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活用術2021.11.22

美容室開業の流れ|独立する方必見。必要な手続きや成功するコツも紹介

美容室開業の流れ|独立する方必見。必要な手続きや成功するコツも紹介

美容師として数年間の経験を積んだ方は、自分の美容室を開業したいと考えるでしょう。独立して自分の美容室をもつことは、美容師の方とって大きな目標といえます。美容室を開業するためには、細かな流れがあり計画的な準備が必要です。美容室開業の流れや、必要な手続き、成功するコツについてご紹介します。参考にして成功する美容室開業のために役立ててください。

目次

美容室を開業するときの流れ

美容室を開業しようと決めてから店舗をオープンさせるまでに、やらなければいけない事は多いです。まずは、美容室を開業するために必要な行動を知り、その流れを把握して、一つ一つを丁寧に行っていくことが大切です。開業したい時期まで時間がないとしても、しっかりと計画的に準備しなければ途中で壁にぶつかることになるでしょう。美容室を開業するときの流れを理解して、理想的な美容室の開業を目指してください。

1. 全体の流れを把握する

まずは、美容室開業の全体の流れを把握する必要があります。美容室の開業は、一般的に以下のような流れでオープンしています。

  • 1. ほかの美容室のリサーチをする
  • 2. コンセプトの立案をする
  • 3. 事業計画の策定をする
  • 4. 店舗用物件を選定して、申し込む
  • 5. 資金調達をする
  • 6. 店舗着工
  • 7. 従業員を採用する
  • 8. 開業の手続きをする
  • 9. オープン前の集客を行う
  • 10. 店舗がオープン

美容室の開業の流れを把握し、一つ一つしっかりと段階的に行っていきましょう。

2. 市場調査をする

まず、美容室を出店したいエリアを決めて、そのエリアの商圏分析を行います。商圏分析とは、候補物件の周辺の人口や世帯数を調べたり、周辺にある施設や見込める客層を調べたりすることです。出店する美容室のターゲット層が、足を運んでくれるエリアなのかを見極めましょう。若者が中心として集まるエリア、ファミリー層が多い住宅街など、その土地によって見込める客層は大きく異なります。また、周辺に美容室が存在するか、ライバル店となるかなども調査します。

3. コンセプトの立案

次に、市場調書をして集めたリサーチ結果をもとに、コンセプトの立案を行います。お店の名前、主要となるターゲット、お客へ提供するサービス内容、内装など、自分の理想を大切にして、リサーチ結果とすりあわせましょう。また、経営理念や、集客の方法、他店にない強み、資金計画なども、美容院のコンセプトの一部となりますので、具体的なイメージを立案していきましょう。しっかりとコンセプトを決めることで、その後の方向性がスムーズになるので、丁寧に行いましょう。

4. 事業計画の策定

コンセプトの立案をもとに、具体的に必要な資金、開業後の売上予測、必要な経費の予測、顧客の収容人数の予測を行います。その予測をもとに事業計画を作成していきます。そのほかにも、美容室のオーナーの経歴、美容室開業の動機、提供するサービスやメニュー内容なども、事業計画書に記載する必要があります。事業計画は、資金の流れや売上の計画を数字で具体的に示すもので、美容院経営の基盤となり開業後も経営を見直すために必要になるため大切です。また、事業計画書は、融資を受ける際にも金融機関に提出するので、しっかりと作成しましょう。

5. 店舗物件の選定

店舗に使う物件を選定していきます。最初に行った市場調査をもとに、具体的に出店するエリアや物件を最終決定していきます。商圏分析を行う経営コンサルタントに相談するのも良いでしょう。事業用物件に強い不動産に物件選びを頼むのがおすすめです。希望する物件の条件を複数の不動産屋に伝えておくと、効率的に物件を探せます。

条件に合う物件が見つかったら、現地調査を行い、寸法、水回り、ガス、電気などをチェックし、内装工事業者に見積もりと設計図を作成してもらいましょう。開業可能な物件であると確認がとれたら、お申し込みください。

