クレジットカードの使いすぎを防止する対策を紹介!使いすぎ防止サービスの金額設定方法も解説
クレジットカードは、手元に現金がなくても買い物や支払いができる便利な決済手段です。しかし、その便利さゆえに「ついクレジットカードを使いすぎてしまう」という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、クレジットカードを使いすぎてしまう理由や、使いすぎを防止する対策について解説します。三井住友カードの「使いすぎ防止サービス」に関しても紹介しますので、ぜひクレジットカードを利用する際の参考にしてください。
INDEX
クレジットカードを使いすぎてしまう理由
クレジットカードの利用金額をきちんと管理するためには、まず使いすぎてしまう理由を把握しておくことが大切です。どのような行動や考え方がカードの使いすぎにつながっていくのでしょうか。詳しく紹介していきましょう。
手持ちの現金や銀行口座にお金がなくても買い物できる
クレジットカードの支払いは、後日銀行口座から引き落とされる「後払い制」であることから、決済時手元に現金がない場合や銀行口座に残高がなくても買い物ができます。これは突発的な支払いにも対応しやすい利便性があるものの、その分無計画な利用につながってしまう心配があります。
便利だからといって次々とカードで支払っていると、「請求金額が届いて驚く」ということもあるかもしれません。
利用金額を把握していない
クレジットカードは現金を利用せずに支払いを行うため、「実際にどれくらいの金額を支出しているのか」ということを把握しにくい一面があります。特に、生活費や娯楽費、交通費などさまざまな支出でクレジットカードを利用していると、いつの間にか支出が膨らんでしまうこともあるかもしれません。
結果として、支払い能力以上にカードを利用してしまい、家計の収支バランスを崩すきっかけになることも考えられます。
無駄遣いや衝動買いが多い
クレジットカードの利用は、無駄遣いや衝動買いを増やす要因になることもあります。クレジットカードは現金に比べて支払いを行う感覚が得にくいことから、買い物をするときについ「これくらいならいいか」という意識へとつながってしまう側面があります。特に、ウェブ上で決済が完了するネットショッピングだとなおさらかもしれません。
また、クレジットカードには分割払いやボーナス払い、リボ払いなど多様な支払い方法があることも無駄遣いや衝動買いにつながりやすい傾向にあります。
ポイントを貯めるために不要な物も買ってしまう
クレジットカードでは、利用金額に応じてポイントが付与されます。貯まったポイントは電子マネーへのチャージや、支払い金額への充当、景品への交換などさまざまな使い道があり、ポイントを目当てにクレジットカードを利用する人も珍しくありません。
しかしその一方で、ポイント還元のために不要な物まで購入してしまうケースも見られます。特に、期間限定のキャンペーンや特典があると、普段は購入しないような物まで買ってしまうこともあるかもしれません。
クレジットカードの使いすぎを防止する対策
クレジットカードの使いすぎを防止するためには、予算を決めておいたり、カード会社が提供するサービスを利用したりするなど、いくつかの対策があります。
・使いすぎを防止するサービスを利用する
・必要最低限の利用枠に設定する
・クレジットカードで使える予算を決めておく
・利用明細をこまめに確認する
それぞれ確認していきましょう。
使いすぎを防止するサービスを利用する
クレジットカードによっては、利用金額が一定の金額に達したときに通知が届くサービスがあります。通知が届く金額は自由に設定ができるため、予算に合わせて設定すれば使いすぎを防止することができます。
「いつの間にか利用代金が膨らみそうで心配」という人は、こうした使いすぎを防止するサービスを活用してみるとよいでしょう。
必要最低限の利用枠に設定する
クレジットカードの使いすぎを防止するためには、カードの利用限度額を必要最低限に設定することも有効です。
カードの利用限度額は、契約者の信用情報や支払い能力に応じて設定されます。利用限度額が大きいカードは、まとまった支払いに利用できる利便性がある一方、つい使いすぎてしまう心配もあるでしょう。カードの使いすぎを防ぐためには、あらかじめ利用限度額を引き下げておくと安心です。
良好な利用実績を積んでいると自動で利用限度額が拡大されることもあるので、改めて自分の利用限度額を確認し、見直しを検討してみましょう。
ただし、一度引き下げた利用枠を再度引き上げる場合、改めて審査が必要です。
