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カフェを開業したい方必見!資格や資金、失敗しないためのコツを徹底解説

カフェを開業したい方必見!資格や資金、失敗しないためのコツを徹底解説

カフェを開業してみたいという夢を持っている方は多いのではないでしょうか。
しかし、具体的に「どのような資格が必要なのか」「資金はどのくらい必要か」「何から始めたら良いか」など、分からないことが多く、戸惑う方も多いと思います。
この記事では、カフェの開業を考えている方のために、必要な資格や資金、失敗しないコツについて、分かりやすく解説してきます。

目次

カフェの開業に必要な資格

カフェを開業するためには、取得しなければならない資格があります。
食品を扱う上で絶対的に必要な資格や、安全で安心な店舗を維持するために必要な資格など、基本的ですが大切なポイントです。
カフェ開業に必要な資格や届け出は以下の3つ。

  • ・食品衛生責任者
  • ・防火管理者
  • ・飲食店営業許可申請

それぞれ詳しく解説していきます。

食品衛生責任者

カフェを開業するには、食品衛生責任者の資格が必要です。食品衛生法第51条と条例によって、カフェ営業には食品衛生責任者の設置が義務となっています。
食品衛生責任者の資格は、全国の自治体で行なわれる「食品衛生責任者養成講習会」を受講して資格を取得します。栄養士や調理師、製菓衛生士や特定の大学を卒業した方などは、有資格者なので、新たに資格を取得する必要はありません。

食品衛生責任者は、食品衛生に関係する新しい知見の習得に努める必要があります。また、施設の衛生管理や、食品などの取り扱いの計画を作成して、関係者に周知する役割も担います。

食品衛生責任者養成講習会は、1日の受講で修了証書を貰うことができ、地域によっては簡単な試験がある場合もあります。

大きな店舗なら防火管理者も必要

30人以上が入れる大きめなカフェを開業する場合は、防火管理者が必要になります。防火管理者とは、火災などの被害を防止するために、防火管理の消防計画を作成して、防火管理業務を行なう責任者です。

防火管理講習は、都道府県や消防署、登録講習機関が行なっており、地域によって異なります。管理者の講習は、主に甲種防火管理新規講習と、乙種防火管理講習があります。延床面積300平米以上のカフェなら、甲種防火管理者の資格が必要です。300平米未満は、甲種防火管理者か、もしくは乙種防火管理者の資格が必要です。資格を取得したら、消防署に届出が必要です。

資格ではないが、飲食店営業許可申請・開業届も必要

飲食店営業許可とは、保健所に申請し、検査に合格すると許可されるものです。
飲食店営業許可を取得しなければ、カフェの営業を開始することはできません。

飲食店営業許可を取得するためには、食品衛生責任者がいること、保健所の検査を通過して、営業許可証を取得していることが条件になります。
営業許可の申請者が、過去に食品衛生法違反で処分されている、営業許可の取り消しから2年以内であると、営業許可はされません。
営業許可を取得するには、まず保健所に連絡をして、申請を行ないます。施設の審査日などを決定して、保健所の施設検査をうけます。その後、問題なければ営業許可証が交付されます。

また、個人事業主としてカフェを開業する場合には、開業届と呼ばれる「個人事業の開業・廃業等届出」を出す必要もあります。開業届を出すと、青色申告により最大65万円の控除が受けられるなど、メリットも多いため、必ず出しておきましょう。

カフェ開業のための資金はどのくらい?

カフェを開業するためには、まとまった資金が必要です。カフェ開業のために必要な資金の内訳をご紹介します。

カフェ開業資金の例(家賃20万円の場合)

カフェ開業資金の例

カフェを開業するエリア、カフェの形態、カフェの規模によって資金は変わってきます。
居抜き物件を利用すれば、内装工事や設備・備品が不要となりますので、家賃によっては数百万円程度で開業することも可能でしょう。

自己資金ゼロからのカフェ開業はおすすめしない

自己資金ゼロ型のカフェ開業はおすすめしません。
理由としては自己資金がないと銀行からの融資を受けられないからです。運転資金や開業資金を家族や知り合いからお金を借りることでしか調達できなくなってしまいますので、トラブルに発展する可能性が高くなります。

