開始時刻が近づくにつれ高まる会場の熱気は、雪組主演コンビの水夏希、白羽ゆりが登場すると、早くも最高潮に達し、歓声が上がります。
挨拶のあと、早速話題はこの日行われた公演『エリザベート』のことに。水が「昨日は霊廟の場面のときに、棺から落ちそうになってペンギンのようになってしまったんですが、今日は失敗はなかったです(笑)」と楽しい話を披露。ポスター撮影や衣装について話が進みます。会場が笑いにつつまれたトークを抜粋してご紹介。
司会「宮原夢画さんがポスターを撮影されたのですが、メイクもいろいろ大変だったとか」
水「ヘアメイクさんについていただいて、いつもと違う特殊メイク。まつげも違いました」
司会「本数が? 形も切れ長で……」
水「まあ、もともと目は切れ長ですが、さらに切れちゃう感じで(笑)」
司会「手の動きもすごく綺麗ですが」
水「マッサージにいったら、ちょっと庶民的な話ですが、手の甲が凝っているって言われて(笑)」
白羽「ミズさん(水)の手の動きが素晴らしいからと、先生が振り付けをたくさん付けようとおっしゃったんですよね!」
司会「エリザベートのカツラも重いのでは?」
白羽「重いです!」
水「アントワネットのものとどう違うの? 船が載っていたけど……(笑)」
白羽「アントワネットは縦に重かったので。上下する動きが一番落ちそうで危なかったです(笑)」
水「なるほどね」
白羽「でもエリザベートは、後ろに危ない。その違いです(笑)」
さらに、物語の名シーンを順を追って振り返り、そのときどきの感情の動きなど、詳しい話へとトークが広がっていきます。
司会「トートとシシィの出会いといえば、愛らしい少女に一目惚れをしてしまうのですが、やはり戸惑いがあるのでしょうか」
水「すべてを支配している俺様が、こんな小娘に……。俺ってどうよと(笑)」
白羽「俺ってどうよ!?(笑)」
司会「シシィが生きる望みを失って、命を断とうとする場面ではどういうお気持ちなんでしょうか」
水「驚きですね。弱るかと思っていたのに、生き抜くという気持ちに変化していて。そこで、ハッと、すごい好きだな……みたいな」
会場 爆笑
白羽「なんかちょっと照れちゃいました。そんな自分にびっくり(笑)」
司会「フランツに最後通告をしたあとにトートが出てきますが、そのときはトートに付いて行きたくなるのでしょうか」
白羽「そうなんですよ、本当に。でもまだ付いて行けない!と」
司会「とても強い拒絶にあってトートは……」
水「プライドがずたずたなんですよ。それでドアをバンと締めて、ペンが倒れる(笑)」
白羽「飛んでいっちゃうんですよね」
水「ある日羽根ペンが飛んで、小道具さんに怒られちゃって(笑)。それで申し訳ないんだけど、ペン立てを作ってもらえないかと」
白羽「あの場面はいらだっているのに、ペン立てにささないといけないので、最初はすごく緊張していて。終わったあとに、よかった、入ってと(笑)」
トークに引き続き、プレゼント抽選会。その場でサインを入れた色紙がプレゼントされたり、2人と記念写真を撮れるスペシャル企画がありました。その後、それぞれの健康法や今後の予定などを話し、笑いに包まれたトークショーの幕が閉じました。 |