なお、大きな買い物や支払いの予定がある場合は、一時的に利用限度額を拡大することもできます。
三井住友カードでは、1万円単位で一時的な引き上げに申し込むことができます。最短即時~1週間程度で審査が完了しますので、支出の予定に合わせて手続きを検討してみましょう。
- 301万円以上への引き上げをご希望の場合、引き上げ額は50万円単位となります。
クレジットカードで使える予算を決めておく
クレジットカードを計画的に利用するためには、あらかじめクレジットカードを使う予算を決めておくことが大切です。「カードの利用は毎月〇万円以内に抑える」など具体的な目安を作り、その範囲内で活用するようにしましょう。
利用明細をこまめに確認する
あらかじめ決めた予算内でクレジットカードを使うためには、定期的にカードの利用明細を確認することがおすすめです。
利用明細は「いつどこでカードをどれくらい使ったか」ということが把握できるため、定期的に確認することで使いすぎを防止する効果があります。多くのカード会社ではウェブサイトやアプリで利用明細を確認できますので、「週に1回確認する」など頻度を決めてチェックするとよいでしょう。
三井住友カードの「Vpassアプリ」では、カードの利用状況や保有ポイントがいつでも確認できます。さらに、VpassアプリとMoneytreeを連携することで、毎月の収支を確認できる家計管理機能を搭載。クレジットカードも銀行も、ポイントも電子マネーも、これひとつで管理することができます。
三井住友カードの「使いすぎ防止サービス」はリアルタイムで通知
三井住友カードでは、アラート機能による「使いすぎ防止サービス」を提供しています。使いすぎ防止サービスとは、ご自身で決めた利用設定金額を超えると通知が届くサービスです。
通知が届く金額は1万円(税込)以上から設定でき、メールやアプリのプッシュ通知、LINEから通知方法をお選びいただけます。ぜひ、毎月の予算金額に合わせて通知金額を設定してみましょう。
また、指定金額に到達したことをお知らせするだけでなく、利用先や利用累計金額なども通知で届くため、計画的なカードの利用には欠かせないサービスです。そのほか、家族カード単体での通知設定もできるため、家計全体の管理にも便利な機能です。
三井住友カード「使いすぎ防止サービス」の設定方法
三井住友カードの「使いすぎ防止サービス」は、Vpassアプリから簡単に設定いただけます。
Vpassアプリから「メニュー」をタップし、「安心・安全サービス」を選びます。
「使いすぎ防止サービス」を選び、画面の案内に従って通知金額を設定してください。
前述のとおり、通知が届く金額は1万円(税込)以上から設定できますので、カードの予算に応じた金額を設定し、使いすぎの防止に役立てましょう。
カード別設定金額
三井住友カードの下記カードでは、安心してカードをご利用いただくために、自動で使いすぎ防止サービスによるメール通知が届くようになっています。
カードの種類 | 通知金額 |
---|---|
三井住友カード(NL) 三井住友カード(CL) Oliveフレキシブルペイ |
7万円 |
三井住友カード ゴールド(NL) Oliveフレキシブルペイ ゴールド |
20万円 |
三井住友カード プラチナプリファード Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード |
50万円 |
三井住友カード プラチナ | 70万円 |
カードによってそれぞれ通知金額が初期設定されていますが、通知金額はいつでも変更ができます。ぜひ、ご自身の予算金額に合わせて設定内容を見直してみましょう。
サービスご利用状況で確認
現在、使いすぎ防止サービスに設定されている通知金額についても、Vpassアプリ内でご確認いただけます。
Vpassアプリを開き、ホーム画面の「あなたのサービスご利用状況」をタップします。
画面下部の「使いすぎサービス」内に「累計〇円超過で通知」と設定内容が表示されます。設定後は、こちらで通知内容を確認しましょう。
使いすぎ通知サービスを活用して使いすぎを防止しよう
クレジットカードは手元に現金がなくても支払いができる便利な決済手段である一方、その利便性から、つい使いすぎてしまう心配もあります。
クレジットカードを予算の範囲内で利用するためには、カード会社が提供する「使いすぎ通知サービス」の活用がおすすめです。予算に合わせて通知金額を設定し、計画的にクレジットカードを利用するようにしましょう。
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