冠協賛公演特別コーナー
三井住友VISAカード シアター『ベルサイユのばら』ーオスカルとアンドレ編ー
制作発表
演出家・出演者インタビュー
舞台写真レビュー
これまでの協賛公演
「ベルサイユのばら」ー-制作発表
左から、月組・明日海りお、愛希れいか、龍真咲、脚本・演出・植田紳爾、宝塚歌劇団理事長・小林公一、三井住友カード代表取締役社長・島田秀男、原作者・劇画家・池田理代子、花組・蘭寿とむ、壮一帆。
 
 三井住友VISAカード シアター 月組公演『ベルサイユのばら』の制作発表が11月19日、東京都内のホテルで行われました。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表

 『ベルサイユのばら』は、1974年の初演以来再演を重ね、延べ上演回数は1763回、観客動員数は427万人に迫る宝塚歌劇史上最高のヒット作。今回は、宝塚歌劇創立100周年という節目の年を目前にした、2013年の幕開きを飾る作品として、上演されます。『ベルサイユのばら』にはさまざまなバージョンがありますが、なかでも根強い人気を誇る「オスカルとアンドレ編」。トップスターの龍真咲と準トップスターの明日海りおが役替わりでオスカルとアンドレを演じることや、花組の蘭寿とむ、壮一帆(12月25日付けで雪組に組替え)がアンドレ役で特別出演(宝塚大劇場公演のみ)することも話題です。

「ベルサイユのばら」ー-制作発表 会見に先立ち、龍、トップ娘役の愛希れいか、明日海によるパフォーマンス。まず「愛の巡礼」を龍が歌い上げ、続いて明日海が「心のひとオスカル」、そして3人で「愛あればこそ」を披露。“ベルばら”の豪華なコスチュームに身を包み、世界観を表現しました。
「ベルサイユのばら」ー-制作発表

 続いて、蘭寿、壮も加わり、華やかな会見がスタート。初演時から関わってきた、脚本・演出の植田紳爾は「パワフルでエネルギッシュな月組の力を“ベルばら”の世界でどう生かすのか。初演時の宝塚の良さを強調して、夢とロマンと愛にあふれた世界をもう一度再現したい。初心に返ってやってみたい」と話し、「ラストシーンは馬車ごとクレーンで飛んでいく」というダイナミックな演出プランも披露し、会場を湧かせました。また、原作者の池田理代子も、「原作が生まれて40周年、宝塚も来年100周年を迎える年に上演できるのがうれしい」と感慨深い様子で話しました。

 龍は「初舞台を踏んだ作品に再び巡り合い、また特別出演の熱いお2方とご一緒させていただくのも大変うれしい。月組一丸となって頑張りたい」と挨拶。「オスカル役では役替わりで、魅力的な3人に情熱的に思われる。女性ならではの強さと弱さを表現したい。アンドレ役も演じられるので、相乗効果で作り上げることができて楽しみ」と語りました。愛希は、演じるロザリー役について「どれだけオスカルを愛せるか、植田先生のお稽古にしっかりついていけるよう頑張りたい」と述べました。
 明日海も「オスカルでもアンドレでも龍さんとしっかり組むことになるので、相手役の愛希に焼き餅を焼かれるのではと心配です(笑)。彼女が納得するくらい素敵に演じたい」と話しました。

 また初めての“ベルばら”出演となる蘭寿は、「宝塚の宝である作品に出演できるのはとても光栄。3日間ですが、オスカルの気高い志と女心を近くで理解して、より深く強く愛し抜きたい。包容力あふれる男性に作りたい」と気合十分。5度目の出演となり、アンドレ役も3度目となるという壮は、「演じたことがあるからこその緊張感をパワーに変えたい。“ベルばら”は、稽古でも独特の雰囲気がある。そういうことも皆さんに伝えて、次に繋げていければ」と経験者ならではの視点で、力強く語りました。

「ロミオとジュリエット」-制作発表

 宝塚大劇場公演は、2013年1月1日~2月4日、東京宝塚劇場公演は、2月15日~3月24日。愛とロマンあふれる、宝塚歌劇ならではの華やかな世界に、いまから期待が高まります。

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