冠協賛公演特別コーナー
三井住友VISAカードミュージカル「ファントム」
制作発表
演出家・出演者インタビュー
舞台写真レビュー
これまでの協賛公演
「ファントム」ー-制作発表
左から、花組・蘭乃はな、演出家・中村一徳氏、宝塚歌劇団理事長・小林公一氏、三井住友カード代表取締役社長・月原紘一、花組・蘭寿とむ。
 
 宝塚歌劇花組公演 三井住友VISAカードミュージカル『ファントム』の制作発表が4月27日、東京都内のホテルで行われました。
「ファントム」ー-制作発表 この作品は、フランスの作家・ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」を、アーサー・コピット脚本、モーリー・イェストン作詞作曲により舞台化したもので、1991年にアメリカで初演。宝塚歌劇では、2004年に宙組、2006年に花組で上演されました。パリ・オペラ座の地下で苦渋に満ちた人生をおくる怪人・ファントムの心の葛藤がドラマティックに展開され、大ヒットを記録。宝塚歌劇の新たな代表作となりました。
「ファントム」ー-制作発表 会見の冒頭から、ファントムの扮装で登場した新トップスター・蘭寿とむが、劇中歌の「僕の悲劇を聴いてくれ」「世界のどこに」を力強く披露。新たなファントム像の一端を垣間見せました。その後、オペラ歌手をめざすヒロイン、クリスティーヌを演じるトップ娘役・蘭乃はなとともに「Home」を歌い、息のあった美しいハーモニーを聴かせました。
「ファントム」ー-制作発表 初演の宙組公演から潤色・演出を手掛ける中村一徳氏は「3度目の上演で大きな責任を感じている」としながらも、「純粋で心の美しいファントム、同じように純粋で可憐なクリスティーヌは2人にぴったり。これから稽古していくのが楽しみ」と期待を寄せました。また、この公演で新たに書き下ろされた2曲が披露されることにも触れ、「これまでに演じた生徒が築いてきた伝統を受け継ぎながらも、新しく楽しんでもらえるように取り組んでいきたい」と語りました。

 蘭寿は「私自身の個性である情熱や強さみたいなものも表現したいですし、繊細さやクリスティーヌへの愛ゆえに狂気に走るところ、親子の感動的な愛に至るまでの葛藤なども丁寧に描き出したい」と、力強く宣言。蘭乃も「ファントムの心の美しさを見いだせる純粋さを大切に演じていきたい」と緊張気味に話しました。
「ファントム」-制作発表

 物語の鍵を握るオペラ座の前支配人、ジェラルド・キャリエールは、近年ますます男役の色気と包容力に磨きが掛かる壮一帆が、またクリスティーヌに想いを寄せるフィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵は愛音羽麗、朝夏まなとが役替わりで演じるなど、見どころ満載の今作。

 蘭寿とむ率いる新生花組によって、独自の世界観をもった作品がどう表現されるのか、いまから期待が高まります。

 宝塚大劇場公演は6月24日~7月25日。東京宝塚劇場公演は8月12日~9月11日。


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