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はじめ方2021.10.20

バーを開業するために必要な資格と準備とは?成功のポイントも解説

バーを開業するために必要な資格と準備とは?成功のポイントも解説

バーといえば、かっこよくておしゃれなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。お酒が好きな人は特に憧れる、人気の飲食店の1つです。また、アルコールは利益率が高いことから、安定した利益も期待できます。今回はバーの開業の前に知っておきたい、開業資金や資格、準備の流れについて徹底的に解説していきます。

目次

バーの開業に資金は500万〜1,000万円程度必要

バーの開業には、店舗の規模や立地にもよりますが一般的におよそ500万〜1,000万円が必要だといわれています。新しく飲食店を開業するときには、物件取得費や内装工事費などの初期費用に加え、少なくとも数ヵ月分、できれば半年分程度の運転資金をあらかじめ用意しておくことが必要です。バーの開業にはほかの飲食店と比べてもやや高額の費用が必要になるので、初期費用と運転資金の内訳を詳しく見ていきましょう。

初期費用の内訳

バーの開業に必要となる初期費用はおよそ500万円前後といわれています。まず、バーを開業するためには、テナント物件を取得しなくてはいけません。バーは比較的大きなスペースが必要となるため、月々の家賃は25万円前後が平均です。この場合、物件を取得する際の保証金として150万〜200万円程度かかります。また、店舗の営業に必要な什器や食器の調達などに80万円ほど必要です。さらに、内装工事費も最低100万円、店舗の内装にこだわるのであれば200万円程度は必要でしょう。

運転資金の内訳

バーの運転資金は、1月あたり平均50万〜80万円程度です。内訳としては、家賃が20万〜25万円ほどと大きな割合を占めています。立地や規模によっては15万円程度まで抑えられることもあるようですが、ある程度の規模のバーを開業したいのであれば20万円程度は見込んでおきたいところです。また、水道光熱費として月々5万円前後、原価費として月々10万円前後がかかります。このほか、オーナーが自ら店に入らない場合は月々15万〜25万円程度の人件費も必要です。

バー開業に使える助成金・補助金

ほかの飲食店と比べると、バーの開業には若干高額の費用が必要です。そのため、この費用をいきなり用意することができないという方も多いかもしれません。しかし、バーの開業には東京都中小企業振興公社の提供している「創業助成金」など、さまざまな助成金による支援を受けられます。バーの開業に使える補助金などの資金繰りについて、詳しく見ていきましょう。

助成金を活用する

バーを開業する際に必要な初期費用を賄うため、いくつかの助成金事業が行われています。その中でも特に有名なのが、東京都中小企業振興公社による「創業助成金」です。東京都でバーを開業したいと考えている方にとっては、これが第一の選択肢になるでしょう。また、大阪府でも「大阪起業家グローイングアップ事業」という助成金事業を行っています。東京や大阪以外にも、各自治体が助成金事業を行っているところは多いので、バーの開業前に確認してみると良いでしょう。

開業後半年分の運転資金は用意しておきたい

バーを開業する場合は、なかなか予算に余裕がない場合もあるかもしれませんが、できれば開業後半年分の運転資金はあらかじめ準備しておきたいところです。バーは基本的に常連客からの収入がメインとなります。そのため、開業後はなかなか経営が軌道に乗らないというバーも少なくありません。実際、新しく開業した飲食店のおよそ35%は1年以内に閉業に追い込まれてしまうというデータもあるようです。安定した利益を生み出すバーを経営するためには、はじめの半年間に客足がゼロであっても営業を続けられる程度の資金を用意しておきましょう。

バーの開業に必要な資格は2つだけ

飲食店の開業には資格の取得が必要となることが多いですが、バーの場合はどうでしょうか。実は、バーの開業に必須な資格は「食品衛生責任者」と「防火管理者」の2つだけです。これらの資格はどの飲食店を開業するときにも必要となる一般的な資格です。バーの開業で必要な2つの資格について見ていきましょう。

