カードレスで紛失リスクへの不安を解消!
現場とバックオフィス、双方の経費申請処理の業務を効率化

左から、山本さん、中村さん

左から、山本さん、中村さん

大和ライフネクスト株式会社

経理財務部

財務課 課長:中村洋二さん

財務課:山本祥子さん

導入ソリューション

三井住友パーチェシングカード

導入前の課題

導入効果

管理職名義の法人カードは導入していたが、紛失リスクから現場社員は所持に抵抗感があった

部署名義で発行できる現物発行のないクレジットカードで、セキュリティ面の懸念も解消

法人カードや経費精算システムなどを連携させても、効率化できない隙間の領域があった

部分導入で効率化の隙間を網羅!導入を希望する現場に、柔軟な選択肢を提供できた

経費関連の申請処理が煩雑で、現場の担当者にも経理部門にも負荷が大きい

経費精算システムと連携させ、Web上ですべて完結!ペーパーレス化や誤入力防止も実現

マンション・建物の管理事業を中心に、不動産総合管理における多様なサービスを提供

マンション・建物の管理事業を中心に、不動産総合管理における多様なサービスを提供

中村さん:当社は、分譲・賃貸のマンション管理事業をはじめ、ビル・物流施設・商業施設・ホテルなどの建物管理サービスを中心に事業を展開しています。また、オフィス移転や人事異動に伴う従業員の引越しをサポートする貨物利用運送事業、コールセンター代行業務などの法人向けサービス、警備事業、損害保険、生命保険の代理店事業など、建物管理から派生するビジネスなども手掛け、多岐に渡る領域でサービスを提供しています。

2009年より、お客さまの一生涯に寄り添う「総合生活支援サービス企業」を目指す大和ハウスグループの一員となった当社は、不動産総合管理業務の領域を担い、グループ各社と連携をとりながらお客さまに最適なサービスメニューを提供しています。

 

刻々と変化する社会の中では、次々と新たな課題が生じ、人々のライフスタイルも変化し、多様化し続けていますが、当社は、新たな価値観や概念に向き合う多様な視点を持ち続け、お客さまと社会に貢献していくことを目標としています。1人ひとりの考え方、価値観、個性を大切にしながら、多くの社会課題に向き合い、これまでの常識にとらわれない新しいスタイルを生み出していきたい。「LEAD NEXTYLE あしたのあたり前を、あなたに。」を経営ビジョンに掲げ、より豊かな暮らしを共創し続けていくことを目指してまいります。

各部署で毎月発生する会社間の経費支払い処理に手間が掛かっていた

各部署で毎月発生する会社間の経費支払い処理に手間が掛かっていた

中村さん:当社では、部署ごとに発生する定期的な経費の支払いについては、個人で立替精算を行う方法に加え、本社の経理財務部に振込処理を申請する書類を郵送してもらう方法をとってきました。例えば、毎月の公共料金や通信費、事業所に設置しているウォーターサーバーの利用料金、レターパックの購入費用などの経費です。

 

しかし、当社は全国に約50カ所の事業所を展開しているため、遠方の場合には日数が掛かるケースや、部署内でやりとりする中で申請書類が埋もれて発送が遅れてしまうケースがあり、納期のぎりぎりにこちらに到着するということが多くありました。

山本さん:現場の担当者の皆さんは、毎月必ず発生する経費に対し、都度、立替払いや請求書払いの事務処理を行ったり、事前に振込申請の書類を発送したりすることが必要だったため、非効率だと感じている方も少なくなかったと思います。

 

中村さん:当社では、すでにグループ会社が展開する法人カードを導入していましたが、主に管理職者の名義で発行しており、個人の出張費用などを支払いの対象とし、会社の口座から引き落とされるしくみでした。一方、会社間で支払いを行う毎月の経費申請は、各部署で事務職を務める一般社員が担当しています。そのため、クレジットカードの発行対象を一般社員に広げる方法も考えましたが、各部署の担当者からは「クレジットカードの現物を持ちたくない」「責任が大きいため、個人名義でのクレジットカード発行は避けたい」など、法人カードに抵抗感を示す声が多くありました。

