今月の永久輝せあ
今月のメッセージ
花組全国ツアー公演、ご観劇いただきありがとうございました!
花組全国ツアー公演をご観劇いただいた皆様、本当にありがとうございました。『マジシャンの憂鬱』は昨年の博多座公演で上演した作品でしたが、作・演出の正塚晴彦先生が改めてお稽古をつけてくださってニュアンスが変わった部分も多かったですし、博多座公演で感じたことも踏まえて私自身が新たにチャレンジしたこともあり、再びトライできてすごく良かったです。
一番変わったなと感じたのが、みさきちゃん(星空美咲)演じるヴェロニカとの関係性。みさきちゃんと組んで年数も経て、昨年とは関係性が違うということも影響しているのかもしれません。最初は警戒し合っているシャンドールとヴェロニカが徐々に歩み寄っていくという、シンプルなラブストーリーの要素がすごく増えたような感じがしました。前回は皇太子妃マレークの暗殺疑惑を透視していくなかで、「自分がマジシャンとしてどうあるのか」ということや、「人助けではあるけれど、嘘をついている」というジレンマを感じたり、”事件解決”というニュアンスのほうが自分のなかで大きかったです。ラストシーンでヴェロニカと旅に出るのも、自分の気持ちに素直に生きてきたシャンドールが面白い女性に興味が湧き、その時の感情に身を任せて共に過ごしてみてもいいかな、というような少し気軽な感覚でした。
それに比べて今回は、2人が過ごす道のりのなかで、お互いの気持ちの変化が濃くなったような気がします。皇太子妃は皇太子の元に帰ることができましたが、亡くなったヴェロニカの双子の妹は帰ってこないので、最後まで寂しい思いをしているのはヴェロニカではないかな、と。だから、犯人探しに協力することも、旅に連れ出して自分と共に過ごすことを提案することも彼女のためではないかなと感じました。シャンドールはこれまで、自分の選んだ道を自分の考えに基づいて1人で生きてきたけれど、誰かと共に生きてみるのもいいかなと感じる。それは彼にとって結構大きな変化だったのではないかなと思いました。
シャンドール役としても、思わぬ展開に巻き込まれていくことに戸惑う気持ちが強かった前回から、起きている状況を一歩引いて見られる大人の余裕を感じるように。それは、1人の男性としてちゃんと生きてきたという自信があり、そのなかで”物事をどう見るか”という意識が強くなったからかもしれません。改めて演じ甲斐のある役だと感じましたし、再び素敵な作品を上演させていただき、うれしかったです。
特別な思いを感じた 『EXCITER!!2026』。
『EXCITER!!2026』は2009年の初演以降、長く愛されてきた作品なので、初日はとてもドキドキしたのですが、皆様の「待ってました!」というお気持ちが伝わる大きな歓声をいただき、本当に感動しました。
でもお稽古当初は、主題歌の最後の「I'm EXCITER」という言葉が、借りてきたせりふのようにしか言えなくて・・・・・・。 本当に「I'm EXCITER」と名乗るにふさわしくなるには時間がかかりそうだな、と痛感しました。だから、今作はとても歌の量が多いのですが、なかでもこの主題歌を「当たり前のように歌いこなせないと名乗れない」と感じて、何度も練習しました。そうするうちに少しずつ、この作品を毎回担当されてきた先生方のお言葉に勇気やさまざまな気付きをいただきながら、お稽古終盤にかけてようやく自分のなかに『EXCITER!!』の血が流れてきたように感じました。
前作がラテンショーでギラギラした雰囲気だったので、最初は意外とスマートな作品かもしれないなと思っていたんです。でもお稽古で初めて通したときは、気づいたらのめり込んでいて、最後には楽しい爽快感と達成感で終わるという不思議な感覚がありました。作品としてだけでなく、花組生に受け継がれている空気やたたずまいみたいなものが、今作の特別な雰囲気につながっているのかもしれません。
