基礎知識
新しいキャッシュレスを実現!新決済プラットフォーム「stera(ステラ)」
2020年に入って、一層浸透してきているキャッシュレス決済。しかし、キャッシュレス決済を導入したい一方で、「レジ周辺の端末を増やしたくない」「ECとリアル店舗とのデータの突き合わせが面倒」といった問題に直面し、なかなか導入に踏み出せず、決済方法の幅を広げられない店舗経営者は多くいるでしょう。
これらの課題を解決してくれる新たなソリューションが、この度登場しました。それが、三井住友カードが提供する決済プラットフォーム「stera(ステラ)」です。ここでは、steraの特徴や導入するメリットについてご紹介しましょう。
目次
これまでの課題を解決する決済プラットフォーム
これまでの決済システムには、おもに次のような課題がありました。
・クレジットカードや電子マネーなど、決済手段ごとに端末を用意しなくてはならない
・ネット店舗とリアル店舗の決済データを連係できない
・決済システムごとに運営業者が違い、セキュリティレベルが一定でない
・決済端末に機能の追加ができない
これらの課題は、決済プロセス全体が多くの事業者によって構成されていることに起因するもの。プレイヤーが多いために小回りや融通がきかず、そのために店舗の不自由さを招いていました。
それを解決したのが、steraなのです。
steraが「できない」を「できる」に変える
キャッシュレス決済のプロセスは、次の3つの領域で成り立っています。
・店舗での支払いデータを処理する決済センター
・処理されたデータを受け取り、決済を担当する決済事業者
・高速で安全な環境で両者をつなぐネットワーク
従来はこれらの各領域に多くの事業者が林立していましたが、steraは各領域をGMOペイメントゲートウェイ株式会社、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(Visa)、三井住友カード株式会社が担当。それぞれの領域で高度なノウハウと豊富な実績を持つ3社がチームを組み、すべてのプロセスをチーム内で完結できる体制を整えたことで、店舗にもお客さまにもストレスのない決済環境を作り出しました。
では、stareのおもな特徴を紹介します。
豊富な決済サービスをワンストップで提供
steraは、クレジットカードや電子マネー、コード決済など、複数の決済手段に対応。しかも、ネット店舗にもリアル店舗にも豊富な決済サービスを提供します。
これまでは、決済手段ごと、さらにネットとリアルとで別の決済システムを使わねばならず、手続きが煩雑になったり、決済データを一元管理できなかったり…といった課題がありました。
しかし、steraならワンストップですべてに対応できます。
ECサイトとリアル店舗のデータ統合が可能
ECサイトとリアル店舗の併用は、顧客との複数の接点を有効活用して売上につなげていくオムニチャネル戦略といえます。その一環として、steraはECとリアル店舗、両方の決済データを統合管理できるシステム「stera dashboard(ステラダッシュボード)」をご提供します。
それぞれの店舗のデータを手作業で突き合わせる必要がなく、ダッシュボード上でいつでも閲覧が可能です。もちろん、データはダウンロードできるため、外部システムで分析し、マーケティングや業務効率化に活かすこともできます。
世界基準レベルのセキュリティを実現
三井住友カードが培ってきたセキュリティ対策と、Visaが世界に展開している不正検知システムを融合。年間680億件以上の決済を監視し処理する、高度な不正取引検出レーダー「stera radar(ステラレーダー)」と、安定したネットワーク環境が常時稼働しています。
すべての決済を集約する「stera terminal(ステラターミナル)」
ステラの大きな魅力のひとつが、決済端末「stera terminal(ステラターミナル)」です。実に多くの長所を備えていますが、そのいくつかをご紹介しましょう。
カードも電子マネーもコード決済もこれ一台
キャッシュレスに幅広く対応しようとすると、さまざまな決済端末が必要になり、レジ周りが煩雑になったり、スペースがなくて困ったりしたことはありませんか?
しかし、steraはクレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済といったすべての決済手段を一台で処理できるため、stera terminal以外の端末は不要です。
カードは磁気ストライプ、接触IC、非接触ICにも対応。センサーはお客さま側にすべてまとめられ、PINや電子サインの入力はタッチスクリーンで行います。PINの入力キーは常にランダムに表示されるほか、お客さま側からしか目視できないため、より高い安全性を備えているのです。
小さなボディでスピーディーな処理が実現
stera terminalは、お客さま側に4インチ、スタッフ側に7インチのタッチスクリーンを搭載。それでも全体の大きさは、およそ幅108mm×奥行266mm×高さ100mmと、ティッシュボックス程度のサイズです。
操作は簡単で、処理もスピーディー。7インチスクリーン上で処理を終えたら、スタッフ側下部に組み込まれたオートカッター付きプリンタからレシートが排出されます。
クレジットカードの読み込みやレシートのプリントアウトは、ほんの数秒であっても長く感じ、スタッフにとってもお客さまにとってもストレスになりやすいもの。しかし、stera terminalならそれがあっという間です。
アプリダウンロードで必要な機能を追加OK
stera terminalのシステムは、汎用性の高いアンドロイドOS。スマートフォンと同じ感覚でアプリをインストールすることで、さまざまな機能を追加することができます。
また、stera terminal用のアプリは、マーケットプレイス「stera market(ステラマーケット)」からダウンロードが可能。決済端末をPOSレジとして使うPOSアプリ、免税処理を行う免税アプリ、顧客サービスと囲い込みのためのポイントアプリやギフトアプリなど、必要に応じてダウンロードし、stera terminalの用途を広げることができます。
もちろん、アプリを扱うアンドロイドOS領域と支払いデータを扱う決済領域は、強固なファイアウォールで分断。強固なセキュリティを確保しています。
インバウンド需要に強さを発揮
ここ10年ほど、毎年のように過去最高を更新し続けるインバウンド。その需要にも、stera terminalは強さを発揮します。
まず、アジアで多く利用されている決済サービスであるアリペイ、WeChatPay、銀聯に対応。海外に多いクレジットカードのタッチ決済も使えますから、海外からの旅行者も慣れた方法で決済できます。
免税アプリをインストールすれば、ターミナル上で免税手続きを済ませることも。コード決済スキャン用に搭載されているカメラでパスポートを撮影すれば、必要な書類をデータとして保存するのも簡単です。法改正による2020年4月からの「免税販売手続電子化」にも完全対応します。
4インチスクリーンの表示は多言語に対応しているため、相手によって表示言語を切替えることで、お客さまの操作もスムーズに行えるでしょう。
また、カード類のセンサーをお客さま側に集約したレイアウトは、店のスタッフにクレジットカードを渡さなくて済む」ためのもの。海外旅行者が感じやすい「クレジットカードをスタッフに渡す」という不安を、払拭するためのデザインです。
日本国内メーカーによる万全の保守体制
stera terminalの製造を担当するのは日本の国内メーカー。企画開発の段階から三井住友カードとの二人三脚で進められ作り上げたもので、国内メーカーならではの堅牢性・信頼性を誇ります。
決済端末は店舗にとってなくてはならないものですから、万全の保守体制が求められます。万一のトラブルの際にも店舗業務にできるだけ支障が出ないよう、バックアップ体制を整えています。
steraが次世代への舵を切る
「こうなれば、もっと便利なのに…」と、キャッシュレスを導入している店舗の多くは、程度の差こそあれ、そういった不満を感じていたはず。しかし、steraの登場で、その課題の多くは解消されるでしょう。
steraという名前の由来となった「舵を切る(steer)」という言葉そのままに、steraは次世代のキャッシュレスへと向かう最初の一歩になります。
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