 

山本さん:そもそもクレジットカードの現物を持つことには紛失のリスクがあり、個人の負担感が大きい上、会社としてのセキュリティリスクも高まります。各部署内の管理職者が持っている法人カードを利用する方法もありますが、管理職者は日々忙しく、かつ、事務職の皆さんには時短勤務の方も多い。連携がとりにくく、スムーズな支払い処理が難しいという状況もありました。

 

一方、本社の経理財務部にとっては、全国の各部署から届く申請書類が月末に集中してしまう点も問題だと感じていました。書類発送のタイミングが遅れ、到着までに時間が掛かったり、郵便事故で届かずに再送の手配が必要となったりするケースもあり、経理財務部の振込処理が遅れてしまうこともありました。各部署の担当者の経費処理に対する意識も高めることができればと考えました。

 

中村さん:当社では、法人カードを導入する際、経費精算システムの「SAP Concur」も併せて導入しました。しかし、それだけでは網羅しきれない部分もあります。「さまざまなツールを活用し、できる限り効率化の隙間を埋めていければ」と考えていたので、会社間の経費精算についても、クレジットカードの現物を持たずに済むパーチェシングカードを活用していくことにしました。

課題

  • 各部署で毎月発生する公共料金や通信費など、会社の経費支払いの申請・処理に手間が掛かっていた
  • 請求関連の申請書類を郵送する場合は到着が遅れ、処理が遅れるケースもあった
  • 全国の事業所から申請書類が届くタイミングが月末に集中してしまっていた
  • 各部署で経費処理を担当する一般社員からは、紛失リスクからクレジットカードの現物所持に抵抗感があった
  • 法人カードの発行対象を広げると、紛失によるセキュリティリスクも高まる恐れがあった
  • 管理職者が所持する法人カードを利用する場合、スムーズな支払い処理ができない問題があった

プラスチックカード不発行のパーチェシングカードで紛失リスクなし!利用者とバックオフィス、双方の事務作業も削減

プラスチックカード不発行のパーチェシングカードで紛失リスクなし!利用者とバックオフィス、双方の事務作業も削減

中村さん:三井住友パーチェシングカードについて知ったのは、法人カードの導入を検討していた時期でした。当時、三井住友カードのコーポレートカードも導入候補としており、営業担当の方からお話を聞いた際に、「クレジットカードの現物を発行せずに利用できるパーチェシングカードもある」と聞き、関心を持ちました。

法人カードやSAP Concurを導入した後には、「各種ツールやシステムを連携させて効率化は図れたが、会社間の経費支払いという部分に隙間ができてしまう」と感じました。三井住友パーチェシングカードは、私たちが求めている要件を満たしていましたし、三井住友カードの営業担当者の対応の良さが印象に残っていました。そこで、残った隙間を埋めるための最後のピースとして、三井住友パーチェシングカードを導入することにしたのです。

 

山本さん:三井住友パーチェシングカードは、現物を持たずに済むので紛失リスクもありません。クレジットカード更新時に現物を送らなくていい点も魅力的ですね。現物があった時は、すべての発行対象者に向けてクレジットカード送付や受領の処理を行わなくてはならず、物理的な対応作業の手間が掛かっていました。

 

また、個人名義で発行している法人カードは、異動や退職、組織変更などがあれば、名義人の変更手続きを行わねばなりません。その点、三井住友パーチェシングカードは部署名義で発行できるため、そもそも名義人を変更する必要がありません。

 

中村さん:導入の際の三井住友カードの対応にも非常に満足しています。こちらの要望に対するレスポンスが非常に早い上、他社の提案のさらに上をいく内容をご提案いただくことができました。「なるべくスピーディーに発行したい」という要望にも応えていただきましたね。

