永久輝せあコーナー

今月のメッセージ

明るく楽しい『はいからさんが通る』の世界。

永久輝せあ 今月のメッセージ  このメッセージがアップされるころには千秋楽を迎える『はいからさんが通る』東京公演。ご観劇いただいた皆さま、ありがとうございました。

 東京公演初日は、満席に近い客席を久しぶりに目の当たりにして、胸が高鳴りました。大劇場公演では大幅に席数を減らしていて、それでもありがたいと思っていましたが、いざたくさんのお客様にお越しいただけると本当にうれしくて……。拍手や笑い声などもより大きく感じましたし、お客様に反応していただけると演じていても楽しく、芝居が変わったりする面白さもあるので、幸せです。

 私が演じる高屋敷要は、今作オリジナルの設定で『はいからさんが通る』を書いた人物として描かれています。冒頭でその一節を読む場面があるのですが、その台詞は関東大震災が起こったあとに徹夜で書いた原稿を元にしたもの。つまり、2幕で描かれる関東大震災などを経て、物語が進んだあとの高屋敷として登場しています。時系列を考えると思い浮かぶ光景の重さも違うので、東京公演ではより強く意識していました。

 高屋敷は柚香光さん演じる伊集院忍さんの親友役。柚香さんにも東京公演へ向けていろいろとお言葉をいただき、親友としてのやりとりも、回数を重ねるごとにより深まっていっているのかなと思っています。
 大劇場公演と東京公演で一番変わったのは、くりすちゃん(音くり寿)演じる環との場面。高屋敷は環に片思いしているのですが、アプローチをもう少し強めてみたらと先生にアドバイスをいただきました。園遊会の場面では、忍さんと紅緒の様子を見つつも環に積極的に話しかけるようにしたり、タイミングを増やしたり……。忍さんと話すときと、環と話すときとで気持ちに変化を付けてみました。
 環もどんどん変わっていくので、高屋敷としてどうあるべきかと考えますし、くりすちゃんはどのように演じても応えてくれるので、楽しんでお芝居しています。

 2幕では、瀬戸かずやさん演じる冬星さんとのお芝居もあります。それに向けて、関東大震災、その後の忍さんと紅緒のやりとり、忍さんと冬星さんの男同士の場面まで、ずっと袖から観ています。冬星さんの紅緒への思いと、高屋敷の環への思いは、重さも愛の形も違うとは思いますが、お互い失恋したもの同士。一緒に前を向けるよう、冬星さんのそれまでの状況も感じながら演じるようにしています。

 今作は漫画が原作ということもあり、一人ひとりの登場人物がとても魅力的。忍さんと紅緒のラブストーリーだけでなく、いろいろな人物の関係性や人生などさまざまな物語も感じていただけるのではないかなと思います。お客様も明るく楽しく、幸せな気持ちになっていただけたら、うれしいです。

オンラインでの外部公演のお話。

永久輝せあ 今月のメッセージ  宝塚歌劇でも行っていますが、最近は多くの演劇、舞台がオンラインで配信されていますよね。私も何度か拝見した、外部公演のお話を少し……。

 シアタークリエで7月に行われた『SHOW-ISMS』は、井上芳雄さんがご出演されていた「DRAMATICA/ROMANTICA」バージョンを観ました。実は、初めて外部公演を観たのが、同期の綺城ひか理に連れて行ってもらった、井上さんの10周年記念コンサートでした。それ以来、井上さんが出演されていると観たいな、と。技術はもちろん、言葉もとても大切にされていて、歌詞から情景が浮かんでくるのがすごい!!
 私は燕尾服は宝塚!と思っているのですが、井上さんは燕尾服がとてもスマートでお似合いなんです。ほかにも彩吹真央さん、JKimさん、知念里奈さん、新妻聖子さんの歌のパワーが本当に素晴らしくて、感動しました。