食品衛生責任者

食品衛生責任者とは、その名のとおり飲食店が提供する飲食物の衛生を管理するために必要な資格の1つです。食品衛生法第51条により、飲食店の営業者は必ず1人以上の食品衛生責任者をおかなくてはいけません。バーの場合はオーナーが直接店に入ることも多いため、オーナー自身がこの資格を取得していることが多い傾向です。各食品衛生協会などの実施する養成講習会を受講すると食品衛生責任者の資格を得られるので、前もって講習会の日程などを調べておきましょう。

防火管理者

防火管理者は、万が一店舗で火災などが発生した際に、被害を少しでも小さくすることを目的とした資格です。店舗の規模が一定程度大きければ、必ず1人は防火管理者をおかなければいけません。防火管理者の資格も、食品衛生責任者と同様に難しい試験などがあるわけではなく、1日程度の講習を受講することで資格が取得できます。受講料は7,000〜8,000円です。講習を受講するには事前の申し込みが必要なため、あらかじめ日本防火防災協会などのサイトをチェックしておきましょう。

バー開業に必要な4つの届け出とは?

バーの開業には、資格の取得とは別にいくつかの届け出が必要です。主な届け出は「飲食店営業許可」、「深夜酒類提供飲食店営業営業開始届出」、「防火管理者選任届出」、「特定遊興飲食店営業許可」の4つで、どれもバーを開業するためには欠かすことのできない届け出となっています。これらの届け出を行わずに開業してしまうと不法営業として取締の対象となってしまうため、必ず届け出を行いましょう。

飲食店営業許可

すべての飲食店を開業するために必要なのが、この飲食店営業許可です。飲食店営業許可を取得するためには、まず開業を予定しているバーの設計図などの図面を持って各自治体の保健所に事前相談をしてください。その後、図面に問題がなければ営業許可申請書類を作成します。書類の作成後に、原則店舗のオーナーの立ち合いのもと、保健所の担当者が実際の店舗へ立ち入り検査を行います。最短でも申請から交付まで半月程度必要なため、日数には余裕を持って申請しておきましょう。

深夜酒類提供飲食店営業営業開始届出

深夜酒類提供飲食店営業営業開始届出とは、酒類を主に提供する飲食店で、かつ深夜0時以降まで営業する際に必要となる届け出です。バーの場合は酒類をメインとして提供しており、深夜まで営業することが多いため、ほとんどの場合この届け出が必要です。所定の様式を警視庁のサイトから入手して作成して提出します。なお、住宅街の近くなど、場所によってはこの届け出が認められないことがあるため、注意が必要です。

防火管理者選任届出

防火管理者選任届出とは、店舗に必要な防火管理者が誰であるかを明確にするための届け出です。店舗が任命する防火管理者は、防火管理者の講習会を受講したことのある人か、防火や防災についての学識がある人でなければいけません。この届け出は、各自治体を管轄している消防庁などの公式サイトから様式のプリントができます。防火管理者の資格を取得するだけでは意味がないため、この届け出の提出も忘れないように注意しましょう。

特定遊興飲食店営業許可

特定遊興飲食店営業許可は、客に酒類を提供し、かつ遊興をさせるような飲食店の営業に必要となる許可です。バーの場合には必須といってよいでしょう。許可の取得には、店舗の要件として病院や図書館などから一定の距離が保たれていることなどが定められています。また、営業者に対する要件として各刑事罰を受けてから一定の年数が経過していることなども定められています。条件などによって費用は変わりますが、許可の取得には申請手数料としての24,000円などが必要なため、あらかじめ用意しておきましょう。

バー開業に必要な準備

バー開業に必要な準備

バーを開業するには、まずスタッフを募集する必要があります。また、バーで提供するお酒を調達するための仕入れ先を選定しなければいけません。さらに、ほかの店舗と差別化を図るためにはオリジナルのメニューを作ったり、キャッシュレス決済を導入したりすることも有効です。バーの開業に必要な準備について解説するので、詳しく見ていきましょう。

スタッフの募集

オーナーが自ら店に入って店のすべてを切り盛りする場合は必要ありませんが、多くの場合バーの営業には数人のスタッフが必要となります。10〜15坪程度の店舗の広さならばオーナー1人で手が回る場合も多いようですが、それを超えるような規模の店舗の場合はスタッフの雇用が必須です。バーを経営している知り合いなどがいれば、人材を紹介してもらうこともできますが、そのような知り合いがいない場合は、求人サイトなどを活用しながらスタッフを募集していきましょう。