6. 資金調達

物件を選定して、店舗の設計計画が始まると、必要な資金の額がはっきりとしてきます。この時点で、資金調達の手続きを進めていきましょう。自己資本だけでは足りない資金を、融資や、補助金や助成金、親族からの援助などで調達していきます。
財務書が管理している日本政策金融公庫は、中小企業を支援する目的があるので、美容室開業の借入に適しています。銀行と違い、経営実績がない方も審査がとおりやすいとされています。地方銀行や信用金庫から融資を受ける方法もあります。

7. 店舗着工

次に、資金調達をしたお金で、外装・内装工事などを行う施工業者に工事代金を支払います。支払いを受けた施工業者は、美容院の店舗着工をして、工事が始まることになります。施工業者とは、物件選びでの現地調査の時点から店舗設計について打ち合わせを進めておきます。美容室の設計と施工は、セット面やシャンプー台の位置、店内の導線に気をつけるなど、独自の店舗設計が必要で専門知識が求められるため、打ち合わせに時間がかかります。施工業者とは計画的に打ち合わせを重ねて、支払いを終えたらすぐに店舗着工ができるようにしておきましょう。

8. 従業員を採用する

店舗の工事を行っている間に、美容室で働いてもらう従業員の採用を進めましょう。美容室を1人で運営する場合は必要ありませんが、美容師を従業員として採用する場合は、とても重要な手続きになります。美容室の良し悪しを決めるのは、美容師の技術力や接客能力にかかっています。求人サイトに従業員募集の広告を出す、知り合いから見つけるなどして、有能な従業員を採用しましょう。オープン日から逆算して、計画的に採用活動をしてください。

9. 開業手続きをする

店舗が完成し、従業員がそろったら開業の手続きをします。美容院の開業するためには、保健所へ開業届を提出します。保健所への事前相談は、工事の着工前に行っておきましょう。開業届と共に施設平面図、美容師免許証(原本)、美容師の健康診断書などを提出します。
法人の場合は、申請に登記事項証明書が必要となります。外国人が届出をする場合、外国人登録証明書が必要となります。立入調査を受けて審査に合格すると確認書が発行されます。

10. 集客する

集客は美容室がオープンする前から、始める必要があります。まず始めは、美容室のホームページやブログの作成をしておくのがおすすめです。Twitter、Facebook、InstagramなどSNSのアカウントも作成して、開店前から美容院の売り込みを行う必要があります。スタッフ紹介や、メニューの詳細、ヘアスタイル画像があると効果的です。また、美容室の紹介サイトに登録をする、地域で見かけるタウン誌に広告を出すなど、早い段階で宣伝活動をしてください。

11. オペレーションを確認する

美容室のオープンが近くなったら、従業員と一緒にオペレーションを確認してください。まずは、美容院の営業に使用する備品が用意されているか、足りないものはないかをチェックしましょう。スタッフ全員で打ち合わせを行い、オープン日の流れや、予約の電話対応、会計の手順、店内の掃除方法、接客方法など、細かいルールを覚えるようにします。そして、お客さまが来店した時を想定して、入店から退店するまでのオペレーションを確認します。問題点や疑問点があれば、事前に解消しておきます。

12. オープン

準備が整い、保健所などの許可がおりたら、いよいよ美容院のオープンです。オープンの前にプレオープンを行う美容院もあります。プレオープンとは、知人などを招待して無料や割引でサービスを行うことです。宣伝効果もありますが、オペレーションを確認できる最終調整になるので、有効な手段であるといえます。実際にお客さまがきて初めて分かる課題点もあります。オープン日は不安な面もありますが、しっかりと準備をして、お客さまが満足されるように努めましょう。

美容室に必要な手続き・届出書

美容室に必要な手続き・届出書

美容室を開業するためには、行わなければいけない手続きや、届出があります。自治体や関係各所へ、それぞれ必要な書類があり細かい作業が必要となります。提出先も複数になるので、時間に余裕をもって計画的にしてください。どの手続きも、正しく安全な美容室開業のために必要なことなので、しっかりと確認して間違いのないように行いましょう。