この立場に就任させていただいて時が経ち、自分の作る花組や男役像が少しずつ明確になってきたときに、今作にチャレンジさせていただけたことは幸せなことだと感じました。憧れていた真飛聖さんの作品ですし、その後も身近な先輩方が受け継がれてきたからこそ、もっと早い段階だったら自分色にするのがすごく難しかったのではないかなと思いました。
今回、真飛さんをはじめとする初演メンバーの方々にご観劇いただいたことも、とてもうれしかったです。雲の上の方の作品だったので恐れ多く、自分がさせていただけるなんて想像もしていなかったのですが、今回改めて映像を見て勉強しているときに、ふと「真飛さんの作品をさせていただけるなんて・・・・・・!!」と、お稽古中に何度も感じました。
入団して15年経ったいま、この『EXCITER!!2026』という作品、花組という組のつながりゆえに、真飛さんの存在を身近に感じさせていただけるようになり、言葉を交わしたり、作品についてお話させていただいたりして、本当に夢のようです。まるで同じ組にいたかのように感じられて、本当に宝塚は夢の場所だなと、改めてその素晴らしさを実感しました。
どの場面も魅力的なショー。
主題歌を歌って盛り上がるプロローグも好きですが、その後のTOKO BOYの場面も、本当に楽しかったです。アドリブを入れられるシーンなので、ご当地キャラクターのキーホルダーを付けてみたり、方言を言ってみたり、名物のことを話してみたり。あと舞台上に、この場面の設定である"マリンズ・カンパニー"の社長を演じられた悠真倫さん、息子役の壮一帆さんという初演の出演者お2人、そして真飛さん、再演で主演された明日海りおさん、柚香光さんのお写真が飾られていました。この作品を紡いでくださった大切な方々のお姿に、背中を押していただいているような気持ちでした!
中詰の都会的なクラブのシーンもたまらなかったです! タキシードを着る大人っぽい場面は意外にありそうでないので皆で話し合いながらお稽古しましたし、この場面で歌う主題歌の歌詞やリズム、アレンジがプロローグとは違うので、こだわって表現しました。
その後に旅人として登場する場面は曲も歌詞も素晴らしく、みんなの表情を見ていると不意にグッときて、涙が出たりするくらい胸が温かくなりました。フィナーレは今回新たな場面になったのですが、同じ若央りさ先生の振付なので、歴代のオマージュの振付が入ったりする宝塚の男役ならではのダンスでした。『愛,Love Revue!』で受け継がれてきた名場面「Bad Power」を踊ったときのような高ぶりを感じました。その後のデュエットダンスも駆け引きが楽しい振付。ファン時代によく見ていたような懐かしい雰囲気ですごくうれしかったです。
そして『マジシャンの憂鬱』『EXCITER!!2026』とも、専科の高翔みず希さんと凛城きらさんにご出演いただきました。さおりさん(高翔)は歴代の『EXCITER!!』すべてに出演されているので、お稽古中からたくさんのことを教えていただきました。また、凛城さんも全国ツアーのご出演歴が多い"全ツマスター"の方なので、必要なことをいろいろと教えてくださいました。お2人のご指導のもと、花組生が必死についていくような感じで稽古場からお世話になりましたし、前回の博多座公演でもご一緒だったのですごく安心感がありました。お2人ともお優しく温かい方なので、とても心強かったです。
中詰の都会的なクラブのシーンもたまらなかったです! タキシードを着る大人っぽい場面は意外にありそうでないので皆で話し合いながらお稽古しましたし、この場面で歌う主題歌の歌詞やリズム、アレンジがプロローグとは違うので、こだわって表現しました。
