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はじめ方2021.09.30

柔道整復師が開業するための条件とは?必要な資金や手続きまで徹底解説

柔道整復師が開業するための条件とは?必要な資金や手続きまで徹底解説

国家資格である柔道整復師の資格を取得した方、または取得を目指している方は、将来的に自分の接骨院や整骨院を開業したいと考えるでしょう。骨折や捻挫などの怪我の時にお世話になる接骨院や整骨院は、どこの街にも見かけます。しかし、開業の細かい条件は分からない方もいるでしょう。接骨院や整骨院を開業するために必要な条件と、必要な資金・手続きについてご紹介します。

目次

柔道整復師が接骨院整骨院を開業するときの流れ

柔道整復師が接骨院や整骨院を開業するためには、必要な条件を満たす、開業する場所を選ぶ、事業計画を立てる、資金調達をするなど多くの工程があります。開業準備を始めてから開業するまで1年ほど期間が必要になるので、開業準備にあてる時間を確保してください。開業までの流れを知って、計画的に進めていきましょう。

2018年4月から施術管理者要件を満たすことが必須に

2018年4月から、柔道整復師が接骨院や整骨院を開業するためには、重複整復師の資格取得後の実務経験と、2日間の施術管理者研修の受講が義務となりました。
「施術管理者」とは、柔道整復施術療養費の受領委任の取り扱いを管理する者です。施術管理者研修は、「公益財団法人 柔道整復研修試験財団」が主催しています。研修時間は、土、日および祝日を使用し連続した2日間で合計16時間になります。費用は20,000円です。
柔道整復師 施術管理者研修

  • 別ウィンドウで公益財団法人 柔道整復研修試験財団のサイトへ遷移します。

開業予定地を決める

接骨院や整骨院を開業する予定地を選び、決定していきましょう。接骨院の開業の場所選びは、開業を成功させるために重要なポイントです。そのエリアに多い年齢層を調べて、自分が売りとする施術の需要があるか調べましょう。
周辺の施設や、人通り、エリアの人口や、ライバルとなる接骨院の数や距離なども調査する必要があります。車椅子対応を考えて、接骨院と接する道路に段差がないかもチェックしましょう。怪我をした方が利用するため、接骨院の近くに駐車場が確保できるかも重要です。

事業計画を立てる

事業計画は、接骨院の開業を目的として、具体的な計画を立てることです。開業資金に必要な物件取得費や、工事費、医療機器費や人件費などを、具体的に算出していきます。

また、接骨院でどのような施術を、どんな患者へ行なうのか、コンセプトを決めましょう。具体的な施術メニュー、接骨院の施術ベッドの数などを想定して、収益を予測してみましょう。事前に資金の投入先をしっかり把握することで、資金が足りなくなってしまう事態を防ぐことができます。

資金調達をする

開業資金に必要な金額を算出したら、資金調達を行ないましょう。接骨院の開業に必要な資金は、数百万円から1,000万円ほどとされています。自己資金で開業するのは理想ですが、難しい場合は、融資や、親族からの援助、補助金の利用を検討しましょう。
財務省が管理している日本政策金融公庫は、一般融資として融資限度額は4,800万円の融資制度があります。地方銀行や信用金庫から融資を受ける方法もあります。地方自治体が行なっている助成金制度を利用するのも良いでしょう。
参考:融資制度一覧から探す|日本政策金融公庫

  • 別ウィンドウで日本政策金融公庫のサイトへ遷移します。

施術機器や内装をターゲットに合わせて整える

接骨院や整骨院の施設機器は、施術内容の質や患者の満足度に影響を与えるため、じっくりと時間をかけて選びましょう。施術メニューや患者の年齢層に合った機器を選び、予算内でおさまるようにしましょう。

接骨院や整骨院の内装も、患者が若者世代中心なのか、高齢者中心なのかによって合わせて整えましょう。動線を考えて施設機器を設置して、体の動きが不自由な状態の患者が、スムーズに動きやすい内装が理想です。高齢者が中心であれば、バリアフリーにする、手すりを多くするなど配慮した内装にしましょう。

各種手続きをする

接骨院や整骨院を開業するためには、複数の手続きが必要になります。申請書類は、それぞれ申請する機関や提出期間が違うので、事前に確認をして間違いのないようにしましょう。細かい作業が必要となるため、面倒に感じると思いますが、しっかりと行なうことが必要です。保険請求を行なうための大切な手続きもありますので、参考にしてください。

