冠協賛公演特別コーナー
三井住友VISAカード シアター『ベルサイユのばら』ーフェルゼン編ー
制作発表
出演者インタビュー
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「ベルサイユのばら」ー-制作発表
左から、雪組・愛加あゆ、壮一帆、脚本・演出・植田紳爾、宝塚歌劇団理事長・小林公一、三井住友カード代表取締役社長・島田秀男、星組・柚希礼音、宙組・凰稀かなめ、月組・龍真咲。
 
 三井住友VISAカード シアター 雪組公演『ベルサイユのばら』の制作発表が3月4日、東京都内で行われました。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表

 宝塚歌劇史上最高のヒット作である『ベルサイユのばら』は、1974年の初演以来再演を重ね、延べ上演回数は1812回、観客動員数は440万人に迫る作品。宝塚歌劇創立99周年の幕開けを大ヒットで飾った月組「オスカルとアンドレ編」に続いて、華やかな宮廷ロマンにあふれる「フェルゼン編」が雪組で上演されます。
 雪組新トップコンビ・壮一帆、愛加あゆの宝塚大劇場でのお披露目公演であることや、3人のトップスターが特別出演する豪華なキャスティングでも話題(宝塚大劇場公演のみ)。星組トップスター・柚希礼音と月組トップスター・龍真咲がアンドレ役を、宙組トップスター・凰稀かなめがオスカル役を、また、オスカルは雪組の早霧せいな、アンドレは未涼亜希も役替わりで演じます。

 会見に先立ち、豪華なコスチュームを纏ってのパフォーマンスが行われました。まず「愛の面影」を壮が熱っぽく歌い上げ、その後愛加も加わって「愛あればこそ」のデュエットを披露。早くも独特の作品世界へと誘います。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表 続いて、柚希、凰稀、龍らも参加して、会見がスタート。脚本・演出の植田紳爾は「大盛況の月組公演以上の作品にしなければいけない」と意気込みを語り、「特別出演の3人が演じるときと、雪組生だけのときとで2パターンの見せ方を用意し、壮のための新しい場面も作る」と演出プランを披露しました。
「ベルサイユのばら」ー-制作発表

 6度目の『ベルサイユのばら』出演となる壮は、「長年にわたって先輩方が築き上げてきたものを受け継ぎ、次の世代に伝え、繋いでいけるように、私なりの新しい風を吹き込みたいです」と意欲たっぷりに挨拶。初となるフェルゼン役についても、「これまでの経験を生かしたうえで、情熱的で品格ある私なりの人物としてとらえ、華やかに舞台に立つことができれば」。また、お披露目公演のプレッシャーを聞かれ、「プレッシャーもありますが、新たなエネルギーが内から湧いてくるような気持ちでいっぱい。雪組も皆、すでにエンジンがかかっています。プレッシャーは乗り越えるべき壁です」と力強く語りました。
 マリー・アントワネット役の愛加は、「娘役なら誰でも憧れる役をさせていただけて光栄です。役の名に恥じないように、彼女の限りある生涯のなかで、壮さん演じるフェルゼンを愛し抜きたいです」と、初々しく述べました。

 特別出演の柚希は、「アンドレ役は3度目となりますが、いまの自分が感じるアンドレを演じ、お披露目公演を雪組さんと一緒に大いに盛り上げたい。凰稀のオスカルを支え、愛し抜きたいと思う」と、かつて同じ組で活躍した凰稀との久しぶりの共演にも期待を寄せました。
 その凰稀は、「壮さんとは雪組時代に、柚希さんとは星組時代にご一緒させていただきました。お2人とまた一緒に舞台に立てることにワクワクしています。オスカルの一輪のバラのような繊細さと、棘のように強がっている部分も表現できれば」とコメント。
 月組公演でオスカルとアンドレの2役を役替わりで演じた龍は、「大好きな作品に1年に2回も出演できて光栄です。オスカルを演じる同期の早霧と役を深め、壮さんの新しい風のもとで、微力ながら精一杯努めさせていただきたい」と改めて、同作に向き合う意欲を語りました。

 オスカルとアンドレの見どころも含まれた、華やかな「フェルゼン編」。2つのバージョンという新たな試み、そして「じっくりと台詞を聞かせて、台詞で引き込めるお芝居に」と植田が語るように、また違った『ベルサイユのばら』の世界の展開が楽しみです。

「ロミオとジュリエット」-制作発表

 宝塚大劇場公演は、2013年4月19日~5月27日、東京宝塚劇場公演は、6月14日~7月21日。

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