冠協賛公演特別コーナー:三井住友VISAカード
冠協賛公演特別コーナー【過去の公演出演者が語る 冠協賛 Play Back(ブレイバック)】
月組トップ娘役・愛希れいか
<プロフィール>
せんな・あやせ
2008年入団、花組に配属。高い歌唱力と確かな演技で注目され、'11年花組『ファントム』新人公演で、鍵となるカルロッタ役に抜擢。'13年『フォーエバー・ガーシュイン』でバウ公演初ヒロイン。'15年ドラマシティ公演『風の次郎吉』、翌年の『For the people』でヒロインを務める。'17年全国ツアー公演『仮面のロマネスク』より、トップ娘役に就任。

花組トップ娘役・仙名彩世 2011年花組『ファントム』

花組トップ娘役・仙名彩世

 この作品の本公演では、メグというオペラ座の団員の役を演じました。なぜかいつもファントムを見つける女性(笑)。これまで演じたことがないような若い役でしたので、苦労したことを覚えています。
 そして新人公演ではメグ役とは真逆となる、オペラ座新支配人の妻・カルロッタ役を演じました。両極端の役でしたので、難しさを感じつつも楽しんで役作りしていました。

 カルロッタは、場面を引っ張ったり、空気を変えたり、いろいろな役割を担う役柄でした。歌も多く、クリスティーヌに飲ませる毒やグラスなど小道具を使うシーンもあったので、挑戦することがたくさんあることに、とてもやり甲斐を感じていましたね。

 本役を演じられていた桜 一花さんには、この役に限らず、いつも娘役としての在り方を勉強させていただいていました。桜さんのカルロッタは、コケティッシュでありながら貫禄もあり、品格もかわいらしさもあったので、私も品は失いたくないな、と。カルロッタはオペラ座は自分のものと考え、すべてのことを牛耳る個性の強い女性ではありましたが、プリマドンナになるという夢をもつがゆえにそういう思考になっている純粋なところもあったので、舞台人としていろいろな面を表現できる良い機会だなと感じていました。

 当時は怖いもの知らずで、やりたいことをすべて詰め込み、とにかく全力で挑んだ役でした。演じるうえでは、やりたいことをやればいいというものではなく、ときには引き算も必要。皆さんからアドバイスをいただき、シンプルにすべきこともあることを学びました。
 台詞を交わす相手とのキャッチボールなど、舞台人、役者として、お芝居をするうえで大事なことをこの作品から教えられたような気がします。