京都の菊乃井本店にて、店主の村田吉弘さんと、村田さんが一度コラボしてみたかったとおっしゃる日本ワイン醸造のトップランナーであるグレイスワインの三澤彩奈さんをゲストにお迎えし、1日限りの特別なダイニングイベントを開催いたしました。
冒頭、村田さんからはご挨拶と献立の紹介に加えて、大広間の設えについてもお話がありました。
続いて三澤さんからもご挨拶に加え、世界における日本ワインの評価や、グレイスワインとしての取り組み、そしてこの日にご用意いただいたワインそれぞれの魅力についてもお話しいただきました。
当日は、3月限定で使用される器やお椀に盛りつけられた、美しい弥生の献立が供されました。お料理が登場する度に、感嘆の声が上がります。なかでもお椀は、村田さんが一年がかりで製作された新作で、この日が初のお披露目となりました。
村田さんご本人から、新たなお椀に込めた想いや、蛤の出汁が効いたお椀についてのお話を伺いながら、皆さまには心ゆくまで味わっていただきました。
村田さんは三澤さんのワインに合わせて、ギリギリまでお料理の検討を重ねてくださいました。伊勢海老にからすみのパウダーをのせて焼き上げた一品には、白ワイン「キュヴェ三澤ブラン2022」を、和牛の醤油焼きには「キュヴェ三澤2013」を合わせてお楽しみいただきました。
デザートの頃、村田さんと三澤さんはご参加の皆さまのお席を回りながら、1人ひとりと歓談されました。
中には、村田さんにお出汁の取り方や菊乃井の調味料について質問される方や、三澤さんにサインをもらうためにご自宅からワインボトルを持参される方などもおられました。
1人ひとりが感じたことや想いをおふたりに直接お伝えできる、特別な時間になりました。
■提供メニュー
弥生の献立
【八寸】
木の芽和え(筍・烏賊・独活)
蛸柔らか煮 蕨 花びら独活
人参葉と金時人参の辛子胡麻和え 白魚雛寿司
蕗の味噌かけ 花弁百合根・いくら
【先付】
隠れ梅 梅 白子 桃の花
【向付】
明石鯛 太刀魚 あしらい一式
鮪 辛子 黄身醤油
【煮物椀】
蛤真情丈露仕立て 小蕪 こごみ
結びうるい・金時人参 木の芽
【焼物】
伊勢海老唐墨粉焼 金柑
【口取り】
蛍烏賊香酒漬け
生きのこ 叩き長芋 花穂紫蘇
甘海老糀和え いくら 数の子
山葵菜おひたし
ヒイカ黄身寿司
てっぱい 烏賊 分葱 赤蒟蒻 陳皮
【強肴】
和牛醤油焼き 鶯あん パプリカ味噌 浅葱 花穂紫蘇
【御飯】
姫ちらし 穴子 海老艶煮 いくら
錦糸玉子 揉み海苔 花蓮根 茗荷 こごみ
厚焼き玉子 花弁生姜 椎茸 うすい豆 木の芽
【止椀】
きのこすり流し 椎茸 黒胡椒
【漬物】
中堂寺大根 友菜
【水物】
パッションフルーツソルベ マンゴースープ
■提供ワイン
開催日時 | 2025年3月1日(土)昼の部:12:00~15:00/夜の部:18:00~21:00 |
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開催場所 | 菊乃井本店 |
参加人数 | 60名(昼の部:30名 夜の部:30名) |
イベント内容 |
伝統と革新の発信地、菊乃井本店でこれ以上ない素材、最高の技術をもって生み出される、弥生月にちなんだ「ひな祭り」をテーマにしたお料理と、2014年に日本で初めてのデキャンター・ワールド・ワイン・アワードの金賞特別賞を受賞し快挙と報じられて以降、日本ワインのトップランナーとして先頭を走り続けるグレイスワインの栽培醸造責任者である5代目三澤彩奈さんが作り出す貴重な日本ワインのペアリングをご用意。 当日は、店主村田吉弘さんとグレイスワイン三澤彩奈さんをお迎えしお二人のトークもたっぷりとお楽しみいただきました。 |