開設届

開設届は、接骨院や整骨院を開設したら10日以内に、所管する保健所に提出しましょう。必要な添付書類と一緒に提出します。

必要書類

  • ・施設所開設届
  • ・開設者および施術者の免許証の写し(要原本確認)
  • ・平面図(必要な構造設備・主要部の寸法の記載)
  • ・土地または建物を賃貸する場合、賃貸契約者の写し
  • ・開設者が法人の場合、法人の登記簿謄本
  • ・案内図

参考:施術所に係る届出手続

  • 別ウィンドウで埼玉県庁のサイトへ遷移します。

受託委任取り扱い契約の届出

保険請求を行なうためには、「受託委任取り扱い契約」の届出を地方厚生局へ提出します。

必要な書類

  • ・確約書
  • ・柔道整復施術療養費の受託委任の取り扱いに係る申出
  • ・施術管理者選任証明(開設者と施術管理者が違う場合)
  • ・柔道整復施術療養費の受託委任の取り扱いに係る申出(同意書)
  • ・誓約書
  • ・施設開設届の写し
  • ・該当する柔道整復師の免許証の写し
  • ・施術管理者研修修了証の写し
  • ・実務経験期間証明書の写し

各地方厚生局によって、必要な書類が異なるので確認してくだい。
参考:柔道整復師の施術に係る療養費の受領委任に関する申し出

  • 別ウィンドウで関東信越厚生局のサイトへ遷移します。

共済組合・防衛省等への提出

国家公務員、地方公務員、防衛省関係の保険を扱う場合、管轄する機関への申請が必要になります。

国家公務員→共済組合連盟
必要書類

  • ・柔道整復師免許の写し
  • ・申請書
  • ・確約書

地方公務員→地方公務員共済組合協議会
必要書類

  • ・柔道整復療養費の受託委任の取り扱いに係る申出書
  • ・遵守事項確約書
  • ・柔道整復師免許証明書の写し

参考:柔道整復師関係 | 地方公務員共済組合協議会

  • 別ウィンドウで一般社団法人 地方公務員共済組合協議会のサイトへ遷移します。

防衛省関係→防衛省
必要書類

  • ・申出書
  • ・確約書
  • ・通知書
  • ・柔道整復師免許証明書の写し

参考:防衛省・自衛隊:柔道整復療養費の受領委任の取扱いに係る個人契約について

  • 別ウィンドウで防衛省・自衛隊のサイトへ遷移します。

労災保険指定医療機関への届出

労災保険を扱うためには、都道府県労働局に届出を提出して、労災保険指定医療機関として指定をうけましょう。

必要書類

  • ・労災保険指定医療機関指定申請書
  • ・病院(診療所)施設等概要書
  • ・開設許可証
  • ・労災指定病院等登録(変更)報告書
  • ・知事届出事項に係る届出書の写し
  • ・その他労災診療費の算出に際して必要な事項の記載された書類

参考:労災保険指定医療機関になるための手続きについて

  • 別ウィンドウで厚生労働省サイトへ遷移します。

生活保護法等指定施術機関への届出

生活保護を扱う場合は、管轄の福祉事務所へ必要な書類を提出しましょう。生活保護法によって指定を受ける必要があります。施術者が開設者でない場合は、施術者の居住地の福祉事務所へ提出します。

必要書類

  • ・指定助産機関・施術機関指定申請書
  • ・誓約書
  • ・施術者の免許証の写し

自治体によって変わる可能性がありますので、施術者の居住地を管轄する福祉事務所へ確認してください。
参考:生活保護法等指定施術機関について 川越市

  • 別ウィンドウで川越市役所のサイトへ遷移します。

広告・宣伝をする

接骨院や整骨院の開業の日に向けて、チラシやホームページなどを利用して広告と宣伝を行いましょう。接骨院は近い距離からの患者さんが多いので、通院できるエリアの家にポスティングを行なうなど、施設の周知を積極的にしてください。

開業してからも、紹介カードやリーフレットを活用して、口コミで認知が広がるようにしましょう。Googleマイビジネスの登録や、SNSを利用して情報を発信するのも効果的です。
ブログや動画配信で、施術の様子を発信すると来院を検討している方の参考になります。

接骨院・整骨院を開業する際に必要な資金

接骨院・整骨院を開業する際に必要な資金

接骨院や整骨院を開業するには、少なくとも数百万円はかかり、多くて1,000万円ほどかかるとされています。開業資金は、初期費用と運営資金の二つに分けられます。

初期費用

接骨院・整骨院開業資金の初期費用

物件取得費の内訳は、保証金、礼金、手数料などです。賃貸物件を利用せずに、自宅の一部を改装して開業する場合は、費用が抑えられます。初期費用は600~1,000万円と考えておくと良いでしょう。

