今月のメッセージMessage

初めての挑戦だらけのアリーナコンサート。

明日海りお 今月のメッセージ  このメッセージがアップされるころには、横浜アリーナ公演『恋スルARENA』はすでに千秋楽を迎えています。皆様、楽しんでいただけましたでしょうか? コンサートを終えてみての感想はまたお話ししますね。

 コンサートで、私が歌うのはJ-POPを中心に約30曲。膨大な量です(笑)。1曲ずつたっぷり歌いますし、宝塚風にアレンジしているわけではなく、J-POPとしてエッジを効かさなければならない曲が続くので、本当に初挑戦という感じです。ここ何年かで喉はだいぶ鍛えられていて、心配になることはまったくなかったのですが、今回はペース配分も必要だなと思っています。

 普段のミュージカルでは、バラードやロックなどさまざまな曲調があり、使う音域も曲ごとに結構違います。でも今回歌う曲はあまり音域も変わらないので、喉のコンディションをどう整えるのか、緩急、曲の世界観の違いをどう作っていこうか、と。五感を大切に隙なく作ることが必要な曲と、パワフルに会場全体を盛り上げられるように歌う曲と、歌い分けも意識しています。

 プロローグはストリート系のファッションで、ロックなどアップテンポな曲から始まって、横浜メドレーへ。それを、特別出演してくれるちなつ(鳳月杏)や、れいちゃん(柚香光)と一緒にパフォーマンスします。ザ・横浜というイメージの曲を歌ったり、山崎まさよしさんの「One more time,One more chance」や、サザンオールスターズさんの「LOVE AFFAIR~秘密のデート」があったりと、私自身も楽しみです。

 あとは全員で、リベンジ運動会もやります! 100周年の宝塚大運動会では、個人では良い成績を収め、みんなが頑張ってくれたのに花組は賞をいただけなかったので……。もし5年ごとの開催だったら優勝も狙えたのではと心残りがあったので、卒業前に優勝を勝ち取りたい、と(笑)。当時の曲がかかると、いろいろなことを思い出して、心がざわつく稽古場でしたね。皆さんも楽しんでいただけたのであれば、うれしいです。
 宝塚の楽曲3曲も、私が選曲させていただきました。遡ってしまうと寂しくなってしまうのではないかと思い、最近の『ポーの一族』、『CASANOVA』『ハンナのお花屋さん』の曲からチョイスしました。

 この作品からトップ娘役にはなちゃん(華優希)が就任しました。はなちゃんは、最初はいつも以上に緊張していて、初めての経験とはいえ、振付や歌の量も多くかなり大変な様子でした。でも、このコンサートは18人が中心なので、いつも以上にメンバー1人ひとりのコンディション、テンションが全体を左右する。だから課題はあっても前向きに楽しむという姿勢でやってほしいという話をしたら、明るくハキハキと、アグレッシブなパワーをバンバン出してくれるようになりました。
 はなちゃんは、このメンバーのなかでも特におっとりしていて、優しい人。みんながそんな姿を見て癒やされ、ほっておけなくなるような、なんとも言えない持ち味がありますね。舞台を観ていても、お芝居が大好きだと伝わりますし、やるとなったら飛び込んでしまえるようなパワーと集中力、度胸、根性があるなと感じます。

 アリーナは、本ステージの先に前面のステージもあるのですが、それだけでバウホール分くらいあります。お稽古場ではまだ想像でしかないので、いざアリーナに立ったらどうなるのかなと楽しみがあります。そんな広いステージで歌ったり踊ったりしながら移動するので、呼吸なども大丈夫かな、と。それを本番まで体感できない不安もありますが、目の前にはお客様がいてくださるので、それが一番の楽しみです。

『オーシャンズ11』、純粋に作品を楽しむことができました!

