税務
法人税などの国税もクレジットカードで納付できる!支払い方法について解説


服部大税理士事務所/合同会社ゆとりびと 代表社員。2020年2月、30歳のときに名古屋市内にて税理士事務所を開業。平均年齢が60歳を超える税理士業界の若手税理士として、税務顧問だけでなく、スポット税務相談やクラウド会計導入支援など、経営者を幅広く支援できるように奮闘中。執筆や監修業務も力を入れており、「わかりにくい税金の世界」をわかりやすく伝えられる専門家を志している。
【保有資格】税理士、中小企業診断士
服部大税理士事務所/合同会社ゆとりびと
「法人税の支払いもクレジットカード(法人カード)にまとめたい」という経営者は多いでしょう。ここでは、法人税をクレジットカードで納付する方法や、メリット・デメリット、三井住友カードのおすすめの法人カードについて解説します。
- 目次
- 法人税をクレジットカード納付する方法
- 法人税をクレジットカード納付するメリット
- 法人税をクレジットカード納付するデメリット
- 法人税の支払いには法人カードがおすすめ
- 三井住友カードのおすすめの法人カード
- 法人税の計算方法
- クレジットカードで納付が可能な税金の種類
- 法人税の納付もクレジットカードがおすすめ
- よくある質問
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法人税をクレジットカード納付する方法
法人税は、納付受託者が運営する「国税クレジットカードお支払サイト」から、クレジットカードで納付することができます。法人税のクレジットカード納付の流れを確認しておきましょう。

1.納付書を手元に準備する
クレジットカード納付を行う国税について、税務署から送付されてくる納付書や申告書の内容を確認し、手元に置いておきます。
2.「国税クレジットカードお支払サイト」を開く
「国税クレジットカードお支払サイト」を開き、注意事項を確認しましょう。注意事項には、以下の内容などが記載されています。
- 領収証書は発行されない
- お支払サイトで納付手続きが法定納期限内に完了すれば、クレジットカード利用代金の引き落とし日が法定納期限よりも後になっても延滞税などは発生しない
- お支払サイトで納付手続きが完了すると取り消しはできない(誤って納付手続きをした場合は、後日還付などの手続きをすることになるので、所轄の税務署へ連絡すること)
- 納付税額に応じて決済手数料がかかる
3.利用者情報を入力する
サイトの指示に従って、利用者情報として氏名漢字、氏名カナ、郵便番号、住所、電話番号、整理番号、納付先税務署を入力していきます。
4.納付内容を入力する
納付税目として法人税を選択し、課税期間、申告区分、合計金額を入力します。納付に不備があった場合、納付税額は還付されますが、決済手数料は還付されません。内容確認の場面では、金額をしっかりチェックしましょう。
5.クレジットカード情報を入力する
法人税の納付に使用するクレジットカードのカード番号、有効期限、支払い方法、セキュリティコードを入力します。「納付手続完了メール」の送信先も、合わせて入力しておきましょう。
別ウィンドウで「国税クレジットカードお支払サイト」へ遷移します。
法人税をクレジットカード納付するメリット
法人税の納付にクレジットカードを利用すると、さまざまなメリットが得られます。

