【ヒトトキ調査】クレジットカードの不正利用被害にあった500人に聞いた!私のカードでテーマパークのチケットが買われていた??
耳にする機会が増えた「クレジットカードの不正利用」。一般社団法人日本クレジット協会の調査結果によると被害総額は、2020年には250億円超え、2021年には330億円越えと増加傾向。2022年は上半期ですでに200億円を超えています。ヒトトキでは、クレジットカードの不正利用被害にあった500人を対象に、2019年10月に調査を実施。なかには知らない間にテーマパークのチケットを買われていたケースもあるなど、自分には関係ないと思っていても、リスクは意外とすぐそばにあるようです。調査結果に加え、ますます増えている不正利用に備え今日からできる対策もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
なぜ不正利用されたか原因は知ってる?
「把握していない」が57.2%
クレジットカードの不正利用は増加傾向にあるものの、なぜ被害にあったのか分からないといったケースは少なくありません。今回調査した500人に聞いたところ、自分のカードが不正に利用された原因を把握していない人(57.2%)は、把握している人(42.8%)を上回る結果に。再度の被害を防ぐためにも、原因や手口を知ることは大切です。把握していると回答した214人(42.8%)は、どんな方法で原因を知ったのでしょうか。
原因や手口を把握していると答えた214人のうち、半数以上の54.2%が「カード会社から聞いた」と回答。次に多い39.3%が「自分で気づいた」と答えています。では、犯罪の手口は何が一番多かったのか、見ていきましょう。
一番多かった手口は「フィッシング詐欺」(23.1%)。これはクレジットカード会社や金融機関を装ったメールを送りつけたり、偽サイトへ接続させたりして、カード情報を不正に入手して悪用する詐欺のこと。次に多かった「なりすまし」(20.0%)は、自分になりすました第三者がクレジットカードを利用するケースです。同じくらい多かった「ネットショッピング詐欺」(19.0%)は、ネットショップで購入したのに商品が送られてこないという詐欺。ネットショッピング詐欺や悪質出会い系サイトなどは、支払いにクレジットカードを利用する場合も多いため、結果的にクレジットカード支払いのトラブルにつながっています。
カードの「盗難・紛失」による不正利用が15.4%にとどまっていることから分かるように、クレジットカードの不正利用の大半は「サイバー犯罪」によるものです。インターネット上で行われるサイバー犯罪の被害は気づきにくいのが欠点。実際に不正利用の被害にあった人たちはどのタイミングで気づいたのか聞いてみました。
不正利用の被害にあった500人のなかで最も多かったのが、「カード会社からの連絡時」(35.4%)。次に多かったのは「利用明細確認時」(24.8%)で、「口座から引き落とされた時」(13.6%)「利用通知サービス確認時」(13.4%)の順でした。カード会社や警察からの連絡で被害に気づいた人は約4割、自分で気づいた人は6割近くという結果になりました。
被害額の平均は約10万円。月500円の不正利用は気づきにくい!
ところで、被害額の平均はどのくらいだと思いますか?ヒトトキが調査した500人の被害額を集計すると、一番低かったのは「980円」で最も高額だったのは「160万円」。平均は「10万147円」でした。
最も高額な160万円は被害額は大きいものの、気づきやすいという点も。やっかいなのは数百円程度の被害です。実際、サイトの月額利用料500円を5ヵ月にわたり支払っていたケースもありました。この女性はカードを使用する度に利用状況を確認していたにも関わらず、金額が小さかったあまり、被害に気づくのが遅くなってしまったのです。
不正利用被害にあわないためにできることは?
こうした不正利用の犯罪に巻き込まれないために、どうしたらいいのでしょうか。実際に被害にあった500人に不正利用発覚後、どんな対策を取ったのかを聞きました。
暗証番号の変更や、カード裏面の署名の徹底はもちろんのこと、それ以外だとこんな声がありました。今後の心構えとしてぜひ参考にしてください。
不正利用の被害は補償された?されなかった?
一番気になるのは、被害にあった場合ちゃんと補償されるのかどうかではないでしょうか?クレジットカードの不正利用被害にあった人の83.6%が、カード会社や支払い先のECサイトにより「補償された」と回答。ただ一方で16.4%は「補償されなかった」と答えています。なぜでしょうか。補償されなかった人たちに、その理由を聞いてみました。
補償されなかった82人(16.4%)にその理由を聞いたところ、最も多かったのが「警察に被害届を出していなかった」で1位。2位は、不正利用されてから長期間「カード会社に連絡していなかった」。そして3位は「カードの裏面に署名していなかった」でした。被害の補償には会員規約に定める手続きや行動が大変重要になります。
補償を受けるためには期日内の届出が必要なので、利用明細のこまめなチェックは欠かせません。被害にあった人たちはどのくらいの頻度で確認していたのでしょう。
被害にあった500人のうち2人に1人は、カードを使用する度に明細を確認。また約3人に1人は月に1回程度はちゃんと確認していることが分かりました。不正利用の被害にあった80%以上がちゃんと補償を受けられている背景には、こまめな利用明細のチェックがあったんですね。
補償を受けるには
犯罪の手口は日々巧妙になっていますが、きちんとした対策さえ取っていればリスクを減らすことはできます。また、十分な補償を受けるために日頃からできることもあります。
特に、補償を受けるためには不正利用被害の早期発見が重要です。
三井住友カードでは、WEB明細やご利用通知サービスを使って、こまめに利用履歴を確認することができます。
WEB明細をご利用いただくと、ご郵送よりも早くWEB上で明細書を確認いただけるほか、次回お支払い金額を確定した際にメールでお知らせします。
「ご利用通知サービス」をご利用いただくと、カードを使うたびにアプリに通知が来るようになります。第三者による利用があった場合も、すぐに気付づけるので素早い対応が可能になります。
また、万が一被害に遭ったら、すぐにカードを停止して、カード会社へ該当の取引について問い合わせる必要があります。場合によっては警察への届け出が必要な場合もあるので、カード会社の指示を仰いでください。
三井住友カードでは、ウェブからカードの停止と問合せができます。
カードの停止は以下ページからお手続き頂けます。
お問い合わせは以下ページの「明細に関するよくあるお問い合わせ」「当てはまらない/上記で解決しない」からお手続き頂けます。
いかがでしたか。キャッシュレス化がますます加速する時代、クレジットカードをどう安全に利用するかは避けられない課題です。
不正利用を防ぐために暗証番号は容易なものは避け、定期的に変更する。
不正利用されていないか利用明細をこまめにチェックする。
補償をしっかり受けるためにカードの裏面に署名する。
まだやっていない人は、ぜひ実行してみてください。
三井住友カードではこうした不正利用による被害からお客さまをお守りするため、業界最高水準の「カード不正利用検知システム」を導入しています。過去の不正利用のパターンをデータ化し、24時間365日カード利用をモニタリング。それでもカード犯罪に巻き込まれてしまった場合のために、補償の充実にも努めています。
「三井住友カード会員保障制度」はカード会社へ届出を行った60日前から損害を補償するサービスです。不正利用が発覚した後に連絡しても十分間に合うのが特徴。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
調査概要
調査タイトル:
クレジットカードの不正利用に関する調査
調査方法:
インターネットリサーチ
調査期間:
2019年10月17日(木)~10月21日(月)
調査対象:
クレジットカードの不正利用被害にあったことがある全国20~99歳の男女500名
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