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基礎知識

マルチ決済端末とは?機能や種類、導入メリットの紹介

マルチ決済端末とは?機能や種類、導入メリットの紹介

キャッシュレス決済を導入しようと思っても、たくさんの決済サービスがあって、どの決済方法を導入するか迷ってしまう方も多いでしょう。
そんな時は、1つの端末でさまざまな決済方法に対応できるマルチ決済端末をおすすめします。

近年急速に進んでいるQRコード決済はもちろん、電子マネー決済やクレジットカード決済にも対応していれば、さまざまな顧客のニーズに対応することができ、販売機会の拡大につながります。

今回は、マルチ決済とは何か、マルチ決済端末にはどのような種類があるか、導入するメリットなどをご紹介します。

目次

マルチ決済とは?

マルチ決済とは、クレジットカード決済やデビットカード決済、電子マネー決済など、さまざまな決済方法に対応していることを指します。

高額商品を購入するときはクレジットカード、コンビニなどのではスピードやポイントを重視して電子マネーを利用する、などの使い分けをしている人も少なくありません。
以前まで、このような多くの決済方法に対応するには、それぞれの決済端末を設置し、端末機器の操作方法を別々に覚え、各決済会社に月額費用を払う必要がありました。
現在ではマルチ決済端末が登場したため、一挙にさまざまな決済方法を導入することができるようになっています。

マルチ決済端末とは?

マルチ決済端末とは、それ1つで複数の決済方法が利用可能になる端末のことです。

1つの端末にクレジットカード決済機能のみならず、電子マネーを読み取るカードリーダーやQRコードを読み取るカメラなどが1つにまとまっているため、複数の端末を設置する必要がありません。月額料金や決済手数料なども1つの会社に払えば良いので、手間や費用が削減できるのも特徴です。

端末の購入などの初期費用も少なく抑えられるため、これからキャッシュレス決済を導入しようとしている場合には、マルチ決済端末の導入がおすすめです。

マルチ決済端末の対応決済方法

マルチ決済端末の対応決済方法

マルチ決済端末で主に利用できる決済方法は以下の3つ。

  • ・クレジットカード・デビットカード決済
  • ・電子マネー決済
  • ・QRコード決済

ここからは、各決済方法のメリットと導入をおすすめする店舗をご紹介します。

クレジットカード決済・デビットカード決済

クレジットカード決済は、2021年2月現在、日本で最も利用者の多い決済方法です。
クレジットカード決済ができる店舗を利用したいと考えている顧客も多いため、導入することで販売機会を拡大することができ、カード非対応の事業者との差別化も図れます。
特に、高額商品を扱っている場合や、大人数での飲食ができる店舗などでは、現金決済よりもクレジットカード決済を利用したい方が多いため、顧客単価のアップが見込めます。

そのため、大人数の利用が多い飲食店や高額商品を扱っている店舗はクレジットカード決済の導入がおすすめです。

電子マネー決済

電子マネー決済は、若年層などのクレジットカードを利用しない層の集客に効果的です。
また、即時決済ができて、サインを求めることも有りませんので、スピーディーに決済を完了させることができます。
ただ、チャージ金額の上限が決まっているものが多いため、高額決済がされにくいのがデメリットです。
そのため、低単価商品を扱う店舗やランチ利用の多い飲食店などでの導入がおすすめです。

QRコード決済

近年登場したQRコード決済は、利用者拡大のために決済会社がキャンペーンを大々的に行っていることもあり、導入が急速に進んでいます。クレジットカードを登録せずに利用することができるため、クレジットカードを持たない層の集客にも効果的です。

また、QRコード決済はレジ周りにQRコードを表示するだけで導入ができますので、導入費用が比較的安いのもメリットです。ただし、QRコード決済でも、利用者のQRコードを店舗側が読み取るストアスキャン方式の場合には、読み取り専用の端末が必要になります。

QRコード決済は、クレジットカードカードを持たない層にアプローチしたい店舗や、導入費用を抑えたい中小規模の店舗などでの導入がおすすめです。

マルチ決済端末の種類

マルチ決済端末には、大きく分けて「据え置き型」と「モバイル型」があります。
それぞれの特徴をご紹介します。

据え置き型

据え置き型は有線で接続し、レジ横などに設置して利用するタイプの決済端末です。
レジ横に設置するため、紛失や盗難などのリスクが低いことや、操作が簡単であること、ニーズに合わせて機能のカスタマイズができることがメリットです。
しかし、決済する場所がレジに限られてしまうため、テーブル会計や、イベント販売などの店外で利用するのには適さない点がデメリットです。

