今月のメッセージMessage

バラエティに富んだ、ワクワクするようなステージに。

明日海りお 今月のメッセージ  12月9日に千秋楽を迎えた、舞浜アンフィシアター公演『Delight Holiday』。足をお運びいただいた皆様、誠にありがとうございました。

 いつも楽曲の譜面をいただくとファイルに綴じていて、お芝居とショーでだいたい1冊に収まるくらいの量になります。ですが今回はとても1冊に収まらない量で、幅の広い業務用ファイルを買ったほど(笑)。休憩なしの100分間のステージなので、覚える歌や振付もかなりのボリュームでした。

 幕開きから出演者全員がソフト帽をかぶった楽しいナンバーから始まり、お客様にペンライトを振っていただいて一緒に踊る場面もありました。参加していただいた皆様、いかがでしたでしょうか? いかにもコンサートという感じがして、私たちもすごく楽しみにしていた場面です。
 プロローグはオリジナルナンバーですが、皆様よくご存じのナンバーも満載。「ジ・エンターテイナー」や「ストーミー・ウェザー」などのジャズ、そして“平成最後の冬”なので、平成時代のヒットソングを1年1曲、30曲を歌い継ぐコーナも。幅広い年齢層の方にお楽しみいただけたのではないかなと思います。私は、ポルノグラフィティさんの「サウダージ」や、『BEAUTIFUL GARDENー百花繚乱ー 』でも歌わせていただいたT.M.Revolutionさんの「HOT LIMIT」、冬の定番曲「WHITE BREATH」のほか、最後には皆でDA PUMPさんの「U.S.A.」が歌えるのも楽しみ。このように、ジャズやポップス、また別のコーナーではTHE YELLOW MONKEYさんの「楽園」もあり、バラエティに富んだ内容です。

 宝塚の曲では、最近ファンになってくださった方が「生で聞きたい」とおっしゃってくださっているような曲、バウで主演した時の懐かしの曲、新人公演やトップお披露目公演で出演して思い入れのある『エリザベート』の曲など。Aパターン、Bパターンと曲が違うので、歌い方がどんな風に変化するのか楽しみですし、一緒に歌う人が違うことで変わる雰囲気を楽しんでいただけたらなと思います。
 舞浜にある劇場ですので、もちろんディズニーの楽曲も。「イッツ・ア・スモールワールド」からはじまり、ゆきちゃん(仙名彩世)とは『アラジン』の名曲「ホール・ニュー・ワールド」をデュエット。そして、ゆきちゃんによる『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」など、聴き応えのある場面になるのではないかと思います。ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」など、少し早いクリスマス気分も味わっていただきます。皆様が楽しんでいただけたのであれば、うれしいです。

ゆきちゃん、そしてちゃぴのこと……。

明日海りお 今月のメッセージ  先日、ゆきちゃんが『CASANOVA』での退団を発表しました。相談を受けていた時は、「そんなに焦らなくて良いのでは」と伝えましたが、何度か話して、宝塚や後輩たちへの思いを聞いているうちに、ゆきちゃん自身が納得する時期を尊重したいという思いになりました。
 コンビとしてスタートした全国ツアー公演のときから、ずっと前からコンビだったように見えるとおっしゃっていただくことも多く、普通のコンビではできないような役柄にも思いっきり挑戦することができました。そういう意味では、2人にしかできないセッションができたかなと思います。ゆきちゃんにはナンバーを聴かせられる強み、表現力や基礎力が備わっていて、私がめざしたい、やりたいものも何倍にも膨らませてくれて・・・・・・。すごく感謝しています。