メリット1 ポイントが貯まる
クレジットカードの大きなメリットは、支払いに応じてポイントが貯まることです。一般的に、法人税を法人カードで納付した場合も、カードのポイントが貯まります。経費の支払いを法人カードに一元化している方は、法人税の納付もまとめれば、さらにお得です。
メリット2 計画的な事業運営に役立つ
クレジットカードは、一回払いやリボ払い、分割払いなど、支払い方法を選ぶことができます。法人税をクレジットカードで納付する場合も同様です。思ったよりも納税額が多かったり、手元に現金を残したかったりするときに、計画的に支払えるのがメリットと言えるでしょう。
メリット3 事務処理の負担が減る
クレジットカードで決済したものは、利用明細でチェックすることができます。法人税の支払いもクレジットカードにまとめれば、経理の確認作業もスムーズになり、事務処理の負担を軽減でき、計上漏れを防ぐことにもつながります。また、金融機関や税務署に出向く必要がなく、24時間いつでも納付できるため、納税手続きの短縮にも役立ちます。
法人税をクレジットカード納付するデメリット
法人税をクレジットカード納付するとメリットが豊富ですが、デメリットもあります。
手数料がかかる
法人税をクレジットカードで納付した場合、以下のように納付税額に応じて決済手数料がかかります。
納付税額 | 決済手数料 (税込) |
1円~1万円 | 83円 |
1万1円~2万円 | 167円 |
2万1円~3万円 | 250円 |
3万1円~4万円 | 334円 |
4万1円~5万円 | 418円 |
以降も、1万円を超えるごとに決済手数料が加算されます。納付税額によって決済手数料が変わるので、注意が必要です。
なお、決済手数料は、「国税クレジットカードお支払サイト」で試算することができます。
別ウィンドウで「国税クレジットカードお支払サイト」へ遷移します。
領収証書が受け取れない
クレジットカードで法人税を納付した場合、「領収証書」は受け取ることができません。どうしても領収証書が必要な方は、最寄りの金融機関か所轄の税務署の窓口で現金にて納付しましょう。
金融機関や税務署の窓口での納付にクレジットカードは利用できません。
法人税の支払いには法人カードがおすすめ
法人税の支払いも法人カードにまとめると、より便利でお得です。先述しましたが、基本的に、法人カードで法人税を支払った場合も、カードのポイントを貯めることができます。経費だけでなく税金の支払いも法人カードに一元化するのがおすすめです。
また、多くのクラウド型の会計ソフトは、銀行口座やクレジットカードの設定をすると、自動で履歴を取得して帳簿に反映してくれます。会計ソフトと連携させることで、事務処理の手間を大幅に削減でき、経理のうっかりミスを防ぐことにもつながるでしょう。
三井住友カードのおすすめの法人カード
忙しい業務の合間を縫って行わなければならない納税ですが、法人カードなら、オンラインで完結することができます。ここでは、三井住友カードのおすすめの法人カードをご紹介します。
個人事業主におすすめ!三井住友カード ビジネスオーナーズ
「三井住友カード ビジネスオーナーズ」は、満20歳以上の法人代表者、個人事業主(副業・フリーランスを含む)の方向けの法人カードです。一般カード・ゴールドカードの2種類があります。ベンチャーやスモールビジネスシーンに必要な経費管理の一元化といった法人カード機能とともに、ビジネスユースでのご利用もお得になるポイント還元や年会費無料(ゴールドは条件あり)などの特典も付帯します。スタートアップ企業やフリーランス、副業で活躍される方のビジネスを後押しする、利便性とメリットを兼ね備えています。
また、最高2,000万円の海外旅行傷害保険(※)などの付帯サービスだけでなく三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドなら、空港のラウンジを無料で利用できるので、飛行機での出張が多い方に便利です。
事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。
副業用クレジットカードにおすすめ!

三井住友カード
ビジネスオーナーズ(一般)
年会費:永年無料
限度額:~500万円
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国際ブランド:
ポイント還元率:0.5%~1.5%
三井住友カード
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オーナーズ(一般)
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※所定の審査有り - 0.5%~1.5%
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登記簿謄本・決算書
提出不要
個人カードと2枚持ちで
ポイント
最大
1.5%還元※1
発行は
最短3営業日※2
※1
ポイント付与対象となるご利用の条件など、詳細・最新情報はホームページでご確認ください。
※2
金融機関サイトで口座振替設定が完了した場合に限ります。
あらゆるビジネスシーンでサポート!