親が経営していたカフェを継ぐ形であれば、自己資金がなくても経営していける可能性はあります。しかし、それ以外の場合は、自己資金がゼロであれば、カフェの開業は難しいので、避けましょう。

カフェ開業の資金を抑えるポイント

カフェ開業に必要な資金を集めるには、いくつかのポイントがあります。自己資金が少ないから、カフェ開業は夢のままで無理と諦めている方も、資金集めの方法を学んで夢に近づけることができます。

今までとは違った資金集めの方法を学んで、カフェ開業の資金集めに挑戦するのもおすすめです。計画的な資金集めで、無理のないカフェ開業を目指しましょう。

クラウドファンディングをする

クラウドファンディングとは、起案者に対して支援者が資金を支援するしくみです。支援者はリターンとして、物やサービスを受け取ります。最近では、起案者が活動報告やお礼のメッセージをする寄付型や、お金を分配する投資型のクラウドファンディングもあります。

カフェ開業の場合、支援者にリターンをする購入型のクラウドファンディングが向いています。開業資金を集めることができ、拡散力があるため、開店前からカフェのPRができるメリットがあります。また、カフェのコンセプトをアピールして、ファンを作ることで、資金集めを有利にできます。

貯金をする

カフェ開業の資金を集めるためには、基本的で地道ですが、貯金をすることです。毎月の収入と支出を算出して、貯蓄できる金額を確認しましょう。

収入に対して支出が多い場合は、家計を見直してムダを省き節約することが大切です。定期預金や積立預金を利用すると、計画的に貯金ができます。
収入が少ない場合は、副業をするなどして収入源を増やすと貯金がはかどります。住宅ローンがある場合は、利息の負担を減らすために、借り入れ条件を見直してみましょう。

融資を受ける

まとまった資金を作るために、金融機関から融資を受けて、カフェ開業する方は多いです。財務省が管理している、日本政策金融公庫(略称:日本公庫)では、一般貸付など多くの融資制度があります。
一般融資は、カフェ開業したい方も対象になり、融資限度額は4,800万円です。取り扱う商品や業種の変更を行う事業者を対象として特定設備資金は7,200万円となります。設備資金の融資期間は、利子のみを支払う据置期間は2年で、支払い期間は10年以内となります。

民間の銀行から融資を受けたい方は、規模の小さなカフェの開業なら、信用金庫や地方銀行がおすすめです。

参考:融資制度一覧から探す|日本政策金融公庫

  • 別ウィンドウで日本政策金融公庫へリンクします。

カフェ開業で失敗する人の共通点

カフェ運営を成功させることを夢みてカフェ開業をしたけれど、残念ながら失敗に終わる方がいます。事前の資金集めや収支計画、集客方法などを準備していても、カフェ運営が軌道にのらずに、閉店となってしまう事例があるのです。

カフェ開業で失敗する人の共通点は、以下の3つ。

  • ・最初から大きな投資をしてしまう
  • ・収支計画が甘い
  • ・効果的な集客施策を打っていない

最初から大きな投資をしてしまう

カフェ開業を初めて行なう場合、最初から大きな金額を投資してしまうと失敗する可能性が上がります。理想のカフェを求めて、内装や設備にこだわるなど開業資金に投資しすぎると、その後の運営にひびいてきます。
カフェ開業をする物件選びも重要です。人気のエリアでは、家賃が高く固定費が高くなります。立地が良いからと、高い賃貸物件に投資をすると失敗につながります。

収支計画が甘い

初期費用や、運転資金など事業の収支計画は、シビアに行なう必要性があります。カフェの売上高を甘く見積もっていると、経営が厳しくなります。
カフェ経営の収入は、客単価や人件費によって変化しますが、売上を月100万円上げられれば、収入は30万円ほどが相場になります。カフェの質を下げずに経費を削減する方法を工夫しないと失敗します。

