1. 海外旅行準備・持ち物ガイド タビサポ
  2. 出発前にチェック!海外旅行準備編:現金とクレジットカードは状況に応じて使い分け賢く旅しよう

出発前にチェック!海外旅行準備編:現金とクレジットカードは状況に応じて使い分け賢く旅しよう

お金はどうやって持っていく? 主な決算手段は2種類!メリット・デメリットの把握が大事

海外旅行での主な決算手段は、現金・クレジットカードの2種類。

それぞれのメリットとデメリットを把握して、バランスよく使い分けましょう。

<現金>

買い物はもちろん、交通機関を使った移動やチップなど、あらゆる場面で使うことができる現金は、海外旅行には不可欠です。サインなど支払い時の手続きが不要なので、会計がスムーズに行えます。

ただし、高額な現金を持ち歩く際は、スリなどの被害の可能性を考慮しましょう。紛失・盗難の場合、手元に戻ってくることはほぼ100%ありません。安全面を考えると、持ち歩く現金は必要最小限にとどめるのが得策です。

<クレジットカード>

クレジットカードは状況に応じて、現金の代わりに利用するのがおすすめ。

例えば、高額な買い物にはクレジットカードを利用し、カードが利用できない少額の買い物には現金、と使い分ければ高額な現金の持ち歩きは不要です。

日本と同じ感覚で、世界中で決済可能なのも便利です。

クレジットカードをお持ちでない方はこちら

現金、クレジットカード以外の決算手段として、旅行者用小切手「トラベラーズ・チェック(T/C)」があります。

2014年3月31日に国内の販売は終了していますが、2014年4月以降も引き続き利用・換金可能です。

ATMで現地通貨の引き出しができる

旅先で現金が底をついた場合は、クレジットカードの海外キャッシングが便利です。「Visa」ブランドのカードにキャッシング枠の登録があれば、世界200以上の国と地域、200万台以上のATMで現地通貨の引き出しができます。

また、ホテルやレンタカーを利用するときにはデポジット(預り金)としてクレジットカードの提示を要求されることも。

クレジットカードがないと詳細な個人情報を求められたり、高額な現金の支払いを要求されたりすることもあります。

紛失・盗難などのトラブルにあっても安心!

クレジットカードの盗難や紛失、スキミングなどの被害が怖いという人もいるかもしれません。しかし、海外で盗難や紛失などのトラブルにあった場合も、本人に明らかな過失がある場合を除き、被害にあってから一定期間さかのぼって補償を受けることができます。(補償を受ける場合、海外警察での紛失・盗難の届け出が必要なので忘れず手続きを!)

コラム:海外旅行を10倍楽しくする方法

換算レートで得する方法を旅の達人がアドバイス!

現金とクレジットカード、どちらが得なのか!?換算レートで得した話&損した話

換算レートはクレジットカードがお得

現金を両替する場合、出国前に日本の空港で両替する人が多いのではないでしょうか。

ドルやユーロなら日本で両替しても大きな違いはないのですが、その他の通貨(アジア諸国など)の場合、現地で両替した方が断然お得です。実際、トルコでは現地の両替所の方がはるかに換算レートがよく、大損した…という苦い経験があります。

このような通貨を日本で両替すると外貨両替の為替手数料が高いので、事前に確認しましょう。

また、現金での両替よりもクレジットカードの換算レートのほうがよいので、現金の両替は最小限に抑えるのがおすすめです。

クレジットカードを賢く活用し、現金は必要最小限に

海外で現金を全く持たないのは無理がありますが、所持する現金は少なめにし、クレジットカードを活用するのがスマート。多額の現金を持ち歩いたり、会計の際にお金を確認したりする必要がありません。ポイント還元のあるカードなら、使用するほど得をするのも現金に比べて優位な点です。

現金が足りなくなったときは、ATMで海外キャッシングを利用するのが便利。

利息はかかりますが、カードによっては前倒しで支払うこともできるため、帰国後すぐに繰り上げ返済すれば手数料が安くなります。

プラスで知っておこう!
現金が必要なのは例えばこんなとき ・少額の買い物
個人商店や食堂、屋台などはクレジットカードに対応していないケースがほとんど。現金であっても、多額のお釣りが必要な高額紙幣は嫌がられますので、小額紙幣やコインを多めに用意しておくと便利です。
・チップ
ホテルのポーターやベッドメイキング、エステ、その他気持ちのよいサービスを受けたときに。クレジットカードが利用可能なレストランでは、カードでの支払い時にチップ分を上乗せして払うこともできます。
・交通費
タクシーや列車、地下鉄でクレジットカードが使用できる場合もありますが、多くの国では現金のみです。お釣りがない場合に備えて、小額紙幣とコインの用意を。
コラムレポーター野副 美子(のぞえ よしこ)
旅行系編集プロダクション勤務。何でも食べられる、どこでも寝られる鈍感さとともに年1~2回は海外へ赴く。
これまでに渡航した国は約15か国。
コラムレポーター:野副 美子(のぞえ よしこ)
ページトップへ