三井住友カード
ビジネスオーナーズ ゴールド
年会費:5,500円
※条件達成で翌年以降永年無料
限度額:~500万円
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ポイント還元率:0.5%~1.5%
三井住友カード
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オーナーズ ゴールド
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- 年会費
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- 5,500円
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※所定の審査有り - 0.5%~1.5%
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最短3営業日※2
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※2
金融機関サイトで口座振替設定が完了した場合に限ります。
中小企業におすすめ!三井住友ビジネスカード
「三井住友ビジネスカード」は、中小企業向けの法人カードです。カード使用者が20名以下であることが目安になります。車移動の多い方にはETCカードもご用意しています。各ランクごとで異なりますがショッピング補償や海外旅行傷害保険、ゴールドカード・プラチナカードではラウンジ利用などの付帯サービスも充実しており、海外出張も安心です。
三井住友ビジネスカードは、三井住友ビジネスクラシック(一般)カード、三井住友ビジネスゴールドカード、三井住友ビジネスプラチナカードの3種類です。
事務処理の軽減、経費の削減・見える化ができる!

三井住友ビジネスクラシック
(一般)カード
年会費:使用者1名 1,375円(税込)
2名から1名につき 440円(税込)
限度額:
国際ブランド:
ワールドプレゼント:1,000円につき1ポイント
お申し込み対象:法人専用
事務処理の軽減、経費の削減・
見える化ができる!
三井住友ビジネス
クラシック(一般)カード

- 年会費
- 国際ブランド
- 限度額
ワールドプレゼント お申し込み対象
- 使用者1名 1,375円(税込)
2名から1名につき 440円(税込) - ~500万円
- 1,000円につき
1ポイント - 法人専用
おすすめポイント
経費精算システムへの
利用明細データ
連携が可能!
複数枚発行可能な
ETCカード
海外旅行傷害保険※
最高
2,000万円
※
事前に旅費などを当該カードでクレジットカード決済いただくことが前提です。
事務処理の軽減、経費の削減・見える化ができる!

三井住友ビジネスゴールド
カード
年会費:使用者1名 11,000円(税込)
2名から1名につき 2,200円(税込)
限度額:
国際ブランド:
ワールドプレゼント:1,000円につき1ポイント
お申し込み対象:法人専用
事務処理の軽減、経費の削減・
見える化ができる!
三井住友ビジネスゴールド
カード

- 年会費
- 国際ブランド
- 限度額
ワールドプレゼント お申し込み対象
- 使用者1名 11,000円(税込)
2名から1名につき 2,200円(税込) - ~1,000万円
- 1,000円につき
1ポイント - 法人専用
おすすめポイント
経費精算システムへの
利用明細データ
連携が可能!
複数枚発行可能な
ETCカード
海外・国内旅行傷害保険※
最高
5,000万円
※
傷害死亡・後遺障害補償は、事前の旅費などの当該カードでのクレジット決済有無により最高補償額が異なります。
あなたのビジネスにプラチナカードの信頼を!

三井住友ビジネスプラチナ
カード
年会費:使用者1名 55,000円(税込)
2名から1名につき 5,500円(税込)
限度額:
国際ブランド:
ワールドプレゼント:1,000円につき1ポイント
お申し込み対象:法人専用
あなたのビジネスに
プラチナカードの信頼を!
三井住友ビジネス
プラチナカード