原材料費と人件費率、家賃比率の合計を売上高で割った比率が70%未満、可能なら65%が理想とされ、それ以上だと収支計画が甘いといえます。

参考:カフェで起業する人がだいたい失敗する理由 | 外食

  • 別ウィンドウで東洋経済オンラインへリンクします。

効果的な集客施策を打っていない

カフェの売り上げを伸ばすには、客数を稼ぐために集客が重要になります。カフェのオープンの前から広告宣伝をするなど、準備をしないと集客できません。
開店告知のチラシや、立て看板、ウェブサイト作成やSNSアカウントの作成など、オープン前から準備できることは沢山あり、計画的で効果的な集客をしていないと、オープンしても客がこない状況になってしまいます。
Googleマイビジネスの登録やグルメサイトの利用、DM、SNS運用など、多用な集客施策を知らないと失敗してしまいます。

失敗しないカフェ開業に必要なこと

失敗しないカフェ開業に必要なこと

カフェ開業をするなら、失敗せずに成功させたいものです。カフェ開業の失敗する共通点をふまえた上で、成功させるための具体的な方法についてご紹介します。
カフェ開業を失敗させないためには、計画的で地道な工程が大切になります。
カフェ開業を失敗させないコツは以下の5つ。

  • ・一気にお金をかけすぎず、スモールスタートをする
  • ・集客のための施策を立てておく
  • ・店舗のコンセプトはしっかりと決める
  • ・Wi-Fiなどの設備を整える
  • ・キャッシュレス決済を導入する

それぞれ詳しく解説していきます。

一気にお金をかけすぎず、スモールスタートをする

着実なカフェ運営をするために、カフェ開業をするときは、一気にお金をかけすぎないことが大切です。無謀な投資をさけて、着実な計画を基にスモールスタートしましょう。
カフェ開業が初めてなら、やってみて初めて分かることも多くなります。開店しても、お客さんが予想よりもこない場合があります。お金をかけすぎると、運転資金がなくなり閉店につながります。まずは、勉強する気持ちで、大きな投資をせずに地道に始めましょう。
居抜き物件を選ぶ、家賃が安い物件を選ぶ、内装工事は見積もりをしっかり取って予算内におさめる、食材費を抑えるなど、細かく工夫をして、徐々に投資をしていくと良いでしょう。

集客のための施策を立てておく

カフェ運営の売上高は、客単価×客数×回転率によって変化します。客単価を高くして客数が少なくするか、客単価を下げて客数や回転率を上げるのか、計画を立てていきましょう。
客数を増やすためには、集客がとても大切です。チラシやウェブサイト、SNSなどを利用してカフェのファンを増やしましょう。クーポンの発行やポイントカードの作成などでリピート率をあげる必要があります。
開業から利益がでるまでの、収支計画を作成し、集客施策をしながら運営していきましょう。

店舗のコンセプトはしっかりと決める

カフェにとって店舗のコンセプトは、とても大切なので、しっかりと決めましょう。コンセプトがしっかりしたカフェには、固定ファンが付きやすく、リピート率が上がります。
カフェ運営において、リピート率を上げることは売上を安定させる重要な要素になります。集客施策を打つなどして新規顧客を獲得するには、既存の顧客の5倍コストがかかるといわれています。
そのため、新規顧客の獲得以上に、既存顧客をいかに維持するかが重要になってきます。

カフェの内装の雰囲気、提供するメニューの単価、スタッフのサービスのしかた、BGMだけでも、カフェのコンセプトの印象は大きく左右されます。開業する前から、コンセプトは念入りに考えましょう。

Wi-Fiなどの設備も重要

スマートフォンやパソコンを外出先で利用する人は、とても増えています。カフェにWi-Fi設備が整っていることを、カフェを選ぶ上で重要視する人も多いのです。実際、大手カフェチェーン店では、専用Wi-Fiを設置している店がほとんどです。

カフェは飲食をするためだけに訪れるのではなく、休憩やちょっとした作業を行いたい場合もあります。Wi-Fiや、コンセント、雑紙などをカフェに設置することで、カフェに付加価値が生まれ、強い集客効果が期待できます。

現在では、働き方改革によりノマドワーカーと呼ばれる、オフィス以外の場所で仕事をする人も増えてきています。そういった人たちへの配慮も、リピーターの獲得率につながってくるでしょう。

キャッシュレス決済ができることも大切

電子マネーやクレジットカード、QRコード決済、ポイントなどキャッシュレス決済を利用する人は増えています。オンラインショッピングを除いた、日常の買物において、最も利用する決済手段が、クレジットカードで、全体の41.8%を占めるというデータがあります。

