×

はじめ方2021.10.20

小さい飲食店を開業するために必要な準備・資金は?成功させるためのコツもご紹介

小さい飲食店を開業するために必要な準備・資金は?成功させるためのコツもご紹介

小さい飲食店ならば実現できそうなので開業してみたい、まずは1人での開業をしてみたいと考えている方もいるでしょう。しかし、小さい飲食店に必要な準備や資金はいくらかかるのか具体的な事は分からない方もいると思います。そこで、小さな飲食店の開業に必要な準備や資金、成功させるコツについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

目次

小さい飲食店って、どのくらいの大きさ?

小さい飲食店の大きさは、人によってイメージが異なります。しかし、一般的には「小さな飲食店」の大きさは、席数が10以下で面積は10~15坪ほどと言えるでしょう。

小さい飲食店では、1坪(約3.3m²)に2~3席を配置することになります。厨房の大きさやカウンター席を作るか、テーブル席を作るかによって、座席数は変化します。小さい飲食店を利用する顧客は年齢層の幅が広く、1人客の利用も多い傾向があります。小さな飲食店は、カフェやバー、寿司屋やラーメン屋などの業態に適しています。

飲食店は1人でも開業できる?

飲食店の開業は、1人でも可能です。1人で飲食店を開業するメリットは、従業員を雇用しないため人件費がかからないことです。売上がうまく上がらない時に、人件費の心配をする必要がなくなります。

一方、デメリットはお客さんに料理などを提供するまでに、時間がかかることです。また、調理や洗い物、会計や電話対応などすべてを1人でしないといけないので忙しくなります。
飲食店を1人で開業する場合は、1人でお店を仕切れるようにメニューの数を減らして限定するなど、工夫が必要になります。

コロナでデリバリー・テイクアウト専門店も増えてきている

コロナの影響により外食の自粛や時短営業などが求められている中で、飲食店の経営は厳しいものになっています。多くの飲食店がテイクアウトを取り入れていますが、デリバリーやテイクアウト専門店の開業が急増しています。

大手飲食店も、宅配できないないエリアに「デリバリー・テイクアウト専門店」を出店しています。大手寿司店は商店街に持ち帰り専門店、大手ファーストフード店はテイクアウト専門店を10店舗以上オープンさせています。新たに飲食店を開業する個人の方でも、デリバリー・テイクアウト専門店を選ぶ方が増えています。

小さい飲食店開業に必要な資金は1,000万円前後

小さい飲食店を開業するために必要な資金は、平均で1,000万円前後となります。立地や規模、内装へのこだわりなどによって必要な金額は変動します。居抜き物件を利用してコストを下げる方法もあります。

開店資金は、物件取得費や内装工事費などを含む初期費用と、月ごとに発生する運転資金の2つに分けられます。開業に必要な開業資金を正確に把握することは、計画的な収支計画を立てることに役立ちます。ぜひ、参考にしてみてください。

初期費用の内訳

初期費用は、物件取得費と内装工事費、広告費などがあります。

  • ・物件取得費(保証金、礼金、仲介手数料、前家賃)
  • ・内装工事費
  • ・厨房機器費
  • ・空調設備費
  • ・備品(食器、調理器具、ユニフォーム)
  • ・広告費

物件取得費の保証金は、家賃の10ヵ月分が相場となります。家賃が20万円の場合、物件取得費は合計で260万円となります。また、居抜き物件を利用すれば内装工事費や設備工事費を大きく削減できます。

運転資金の内訳

運転資金は、毎月ごとにかかる費用になります。

  • ・家賃
  • ・光熱費
  • ・人件費
  • ・食材費
  • ・広告費

具体的な費用は、立地や規模、スタッフの人数で変動します。飲食店の面積が広いほど、運転資金はかかります。小さな飲食店は面積が狭いので、大きな飲食店よりも人件費などを抑えることができます。安心して経営するために、運転資金は6ヵ月分を準備しておきましょう。