仕入れ先の確保

バーで提供するお酒を調達するため、仕入れ先の選定を行う必要があります。バーの経営はお酒の質が大切になってくるため、こだわりを持って選定しましょう。業務用の価格でお酒を入手するためには、業務用の販売に特化した酒販会社と取引を行うと良いです。こちらも、もしバーや酒屋を営業する知り合いがいればその方に紹介してもらうとスムーズですが、そういったつながりがない場合には、酒販会社が開催している試飲会などに参加してみましょう。

オリジナル商品・メニュー作り

バーであっても、サンドイッチやフライドポテトといった軽食や、カツカレーといったその店ならではの名物料理を提供している店舗は数多くあります。ほかのバーと差別化を図るためには、このようなオリジナルのフードメニューを何種類か用意しておくことが効果的です。お酒のメニューも、独自のものを用意しておくことでライバル店との差別化につながります。他店では味わえないようなメニューを目指して、日々研究を重ねていきましょう。

キャッシュレス決済端末の選定

近年、コンビニや飲食店などを中心に、キャッシュレス決済への注目が急速に高まっています。また、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、いわゆる「現金離れ」の流れも加速しました。成功するバーを開業するためには、キャッシュレス決済への対応が必要不可欠であるといえるでしょう。キャッシュレス決済を行うことのできる端末はいくつか展開されているため、店舗の開業前にどの端末を導入するのか決めておきましょう。

バー経営を成功させるコツ

繁華街などではすでに数多くのバーが営業しているため、これらのライバル店舗に負けないようにしながらバー経営を成功させるのは決して簡単なことではありません。しかし、いくつかのコツをおさえておけば、バー経営を一気に上向かせられるでしょう。ここでは、成功するバーを経営するために知っておきたいポイントを紹介していきます。

リピーター、常連客を増やす

バーは基本的に、リピーターや常連客による収入がメインです。「行きつけのバー」があるという人も多いのではないでしょうか。いかにお客さまにバーのことを好きになってもらえるか、また来たいと思ってもらえるようなバーを作れるかが、バー経営の成功の鍵を握っています。新しくバーを開業するのであれば、1人1人のお客さまと丁寧に向き合い、リピーターや常連客を増やすことに力を入れましょう。

初めての方も安心して入れる工夫をする

バーといえば、夜の飲食店というイメージも強く、敷居が高く感じてしまっている人も多いでしょう。特に若者の間では「大人の場所」と思われ、敬遠されてしまう傾向にあります。客層を広げるという意味でも、初めての方が安心して入ることのできるような店舗の雰囲気作りはとても重要です。顧客層を広げることで、新たな常連客を獲得するチャンスも自然と広がってきます。初めての来店限定のサービスを用意するなど、工夫をしていきましょう。

顧客とのコミュニケーション能力が大切になる

顧客とのコミュニケーションは、バーを経営していく上で最も重要といっても過言ではありません。バーはお腹を満たすための場所というよりも、お酒を飲み、本音を語り合う場としての需要の方が高いです。顧客とのコミュニケーションを大切にすることで、リピーターとなってくれる確率も高まります。ときには苦手な顧客の愚痴を聞かなければいけない場面もあるかもしれませんが、それも成功するバーの経営のためには必要です。コミュニケーション能力を最大限生かして、顧客に気に入ってもらえるようなバーを目指してください。

コンセプトにあった立地を選ぶ

バーでは、立地選びがとても重要です。しかし、ただ単に人通りの多い場所を選べば良いというわけではありません。人通りの多い場所はライバル店が多く、テナント費なども高額になる傾向があります。大切なのは、店舗の規模やコンセプトと立地がうまくマッチしているかどうかです。また、オフィス街の駅前と住宅街の駅前では住宅街の駅前の方が人の波は夜遅くになる傾向があります。時間帯による人通りの変化も意識しておきましょう。

