Visaのタッチ決済で電車やバスに乗車できる!実際の乗り方や注意点を解説!

「Visaのタッチ決済」はお買い物だけでなく、電車やバスなどの公共交通機関でも利用できることをご存じですか?切符の購入や交通系ICカードのような事前のチャージが不要で、Visaのタッチ決済対応カードやスマートフォンをかざすだけでスムーズに乗車できます。本記事では、Visaのタッチ決済で電車やバスに乗る方法や、対応エリア、利用時の注意点などをわかりやすく解説します。
INDEX
Visaのタッチ決済は電車やバスなど公共交通機関でも利用できる!
Visaのタッチ決済は、買い物だけでなく電車やバスでも使える便利な支払い方法です。切符の購入やチャージが不要でスムーズに乗車でき、さらに、ポイントも貯まるのでお得です。まずは、Visaのタッチ決済についてご紹介します。
そもそもVisaのタッチ決済とは?
Visaのタッチ決済は、対応するクレジットカードやスマートフォン、スマートウォッチを専用端末にかざすだけで支払いが完了する非接触型決済サービスです。お店での買い物はもちろん、鉄道やバスなどの公共交通機関でも利用が広がっています。サインや暗証番号の入力が不要なため、スピーディーかつスムーズに支払いが完了するのが特徴です。対応マークがある端末にかざすだけで使える手軽さが、支持されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
スマホでVisaのタッチ決済を利用する場合は、Apple Payや Google Pay™ にVisa のタッチ決済対応のクレジットカードを設定します。設定方法について詳しくは下記をご覧ください。
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Visaのタッチ決済で乗車できる公共交通機関
タッチ決済は、世界で多くの公共交通機関で導入されており、グローバルスタンダードとなりつつあります。各地でも鉄道やバス・フェリーなどでタッチ決済の導入が進んでおり、現在全国42都道府県、184の交通事業者が導入を公表しています。(2025年8月末時点)
これらの交通機関では、改札機やバスの運賃箱などに設置されたタッチ決済対応マークのある専用端末に対応カードやスマートフォンをかざすだけで乗車が可能です。従来の交通系ICカードとは異なり、事前のチャージや登録も不要ですぐに利用できるのが魅力です。
Visaのタッチ決済で電車に乗車する方法
Visaのタッチ決済で電車に乗る際は、対応している改札機にて、カードやスマホをかざすだけでスムーズに乗車できます。ここでは具体的な手順をご紹介します。
「タッチ決済マーク」が目印!
まずは、Visaのタッチ決済に対応している改札機に向かいましょう。対応している改札機には専用端末が設置されており、「Visaのロゴ」や「タッチ決済マーク」の表示が目印です。導入されている駅では、改札の上部や足元に案内表示があることが多く、ひと目で分かるようになっています。

(撮影協力:株式会社ゆりかもめ 豊洲駅)
専用端末にタッチ決済対応のカードまたはスマホをかざす
対応している改札機の専用端末に、Visaのタッチ決済対応カード、またはApple Payや Google Pay などに登録したスマートフォンをかざします。
スマートフォンの場合、エクスプレスモードなどのカードのデフォルト設定をすると、本人認証(顔認証や指紋認証など)が不要でそのまま改札を通過できます。

(撮影協力:株式会社ゆりかもめ 豊洲駅)
降りる駅でタッチ決済対応の改札機を通過
目的地に到着したら、乗車時と同じようにVisaのタッチ決済に対応した改札機を通過します。入場時と同じカードまたはスマートフォンを使って、専用端末にタッチするだけでOKです。
タッチが完了すると自動的に運賃が計算され、後日クレジットカードに請求されます。なお、降車駅にも対応改札が必要なため、事前に交通事業者のウェブサイトなどで導入駅を確認しておくと安心です。