小さい飲食店を開業するメリット

小さい飲食店を開業するメリット

小さい飲食店を開業することは、大きい飲食店にはない特有のメリットがあります。小さい飲食店では、売上を上げることができるか、集客ができるかなど不安や疑問を持つ方も多いでしょう。そこで、小さい飲食店の開業ならではのメリットをご紹介します。1人、もしくは少人数での開業を考えている方は参考にしてください。

開業資金を抑えられる

小さい飲食店の開業であれば、開業資金を抑えられるのが大きなメリットです。坪数が10~15坪ほどなので、立地によっては10万円ほどの家賃に抑えることも可能です。坪数が少ないので、店舗投資となる内装工事費、外装工事費、備品購入費も抑えることができ、初期投資が少なくなります。

居抜き物件を利用すれば、さらに内装工事費や設備工事費をおさえられるので、コストを下げたい方におすすめです。自己資本が少ない方も、開業の資金を抑えることで開業を成功させることができます。

ランニングコストも抑えられる

小さい飲食店は、家賃が安い、光熱費が少ない、人件費が少ない、食材費が少ないなどの特徴があります。毎月のランニングコストを抑えられるのがメリットです。店舗の面積が小さいとランニングコストは小さくなります。

毎月の固定費は必ず出費するので、飲食店の経営において、とても重要です。開業してからしばらくは、売上が安定しない場合が多く経営は安定しません。そんな時でも、ランニングコストが低ければ、余裕をもって運営でき、赤字経営のリスク回避が可能になります。

顧客との距離が近く、常連客が増えやすい

小さい飲食店は、店舗の席数も少ないことから集客が難しい印象をもつかもしれません。しかし、小さな飲食店だからこそ、顧客との距離が物理的にも精神的にも近くなり、店舗のコンセプトを伝えやすいという特徴があります。一度訪れた顧客が、気に入ってリピート客になる可能性も高いのです。

常連客が増えると、口コミでお店の評判も広がります。常連客が増えることは経営の安定につながります。店舗が小さいことで、より濃い常連客を生み出せるメリットがあります。

小さい飲食店を開業するときの注意点

小さい飲食店を開業する場合、デメリットともいえる注意点がいくつかあります。1人、もしくは少人数で経営する上での悩みや、小規模な経営ならではの避けられない問題もあります。注意点を事前に把握しておくことは、小さい飲食店の開業を考えている方にとって重要です。対応策を考えておくなどして失敗しない小さい飲食店の開業をしましょう。

病気・ケガをしたときに営業が難しい

1人、もしくは少人数で飲食店を経営していると、病気になったりケガをしたりすると、店舗の営業が難しくなります。オーナーが病気などになると、その期間は店舗を休業することになります。

飲食店は「労働集約型」なので、営業日数や営業時間によって売上が伸びる傾向があります。店舗の休業は、休んだ日数が増えるとそのまま損失につながってしまいます。普段から、病気やケガをしたときのリスクを考えた上で経営することが大切です。

大量仕入れができないため、仕入れ費用が高い

小さな飲食店は、席数も少ないため必要な食材の量も少なめになります。そのため大量仕入れによって仕入れ費用を安くすることができません。結果として食材の仕入れ費用が高くなってしまうのです。

小さい飲食店ならではの避けられないデメリットではありますが、メニューを高価格にする、客単価を上げるなど工夫をして補うことができるでしょう。リピート客を作ることで経営を安定させることもできます。また、固定費を抑える努力をしてカバーするのも一つの方法です。

売上の最大値が下がる

小さい飲食店は、規模が小さくなるので売上の最大値は下がります。飲食店は単価が低く、利益が料金の10%ほどになることも多いです。飲食店は薄利多売になりがちの中で、小さい飲食店は、客席が少ないというデメリットがあります。そのため、売上を大きく伸ばすことが難しくなります。

客席回転数(一日に一席当たり何名の客が座ったか示す指標)や客席稼働率を上げる、客単価を上げる工夫で売上を補うこともできるでしょう。

小さい飲食店を成功させるコツ

小さい飲食店の開業と経営には、それぞれメリットとデメリットがあります。それでも、小さい飲食店を成功させたいと考える方に成功させるコツをご紹介します。飲食店の規模が小さくても、飲食店の開業することは1人の経営者になることに違いありません。しっかりと計画をたてて、失敗しない小さい飲食店の開業をしてください。

