冠協賛公演特別コーナー:三井住友VISAカード
冠協賛公演特別コーナー【過去の公演出演者が語る 冠協賛 Play Back(ブレイバック)】
宙組トップスター・朝夏まなと
<プロフィール>
2002年入団、花組に配属。'05 年『マラケシュ・紅の墓標』で新人公演初主演に抜擢。'10 年『BUND/ NEON 上海』でバウ公演単独初主演。舞台映えする大きな存在感、 豊かな芝居心と確かな歌唱力で活躍。 '12年、宙組に組替え。『ベルサイユのばらーオスカル編ー』ではアンドレとジェローデルを役替わりで演じ、好評を得る。'15 年梅田芸術劇場公演『TOP HAT』 よりトップスターに就任。

宙組トップスター・朝夏まなと 2014年宙組『ベルサイユのばら―オスカル編―』

宙組トップスター・朝夏まなと

 宝塚歌劇を代表する作品『ベルサイユのばら』。私はこれまで、外伝には出演経験があったのですが本編は初めてでしたので、名作に出演できてとてもうれしかったです。アンドレとジェローデルを役替わりで演じたのですが、アンドレというキャラクターを作っていくことは、とても難しかったです。

 まだ宙組に組み替えして1年くらいの時期でしたので、トップスター・凰稀かなめさん演じるオスカルと幼なじみの役柄という難しさもありました。それに、凰稀さんが様式美のなかにも繊細な感情を入れるお芝居をされていたので、そんなオスカルに対してどんなアンドレとして存在すればいいのか、と。アンドレは冷静で頭の良い人ですが、オスカルありきの存在ですので……。稽古場では悩みましたが、舞台に上がってようやく役を掴めていったような感覚がありましたね。

 2014年はその後、全国ツアー公演『ベルサイユのばらーフェルゼンとマリー・アントワネット編ー』でフェルゼンを演じさせていただくなど、まさに『ベルサイユのばら』づくしの1年でした。
 いまふりかえってみても、『ベルサイユのばら』という特別な作品に出演できたことは本当に良い経験となりました。歌唱力に関しても、『ベルサイユのばら』出演を契機に向上したと言っていただくことも多いです。耳馴染みの良い曲ですが、音域も広くて、実際歌ってみると難しい。そんな名曲を歌わせていただいたことによって、自分の発声を見直すこともできましたし、歌唱や見せ方などが変わった感覚がありました。