(撮影協力:株式会社ゆりかもめ 豊洲駅)
Visaのタッチ決済でバスに乗車する方法
バスに乗るときも、Visaのタッチ決済を使えば両替の手間やICカードの残高不足も気にする必要がありません。乗車から降車までの流れを確認しておきましょう。
バスの乗車方法は交通事業者によって異なるので注意!
バス乗車時のタッチ決済には複数パターンがあります
①乗車時にのみタッチする場合
乗車時に運賃箱や乗降口付近などに設置されている専用端末にタッチするだけで完了します。降車時の操作は不要です。
②降車時のみタッチする場合
乗車時には特に操作は必要なく、降車時に専用端末にタッチして運賃を支払います。
③乗車時と降車時の2回タッチする場合
乗車時にタッチし、さらに降車時にも再度タッチして運賃を支払います。
タッチ決済での乗車手順は以下のとおりです
①専用端末を探す
バスの運賃箱や乗降口付近に設置されている専用端末を確認してください。タッチ決済対応の端末には、「Visaのロゴ」や「タッチ決済マーク」の表示がついています。
初めて利用するバス路線や事業者の場合は、事前にタッチ決済が利用可能かどうかを確認しておくと安心です。バス事業者のウェブサイトやアプリで確認するか、乗務員さんに直接尋ねてみましょう。
②タッチして乗車・降車
乗車時または降車時に、専用端末にカードやスマートフォンをタッチしてください。正しくタッチできると、音やランプで確認ができます。

