1930年創業の老舗コーヒー店の
リピーター獲得術。月額550円(税込)の
アプリが客との会話を活性化
この記事は、飲食店ドットコムからの転載記事です。
目次
クレジットカード、電子マネー、QR決済など、さまざまなキャッシュレス決済が1台で完結する「stera terminal」。そんな「stera terminal」はアプリをダウンロードすることで、決済以外にも多様な機能を使えることをご存知だろうか?月額550円(税込)で使える「stera ads」もその一つだ。今回はアプリを活用している『ヒグラシ珈琲』の店主にその魅力を聞いた。
1台で全てのキャッシュレス決済に対応する「stera terminal」
兵庫県豊岡市で1930年に創業した老舗喫茶店の『ヒグラシ珈琲』。独自に仕入れるコーヒー豆を今では珍しい薪火も用いて自家焙煎およびブレンドし、創業から変わらないネルドリップで抽出したコーヒーを提供している。40年ほど前からは喫茶店業のかたわら、家庭用コーヒーの販売もスタート。今では城崎温泉をはじめとした近場の旅館や飲食店にもコーヒーを卸すようになり、小売の売上が9割にのぼる。
現在の店主である山根知也さんは3代目で、2011年にUターンし家業を継いだ。
「当時のお客さまは40代以上の方が中心でしたが、2021年に豊岡に大学が開校したこともあり学生が増え、最近は若者の利用も増えてきました。さらにアフターコロナで近隣の城崎温泉のインバウンド需要も高まり、ここ1〜2年ほどで外国人観光客の方にも多く来店いただいています」
そんな『ヒグラシ珈琲』が「stera terminal」を導入したのは、非接触が推奨されたコロナ禍の2022年だ。
「いくつかのサービスを試したうちの一つが『stera terminal』で、当初は初年度無料キャンペーンに惹かれ導入したのがきっかけです。全てのキャッシュレス決済がこれ一つで完結すること、決済方法についても端末がお客さまへ音声案内してくれるため、スタッフの負荷がかからないなど、使い勝手の良さが群を抜いていて、今でも継続して使っています」
さらに現金決済については、既存のレジ端末を使い続けたかったことも、「stera terminal」の継続を後押ししたという。
「他社の決済サービスだと『交通系が使えない』『QRは使えない』など決済手段が限られていることがあったり、レジごと変えなくてはいけないケースもあったりします。でも、『stera terminal』はキャッシュレス決済を端末一台で行えて、しかも現金決済に関しては既存のレジを使うこともできる。この汎用性の高さが魅力でした」
簡単な画面作成だけで、待ち時間にお知らせができる「stera ads」
そんな山根さんが「stera ads」を使い始めたのは「stera terminal」を導入後、ほどなくしてからだ。
「コーヒー豆を販売している関係で、お客さまに決済してもらった後に豆を挽いたり、豆を計って袋に詰めたりと、商品のお渡しまで早くても1~2分は掛かってしまうんです。お客さまを待たせている時間がもったいないと思っていて、画面で何か案内できるサービスを導入したいと思っていました。そのため『stera ads』をご案内いただいたときは『これだ!』と思い、すぐにインストールしましたね。初期費用無料、月額550円(税込)というお手頃価格で導入障壁が低かったというのもあります」
「stera ads」は、「stera terminal」のお客さま側のディスプレイに、待機中や決済直前、決済直後に広告画面を表示することができるアプリだ。「stera terminal」を使っていれば、アプリをインストールすることで月額550円(税込)で簡単に利用できる。
『ヒグラシ珈琲』の場合は、山根さん自身が広告画像をAdobe Illustratorなどのアプリを使って作成して使用しているが、設定は最短10分でできる。また、「stera ads」側で各種テンプレートを用意しているため、パソコンさえあれば素材をセットし、配信日時を設定することで、誰でも簡単に登録可能だ。テンプレートも「新商品告知」「ポイントカード告知」「クーポン告知」「アルバイト募集」「EC・通販告知」「イベント告知」など多岐にわたるので、各店のニーズに応えてくれるはずだ。
管理画面の使い勝手について山根さんは「パソコンが使える方ならすんなり操作ができると思います」と太鼓判を捺す。
ディスプレイ広告をきっかけに、お客さまとのコミュニケーションも生まれた
『ヒグラシ珈琲』の場合は、決済前後に「今月の休業日の案内」と「テイクアウトの案内」「月替わりコーヒーの案内」という3つの案内をディスプレイで行っている。
「stera ads」でこれらの案内を行うようになり「何回か来店してくださるうちに、ディスプレイを見てくださる方が増えてきたという印象です」と嬉しい変化があったと話す。
「以前は全ての案内をデザインして紙に印刷してお店の壁に貼っていましたが、手間がかかるのに見てくれる方も少なくて。今はそういった手間も省けた上、ディスプレイの案内を見て『今月のコーヒーってどんな味なの?』というようにコミュニケーションが生まれるきっかけにもなりました。テイクアウトも紙で案内していたときよりも知ってもらえるようになり、体感的に注文も増えたと感じます。バレンタインやホワイトデーなど、ギフトの案内もディスプレイでしているのですが、次回来店時に購入してくれるなど、少しずつ行動に移してくれていると感じます」
スタッフからの反応についても尋ねると「少人数で営業しているため、スタッフには極力コーヒーのことに集中してもらいたいと思っていたので、『stera ads』のおかげで告知の手間が省けるようになって助かっています」と山根さん。業務効率化にも「stera ads」が寄与しているようだ。
キャッシュレス決済比率は20%に! 機会損失を防ぎ毎年約5%売上が上昇
導入前後の数字的な変化について伺うと「『stera ads』に絞った変化はわかりませんが、キャッシュレス決済導入後は売上が年間で5%ずつ増えていますね。当初はキャッシュレスの比率も低く月間数千円程度でしたが、いまでは売上の20%を占めていて、月間数十万円にのぼります」と話す。
特に「キャッシュレス決済によって、機会損失を防げるようになった」と山根さんは言う。
「コーヒー豆以外にもコーヒーに関する器具を販売していまして、物によっては1万円を超えています。そういった器具の購入に悩まれている方に『クレジットカードなどキャッシュレス決済も使えますよ』とお伝えすると『じゃあ買おうかな』と購入してくださるケースが増えました。以前は『現金を持ち合わせていないから』ということで買ってもらえないこともありましたが、キャッシュレス決済の導入によって、金額の大きな買い物をするハードルも下げられたのだと思います」
お客さまへ再来店を促し、売上を伸ばすツールとして有効な「stera ads」
「人手が足りない、会計時にお客さまを待たせてしまう飲食店に『stera ads』は特におすすめしたいですね」と山根さん。再来店の施策をスタッフに頼らず、店舗オペレーションを変えずとも告知できる点を評価しているようだ。
ちなみに『ヒグラシ珈琲』では実用していないが、「stera ads」を使うことでレシートにクーポンを印字するなどして、再来店を促す「レシート印字」機能もある。しかもこの機能も月額550円(税込)に含まれているというのだからコストパフォーマンスの高さに驚く。
お会計というお客さまとの限られた接点でアプローチを図ることで、お客さまとの関係性構築やコミュニケーション活性化にも繋がる「stera ads」。再来店を促し、売上アップにも寄与してくれるはずだ。
『ヒグラシ珈琲 駅通本店』
住所/兵庫県豊岡市千代田町1-5
電話番号/0796-22-2955
営業時間/店内飲食10:00~16:30(L.O.16:00)
定休日/毎週火曜、第1・3水曜
席数/20
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