決済端末1台でスマートな会計を実現！POSレジ機能を使ってメニュー登録も簡単に

当店は、珈琲専門店として、本格コーヒーと手づくりフードのご提供、コーヒー豆の販売を手がけています。1968年創業当時の面影を残すレトロな空間で、ゆったりと世界のコーヒーをお楽しみいただけます。父が創業したこの店を2代目として引き継いでから30数年、地域密着の経営を続け、多くの地元の方々にご愛顧いただいています。

ご提供しているメニューの単価は、コーヒーをはじめとするお飲み物が400〜1,000円台、トーストは400円台、各種スパゲティやグラタン、ハンバーグなどのセットは900円台となっています。より多くのお客様に気軽にご利用いただくため、お得なお値段でご提供していることも一つのこだわりです。モーニングサービスや各種デザートなどもご提供し、朝７時半から夜8時まで、幅広い層のお客様にご来店いただいています。

当店は青物横丁駅の目の前というロケーションのため、平日は、会社員の方や開店当初からの常連さんをはじめとする地域の方々、駅を利用される方などにご利用いただいております。また、週末にはレトロな店内の雰囲気に興味を持って遠方から来店される方もいます。

現在、キャッシュレス決済と現金決済の割合は半々くらいですが、キャッシュレス決済の方が上回るときもあります。老若男女、幅広い層のお客様がキャッシュレス決済を使われるようになったと感じます。駅の近くであるために、交通系ICカードのご利用が最も多く、次いでクレジットカード、コード決済の順ですね。

キャッシュレス決済を導入したのは10年以上前のことです。当時、青物横丁商店街が交通系ICカードにポイントを絡めて商店街を盛り上げる施策を実施することになり、当店でも交通系ICカードの決済端末を導入したところ、キャッシュレス決済を希望するお客様が多くいらっしゃることがわかり、その後、クレジットカードの決済端末やコード対応する決済端末も導入しました。さらに出前のオーダー対応のための端末も置いていました。

以前使っていたPOSレジは機器自体が大きいうえに、4台の決済端末を置かなくてはならず、レジ周りのスペースを圧迫していました。お会計のやりとりをする際に端末が邪魔になっていましたし、レジ締め作業の際にもスペースが狭くてやりにくさを感じていました。こうした状況から「レジ周りをスッキリさせて、最低限のスペースを確保できたら」と以前から思っていました。

当店は会社員の方にご利用いただくことも多いため、平日のランチタイムは、昼休みが終わる前のタイミングにお会計が集中してしまいがちです。キャッシュレス決済を利用する方が多いと、その都度、決済端末を使い分けなくてはならず、レジ前に列ができてしまうことも少なくありませんでした。当店では対応していないキャッシュレス決済をご利用されたいというお客様も多かったのですが、これ以上、端末を増やすことはできないため、何か方法があればと思っていました。

また、長く使ってきたPOSレジに不具合が起きている状況もありました。現金を入れるドロワー部分が壊れてしまったうえに、時折、システムに接続できないこともあったのです。いよいよ買い替えなくてはならないと思っていましたが、一般的なPOSレジの筐体は大きく、導入費用も10万円近くかかってしまいます。そもそも個人経営の店には向かないと感じていましたが、売上データを検討するためには、POSレジの利用は不可欠でした。

さらに、以前使っていたPOSレジは、メニュー登録の作業がとても大変なことも悩みの一つでした。当店では80種類〜90種類のメニューを扱っていますが、例えば、価格改定をする場合には、一つひとつの品目の価格をレジのボタン操作で登録し直す必要があり、1日がかりで作業していたのです。登録モードにたどり着くだけでも時間がかかっていましたし、入力内容を確認できる大きなディスプレイがないため、非常に見づらいという状況でした。

そんな中、三井住友カードの営業担当さんにstera pack POS（ステラパック ポス）導入のご提案をいただき、多様なキャッシュレス決済に対応しているうえ、POSレジとしても使えるstera pack POSなら、今までの問題を解決できると考えました。

stera pack POSを導入した決め手は、コンパクトでありつつ、POSレジとキャッシュレス決済の機能を併せ持っていることです。これ1台で様々な決済方法に対応できるため、いくつも端末を置く必要がなく、レジ周りをスッキリさせることができると思いました。タブレットを使うPOSレジですと、固定しにくく、操作する際にも安定しなくて扱いづらいですよね。その点、stera packPOSは置いたまま操作できるのがいいですね。