その後に旅人として登場する場面は曲も歌詞も素晴らしく、みんなの表情を見ていると不意にグッときて、涙が出たりするくらい胸が温かくなりました。フィナーレは今回新たな場面になったのですが、同じ若央りさ先生の振付なので、歴代のオマージュの振付が入ったりする宝塚の男役ならではのダンスでした。『愛,Love Revue!』で受け継がれてきた名場面「Bad Power」を踊ったときのような高ぶりを感じました。その後のデュエットダンスも駆け引きが楽しい振付。ファン時代によく見ていたような懐かしい雰囲気ですごくうれしかったです。
そして『マジシャンの憂鬱』『EXCITER!!2026』とも、専科の高翔みず希さんと凛城きらさんにご出演いただきました。さおりさん(高翔)は歴代の『EXCITER!!』すべてに出演されているので、お稽古中からたくさんのことを教えていただきました。また、凛城さんも全国ツアーのご出演歴が多い"全ツマスター"の方なので、必要なことをいろいろと教えてくださいました。お2人のご指導のもと、花組生が必死についていくような感じで稽古場からお世話になりましたし、前回の博多座公演でもご一緒だったのですごく安心感がありました。お2人ともお優しく温かい方なので、とても心強かったです。
力をもらえた花組の仲間の公演、そして次作は・・・・・・。
私たちの全国ツアー公演のほかに、しんちゃん(極美慎)を中心とした『宝塚巴里祭2026』、だいや(侑輝大弥)主演の宝塚バウホール公演『赤と黒』の3手に分かれていたのですが、なんと2作品とも観ることができました!
『宝塚巴里祭2026』はパリをテーマにした楽曲で構成されたディナーショーで、舞台とはまた違った魅力があり、より身近に感じられて楽しかったです! 9人という少人数のカンパニーだからこその結束力も感じられて、たくさん練習を重ねてきたことも垣間見えました。しんちゃんや組長のあおいさん(美風舞良)をはじめ出演者がキラキラしていましたし、下級生も頑張っていて、すごく素敵でした!
バウ公演『赤と黒』は私もファン時代に観て大好きだった作品です。少し古典的な要素があり、若手も多いカンパニーでの上演は各々がすごく勉強になっただろうな、と感じました。だいやも複雑な内面の主人公をとても魅力的に演じていました。柴田侑宏先生らしいせりふ使いや情熱的なストーリーに挑む花組生の姿が美しくて感動しました!
2作品とも花組の仲間が頑張っている姿を観られてとてもうれしかったですし、「私たちも全国ツアー公演を頑張ろう!」とすごくパワーをもらいました!
そして花組の次回公演は、10月17日に開幕する『エリザベート』となります。長年受け継がれてきた大作ですので、心して挑みたいと思います。またお稽古が始まったら、お伝えしたいと思います!
※このメッセージは、8/10(月)のものです。
『宝塚巴里祭2026』はパリをテーマにした楽曲で構成されたディナーショーで、舞台とはまた違った魅力があり、より身近に感じられて楽しかったです! 9人という少人数のカンパニーだからこその結束力も感じられて、たくさん練習を重ねてきたことも垣間見えました。しんちゃんや組長のあおいさん(美風舞良)をはじめ出演者がキラキラしていましたし、下級生も頑張っていて、すごく素敵でした!
バウ公演『赤と黒』は私もファン時代に観て大好きだった作品です。少し古典的な要素があり、若手も多いカンパニーでの上演は各々がすごく勉強になっただろうな、と感じました。だいやも複雑な内面の主人公をとても魅力的に演じていました。柴田侑宏先生らしいせりふ使いや情熱的なストーリーに挑む花組生の姿が美しくて感動しました!
2作品とも花組の仲間が頑張っている姿を観られてとてもうれしかったですし、「私たちも全国ツアー公演を頑張ろう!」とすごくパワーをもらいました!
そして花組の次回公演は、10月17日に開幕する『エリザベート』となります。長年受け継がれてきた大作ですので、心して挑みたいと思います。またお稽古が始まったら、お伝えしたいと思います!
※このメッセージは、8/10(月)のものです。