飲食店ではキャッシュレス決済の導入は必須

飲食店でのキャッシュレス決済の意向

今や、飲食店におけるキャッシュレス決済の導入は必須といっても過言ではありません。実際、外食を行う消費者に対する調査では、過半数が現金よりもキャッシュレス決済を利用したいと考えているという結果も出ています。多種多様化するキャッシュレス決済の手段をカバーするために、キャッシュレス決済端末の用意を進めておくことが重要です。

参考:飲食店でキャッシュレス決済を積極的に利用したい消費者が5割

  • 別ウィンドウで日本政策金融公庫のPDFへ遷移します。

バーを開業するなら決済サービス「stera pack」がおすすめ

キャッシュレス化が進んでいる今、バーを経営する上ではキャッシュレス決済の導入は必要不可欠です。しかし、キャッシュレス決済と一言でいっても、クレジットカードやデビットカード、電子マネーなど、決済手段が豊富です。幅広い決済方法に対応しようとすると大変ですし、そういった手間が面倒で導入をためらってしまう人も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが「stera pack(ステラパック)」です。なぜstera packがおすすめなのか、以下で見ていきましょう。

30種類以上の決済手段に対応

stera packで利用できる「stera terminal」はクレジットカードやデビットカード、電子マネー、コード決済など、ありとあらゆるキャッシュレス決済に対応しています。1台でさまざまな決済方法に対応できるため、複数の端末を導入する手間がなく、レジ周りも1台でコンパクトにおさまるでしょう。

stera packなら月額3,300円で導入が可能

stera packなら、「stera terminal」を月額3,300円(税込)で利用可能です。決済手数料も業界最安水準で、VisaやMastercardは初年度2.80%(2年目以降2.70%~2.90%)というお得さです。ほかの決済方法でも3.25%となっています。さらに、サブスク型なので初期費用がかかりません。バーを開業すると費用がかさんでしまうため、初期費用がかからないというのは大きなメリットになります。

アプリインストールで業務の効率化もできる

stera terminalはAndroid OSを採用しているため、アプリをダウンロードすることで業務の効率化を図ることができます。アプリのダウンロードは簡単で、専用マーケットプレイス「stera market」からアプリをインストールするだけ。また、stera packでは、「おみせポケット」というアプリが標準搭載されています。会員証やスタンプカードの発行、顧客管理、顧客へのクーポン配布など、販促・集客を行っていく上で便利な機能が簡単に使用可能です。常連の顧客を作っていくためには、stera packで効率的に集客すると良いでしょう。

バーの開業を目指すなら事前準備が大切

バーの開業を成功させるために必要な準備や資金、ポイントなどを解説しました。バーの開業はほかの飲食店に比べて高額になりがちなので、しっかりとした準備が必要です。また、バーの経営を成功させるためには、常連客の存在が必須になるでしょう。バーを気に入って何度も通ってくれる顧客を集めるためには、初めての人も安心して入れて積極的にコミュニケーションが取れる場にすることが大切です。さらに、コンセプトに合った立地、キャッシュレス決済の導入なども検討すると良いでしょう。ぜひ、今回の記事を参考にして、バーの開業を成功させてください。

今回の記事のまとめ

バーの開業に資金は500万〜1,000万円程度必要

  • ・初期費用の内訳
  • ・運転資金の内訳

バー開業に使える助成金・補助金

  • ・助成金を活用する
  • ・開業後半年分の運転資金は用意しておきたい

バーの開業に必要な資格は2つだけ

  • ・食品衛生責任者
  • ・防火管理者

バー開業に必要な4つの届け出とは?

  • ・飲食店営業許可
  • ・深夜酒類提供飲食店営業営業開始届出
  • ・防火管理者選任届出
  • ・特定遊興飲食店営業許可

バー開業に必要な準備

  • ・スタッフの募集
  • ・仕入れ先の確保
  • ・オリジナル商品・メニュー作り
  • ・キャッシュレス決済端末の選定

バー経営を成功させるコツ

  • ・リピーター、常連客を増やす
  • ・初めての方も安心して入れる工夫をする
  • ・顧客とのコミュニケーション能力が大切になる
  • ・コンセプトにあった立地を選ぶ

飲食店ではキャッシュレス決済の導入は必須

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バーの開業を目指すなら事前準備が大切

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