運営資金

運営資金とは、開業してから必要になる資金です。賃貸料、人件費、水道光熱費、備品購入費、広告費などあります。賃貸料と人件費は、接骨院の規模や営業形態で変化するので、必要な運営資金も変わってきます。
平均して1ヵ月150万円ほどと考え、できれば半年分程余裕を持って確保しておくと良いでしょう。開業してから安定した収入が得られまで期間がかかるので、運営資金は余裕もって確保しておきましょう。

資金調達に活用できる融資・補助金

開業のための資金調達で、自己資金では足りずに困っている方は、融資や補助金を活用しましょう。財務省が管理している日本政策金融公庫や銀行や信用金庫から融資をうける、地方自治体が実施している補助利用するなどしてください。
日本政策金融公庫は、借りられるまでの時間が早く、金利が安いことから、ぜひ使っておきたい制度です。計画的に準備しておけば、高確率で融資をうけられますので、開業前にどのようなフローで借りられるかを確認しておきましょう。
例えば、「新創業融資制度」で融資を受ける際には、10分の1以上の自己資金が必要です。ですが、日本政策金融公庫の調査によると、創業資金総額に占める自己資金の割合は3分の1以上となっています。確実に融資を受けるためには、コツコツと資金を貯めて、創業資金総額の3分の1以上を確保しておくことも大切です。

柔道整復師が開業を成功させるポイント

柔道整復師は、一定期間の施術経験を経て要件を満たせば、接骨院や整骨院を開業できます。自分の家やマンションの一部を改造して、開業することもできます。高齢化が進む日本では、接骨院や整骨院の需要は高まっています。開業しやすいイメージがありますが、運営を軌道に乗せるためには、工夫が必要になります。
接骨院や整骨院の開業を成功させるポイントは、以下の5つです。

  • ・開業予定地はしっかりと吟味する
  • ・集客の方法を学ぶ
  • ・施術技術を学び続ける
  • ・顧客のニーズをキャッチし続ける
  • ・キャッシュレス決済を導入する

それぞれ詳しく解説いたします。

開業予定地はしっかりと吟味する

開業予定地は、しっかりとした調査を行なってから決定しましょう。なぜなら、接骨院や整骨院は高齢者や怪我人の利用が多く、通院できる距離が限られます。周辺の人口や年齢層、施設について調査して、需要があるか吟味しましょう。
また、接骨院や整骨院の数はとても多いので、ライバルとなる施設の場所を確認しましょう。人通りの多い立地では、認知されやすく集客に有利ですが、家賃が高いため注意が必要です。逆に人通りが少なくても、施術に自信があれば口コミで評判となるので比較して検討してください。

集客の方法を学ぶ

接骨院や整骨院の集客は、新規顧客の獲得がとても重要になります。そのためには、ホームページの作成、チラシ、SNSでの発信など、患者さんの口コミが広がる集客を行ないましょう。
他の接骨院にはない施術メニューを加えるなど、近隣の接骨院との差別化をはかることも重要です。また、リピーターを増やすために、ダイレクトメールを活用したり、ニュースレターを発行してスタッフ紹介をしたりと、常連客をつくる工夫をしましょう。

施術技術を学び続ける

患者さんは、接骨院や整骨院を訪れて症状が良くなって初めて、信頼をしてくれます。そのためには、正しい施術技術を学び続ける姿勢が大切です。一度でも不信感をもった患者さんは、リピーターになってくれません。
患者さんのとのコミュニケーションを大切にして、症状の緩和に役立つことができれば安定した経営に繋がります。常に新しい情報に耳を傾けて、施術技術を磨いていきましょう。
全国柔道整復師協同組合の講習会などに定期的に受講することで、技術向上はもちろん、繁盛している店の経営者の話を聞くこともでき、成功へのヒントになるでしょう。従業員がいる場合は、研修システムを作ると施術技術を向上できます。

顧客のニーズをキャッチし続ける

顧客の年齢層や、職業、体質によって、接骨院や整骨院に求めるものはさまざまです。例えば、若い方が多い、またはオフィス街に開業するなら、仕事の影響で慢性的な肩こりや眼精疲労に悩まされている方も多いです。高齢者の多い地域であれば、慢性的な腰痛に悩んでいる人が多いなど、周辺をよく観察し、顧客のニーズに合わせたメニュー作りをしていきましょう。