 帝国劇場で8月に行われた『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』も素敵でした。Aバージョンがあまりにも楽しかったのでBバージョンも観たのですが、涼風真世さん、一路真輝さん、花總まりさん、瀬奈じゅんさん、和音美桜さん、朝夏まなとさんなどOGの方がたくさんご出演されていました。中川晃教さんが歌われた『モーツァルト!』の「僕こそ音楽」も素晴らしく、こんな風に歌えたらどんなに素敵だろう、と。歌の力はすごいなと元気をいただきましたし、「舞台人が届けられるもの」がどんなに価値があるのか、再認識できました。私自身もイチ舞台俳優として、そんなお仕事をさせていただいているのだと気付くことのできた公演でした。
 ほかに、韓国版『モーツァルト!』も面白かったです。この作品は観るたびに違う印象を受けるのですが、韓国版では大司教とモーツァルトの関係性がとても興味深く感じました。

外部の舞台俳優で憧れている方。

 まずは憧れの方として、早乙女太一さんを挙げたいと思います。殺陣が本当に神がかっていて、格好いい! 劇団☆新感線の『髑髏城の七人』や『けむりの軍団』だけでなく、主演されていた『薄桜鬼 新選組炎舞録』もDVDで拝見しました。剣の速さと芯のぶれない感じ、型の美しさが素晴らしすぎて、こんな風に動けたらどんなにいいだろうか、と。とにかく憧れますね。  

 以前からずっと好きなのが、吉野圭吾さん。どの作品でも吉野さんがいるだけでムードが高まるような求心力と個性、尊敬しています。吉野さんがご出演されていた『レディベス』のシモン・ルナール役のウェーブがかった髪型を真似したくて、美容師さんにリクエストしたこともありました(笑)。存在感があって思わず目で追ってしまいますし、その雰囲気が忘れられなくなる方です。

 木下晴香さんも好きな女優さん。『モーツァルト!』のコンスタンツェなど、木下さんを目当てに観に行きました。歌声も素敵ですし、自然体なお芝居が魅力的だなと思います。お若いのにとても雰囲気を持った舞台姿が印象的なので、普段はどんな方なのか、いつかお話してみたいです(笑)。

キャラクター就任1周年。

 もうすぐ、VJAのイメージキャラクターをさせていただいてから1周年を迎えます。11月2日〜30日まで、それを記念したキャンペーンを実施していただいているので、ぜひ詳細をチェックしてみてくださいね。
 そのキャンペーンで当たるオリジナルチケットホルダーには、2020年のカレンダー撮影の衣装が使用されています。タキシードとピンクのスーツという、私が個人的にも気に入っている衣装で、うれしかったです。

 また、2021年のカレンダー撮影の様子を収めたメイキング動画も公開されています。今回は衣装がカラフルで、さまざまな色に挑戦させていただいて楽しかったなと、思い出が甦りました。デザインがきれいな紫色の衣装や、赤色のスーツ、銀色のスーツもお気に入りです。

 1周年とはいっても、なかなか街中や空港にある看板は恥ずかしくて見られないです(笑)。でも看板の前を通った同期や下級生が一緒に写真を撮って送ってくれるのは、うれしいです! そして、まだまだではありますが、カレンダー撮影は去年よりは慣れたかな、と。変わらないスタッフの皆さんが本当に温かくて、楽しかったです。またいずれお話できればと思います。

※このメッセージは、10/20(火)のものです。

テーマ:秋を感じるもの、こと

  • ◎旬の食べ物

    秋の食べ物は、昔からとても好きですね。なかでもキノコ類全般が好きで、炊き込みご飯なんか最高ですよね! 栗ご飯も昔から好きですし、銀杏も大好物。家ではなかなか銀杏を使った料理はしないですが、銀杏ご飯とか銀杏の入った茶碗蒸しとか……。お店のメニューにあったら絶対に頼んでしまいます(笑)。
  • ◎ファッション

    一年のなかで一番、秋の洋服が好きかもしれません。その年の流行によっても左右されますが、深緑やボルドーなど深みのある色がいいですよね。チェック柄も好きです。それに、トレンチコートや革のパンツ、もう少し寒くなってきたらブーツも出始めたり……。アイテムが増えるのでテンションが上がります!
  • ◎秋の匂い

    少しマニアックでしょうか(笑)。夏とも冬とも違う、ちょっとひんやりしているけれど、まだ日は長いという時期の秋の匂い、好きなんです。東京公演に来てから、朝などにすごく秋の匂いを感じます! ぜひ秋のうちに緑がたくさんある開放的な公園などを散歩したいです!