しっかりとしたコンセプト設計が大切

まずは、飲食店のコンセプト設計をしっかりと考えることが大切です。「何を」、「誰に」、「どこで」、「いつ」、「なぜ」、「どのように」といった要素を明確にしていきましょう。できるだけ具体的にサービスを提供するターゲットを絞りこむことが大切です。

コンセプトはお店のキャッチコピーやスタッフの接客マナー、メニュー開発にも活用できます。また、コンセプトを基にして必要な資金や事業計画書を作成するので、とても大切な作業になります。

資金調達の前に物件探しをしておく

資金調達をする前に物件探しをしておきましょう。なぜなら、融資を受ける際に、家賃や出店エリア、業種について明記した事業計画書が必要になるからです。

複数の不動産屋に希望の物件を伝えておくと良いです。契約したい物件が見つかったら仮押さえをしておきましょう。自己資金が少ない場合は、融資を考えている方が多いと思います。物件を見つけたら、手付金を払わずに仮押さえをする交渉をして、その後に資金調達を行ないます。

集客施策は必須

飲食店の経営を成功させるには、有効的な集客施策が必須になります。開業の前から、チラシやウェブサイト作成、SNSを利用した宣伝などを行ないましょう。開店後も立て看板、ショップカードやポイントカードの利用、グルメサイトへの登録、DMなどリピート客を作る集客も行いましょう。

小さな飲食店は、立地によっては目立たない可能性が高いので、ターゲットを絞って宣伝を行なう必要があります。客層が似ている店へショップカードを置いてもらう、ターゲット層が見ていそうなWebメディアや雑誌などで宣伝するのが効果的です。

小さい飲食店の開業に必要な資格

小さい飲食店を開業するために、取得しておかなければならない資格があります。食品を調理する上で必ず必要な資格や、施設の条件によって安全のために定められた資格になるので、該当する場合は必ず取得しましょう。個人経営であっても、必要になるので注意が必要です。ぜひ、参考にして安全な飲食店の開業に役立てください。

食品衛生責任者

飲食店を開業する場合、食品衛生責任者の資格が必須となります。食品衛生法第51条の「公衆衛生上必要な措置の基準」に基づいて、飲食店の営業者は食品衛生責任者を定める必要があります。

各都道府県の養成施設で実施されている講習会を受講すると、食品衛生責任者の資格を取得できます。通常1日の講習になり、受講料は10,000円ほどになります。
医師や獣医師、栄養士、調理師、製菓衛生士などは講習を受けなくても食品衛生責任者になることができます。

防火管理者

防火管理者は、飲食店の収容人数30人以上の場合に必要となります。延べ面積が300m²未満では、甲種防火管理者か乙種防火管理者が必要となります。延べ面積が300m²以上になると、甲種防火管理者が必要です。
都道府県知事や消防長が行なう防火管理講習を受講すると、防火管理者の資格を取得できます。乙種防火管理講習は、1日の講習期間で受講料は7,000円ほどになります。甲種防火管理講習は、2日間の講習期間で受講料は8,000円ほどになります。

開業するために必要な届出

飲食店を開業する時には、管轄する機関へ必要な届出が必要です。主要な届出書を以下の表にまとめました。開業時の状況や建てる場所によって変わりますので、ほかにも必要な届出が無いかは開業する前に確認しておきましょう。

飲食店開業の際の届出

小さな飲食店でも、キャッシュレス決済の導入はおすすめ

小さな飲食店では、席数が少ないため効率よく集客を行なう必要があります。日本政策金融公庫の調査では、飲食店で利用されているキャッシュレス決済は、クレジッドカードが一番多く、商業系カード型電子マネー、交通系カード型電子マネー、スマートフォンのアプリを用いた決済サービスの順になります。