キャッシュレス決済を導入する

キャッシュレス決済の利用者は、若者だけではなく中年世代にも広く普及しています。電子マネーやクレジットカード、QRコード決済といったキャッシュレス決済は、多くの店舗で利用されています。
治療に行きたいときに手持ちの現金が足りない、という時には、キャッシュレス決済が利用できる店舗に行きたいという利用者も増えるはずです。インターネットなどで接骨院・整骨院を検索して比較している場合には、キャッシュレス決済ができるかどうかが決め手になることも。
接骨院や整骨院も同様で、キャッシュレス決済を導入することで、顧客の来店機会損失を減らし、新たな顧客層を取り込むことができるでしょう。

豊富なキャッシュレス決済対応が可能な「stera pack」がおすすめ

キャッシュレス決済の導入は、接骨院・整骨院でも必須となってきています。
さまざまな決済サービスで支払いをしたいという方が増えたことや、接骨院の増加による同業他社との差別化などから、時代の流れに素早く対応することは今後生き残るカギとなるでしょう。
ですが、キャッシュレス決済の導入は申込が面倒なのでは?導入費用が高いのでは?と思い躊躇している方が多いのも事実。キャッシュレス決済サービス「stera pack」なら、月額3,300円(税込)で導入可能で、多くの決済手段を利用することができます。

1つの端末で、多種多様な決済手段が利用できる

stera packで利用することができる「stera terminal」は、1台で25種類以上の決済手段に対応できるマルチ決済端末です。
クレジットカード決済はもちろん、交通系電子マネー、QRコード決済にも対応。交通系電子マネーやQRコード決済は少額でも使いやすいため、接骨院にぴったりの決済手段です。
stera terminal以外の端末は必要ありませんので、レジ代わりをスッキリさせることもできます。

集客・プロモーションも可能

「stera pack」には、販促・集客アプリ「おみせポケット」が標準搭載しています。会員証やスタンプカードの発行、顧客へのクーポン配布など、集客に関する機能がついていますので、個別にツールを利用する必要がありません。
決済端末としてはもちろん、集客・販促にも利用できるのはstera terminalならではです。

レジ・勤怠・売上などのデータ管理もこれ一つ

stera terminalのシステムは汎用性の高い Android™ OSを使用しています。スマートフォンと同じ感覚でアプリをインストールすることで、さまざまな機能を追加することができます。アプリのダウンロード方法は簡単で、専用マーケットプレイス「stera market」からアプリをインストールするだけ。決済端末をPOSレジとして使うPOSアプリ、順番待ち管理アプリなど、接骨院でも利用しやすいアプリが多数ありますので、業務の効率化も図れます。

柔道整復師の開業を目指すなら準備はしっかりと!

柔道整復師が接骨院や整骨院を開業するための条件や流れ、必要な資金や手続きについて解説してきました。また、開業を成功させるポイントについても色々な視点からご紹介しました。多くの接骨院や整骨院があるなかで、安定した運営を続けるためには工夫が必要です。計画的な事業計画と資金調達、さまざまな集客を行なわないと、成功につながりません。ぜひ参考にして、柔道整復師の方は接骨院や整骨院の開業を成功させてください。

今回の記事のまとめ

柔道整復師が接骨院・整骨院を開業するときの流れ

  • ・2018年4月から施術管理者要件を満たすことが必須に
  • ・開業予定地を決める
  • ・事業計画を立てる
  • ・資金調達をする
  • ・施術機器や内装をターゲットに合わせて整える
  • ・各種手続きをする
  •  ・開設届
  •  ・受領委任取扱い契約の届出
  •  ・共済組合・防衛省等への届出
  •  ・労災保険指定医療機関への届出
  •  ・生活保護法等指定施術機関への届出
  • ・広告・宣伝をする

接骨院・整骨院を開業する際に必要な資金

  • ・初期費用:600~1,000万円程度
  • ・運転費用:1ヵ月150万円程度

資金調達に活用できる融資・補助金

柔道整復師が開業を成功させるポイント

  • ・開業予定地はしっかりと吟味する
  • ・集客の方法を学ぶ
  • ・施術技術を学び続ける
  • ・顧客のニーズをキャッチし続ける
  • ・キャッシュレス決済を導入する

豊富なキャッシュレス決済対応が可能な「stera pack」がおすすめ

  • ・1つの端末で、多種多様な決済手段が利用できる
  • ・集客・プロモーションも可能
  • ・レジ・勤怠・売上などのデータ管理もこれ一つ

柔道整復師の開業を目指すなら準備はしっかりと!


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