールへと変わる「発酵室」

      続いてやってきたのは、20℃とやや涼しい「発酵室」。エール酵母たちが、麦汁の糖分をアルコールと炭酸ガスに分解し、プクプクと懸命にエールビールを造っています。20℃はエール酵母たちが最も気持ちよく働ける温度なのです。

      醗酵室 エール酵母の説明を受ける水野佐彩さん イメージ

      タンクに設置された窓から中をのぞいてみると、金色の液体と白い泡が見えました。まさに麦汁がビールへと変わりつつある瞬間です。がんばれ、小さな働き者たち!

      寝る子は育つ♪ 極寒の環境でビールを寝かせる「貯酒室」

      扉をくぐったとたん、「わあ、寒い!」と水野さんの息が真っ白に。室温が0~5℃に保たれたこの部屋は、できたてのビールを寝かせる「貯酒室」。できたての荒々しいビールをここで数週間寝かせることでトゲをとり、まろやかに仕上げるのだそうです。

      貯酒室 水野佐彩さんとジュンジュンさん イメージ

      ここで試飲タイム!「最も新鮮で、普段はビール職人しか味わえない最高の状態のビールです」とジュンジュンさん。まさに醸造所見学の醍醐味!

      缶に詰められ、運ばれていくビールたち…さらばだ、また会おう!

      寝かされた後は、いよいよ旅立ちの時。このパッケージング室では、なんと平均して1日約5万缶(!)を詰めているそう。こうして缶や樽に詰められたできたてのビールは、全国のローソンをはじめとするコンビニ、大手スーパー、飲食店などへ出荷されていきます。

      空缶倉庫と水野佐彩さん イメージ

      今回は特別に「空缶(くうかん)倉庫」も見せてもらいました。広い倉庫に色とりどりの空缶がぎっしり。ここにビールを注ぎいれ、完成したものからラインを流れて意気揚々と新天地へ。また会いましょう、愛しのビールたち!

      体験してから飲む味は格別! 感動のテイスティングタイム

      ビール造りの工程を体験した後は、いよいよ試飲の時間! ヤッホーブルーイングが手がける色々なビールの飲み比べが待っています。

      ビールを持つ水野佐彩さん イメージ

      たくさんの人と酵母が働いて、どこまでも丹念に、こだわり抜いて造られているヤッホーのビール。現場を知って飲み干した一口は、今まで飲んだことのない、忘れられない美味しさでした!

      この日は味わいのライトな順に、左から「水曜日のネコ」「よなよなエール」「軽井沢高原ビール 夏限定」「インドの青鬼」「TOKYO BLACK」の5種類が登場しました。

      「水曜日のネコ」「よなよなエール」「軽井沢高原ビール 夏限定」「インドの青鬼」「TOKYO BLACK」テイスティンググラス イメージ

      スライドを使って、それぞれの特徴を教えてくれるジュンジュンさん。テイスティンググラスに注がれたエールビールの繊細な味を飲み比べます。

      ヤッホーファンにはすでにおなじみのラインナップ

      「インドの青鬼」「よなよなエール」「軽井沢高原ビール 夏限定」「水曜日のネコ」「TOKYO BLACK」 イメージ

      (写真上・左から)
      「インドの青鬼」(IPA/アルコール7.7%)
      苦味が強烈な個性派ビール。一般のビールの4倍のホップと2倍のモルトを使用。一度ハマると熱烈なファンと化してしまう妖しい魅力に満ちた魔のビール。

      「よなよなエール」(アメリカン・ペールエール/アルコール5.5%)
      創業以来、トップセールスを誇るヤッホーの代表選手。グレープフルーツやレモンのようなホップ香が特徴。国内外の数々の品評会を受賞!

      「軽井沢高原ビール 夏限定」(セッションIPA/アルコール4.5%)
      軽井沢でのみ流通する限定醸造のビール。寝そべるツキノワグマがキュートな今年の夏季限定版はトロピカルフルーツのようなホップアロマとライトな飲み口が特徴。

      「水曜日のネコ」(ペルジャン・ホワイト/アルコール5%)
      ホップの苦みが少なく、青リンゴのようなフルーティさにコリアンダーシードとオレンジピールのハーブが香る味わいはまるでカクテル。

      「TOKYO BLACK」(ロブスト・ポーター/アルコール5%)
      目指したのは「自分たちが飲みたくてしかたなかった黒ビール」。本場イギリスで味わうように新鮮にして濃厚なポーターで、苦味は少なくココアを思わせるロースト香と甘みのあるモルトが特徴。

      ビールのテイスティングをする水野佐彩さん イメージ

      「に、にがっ」とのけぞる水野さんに、「そう、苦いんです。でもIPA(インディアンペールエール)はビール通から熱狂的な人気を誇るジャンル。ビールの味に慣れたらぜひもう一度チャレンジを!」(ジュンジュンさん)

      「ビールに味を! 人生に幸せを!」ヤッホーのスピリット

      僕らがここにいる理由は「ビール事業を黒字化したい」という、ありきたりな話なんかじゃない(中略)。そうじゃなくて「個性豊かなビール文化を日本に根付かせたい」。なかでも、まずはおいしいエールビールを、夜な夜な飲めるようにしたい。それができないなら、この事業はたたむべきなんだ。
      (書籍『ぷしゅ よなよなエールがお世話になります/井手直行(著)』東洋経済新報社)

      1990年代に地ビールが盛り上がり、そしてやってきた厳しい冬の時代。当時のことを井手直行社長は自著の中でそう綴っています。

      注意を促してくれるヤッホースタッフのポップ イメージ

      醸造所の中でちょこちょこと顔を出し、注意を促してくれるヤッホーのスタッフたち。そのキュートな登場のしかたに、思わず足を止めてニンマリ。

      「僕らは知的な変わり者で行こう」──そんな決意とともに、味にこだわり、チームワークを大切にして独自路線を貫いてきたヤッホーブルーイングは今、全国にエールビールを届け、クラフトビールブームの立役者となりました。

      醸造所の中にも、明るくてあたたかい、ユニークな物作りスピリットが息づいています。

      よなよなエールビールを持つ水野佐彩さん イメージ

      知る喜びと美味しい味に心満たされて、すっかり“よなよな”のファンになってしまう。そんな醸造所の冒険でした。

      このツアーは、10月までの週末限定。豊かなクラフトビールの世界に酔いしれ、できたてのビールを味わう。現場を見たことによって味の変化を体感できる。そんな感動のヒトトキを過ごしてみてはいかがでしょうか。

      次回、旅の舞台は東京・赤坂へ。おいしいビールの秘密を探る冒険はまだまだ続きます!

      Writing by Ayaha Yaguchi
      Photographs by Chicken Shinoyama
      Hair Make by Mayumi Sato

      店舗情報

      ヤッホーブルーイング醸造所

      住 所:長野県佐久市小田井1119-1

      https://yonasato.com/event/brewery
      ※別ウィンドウで株式会社ヤッホーブルーイングのサイトへリンクします。

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        水野佐彩 イメージ

        水野佐彩

        1989年10月12日生まれの読者モデル・歌手。
        現在は『andGIRL』の読者モデルとして誌面はもちろん、SNSにても絶大な人気を誇る。
        好きなものはビールとゴルフ!

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