モバイル型(ポータブル型)

モバイル型(ポータブル型)は、スマートフォンやタブレット端末をつなげて利用することができる決済端末です。
回線工事が不要なことや、導入スピードが早いこと、店外でも利用ができるのがメリットです。
また、据え置き型に比べて導入費用が安いことなどから、個人事業主での導入も容易です。
しかし、通信にはWi-Fiやモバイルデータ通信が必要であるため、インターネット環境を整備しておく必要があります。

マルチ決済のメリット

マルチ決済端末を導入すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
さまざまなメリットがありますが、ここでは代表的なものをご紹介します。

端末が1つで良いため、レジ周りがすっきりする

決済端末を決済方法ごとに変える必要がないため、レジ周りがすっきりします。
モバイル型の端末なら、レジ周りのコードがごちゃついてしまうこともないので、レジ周りの内装もこだわりたいという店舗におすすめです。

さまざまな顧客のニーズに対応できる

さまざまな決済方法を導入できるので、顧客のニーズに合わせた対応ができるようになります。
海外の方が国際ブランドのクレジットカードを使いたい、ランチでは電子マネー決済を使いたい、など、幅広いニーズに対応することができます。

イベントや移動販売などでも活躍する

モバイル型(ポータブル型)の決済端末を利用すれば、イベントや移動販売など、店外での利用もできます。
現金では釣銭を用意しなければならず、途中で両替をしに行くというのも手間ですので、イベントなどでは重荷になりがちです。
ですが、マルチ決済端末があれば電子マネーやクレジットカード、QRコード決済が利用できるため、釣銭の心配が少なくなるでしょう。

入金日が統一される

決済方法ごとに端末や決済サービスを契約すると、クレジットカード決済は月末入金、電子マネー決済は15日入金……など、入金日がバラバラになり、キャッシュフローが把握しづらくなってしまいます。
マルチ決済端末なら、どの決済方法を利用したとしても入金日が一定のことが多く、売上金を一括で振り込んでもらうことができるため、売上金を把握しやすくなります。

マルチ決済のデメリット

マルチ決済のデメリットはあまりありませんが、

  • ・端末代がかかること
  • ・決済会社によっては決済手数料が高い

この2つが挙げられます。

マルチ決済を導入する際には、端末代がかかってしまうことがありますが、導入する決済サービスごとに端末をいくつも購入しなければならない、ということがありませんので、トータルでのコストは低くなるでしょう。

また、導入する決済会社によって決済手数料が違います。また、事業規模や業種によって決済手数料を変えている決済会社もあります。
よりコストを抑えたい場合には、手数料を比較検討して導入を進めると良いでしょう。

マルチ決済端末導入の流れ

マルチ決済端末導入までの流れは、各決済会社によって異なります。
Square(スクエア)では、導入まで以下の4ステップで完了します。

  • ・アカウント作成
  • ・カード決済の有効化
  • ・電子マネー決済の有効化
  • ・決済端末の設定
マルチ決済端末導入の流れ
マルチ決済端末導入の流れ

引用:https://squareup.com/jp/ja/payments/e-money

  • 別ウィンドウでSquareのページへリンクします。

最短申込当日からカード決済ができます。また、決済端末は公式のSquareショップまたは家電量販店でも入手することができるので、イベントやフリーマーケットなどで個人利用することができます。

マルチ決済端末導入費用の相場

マルチ決済端末導入費用の相場は、以下の表のとおりです。

マルチ決済端末導入費用の相場

導入にかかる費用は、初期費用・月額費用・決済手数料の3種類です。
以下見出しで詳しく解説します。

初期費用

マルチ決済端末を利用するにあたりかかる初期費用は、

  • ・登録料
  • ・決済端末購入費用

などが挙げられます。

もしレジにタブレット端末やスマホ端末を利用する場合には、別途端末代がかかります。
また、インターネット回線を利用する場合には、回線を引くための工事費なども必要になるでしょう。

決済端末は、据え置き型と比べて、モバイル型の方が比較的費用を抑えられることもあります。

月額費用

決済端末を利用する場合、アカウントの維持費などで月額費用がかかる場合もあります。
また、電子マネーやQRコード決済を使う場合は決済サービスごとに月額費用がかかる、という決済会社もありますので、確認しておきましょう。