 

山本さん:クレジットカードの発行は部署ごととし、希望する部署を対象としましたが、導入時に大変だと感じることはありませんでした。申込書をまとめて送付した後、3週間程度ですべて発行していただくことができました。現場の担当者からも特に不満の声はなく、「使い方がわからない」という問い合わせもほとんどありませんでしたね。いつものSAP Concurを使用した経費精算処理と同じだと伝えるだけで問題なく移行できたと思います。

 

中村さん:当社の場合は、すでに法人カードとSAP Concurを連携させて経費精算を行っていたので、法人カード導入時のマニュアルをそのまま利用することができました。また、法人カードを利用している管理職者から不明点を聞くこともできたのではないかと思います。

 

山本さん:SAP Concurと三井住友パーチェシングカードの連携も簡単で、各部署の経費担当者のSAP Concur IDと各部署へ発行されたパーチェシングカードの番号を紐づけるだけでした。経費支払い処理の流れとしては、まず各部署の担当者が支払い先のサイトでクレジットカード番号の登録を行います。その後、メールなどで引き落としのお知らせがくるので、それをダウンロードした上で、SAP Concurを通じて経費申請の手続きを行います。私自身も経理財務部のパーチェシングカード担当者として、レターパック購入の手続きを行っていますが、Web上で完結できる便利さを実感しています。

経費利用申請の流れ イメージ

中村さん:経理財務部は、各部署の経費利用申請をSAP Concurでチェックし、承認する流れとなっています。現在、利用部署はまだ約20部署のみにとどまっており、かつ、通信費やレターパックなど、単独の費目に対して利用する部署がほとんどなので、バックオフィスが振込申請書類を処理する手間が大きく削減されたとは感じませんが、現場の担当者の手間を削減する選択肢を提供できる点に大きなメリットを感じています。

三井住友パーチェシングカードは、経費処理の負担感が大きい部署に提案できる一つのツールであり、希望に応じて部分導入する形で、柔軟に対応していくことができます。現場によっては新たなツールの導入に時間を割けないと考え、歓迎しないケースもあるので、本社主導でDX化を強引に推進するのではなく、各部署の自主性に任せていくことが大事だと考えています。実際、こうした選択肢を紹介することで、「そういうものがあるなら使いたい」となるケースも少なくはないですね。

 

山本さん:例えば、「毎月、同じ金額のウォーターサーバーの請求書を紙で郵送するのが面倒だ」など相談された際に、三井住友パーチェシングカードを案内しています。すでに利用している部署から「とても便利だ」という口コミが広がっているようで、各所からの問い合わせも増えていますね。

 

中村さん:レターパックについては、まとめて1ヵ月分を購入するため、管理職者の法人カードを利用するケースも多くあります。当社では毎年3月〜4月頃、建物管理の書類送付などでレターパックを大量に使用します。個人で立て替えるには大きい金額になるため、管理職者の法人カードを利用しようと思っても、「多忙な管理職者をなかなか捕まえることができない」となるケースもあったようです。今では、経費処理の担当者が部署のパーチェンシングカードを利用できるので、管理職者との連携も不要になりました。

プラスチックカード不発行のパーチェシングカードで紛失リスクなし!利用者とバックオフィス、双方の事務作業も削減

山本さん:現場の担当者にとっては、自動的にクレジットカードで引き落としされることも大きいと思います。請求書払いや振込申請の事務処理が不要になるだけでなく、毎月必ずSAP Concurへカード利用データが連携されるため、精算漏れの心配もなくなりました。

また、私たち経理財務部としては、経費支払いの振替手続きを行う必要がなくなる点はもちろん、SAP Concurへのカード払いの経費利用データ連携により、利用日・利用金額などの入力が不要となり、申請者の入力ミスがなくなることも、大きなメリットだと感じています。