- 年会費
- 国際ブランド
- 限度額
ワールドプレゼント お申し込み対象
- 使用者1名 55,000円(税込)
2名から1名につき 5,500円(税込) - 一律上限なし
- 1,000円につき
1ポイント - 法人専用
おすすめポイント
プラチナ会員の方限定
付帯サービスの充実
経費精算システムへの
利用明細データ
連携が可能!
海外・国内旅行傷害保険
最高1億円
法人税の計算方法
法人税は「申告納税方式」のため、納税者が税額を計算して申告する必要があります。法人税の計算方法は以下の流れです。
- 「益金-損金」で課税所得金額を求める
- 法人税率をチェックする
- 「課税所得金額×法人税率=法人税額」で税額を求める
まずは、課税所得金額を求めます。法人税の税率は、法人の区分(法人の種類、資本金の額、開始事業年度など)によって異なります。法人税率は、国税庁ホームページから確認するようにしましょう。最後に課税所得金額に法人税率を掛けることで、法人税額を求めます。
別ウィンドウで「国税庁」のサイトへ遷移します。
上記ウェブサイトは予告なく変更、または削除される可能性があります。その場合は国税庁ホームページからご確認ください。
別ウィンドウで「国税庁」のウェブサイトへ遷移します。
クレジットカードで納付が可能な税金の種類
法人税のほかにも、さまざまな種類の税金をクレジットカードで納付することができます。一部を以下にご紹介します。
- 地方法人税(連結納税を含む)
- 申告所得税及び復興特別所得税
- 消費税及び地方消費税
- 源泉所得税及び復興特別所得税
- 源泉所得税
- 申告所得税
- 復興特別法人税(連結納税を含む)
- 消費税
- 印紙税 など
そのほか、自動車税、法人事業税や法人市民税といった地方税も、クレジットカード納付を選択することができます。
■こちらも合わせてご覧ください
自動車税をクレジットカードで支払うとポイントは貯まる?メリットや注意点を解説
法人税の納付もクレジットカードがおすすめ
法人税の納付もクレジットカードにまとめるのがお得です。接待交際費や備品の購入費用などの一般的な経費だけでなく、税金もクレジットカードで支払うことで、より効率良くポイントが貯まります。
また、プライベート用の支払いは個人カードを、事業用の支払いには法人カードを、といったように、日ごろから用途によってカードを使い分けるのがおすすめです。プライベートと事業の支出の混同や、計上漏れなどの経理業務のミスを減らすことができるでしょう。経営者は法人カードのお申し込みを検討してみましょう。
三井住友カードの場合、個人事業主の方に便利な「三井住友カード ビジネスオーナーズ」や、中小企業の経営者におすすめの「三井住友ビジネスカード」をご用意しております。
よくある質問
Q1.法人税をクレジットカード納付する方法は?
まずはクレジットカード納付を行う国税について、税務署から送付されてくる納付書や申告書の内容を確認し、手元に置いておきましょう。次に、「国税クレジットカードお支払いサイト」を開き、利用者情報や納付内容を入力します。最後にクレジットカードカード番号、有効期限、支払い方法、セキュリティコードを入力する流れです。
詳しくは以下をご覧ください。
法人税をクレジットカード納付する方法
Q2.法人税をクレジットカード納付するメリットは?
法人税をクレジットカード納付すると、カードのポイントが貯まります。また、クレジットカードは、一回払いやリボ払い、分割払いなど、支払い方法を選ぶことができるので、計画的に支払えるのも便利です。さらに、クレジットカードで決済したものは、利用明細でチェックすることができます。法人税の支払いもクレジットカードにまとめれば、経理の確認作業もスムーズになり、事務処理の負担を軽減できるでしょう。
詳しくは以下をご覧ください。
法人税をクレジットカード納付するメリット
Q3.法人税をクレジットカード納付するデメリットはある?
法人税をクレジットカードで納付した場合、納付税額に応じて決済手数料がかかるので、注意が必要です。また、「領収証書」は受け取ることができません。どうしても領収証書が必要な方は、最寄りの金融機関か所轄の税務署の窓口で、現金で納付するようにしましょう。
詳しくは以下をご覧ください。
法人税をクレジットカード納付するデメリット
2023年3月時点の情報なので、最新の情報ではない可能性があります。
法人代表者・個人事業主の方向け
登記簿謄本・決算書不要!
中小企業向け
経費精算もラクラク♪
- プラチナカードを希望される方は「詳細を見る」よりご確認ください。
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三井住友カードの3つのメリット
音声をONにしてご視聴ください。
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