スペースに余裕ができたことで、お会計のやりとりでストレスを感じることもなくなり、レジ締め作業も行いやすくなりました。かつて大きなPOSレジがあったスペースには、ショップカードやお店のご案内などを置いています。これまではカウンターにスペースがなく、反対側の棚の上に置くほかなかったので、ショップカードがあることに気づかないお客様も多かったと思います。レジ前に置くと目立ちますから、今ではショップカードを持って行かれる方が増えています。

stera packPOSは、30種以上の決済に対応できるので、お客様にどんな決済方法を要望されても概ね対応できます。タッチ決済にも対応しているので、よりスピーディーにお会計ができます。導入後は、ランチタイムでもレジ前に列ができることが少なくなり、お客様をお待たせするストレスもなくなりました。

コストの面でもメリットを感じています。初期費用がかからず、月額9,900円（税込）で利用できるので、個人経営の店舗でも導入しやすいですね。プリンタのロール紙も無料なので、余計なランニングコストもかからず、注文するとすぐに届けてくれるところもいいですね。Visa、Mastercardの手数料も、他社と比べてかなり安いと感じます。

以前のPOSレジは調子が悪くなったら買い替えなくてはなりませんでしたが、stara packPOSは端末保証があるので安心です。端末に不具合が出た場合は、修理も交換も無料でしてもらえますし、困ったときにはコールセンターに電話をかければサポートしてもらえます。（※加盟店様過失がない場合に限る）

私のようなデジタルに苦手意識がある世代にとっては、操作に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、それでも1時間くらいでできるようになりました。私の息子はもっと早く操作に慣れていたので、誰でも簡単に操作できるサービスだと思います。stera pack POS にはトレーニングモードもあるので、新たな機能が追加されたときには一度練習するようにしています。実物を操作してもレジのデータに影響を与えることがないので、そうした面でも安心ですね。

メニュー登録の操作性は格段にアップしたと感じます。以前のPOSレジと違って、画面に登録内容が表示されるので、とても見やすくなりましたし、操作は指でタッチするだけで簡単です。メニューの並べ替えも好きなようにできますし、価格改定の際にも一律で価格を改定することもできますし、割引の登録も簡単にできます。
税制などの法改正がある場合も、それに準じて機能がアップデートされるという点も便利ですね。最近では、レシートや領収書にもインボイスの対応をすることが必要になりましたが、導入当初の段階で必要な設定をしておいたため、自動で対応できています。

導入後に実感しているメリットは２つあります。まず、売上データと入金を“一本化”できるようになったことが非常に大きいですね。以前は複数の決済端末を使っていたので、各社のデータがバラバラに存在し、入金日もそれぞれに違ったため、全体像が見えにくかったと思います。キャッシュレス決済の端末をstera pack POSにしたことで、売上データが1箇所に集約され、帳簿を作るのも楽になりました。入金の内訳もメールで届くため、とても管理しやすいです。売上や入金の管理がしやすくなったことで、仕入れや資金繰りのサイクルも見えやすくなったと思います。stera pack POSは、入金サイクルまで自分で選ぶことができるので、現在は月に2回の入金としています。これもまた、個人経営者にとって「かゆいところに手が届く」きめ細やかなサービスだと感じます。

もう一つのメリットとしては、あらゆる面を“スマート化”できたことですね。レジ周りがスッキリしたうえ、会計時に操作する端末が1台で済み、クレジット売上票の控えやレシートも内蔵のプリンタから出てきます。あれこれ迷うことなく、サッと操作し、サッとお渡しすることができ、とてもスマートになったと感じます。当店のように小さな店舗の場合、キャッシュレス決済が使えないと思っているお客様も多くいらっしゃいますが、幅広い決済手段に対応しているのため、よく驚かれます。機能が充実しているだけでなく、見た目もスマートですから、そうした面でもお店の印象が変わるように思います。

現在はキャッシュレス決済がかなり浸透していることを実感します。当店では、以前に比べて、釣り銭を用意するために銀行へ両替に行く手間や、銀行に硬貨を入金する際の手数料も削減することができています。デジタルに苦手意識がある方は、「使いこなすにはハードルが高い」と思うかもしれませんが、stera pack POSは、パソコンのソフトのように複雑なものとは全く違います。実際に操作してみると、どうってことはない。声を大にして言いたいのは、「慣れてしまえばすごく便利で、日々の業務が楽になる！」ということです。

今後はいろいろな機能を試しながら、さらに業務を楽にしていければと思っています。データ分析機能は、大まかな売上の検討のみに使っているので、今後は部門ごとの売上分析や棚卸などにも活用していきたいですね。この先も、昔ながらの店舗の雰囲気を大切にしながら、古くならず、長くお客様に愛される店となれることを目指していきます。