決済手数料

マルチ決済端末を利用するには、決済手数料がかかります。
店舗の規模や事業内容によって、決済手数料が変動する決済会社もあります。
自分の導入したい支払い方法の決済手数料を、各決済会社ではどう設定されているかどうかは、比較検討の時に必要です。

マルチ決済端末を利用するなら「stera(ステラ)」

これからマルチ決済端末の導入をお考えなら、三井住友カード、GMOペイメントゲートウェイ株式会社、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社が提携した新しいマルチ決済端末stera(ステラ)がおすすめです。

さまざまな決済にワンストップで対応

「stera」は、クレジットカード決済はもちろん、QRコード決済や電子マネー決済などさまざまな決済方法を一挙に導入できます。
ネット店舗にも対応しており、多様化している顧客のニーズに対応することができます。

実店舗とネット店舗のデータを統合

実店舗とネット店舗の決済データを統合することができるため、取引履歴を一括で閲覧、ダウンロードすることができ、支払いの効率化が図れます。
決済情報をすぐに確認することができますので、マーケティングにも活用できます。

世界水準のセキュリティ

三井住友カードが長年培ってきたセキュリティ対策のノウハウに、Visaが世界中で展開している不正検知システムなどの機能を融合することで、世界水準のセキュリティレベルを確保しています。
また、国内メーカーの決済端末なので、保守体制も万全です。

POSレジなど多彩な機能を持つマルチ決済端末「Square(スクエア)」

モバイル型マルチ決済端末なら、Squareがおすすめです。
Squareは、決済システムのほかにも、POSレジや勤怠管理や請求書発行などの多彩な機能を搭載しており、これ一つで業務の効率化ができます。
必要なのは無料のアプリとモバイル型マルチ決済端末「Square Reader」だけで、導入はとても簡単です。

コンパクトで持ち運びも簡単な決済端末

Squareのマルチ決済端末「Square Reader」は、手のひらサイズでシンプルな決済端末。
クレジットカード決済はもちろん、電子マネー決済、タッチ決済も対応できます。
持ち運びも便利なので、イベント会場や移動販売の時にスペースを取りません。
スタイリッシュなデザインなので、内装やお店のコンセプトを邪魔せずに設置することができます。

POSレジの機能も利用可能

無料のアプリをダウンロードするだけで、POSレジの機能も利用できます。
初期設定が簡単で、従業員が増えてもアカウント1つで追加料金もいらずに管理ができます。
無料のレポート機能がついているため、よく売れる時間帯や売り上げに貢献しているスタッフなど、店舗運営に必要なデータがリアルタイムで把握できます。

今回の記事のまとめ

マルチ決済とは?

  • ・クレジットカード、電子マネー、QRコードなど、さまざまな決済方法のこと。

マルチ決済端末とは?

  • ・1つの決済端末で複数の決済方法が導入できる端末のこと。

マルチ決済端末の対応決済方法

  • ・クレジットカード決済・デビットカード決済
  • ・電子マネー決済
  • ・QRコード決済

マルチ決済端末の種類

  • ・据え置き型
  • ・モバイル型(ポータブル型)

マルチ決済のメリット

  • ・端末が1つで良いため、レジ周りがすっきりする
  • ・さまざまな顧客のニーズに対応できる
  • ・イベントや移動販売などでも活躍する
  • ・入金日が一定する

マルチ決済のデメリット

  • ・端末代がかかる
  • ・決済会社によって決済手数料が違う

マルチ決済端末導入の流れ

  • ・アカウント作成
  • ・カード決済の有効化
  • ・電子マネー決済の有効化
  • ・決済端末の設定

マルチ決済端末導入費用の相場

  • ・初期費用:0円~3万円
  • ・月額費用:0円~2万円
  • ・決済手数料:3.25%~

マルチ決済端末を利用するなら「stera」

  • ・さまざまな決済にワンストップで対応
  • ・実店舗とネット店舗のデータを統合
  • ・世界水準のセキュリティ

POSレジなど多彩な機能を持つマルチ決済端末「Square」

  • ・コンパクトで持ち運びも簡単な決済端末
  • ・POSレジの機能も利用可能
  • ・決済手数料以外は無料。シンプルな料金システム

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