リサーチデータ(2020年)キャッシュレス決済に関する調査|楽天インサイト

  • 別ウィンドウで楽天インサイトへリンクします。

それぞれのキャッシュレス決済でキャンペーンが行なわれている場合もあり、キャッシュレス決済でカフェを利用したい人もいます。また、ポイントを集めている方もいます。

また、飲食店でキャッシュレス決済を積極的に利用したいと考えている消費者は半数を占めていることが、日本政策金融公庫の調べによって分かっています。

2019年3月 外食に関する消費者調査結果|日本政策金融公庫

  • 別ウィンドウで日本政策金融公庫へリンクします。

キャッシュレス決済に対応していないと、新規の顧客を逃してしまうことにつながりますので、なるべく多くのキャッシュレス決済に対応できることが大切になります。

カフェ開業をするならキャッシュレス決済サービス「stera pack(ステラパック)」がおすすめ

stera packは、初期費用と端末費用なしの月額3,300円(税込)で利用できる決済サービスです。
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1つの端末で、多種多様な決済手段が利用できる

stera packで利用できるstera terminal(ステラターミナル)は、1台で25種類以上の決済手段に対応できるオールインワン端末です。
4インチタッチスクリーンでクレジットカード・電子マネー・QRコード決済や、電子サイン、暗証番号入力の対応も可能。
すべての決済手段を一台で処理できるため、stera terminal以外の端末は不要。
レジ周りをスッキリさせることができるので、カフェ経営で内装をこだわりたいという方にもおすすめです。

集客・プロモーションも可能

販促・集客アプリ「おみせポケット」が標準搭載されており、会員証、スタンプカード、クーポン発行などがアプリ一つできるため、独自での顧客管理が必要なくなります。
また、顧客データを利用して、性別・年代・エリアなどのさまざまな属性に合わせたマーケティングも可能です。
既存顧客の囲い込みが大切なカフェ経営において、利用しない手はないサービスです。

レジ・勤怠・売上などのデータ管理もこれ一つ

stera terminalは、 Android™ OSを採用しています。アプリをインストールすることで、POSレジや予約順番管理などさまざまな機能を利用することができ、業務の効率化を図ることができます。
飲食店向けの機能が付いたアプリも配信されているので、カフェ経営の助けになるでしょう。

しっかりとした準備でカフェ開業を成功させよう

カフェ開業をしたい方にむけて、資格や資金、失敗しないための方法や開業に必要なことについてご紹介してきました。カフェ開業をするためには、多くの事前準備や計画が必要になります。しっかりと準備をして、堅実な方法を選び計画することで、カフェ開業の成功に近づけるでしょう。
成功事例や失敗事例を参考にして、念入りに計画を立てることが成功の秘訣です。キャッシュレス決済を取り入れることで、顧客の来店機会の損失を防ぎます。stera packは、月額3,300円で25種類以上の決済手段に対応可能。インバウンド需要も狙った運営をしていきたいなら、導入を検討してください。
長いカフェ運営をするために、無理のない計画で、理想のカフェ開業に挑戦してみましょう。

今回の記事のまとめ

カフェの開業に必要な資格

  • ・食品衛生責任者
  • ・大きな店舗なら防火管理者も必要
  • ・資格ではないが、飲食店営業許可申請も必要

カフェ開業のための資金はどのくらい?

  • ・規模にもよるが、数百万円~1,000万円程度

自己資金ゼロからのカフェ開業はおすすめしない

  • ・融資を受けられないため、トラブルのもととなる

カフェ開業の資金を抑えるポイント

  • ・クラウドファンディングをする
  • ・貯金をする
  • ・融資を受ける

カフェ開業で失敗する人の共通点

  • ・最初から大きな投資をしてしまう
  • ・収支計画が甘い
  • ・効果的な集客施策を打っていない

カフェ開業で失敗する人の共通点

  • ・一気にお金をかけすぎず、スモールスタートをする
  • ・集客のための施策を立てておく
  • ・店舗のコンセプトはしっかりと決める
  • ・Wi-Fiなどの設備も重要
  • ・キャッシュレス決済ができることも大切

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  • ・集客・プロモーションも可能
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