税務署関連の届出書

美容室を開業することは、新たに事業を開始したことになりますので、国税庁が管理している税務署へ開業届などを提出する必要があります。ほかにも税制上の優遇を受けるために必要な青色申告承認申請書や、従業員の給与支払いに関係する給与事務所などの開設届出書などがあります。個人事業主と法人では、必要な書類や記入項目、提出期日に違いがあります。ぜひ参考にして、開業する美容室に当てはまる条件を確認して書類を提出してください。

個人事業主の場合

美容室開業に必要な書類(個人事業主の場合)

法人の場合

美容室開業に必要な書類(法人の場合)

労務関連の届出書

美容室を開業する場合、年金事務所へ雇用保険関連書類を提出する必要があります。法人事務所であれば、美容院で働く従業員は雇用保険へ強制加入となります。個人事業主の場合は、従業員が5名以上で強制加入となり、5名未満であれば任意加入です。書類の提出時期は、できるだけ速やかに行いましょう。
年金事務所への提出書類は以下のとおりです。

  • ・新規適用届出
  • ・被保険者資格取得届
  • ・被保険者異動届
  • ・履歴事項全部証明書又は登記簿謄本(法人の場合)
  • ・事業主の世帯全員の住民票(個人の場合)

労働基準監督署への提出書類は以下のとおりです。

  • ・保険関係成立届

保健所関連の届出書

美容室を開業するためには、事前に保健所へ開設届を提出して、許可を受けなければいけません。開設届と一緒に提出する書類も複数あります。

提出書類など

  • ・開業届
  • ・施設平面図(主要設備が記載されたもの)
  • ・施設への案内図(地図)
  • ・理・美容師免許証(原本)
  • ・管理美容師、管理美容師資格認定講習会修了証(原本)
  • ・健康診断所(理・美容師のみ)
  • ・登記事項証明書(法人申請の場合。原本の提出、もしくは原本の提示および写しの提出。)
  • ・手数料

消防関連の届出書

防火対象物である建物や建物の一部を使用する場合、使用を始める7日前までに、「防火対象使用開始届出書」を消防署へ提出します。店舗の修繕など、模様替えなどの工事する場合は、「防火対象物工事等計画届出書」を提出します。名前は似ていますが、施工の内容が違うので間違えないように注意しましょう。
また、美容室の収容人数が30人以上の場合、防火管理者が必要となるので「防火管理者選任届」を消防署へ提出します。防火管理者は、延べ床面積が300㎡未満であれば、甲種防火管理者か乙種防火管理者が必要となり、300㎡以上なら甲種防火管理者が必要となります。

美容室を開業後、失敗しないコツは?

美容室を開業後、失敗しないコツは?

美容室を開業させるには、とても沢山の工程があり専門的な知識が必要になります。自分だけで解決しようとせずに、難しいところは専門家に相談して依頼することがおすすめです。商圏調査においても経営コンサルタントに依頼してみたり、店舗内装のプランニングや工事は、経験と実績のある業者を選び相談したりと、プロの力を借りてみましょう。そして、すでに美容院の開業に成功している方に、体験談を聞いてみるのがおすすめです。

経理は税理士のサポートを受けるべき

美容室を開業して、経営者として運営をしていくためには、お金の管理が最も重要です。自分で開業をするということは、もちろん売上や経費、家賃や従業員に支払う給与など、お金に関係する仕事が大幅に増えるようになります。特に税務に係わるお金の管理は難しいため、経理は税理士のサポートを受けるべきでしょう。美容業界に詳しく、美容室の経営の専門的な知識を持つ税理士の方もいます。税務の悩みと経営の悩みを、両方とも相談できるので、お金の管理に不安がある方は、ぜひ活用してみましょう。経験と実績をもった税理士に依頼するのがとても大切です。美容室の運営に成功している方に相談をして、専門の税理士を紹介してもらうのが得策です。