飲食店で利用しているキャッシュレス決済のアンケート

参考:飲食店でキャッシュレス決済を積極的に利用したい消費者が5割

  • 別ウィンドウで日本政策金融公庫のPDFへ遷移します。

ポイントの獲得やキャンペーンに参加するために利用したい顧客も多く、飲食店でのキャッシュレス決済は必須のものとなっています。小さい飲食店でも、さまざまなキャッシュレス決済の顧客ニーズに応えるために導入する必要があります。

1台で多くの決済方法を導入するなら「stera pack」がおすすめ

1台で多くの決済方法を導入するなら「stera pack」がおすすめ

小さい飲食店の開業なら、キャッシュレス決済の導入は重要です。日本政策金融公庫の調査によると、飲食店での支払いはキャッシュレス決済をできるだけ利用したいとの回答が51.9%となりました。

飲食店でのキャッシュレス決済の意向

また、感染症対策としても、キャッシュレス決済の導入は効果的ですので、開業時にしっかりと検討しておくことが大切になります。
キャッシュレス決済サービス「stera pack」なら、手軽に導入が可能で、少ないスペースで導入ができる「stera terminal」を利用することができます。

参考:飲食店でキャッシュレス決済を積極的に利用したい消費者が5割

  • 別ウィンドウで日本政策金融公庫のPDFへ遷移します。

stera packなら月額3,300円で導入が可能

「stera pack」は、月額3,300円(税込)で導入が可能です。stera packで利用することができる「stera terminal」は、1台で30種類以上の決済手段に対応できるマルチ決済端末。決済端末を1つにまとめることができるので、小さい店舗でもレジ周りをスッキリさせることができるでしょう。

アプリインストールで業務の効率化もできる

stera terminalは、Android OSを採用しています。スマートフォンのようにアプリをインストールすることで業務効率化を図ることができます。アプリのダウンロードは簡単で、専用マーケットプレイス「stera market」からアプリをインストールするだけ。
stera packを利用すると、販促・集客アプリ「おみせポケット」が標準搭載されています。会員証やスタンプカードの発行、クーポン配布など、集客に関する機能を利用できますので、開業初期から導入しておくことをおすすめします。

今回の記事のまとめ

小さい飲食店って、どのくらいの大きさ?

飲食店は1人でも開業できる?

コロナでデリバリー・テイクアウト専門店も増えてきている

小さい飲食店開業に必要な資金は1,000万円前後

  • ・初期費用の内訳
  • ・運転資金の内訳

小さい飲食店を開業するメリット

  • ・開業資金を抑えられる
  • ・ランニングコストも抑えられる
  • ・顧客との距離が近く、常連客が増えやすい

小さい飲食店を開業するときの注意点

  • ・病気・ケガをしたときに営業が難しい
  • ・大量仕入れができないため、仕入れ費用が高い
  • ・売上の最大値が下がる

小さい飲食店を成功させるコツ

  • ・しっかりとしたコンセプト設計が大切
  • ・資金調達の前に物件探しをしておく
  • ・集客施策は必須

小さい飲食店の開業に必要な資格

  • ・食品衛生責任者
  • ・防火管理者

開業するために必要な届出

小さな飲食店でも、キャッシュレス決済の導入はおすすめ

1台で多くの決済方法を導入するなら「stera pack」がおすすめ

  • ・stera packなら月額3,300円で導入が可能
  • ・アプリインストールで業務の効率化もできる

店舗経営者の方へ

豊富なキャッシュレス決済に対応!

その他おすすめ記事サイト

キャッシュレスの?が!に変わる場所Have a good Cashless

キャッシュレスの基礎知識やカード活用術、お困りごと解決情報など役立つ情報を発信しています。

個人事業主・スタートアップの方

経営者・個人事業主・スタートアップの担当者が知っておきたいバックオフィスの基礎知識をご紹介しています。

決済サービス・決済端末を導入する際の基礎知識からメリットを丁寧に解説します。三井住友カードプレゼンツ「ペイサポ~お店がはじめるキャッシュレス決済~」