Visaのタッチ決済で電車やバスに乗るメリット
Visaのタッチ決済を使えば、支払いの手間を減らせるだけでなく、管理のしやすさやポイントの獲得といったさまざまなメリットがあります。ここでは主な利点を詳しく紹介します。
- チャージがいらない
- 利用額の管理がしやすい
- ポイントが貯まる
- 非接触対応のカードなら手続きや登録なしですぐに使える
- 非接触なため衛生的
- 海外でも利用可能
チャージがいらない
Visaのタッチ決済はクレジットカードを直接利用するため、交通系ICカードのように残高不足を心配したり、チャージしたりする必要がありません。いつもの買い物と同じ感覚で、そのまま公共交通機関を利用できるので、急いでいるときや外出先でもスムーズに対応できます。
利用額の管理がしやすい
支払った運賃は、ほかのクレジットカード利用分と同様に、明細やアプリで簡単に確認できます。普段の支払い明細と一元管理ができるので、家計管理や経費精算にも便利です。使った金額がひと目で分かることで、無駄遣いの防止にもつながります。
ポイントが貯まる
Visaのタッチ決済を使えば、通常のクレジットカード利用と同様にポイントが貯まります。電車やバスなど日常的に利用する場面でもポイントをコツコツ貯められるため、交通費をお得に活用したい方におすすめです。
手続きや登録なしですぐに使える
Visaのタッチ決済対応カードや同カードを設定したスマートフォンがあれば、交通機関での事前登録や会員情報の入力なしでそのまま使い始めることができます。カードを持って改札やバスに行くだけですぐに利用できる手軽さは、大きな魅力です。
非接触なため衛生的
改札機やバスの運賃機に直接触れることなく支払いが完了するため、衛生面でも安心です。特に混雑した場所や風邪・感染症が気になる季節など、接触を最小限に抑えられる点は、日々の通勤や通学でもうれしいポイントです。
海外でも利用可能
Visaのタッチ決済は世界各国で導入が進んでおり、海外の交通機関でも利用できるケースがあります。国内で使い慣れた決済方法をそのまま海外旅行や出張でも活用できるため、両替や現地通貨の準備といった煩わしさを減らすことができます。
Visaのタッチ決済で電車やバスに乗る際の注意点
便利なVisaのタッチ決済ですが、スムーズに利用するにはいくつか気をつけたいポイントもあります。事前に確認しておくことで、トラブルを避けて安心して利用できます。
タッチ決済乗車に対応している事業者のみで利用可能
交通事業者によってはVisaのタッチ決済に対応していない事業者もいます。また、対応している事業者でもすべての駅や路線が対象ではないケースもあるため、事前に交通事業者のウェブサイトなどで確認しておくことが大切です。
スムーズな読み取りができるようカードは正しくタッチする
Visaのタッチ決済は、端末に正確にかざすことで正しく読み取られます。
ICカードと同様に、財布やカードケースに複数のカードが入っている状態だと、タッチ時にエラーが発生する可能性があります。スムーズな読み取りができるようカード1枚でタッチするなど注意が必要です。
利用できるのはカードの名義人のみ
Visaのタッチ決済は、基本的にカードの名義人本人のみが利用できます。家族や友人のカードを借りて使うことは避けましょう。利用者の記録はクレジットカードの決済情報として残るため、本人以外の使用は不正利用とみなされる可能性があります。
小児料金に対応していない場合がある
小児・障がい者料については、バスと一部鉄道事業者のみの対応となっております。詳しくは交通事業者のウェブサイトをご確認ください。
スマホのタッチ決済をスムーズに利用する方法
スマートフォンを使ったVisaのタッチ決済はとても便利ですが、エクスプレスモードなどを設定すると認証が不要でよりスムーズにご利用いただけるようになります。ここでは、Apple Pay・ Google Pay で快適に利用するためのポイントをご紹介します。
Apple Payの場合
ウォレットアプリでタッチ決済に使いたいカードを、「エクスプレスカード」として設定する必要があります。手順は次のとおりになります。
- ウォレットアプリを開いて、カードを選択
- 右上の詳細ボタン(…)をタップし、「カードの詳細」をタップ
- 「エクスプレスカード設定」または「エクスプレスモード」をタップ
- タッチ決済で使用するカードを選択
詳しくは
Google Pay の場合
Google ウォレットアプリで「デフォルトの支払い方法」に設定する必要があります。手順は次のとおりになります。
- Google ウォレットアプリを開く
- 上部のカードを画面の右端からスワイプし、タッチ決済で使用するカードを探す
- タッチ決済で使用するカードをタップ
- 画面下部の「詳細」をタップし、「タッチ決済のデフォルトに設定」をタップ
詳しくは
Visaのタッチ決済で支払った運賃の請求と履歴確認の方法
Visaのタッチ決済を使って電車やバスを利用した際の運賃は、ほかのクレジットカードの支払いと同様に、後日まとめて請求されます。1日に乗車した運賃の合算が表示されます。
- デビット・プリペイドカードの場合は原則利用日の翌日の引き落としとなります。
Vpassアプリを使えば、全体の利用明細の中に交通利用(1日に乗車した運賃の合算)が表示されるので、ほかの支払いとまとめてチェックしたいときにも便利です。
- 乗降履歴の詳細は、QUADRAC株式会社が運営するQ-moveのサイトから確認できます。
- 別ウィンドウでQ-moveのウェブサイトへリンクします。
Visaのタッチ決済で電車やバスに乗って出かけよう!

(撮影協力:株式会社ゆりかもめ 豊洲駅)
Visaのタッチ決済は、買い物だけでなく電車やバスなどの公共交通機関でも手軽に使える便利な支払い方法です。事前のチャージや切符の購入が不要で、カードやスマートフォンをかざすだけでスムーズに乗車できます。日常的な移動の中でポイントも貯められるため、時間もお金もムダにしないスマートな選択です。
今後さらに拡大予定となり、使い方や注意点を押さえておけば、初めてでも安心して利用できるでしょう。この機会にVisaのタッチ決済を活用して、より快適な移動を体験してみませんか?
- Apple、Apple Pay、ウォレット、iPhoneは、Apple Inc.の商標です。
- Android 、 Google Pay 、 Google Play 、 Google ウォレット 、 Google ロゴ は Google LLC の商標です。
- iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
- 本記事は更新日時点の情報です。
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