冠協賛公演特別コーナー
三井住友VISAカード シアターグランド・ロマンス 『王家に捧ぐ歌』-オペラ「アイーダ」より-
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これまでの協賛公演
「エリザベート」ー-制作発表
左から、宙組・実咲凜音、脚本・演出・木村信司、三井住友カード代表取締役社長・島田秀男、宝塚歌劇団理事長・小川友次、宙組・朝夏まなと。
 
 三井住友VISAカード シアター 宙組公演『王家に捧ぐ歌』-オペラ「アイーダ」より-の制作発表会が、4月21日、東京都内のホテルで行われました。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表 同作は、19世紀を代表する作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディの円熟期のオペラとして名高い「アイーダ」に着想し、新たな脚本と音楽で宝塚バージョンを創出。
 エジプトの将軍・ラダメスと敵対するエチオピアの王女・アイーダの悲恋を中心に、ラダメスに思いを寄せるエジプト王女・アムネリスの恋、戦いを織り交ぜ、愛と平和を描いたドラマチックな作品となりました。

 2003年に星組で初演されて好評を博し、第58回芸術祭優秀賞を受賞した名作が、朝夏まなと、実咲凜音の新トップコンビ率いる新生宙組で、12年ぶりに甦ります。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表 冒頭、金色の華やかな軍服姿で朝夏が登場。主題歌「世界に求む」を、エジプトの大地を感じさせるスケール感で歌唱。続いて、歌唱力を生かした実咲のソロ、コンビでのデュエットの3曲を披露し、早くも壮大な作品世界を漂わせます。

 続く会見で朝夏は、「このような素敵な作品で新生宙組をスタートできることを誇りに思う。この気持ちを舞台でお返ししたい」と挨拶。また、トップとしてめざす姿を、「自分が誰よりも作品を愛し、みんながその背中を見てついて来てくれるのが理想」と、話しました。実咲は「アイーダという大役をさせていただくことを、うれしく思うと同時に責任を感じる」と心境を明かしました。


「ベルサイユのばら」ー-制作発表 脚本・演出の木村信司は、「台本を書いたとき、ただ愛だけを訴えたいと思っていた。その自分の衝動に返って演出し直したい」と熱く意気込む。「朝夏、実咲は、ロマンチックなところを強調できるカップル。コンビを中心にして世界が広がっていくというように演出したい。作品の核である“愛”という方向性で、少しずつ歌詞を変えている」と演出プランを説明しました。


 また、宙組での上演を決めた理由を聞かれた小川友次理事長は、「決めた理由は朝夏。この公演が朝夏を呼んだのだな、と。つまり『朝夏に捧ぐ歌』が聞こえた。眼差し、演技、すべてが朝夏に合っている。その1点です」と、思い入れたっぷりに力説。
 大きな期待を受けた朝夏は「舞台人として最高の賛辞。必ずやいい舞台に」と、気合いのこもったコメント。役作りに関しては、「戦士でありながら、1人の女性を愛しているがゆえに戦いを止める。そんなラダメスの信念をリアリティをもって演じたい」。実咲も、「2人の愛を強く強く出していければと思う。アイーダは、戦いは新たな戦いを生むだけという強い信念をもって生きている女性。自立しながらも、包容力あふれるラダメスにすべてを捧げたい」と話しました。

 実力派キャストが壮大なスケールで描く、華やかでドラマチックなミュージカルに期待が高まります。

「王家に捧ぐ歌」-制作発表

 宝塚大劇場公演は6月5日から7月13日まで、東京宝塚劇場公演は7月31日から8月30日まで。

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