さらに、紙の書類ではなく、電子化したデータで申請できるので、ペーパーレス化を推進できるメリットもあります。

 

中村さん:そもそもの目的は「法人カードで対応できていることを、クレジットカードの現物を発行せずにできるようにしたい」ということだったので、それを実現できたことが大きなメリットです。現場と経理財務部、双方の事務処理の負担も軽減できたと感じます。

 

山本さん:クレジットカードの現物を持たず、紛失リスクを解消できたことも、セキュリティ面で安心できますね。また、過去には、誤って個人的な購買に法人カードを使用してしまい、会社の口座から引き落としがされてしまうケースなどもありました。しかし、三井住友パーチェシングカードの場合は、支払い先のサイトに登録しない限り、誤った引き落としが発生することもありません。これは想定していなかったメリットだと思います。

 

中村さん:各部署での用途と毎月の利用金額がある程度決まっているので、締日翌日に利用枠がクリアされるマンスリークリアのしくみについては活用できていないと感じます。しかし、経理財務部単体ではメリットを感じます。出張時の手配・管理が行える旅行会社サイトの決済にパーチェシングカードを使っていますが、全社的に利用され、年間で数億円単位という支払い金額になるため、マンスリークリアで利用枠に余裕を持つことができるのはありがたいですね。また、通常の従業員の立替精算や、法人契約で旅行会社と直接取引することに比べ、カード利用を挟むことで支払いサイトが長くなるため、資金面についてもメリットを受けています。

 

山本さん:これからは法人カード管理者Webも利用していきたいと思います。クレジットカードの使用者追加や限度額の変更なども、すべてWeb上で完結できると知って、とても便利だと思いました。

法人カード管理 アイコン イメージ

中村さん:今後も、三井住友パーチェシングカードの利用は、各部署の自主性に任せていきます。無理にDX化を推進するのではなく、現場の負担を減らすために、希望に応じた選択肢を提供していければと思っています。これから法人カードの導入を検討されている企業の皆さんは、法人カードかパーチェシングカードのどちらか一方に限定するのではなく、両方導入するのもいいかもしれません。クレジットカードを利用する部署や社員の希望・利便性に応じて選択肢を提供できますよ。

何より、バックオフィスの手間や負担を増やすことなく、クレジットカードを利用する部署や社員の利便性を高めることができるのは大きなメリットだと実感します。誰も損することがない一方、現場にとっては便利になるので、積極的なDX推進が難しい企業にも導入しやすいと思います。

導入ポイント

  • 物理的なクレジットカードを持つ必要がなく、紛失リスクもない
  • 部署名義で発行できるため、個人に負担を掛けなくて済む
  • 法人カードや経費精算システム「SAP Concur」など、導入済みの各種ツールやシステムだけでは対応できない隙間を埋めることができる上、部分導入で効率化を図ることもできる
  • 三井住友カードの担当者のスピーディーな対応や提案内容に満足できた

効果

  • 毎月の定期的な支払いをクレジットカード払いへ変更することで、自動でSAP Concurへデータ連携され、精算漏れ・入力ミスがなくなった
  • 部署名義で発行し、部署ごとに発生する会社間経費に利用できるため、管理職者の法人カードでの決済が不要となり、支払いがスピーディー
  • クレジットカード更新時に現物の送付手配や受領手続きが不要で、財務管理部の業務負荷が軽減
  • SAP Concurとの連携によって、経費申請の手続きやチェックなどがWeb上で完結できる
  • 電子化した請求書データでの経費精算が可能なため、ペーパーレス化にも役立っている
  • バックオフィスの負担を増やさずに、現場には利便性を高める選択肢を提供できている

大和ライフネクスト株式会社様が導入した法人ソリューション

広告費やクラウド利用料等購買専用の不発行型カード

広告費やクラウド利用料等購買専用の不発行型カード

大和ライフネクスト株式会社

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