冠協賛公演特別コーナー
三井住友VISAカード シアター『ベルサイユのばら』ーオスカル編ー
制作発表
出演者インタビュー
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「ベルサイユのばら」ー-制作発表
左から、宙組・緒月遠麻、朝夏まなと、脚本・演出・植田紳爾、宝塚歌劇団理事長・小林公一、三井住友カード代表取締役社長・島田秀男、宙組・凰稀かなめ、実咲凜音。
 
 三井住友VISAカード シアター 宙組公演『ベルサイユのばら』ーオスカル編ーの制作発表が、3月12日、東京都内のホテルで行われました。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表

 1974年に初演された、言わずと知れた宝塚の代表作『ベルサイユのばら』。フランス革命に向かう激動の時代を舞台に、男装の麗人・オスカル、オスカルを支える幼なじみのアンドレ、フランス王妃マリー・アントワネット、その恋人フェルゼンらが繰り広げる恋模様、生き様が綴られた物語は、社会現象となる史上空前のブームを巻き起こしました。
 初演から再演を重ね、数々のバージョンが誕生、名シーンやスターを生み出してきましたが、今作は「オスカル編」を上演。オスカル役には、昨年の雪組公演「フェルゼン編」にオスカル役として特別出演し高い評判を得た、トップスター・凰稀かなめ。アンドレ役を、朝夏まなとと緒月遠麻という持ち味の違う2人が役替わりで演じることも話題です。高い歌唱力をもつ実力派のトップ娘役・実咲凜音は、オスカルを慕うロザリー役を演じます。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表 会見に先立ち、扮装してのパフォーマンスも披露。まず凰稀がソロで「我が名はオスカル」を、その後朝夏、緒月、実咲が加わり、4人で主題歌「愛あればこそ」を歌い、独特の世界観を表現しました。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表 続く会見では、脚本・演出の植田紳爾が、オスカル誕生シーンから始めることや、自身が原作漫画を読んで感動した場面など新しいシーンを加えることを発表し、「100周年に相応しい『ベルサイユのばら』を作る」と力強く宣言。また、原作でオスカルがペガサスに乗っている姿を再現することや、フィナーレで「海外の人が観ても宝塚の男役らしいと思ってもらえるような、女性の線を残した黒エンビを取り入れたい」と演出プランを披露。
 雪組に特別出演した凰稀のオスカルを観て「声を聞いた瞬間に、これはオスカルの声だと思い、いままでと違う感じを受けた」と言い、「これまでにないオスカルになるのでは」と期待を寄せました。

 凰稀は「オスカルのイメージは自ら咲く場所を選ぶ一輪の薔薇。それを崩さずに、白薔薇と呼ばれる意味も大切にしたい。2人のアンドレを相手にどういう風になるかは見てのお楽しみ」と語りました。そして、自分と役の共通点を聞かれると「強がっていて甘えられないところ、心を開いたときに甘えるところ」と回答。
 実咲は「ロザリーはオスカル様への思いがすごく強い。かわいらしくて健気で儚いけれど、心も強いという部分を表現したい」と話しました。朝夏は2役について、「アンドレは内に秘めた熱いものや包容力を大事にしたい。同じくオスカルを愛するジェローデルも、また違った愛の形で演じ分けたい」。同じく2役を演じる緒月も、「アンドレもアランも相手を思う心を大切に演じたい」と語りました。

 オスカルの誕生シーンから始まり、新しい場面も加わることで、オスカルの心の機微や生き様がより鮮明に描かれる今作。宝塚歌劇100周年の記念すべき年に再演される、不朽の名作の奥深い魅力を引き出す、新しい「オスカル編」の誕生にいまから期待が高まります。

「ロミオとジュリエット」-制作発表

 宝塚大劇場公演は、2014年5月2日~6月2日、東京宝塚劇場公演は、6月20日~7月27日。

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