店内の雰囲気作りが重要

美容院の運営を成功させるためには、店内の雰囲気作りがとても重要です。なぜなら、お客さまが美容室を利用する理由は、髪の毛を綺麗に整えるだけではなく、丁寧な接客で良い気分を味わいという気持ちもあるからです。清潔に保たれた店内、心地良いBGM、明るくて細やかな接客、美容師のスタッフ同士のチームワークの良さなどは、美容室の総合的な雰囲気を良いものにしてくれます。椅子やミラー、インテリア、照明などでも、店内の雰囲気を印象的なものに演出できるでしょう。お客さまが店内の雰囲気を気に入れば、リピーターになる確立は上がり経営の安定にも繋がります。お客さまを満足させる雰囲気作りをめざしましょう。

キャッシュレス決済に対応することは必須

電通が行った調査の結果、生活者の47.7%が「2020年3月の緊急事態宣言以降、支払いや買物に占めるキャッシュレス決済の比率は増えた」と回答しています。

「緊急事態宣言以降、支払いや買物に占めるキャッシュレス決済の比率は増えたか」に対する回答割合

引用:電通、コロナ禍における生活者のキャッシュレス意識調査を実施

  • 別ウィンドウで電通のPDFへ遷移します。

コロナにより生活者のキャッシュレス決済の意識は高まっています。美容院の経営を成功させるために、キャッシュレス決済の導入は必須です。多種多様のニーズを持つお客さまの取りこぼしを防ぐために、ぜひキャッシュレス決済を導入してみましょう。

1台で多くの決済方法を導入するなら「stera pack」がおすすめ

キャッシュレス決済サービス「stera pack」なら、手軽に導入が可能で、多くの決済手段を利用することができます。
美容室はコンセプトや内装が重要になってきますが、「stera pack」で利用できる「stera terminal」は、一台で30種類以上の決済手段を導入することができますので、レジ周りがスッキリし、内装の邪魔になりません。

stera packなら月額3,300円(税込)で導入が可能

stera packは、月額3,300円(税込)で導入が可能です。stera packで利用することができる「stera terminal」は、1台で30種類以上の決済手段に対応できるオールインワン決済端末です。クレジットカード決済はもちろん、電子マネー、QRコード決済にも対応しています。
施術の費用だけでなく、少額のヘアケア商品などの購入も多い美容室では、電子マネー、QRコード決済の導入も効果的でしょう。

アプリインストールで業務の効率化及び販促・集客もできる

stera terminalは、 Android OS を採用しています。そのため、さまざまなアプリを追加して業務効率化を図ることができます。アプリのダウンロードは簡単で、専用マーケットプレイス「stera market」からアプリをインストールするだけ。普段お使いのスマートフォンのように利用することが可能です。
stera packを利用すると、販促・集客アプリ「おみせポケット」が標準搭載されています。会員証の発行、クーポン配布など、集客に関する機能がついていますので、個別にツールを利用する必要がありません。決済端末としてはもちろん、販促・集客にも利用できるのはstera terminalならではです。

今回記事のまとめ

美容室を開業するときの流れ

  • ・1.全体の流れを把握する
  • ・2.市場調査をする
  • ・3.コンセプトの立案
  • ・4.事業計画
  • ・5.店舗用物件の選定
  • ・6.資金調達
  • ・7.店舗着工
  • ・8.従業員を採用する
  • ・9.開業手続きをする
  • ・10.集客をする
  • ・11.オペレーションを確認する
  • ・12.オープン

美容室に必要な手続き・届出書

  • ・税務関連の届出書
  • ・個人事業主の場合
  • ・法人の場合
  • ・労務関連の届出書
  • ・保健所関連の届出書
  • ・消防関連の届出書

美容室を開業後、失敗しないコツは?

  • ・経理は税理士のサポートを受けるべき
  • ・店内の雰囲気作りが重要
  • ・キャッシュレス決済に対応することは必須

1台で多くの決済方法を導入するなら「stera pack」がおすすめ

  • ・stera packなら月額3,300円(税込)で導入が可能
  • ・アプリインストールで業務の効率化及び販促・集客もできる

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