今月のメッセージ

　少しずつ暖かくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか？
　いまご覧いただいているこのホームページは、4月から2023年の新ビジュアルにアップデートされています。空港や駅、劇場の看板、ホームページ内のカレンダーフォトレビューも順次更新されていきますので、どうぞお楽しみになさってください！

　今回のポスター、カレンダー撮影で着用したお衣装は、ナチュラルなものからおしゃれなスーツまでバラエティ豊かで、着替えるときも毎回ワクワクしました。
　9月のカレンダーで使用されているチョコレート色に統一されたコーディネート、10月のデニム素材の重ね着もお気に入り。特に10月のカットは、普段からデニム地の小物が好きなので、とてもうれしかったです。11月の赤い花柄のジャケットにシャツ、紫のファーコートという組み合わせも印象的。こういうスーツを着る機会はあまりないですし、前髪を下ろすスタイリングも新鮮でした。ホームページ内のカレンダーフォトレビューでも公開されている横顔のアップの表紙も、斬新で印象深いカットでした。

　あとは、やはりスーツが好きですね。ポスターや12月のカレンダーでも使用されている紺色、2月のグレーなど、スーツを着ると落ち着きます（笑）。いろいろなお衣装に挑戦しているので、ぜひ皆様チェックしてみてください！

　このメッセージがアップされるころには閉幕している、花組東京宝塚劇場公演『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT（アンシャントマン）－華麗なる香水（パルファン）－』で、4名の方が退団されました。

　らいすちゃん（花翔ひかり）は、私が花組生として初めて出演した宝塚大劇場公演『はいからさんが通る』に、最下級生として出演していました。らいすちゃんなど105期生が頑張っている姿をよく見ていて、その印象が強いです。
『ENCHANTEMENT－華麗なる香水－』でも、舞台袖でらいすちゃんと顔を合わせるタイミングがあったりすると、いつもにこやかに笑ってくれます。

　ここちゃん（都姫ここ）は、『DANCE OLYMPIA』のラテンの場面で花組生として初めて一緒に踊った娘役さんで、それをきっかけによく話すようになりました。残念ながら『DANCE OLYMPIA』以降は組んで踊ったりお芝居をする機会があまりなかったのですが、『うたかたの恋』のプロローグの舞踏会で一緒に踊ることができたので、とてもうれしかったです！ 普段もとても可愛らしく、お芝居心もあって、とっても素敵な娘役さんです！

　みはるちゃん（春矢祐璃）とは2期違いなので、お稽古場などで常に近くにいる存在。前回の全国ツアー公演『フィレンツェに燃える』でも一緒でしたね。みはるちゃんは人見知りのようですが、私は最初からとても話しやすかったですし、すごく優しくて気遣いができる人。常に周りを見て動いたりしている姿に信頼感があって大好きでしたし、いつもお世話になっていて、とても感謝しています。

　華雅りりかさんは、すごくご縁がある方です。初舞台の星組公演『めぐり会いは再び』や組回りで出演した『オーシャンズ11』のときから、当時星組生として出演されていた華雅さんにはよくしていただき、花組で再会したときにも声をかけてくださったり、とてもお世話になりました。その後『元禄バロックロック』では夫婦役を演じられてうれしかったですし、お稽古場でもいろいろなお話をさせていただきました。今回のお稽古場でも、いままでのことやこれからに向けてなど、じっくりとお話しできたことが印象深かったです。自分に厳しく突き詰めようとされる熱心で真面目な方なので、いつもかっこいいなと思いながら、そのお背中を拝見していました。

　そして、4月28日付けで、水美舞斗さんが専科に異動されます。いまもまだ実感がないですし、お世話になりすぎていて、何からお話ししていいのかわからないくらいです。『DANCE OLYMPIA』で水美さんを中心としたシグナルズというグループの場面があり、初めてご一緒させていただきました。以来、いろいろなダンスナンバーやお芝居でもご一緒させていただく機会が多く、本当にお世話になりました。水美さんと一緒に舞台に立っていると、「こんな空気出されるんだ！」「こういう踊り方をされるんだ！」という驚きや発見、学びがすごくあるので毎回とても刺激的でしたし、そのお姿を拝見していて「花組の男役たるものとは」ということも学ばせていただきました。いまは、花組生としてご一緒できる時間を大切にしたいと思っています。

　4月29日から、花組公演『二人だけの戦場』が梅田芸術劇場メインホールで上演されます。
　以前から、正塚晴彦先生の作品に出演したかったので、とてもうれしいです。軍隊の訓練シーンなど軍人仲間とのシーンや、友情も描かれるのかなと、想像を膨らませて楽しみにしています。お稽古はまだこれからなので、作品や役については来月以降にお話ししたいと思います！

　この作品から、同期のあかり（綺城ひか理）が花組生として出演します。初舞台以降は『タカラヅカスペシャル』で共演したくらいで、本格的に舞台でお芝居するのは初めて。あかりとはオフで話すことが多く、お互いに悩み相談するくらい仲良しなので、同じ組にいられるのはすごくうれしいです！ 舞台を観ていてあかりの男役像をすごく好きだなと感じるので、これからは舞台上でそれを肌で感じることができるのが本当に楽しみです。

※このメッセージは、3/15（水）のものです。