

海外であう盗難の手口として多いのが、「スリ」「置き引き」「引ったくり」です。
一般的に、人の多い観光地で多発する傾向にあります。
特にケチャップを服につける、時間を聞くなどして注意を引き付けている間に、他のメンバーが貴重品を抜き取るという、チームによるスリが多く発生しています。
このような犯罪にあわないために、貴重品はショルダータイプのカバンに入れ、常に手から離さないようにすることが重要です。
他にも、持ち歩く現金は最小限に止め、分散して所持する、食事中や写真撮影の際にも常にカバンが体に触れているようにする、など高い防犯意識を持つことが非常に有効です。
紛失・盗難の被害にあってしまった場合でも、事前に下記の緊急連絡先を保管しておくと、その後の手続きがスムーズになります。
貴重品の紛失・盗難にあったら、まずは地域の警察に「被害届」を届け出ましょう。
海外旅行傷害保険に加入していたとしても、保険会社によっては「盗難・紛失届出証明書(名称は国によって異なる)」の届け出が必要となります。
基本的には即日受け取りが可能であるため、必ず手続きを行うようにしましょう。
さらに、クレジットカードを紛失または盗難にあった場合は、警察での届け出に加え、至急カード会社へ連絡してカード停止手続きをしましょう。
例えば、三井住友VISAカードであれば、カードの紛失・盗難の場合でも、24時間365日有人対応のコールセンターで対応が可能です。
万が一、カードを不正に利用された場合でも、「会員保障制度」により、特殊なケースを除き、届け日から60日間さかのぼり、損害額が補償されます。
ロストバゲージの対処法を旅の達人がアドバイス!
ロストバゲージとなる可能性があるため、
必ずクレームタグは失くさないようにしましょう。
※クレームタグ:チェックイン時にパスポートや航空チケットに貼り付けられる
シールのようなもので、預けた荷物の情報が記されている
直通便よりも乗り継ぎ便を利用する際に発生することが多いため、乗り継ぎ便を利用する際は特に注意が必要です。
もしもロストバゲージにあってしまったら、専用の受付に行きましょう。クレームタグを見せ、ロストバゲージにあったことを伝えれば、空港の係員が手続きを行ってくれます。
利用する航空会社にもよりますが、ほとんどの場合は宿泊先のホテル、もしくは自宅までスーツケースを届けてくれます。
万が一ロストバゲージにあってしまっても困らないように、機内手荷物の中に1泊分の荷物(着替えや下着)を入れておくことをおすすめします。
ロストバゲージにあっても、大体1日くらいでスーツケースが手元に戻ることがほとんどなので、1泊分の荷物を持っているだけで十分です。
貴重品や常服薬、充電器、ガイド本など、現地で代替のできないもの、紛失すると困るものも忘れず手荷物に入れておきましょう。
また、スーツケースにネームタグを付けておくと、ロストバゲージにあっても早めに手元に戻ってくる確率が高くなります。