出国・入国以外の場面でも必要 世界で通用する国際的な“身分証明書”
<パスポートとは>
パスポートは日本政府が発行する国際的な身分証明書です。
海外で自分が何者であるか(国籍・氏名・年齢)を具体的に証明するだけでなく、日本国外務大臣の名前で外国政府に渡航者の保護を要請する内容が含まれており、海外においては生命の次に重要な書類です。
<パスポートが必要となる場面>
海外では以下のような場面でパスポートの呈示が求められます。
- ◆空港での出入国審査
- ◆ビザ(査証)の申請
- ◆国際線飛行機の予約・搭乗
- ◆ホテルにチェックインする時
- ◆警察官などに身分証明書の呈示を求められた際 など
また、パスポートは日本人であることを証明するため、常に携帯する必要があります。
国によってはパスポートのコピーを携帯すればよい場合もありますが、パスポートの不携帯が処罰の対象となるケースもあるので、事前に渡航先の事情を調べて適切な管理を心がけましょう。
パスポートをお持ちでない方へ
<パスポート申請~受取までの流れ>
- ①申請方法
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住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請します。
本人確認書類など必要書類があれば、申請書を代理提出することも可能です。
- ②申請時に必要なもの
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- 一般旅券発給申請書申請窓口で入手可1通
- 戸籍謄本(または戸籍抄本)1通
- 住民票の写し1通
- 写真1通
- 本人確認書類
- ③受取の際に必要なもの
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- 申請時に渡された受理票(受領証)
- 手数料必要額の収入証紙および収入印紙を受領証に貼布。現金払いの場合もあり。
- ④手数料
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- 【10年間有効(20歳以上)】16,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙14,000円)
- 【5年間有効(12歳以上)】11,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙9,000円)
- ⑤スケジュール
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申請から受け取りまでは1週間程度かかります(土・日曜、祝日は除く)。
なお、インターネットでの申請はできません。
パスポートをお持ちの方へ
<必要な残存有効期間の確認を>
パスポートの残存有効期間は、滞在期間や目的によって国ごとに異なりますが、およそ3~6ヵ月間以上必要になることがあります。
有効期間が残り半年を切った場合、さまざまな制限があることを認識しておきましょう。
パスポートの残存有効期間が1年未満の場合は、既存パスポートを返納し、新たにパスポートの発行ができます。
既に有効期限が切れてしまっている場合は、申請に必要な書類と期限切れのパスポートを持って窓口で改めて申請してください。