 いろいろな役が印象に残っていますが、『ポーの一族』のシーラは、ゆきちゃんだからこその役でした。あふれる色香、妖艶さがありつつもすごく上品で、強い意志もある。吸い寄せられるような魅力が、作品の世界観にはなくてはならないものでした。ゆきちゃんの舞台人としての魅力は、パンチのあるところ。ヒロインの娘役でありながら、歌でもダンスでも押し出しがあって、見せる力がある。トップ娘役になるまでも自分をどうアピールするかをずっと考え、培ってきたのだと感じます。普段もとてもニュートラルで、稽古の時は常に誰よりもピシッと集中して臨んでいる姿が組子にも伝わっていると思いますし、最後まで良いものを作れるように力を合わせていきたいです。

 そして先日、月組時代からの仲間、ちゃぴ(愛希れいか)が退団しました。月組公演『エリザベート』を観劇しましたが、ちゃぴがなんともちゃぴらしいシシィを演じていました。シシィは見方によってはエゴイストで自分を追い詰めていく部分もありますが、ちゃぴは観ている人が寄り添いやすい、つい応援したくなるようなエリザベートだったと思います。
 作品全体としては、新しい『エリザベート』を観た印象。いろいろな方が演じてこられた作品ですが、それにとらわれずに、芝居の根本に立ち返ってシンプルに作られていました。りょうちゃん(珠城りょう)のトートも、衣装やカツラなどビジュアルがいままでにないタイプの攻めたトートで、りょうちゃんにとても合っていましたし、同期のみやちゃん(美弥るりか)も素敵でした。何より、元気そうでとても安心しました。

挑戦をたくさん用意していただいた、振り幅の大きな1年。

 2018年は『ポーの一族』から始まりました。「タカラヅカスペシャル2018」で少しエドガーの曲を歌うにあたり、いろんなことが甦ってきました。当時は必死でしたが、改めて振り返ってみると、音の1つひとつ、曲の流れているあの空間に、ものすごく思い入れがあったのだな、と。小池先生、萩尾先生の思い、ファンの方のご期待など、劇場中にあふれていたことを思い出しました。『ポーの一族』独特の世界観が心地良く、普段の公演とはひと味もふた味も違った作品だったと、いまになってより感じます。

 その後は、博多座での『あかねさす紫の花』。下級生で出演したときは、中大兄皇子に挑戦させていただけるとは夢にも思っていませんでした。2役演じることは2作品作り上げることと同じだと感じましたし、役替わりした人以外も、皆がお芝居の仕組みを改めて考えられるいい機会になったと思います。
 そして、先日までの『MESSIAH(メサイア)ー異聞・天草四郎ー』『BEAUTIFUL GARDENー百花繚乱ー 』。振り返れば、1年で一番体力を使った作品でした。暑い夏を皆とともに、本物の汗と涙を流して、お客様とともにその空間を体感できました。体力も精神力も鍛えられた公演だったと思います。

 今年も振り幅の大きな1年でしたね。国も年齢も役柄もバラバラで、さらには人間でもなかったりして(笑)。そして締めくくりは、芸名の自分でのパフォーマンスという新たな挑戦。毎年、振り幅を感じられ、新たな挑戦を用意していただけることは、本当に幸せです。少し早いですが、本年もありがとうございました。2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

※このメッセージは、11/16(金)に届いたものです。

●水炊きor寄せ鍋

仲間や家族と楽しめるのは寄せ鍋ですかね。水炊きも博多で食べる大好きな鍋料理ですが、おいしい専門店に食べに行くのがいいかな、と(笑)。各地にいろいろな名物鍋がありますが、静岡では寄せ鍋が多かったように思います。お出汁ベースの鍋の具材を、ポン酢をつけて食べたりしていました。今年はまだお鍋を食べていません。時間があったら皆と一緒にやりたいですね。

ミッキーマウスorくまのプーさん?

これはもう……絶対にミッキー! ミッキーとミニーの選択肢でも、やっぱりミッキーですね。ミッキーがいてくれるだけでうれしくて元気になりますし、踊りもキレッキレ! とっても上手でオーラがすごいんです。見せ方も圧倒的で、まさに真のスターという感じ。踊っていなくても、ミッキーに出会えただけで幸せになれるような存在。ディズニーのキャラクターのなかでも特別です。