明日海りお 今月のメッセージ  先日、宙組公演『オーシャンズ11』を観劇しました。この公演では、同期のせーこちゃん(純矢ちとせ)が退団します。先日退団したみやちゃん(美弥るりか)のときもそうでしたが、ただただ元気で舞台に立ってくれているだけで本当にうれしかったです。前作のまゆさん(蘭寿とむ)主演の花組公演は、組替えが決まっていたなかで観ました。もちろん素晴らしい舞台ではあったのですが、ものすごく緊張しながらだったので、今回は純粋に作品を楽しむことができました。有名な映画ですが、小池修一郎先生が宝塚らしく演出なさっていて、やはり宝塚はいいな、と。登場人物に親近感が湧いて、大好きな作品でした。この役も演じたい、あの役もやってみたいと観ていたなかで、やっぱりせーこちゃんの役、クィーン・ダイアナの個性がガツンと効いていて、すごかったです。せーこちゃんは歌も踊りも日舞もできる人ですが、個性的な役でも存在感があって、ここまで頑張ってきたのだなと感じましたね。

 主演のゆりかちゃん(真風涼帆)は、初演の星組公演の新人公演で演じていた役だったので、感慨深いだろうな、と。私も新人公演の作品に本公演で出たことがあったので、そういう思い入れを感じながらやっているんだろうなと思ったら、ジーンとくるところもありました。スーツも素敵に着こなしていて、キキちゃん(芹香斗亜)と並ぶと2人とも背が高くてかっこいいので、ぴったりの作品だと感じました。まどかちゃん(星風まどか)は、まだ若い学年なのにすごくしっかりしている。以前『タカラヅカスペシャル』で組んだときに、大人っぽい表現も得意なんだと驚きました。器用なのだと思いますが、すごく頑張っているのだろうなと今作でも感じました。

 キキちゃんは……面白かったです(笑)。花組にいたときものびのびしていましたが、さらにのびのびと演じていました。私自身、アドリブが一番しやすかったのはキキちゃん、そしてゆきちゃん(仙名彩世)。臆せずやってくれて、うまく返してくれる人だったので……。もちろんアドリブ以外にも余裕があり、自分のなかでいろいろとステップアップしていきたいという思いで舞台に立っているのだろうなと感じましたね。

頼もしい花組のメンバーに感動しました。

 バウホールでの花組公演『Dream On!』も舞台稽古で観ることができました。短いお稽古期間でこれだけのナンバーを仕上げたと思ったら、それだけで感動しました。戦後の宝塚の名曲が使われていましたが、私はそのころの曲が「宝塚だなぁ」と感じられて大好きなんです。でも、いざ歌うとなると、とても大変。勢いだけではできないですし、しっとりしているなかにも男役らしさを出さないといけなかったり、絶妙に難しい。皆がそれに真摯に、丁寧に取り組んでいました。しかも、舞台稽古はバタバタするものですが、男役は皆リーゼントもすごくきれいで、娘役さんも美しい髪型と着こなしで……。
 マイティ(水美舞斗)や、ホッティー(帆純まひろ)、はなこちゃん(一之瀬航季)は、その後アリーナ公演のお稽古にすぐに合流しました。アリーナのお稽古が進んでいるのが不安で、追いつかないとという思いが強かったようで、その日のうちに全曲をひたすら踊って覚えて、すごく早かったです。必死にやってくれることで、先にお稽古に入っていた私たちもすごく刺激になりました。
 5月にはちなつのディナーショーも観ました。ちなつは、私の初めてのディナーショーでもメンバーに入ってくれていたので、そのときのことを考えたら、ちなつが自分のディナーショーをやるようになったのだと、感動しました。出演していた4人の娘役さんたちも、本当にみんな洗練されていました。それぞれ個性がありつつも、歌っていても踊っていても指先まで美しくて……。皆、頼もしいなと感じましたね。

※このメッセージは、6/18(火)に届いたものです。

中華街or山下公園?

いまの季節には公園もいいですよね。でも、迷いに迷って、中華街で! 以前、全国ツアー公演の合間に山下公園に行ったことがあって、桜がちらほらと咲いていてすごくきれいだったんです。ですので、その思い出を大切にして……中華街にします(笑)。中華街は、その中にあるお店で食事したことがあるのですが、街を散策したわけではなくお店に直行しただけだったので。いつか、きちんと中華街を歩いてみたいという思いを込めて……(笑)。美味しい中華料理も食べてみたいですね。

スイカorパイナップル?

これは迷わず、スイカ。パイナップルも嫌いではないですが、ちょっと舌がぴりぴりしてしまうので。実家で暮らしていたころ、祖父が畑からスイカを穫ってきてくれていましたね。小さいサイズでしたが、夏になるとよく切ってもらったスイカを食べていました。皮の内側の白い部分は、祖母が手作りのぬか床に漬けて、お漬け物にしてくれていて、それも美味しかったですね。スイカって、とても涼しい気持ちになれますよね。体にも良いみたいですし、この夏も食べたいです。