海外旅行前に準備することとは?クレジットカードの事前連絡や利用枠の一時引き上げも解説
海外旅行前に準備すべきことは、パスポートやビザの確認、通信手段の確保、現地通貨の用意、衣類・日用品の準備、そしてクレジットカードの利用確認です。
特にクレジットカードは、海外で突然使えなくなるリスクを避けるため、暗証番号の確認やカード会社への事前連絡、利用枠の一時引き上げなどを出発前に済ませておくと安心です。
本記事では、海外旅行前に必要な準備をチェックリスト形式で整理し、クレジットカードを海外でスムーズに使うためのポイントも解説します。
この記事でわかること
海外旅行前に準備すること
海外旅行は、国内旅行に比べて行うべき手続きや準備すべき荷物が多くあり、主に下記の5つが挙げられます。
安心して旅行に出かけるためには、早めに準備を始めることが大切です。それぞれどのような準備が必要か、詳しく見ていきましょう。
パスポートやビザ
海外旅行にはパスポートの携行が必須です。パスポートを取得していない人は、まず申請手続きを行いましょう。
パスポートは窓口で申請できるほか、2025年3月からオンライン申請では切替申請だけでなく、新規申請もすべての都道府県でできるようになりました。
窓口で申請する場合は、戸籍謄本などの書類を用意する必要があります。一方、オンライン申請では戸籍情報がシステム連携されるため不要です。
また、オンライン申請はマイナポータルから手続きでき、窓口へ出向くのは原則としてパスポートの受け取り時の1回のみになります。
申請方法によって必要書類や手続きの流れが異なるため、事前に確認しておきましょう。
手数料は改定される可能性があるため、申請時点の外務省または都道府県の公式情報をご確認ください。
期間
申請から交付までに、国内では通常2週間程度かかります。ただし、申請内容に不備がある場合や申請が集中する時期は、さらに時間がかかることもあるため、海外旅行の予定が決まったら余裕を持って手続きを進めましょう。
有効期限
すでにパスポートを取得している人は、有効期限の確認が必要です。渡航先によっては、「3~6ヵ月以上の残存有効期間が必要」と定められているところもあります。
「有効期限内だから大丈夫」と思っていると、パスポートの残存有効期間が足りずに空港で渡航を諦めるケースも少なくありません。
残存有効期間が1年未満の場合は、新しいパスポートへ切替えておくと安心でしょう。
国によってはビザが必要
国によっては短期間の観光旅行であってもビザの申請が必要となる場合があります。ビザ取得にかかる期間は、発行する国や対応する領事館によって異なります。申請内容に問題がない場合は、申請した翌日から数えて5日程度(土・日・休日を除く)ですが、審査が必要な場合、1ヵ月以上かかるケースもあります。
また、ビザの申請が不要でもオンラインでの渡航認証が必要となる国もあるため、事前に渡航先の大使館・総領事館のホームページなどで調べておきましょう。
韓国渡航時に確認したい電子入国申告書
日本人の旅行先として人気の韓国では、事前にオンラインで電子入国申告書(e-Arrival Card)の提出が必要になります。電子入国申告書は、スマートフォンやパソコン、タブレットから無料で申告でき、公式サイトは日本語表示にも対応しています。申告は、韓国到着日を含む3日前から可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
別ウィンドウで「駐日本国大韓民国大使館」のウェブサイトへ遷移します。
また、韓国の場合、90日以内の観光滞在にはビザ不要ですが、電子渡航認証(K-ETA)の取得が必要になります。ただし、2026年12月31日まではK-ETAの取得は免除されています。入国の条件や方法については、随時変更の可能性がありますので、常に最新の情報を確認するようにしましょう。
別ウィンドウで「駐日本国大韓民国大使館」のウェブサイトへ遷移します。
電子機器類
携帯電話、充電器、変圧器なども準備しましょう。複数人で旅行する場合はOAタップ(タコ足コンセント)も用意しておくと便利かもしれません。
SIMカードやWi-Fiルーター
海外でもインターネットに接続するためには、渡航先の国で使用できるSIMカードやWi-Fiルーターを用意しておく必要があります。どちらもオンラインで購入・レンタルができますので、事前に調達しておきましょう。
なお、携帯電話会社によっては、そのまま海外でもデータ通信を利用できる場合もあります。詳しくは利用している携帯電話会社へ確認するとよいでしょう。
充電器や変圧器
携帯電話用の充電器も忘れないようにしましょう。ただ、コンセント型や電圧の違いにより使用できない可能性もありますので、現地で使用できる変圧器やプラグなども準備しましょう。
衣類・日用品
衣類や日用品は、何を持っていくべきか、旅行先や期間に合わせて調整するようにしましょう。
衣類
旅行先の気候に合わせた衣類を準備しましょう。使いまわしができそうな服、洗濯可能な衣類はあるか、服に合わせた靴下や靴などイメージしておくと、荷物の整理にもなり現地でも落ち着いて対応できます。機内や屋内での冷房対策で上着もあると安心です。
例)
日用品
日用品は現地で購入できるものもありますが、洗面用品や薬などは普段から使い慣れたものがあると安心です。化粧水や日焼け止めなどの液体を機内へ持ち込む場合は、容器1個当たり100ml以下とし、規定の透明な袋に入れる必要があります。詳細は利用する航空会社や空港の案内をご確認ください。
例)
また、上記のものに加えて、渡航目的に合わせて必要なものを準備するようにしましょう。
現地通貨
渡航先の現地通貨への両替も欠かせない準備のひとつです。
「空港で飲み物や軽食を購入したい」、「空港からホテルまでタクシーで移動する」といったシチュエーションなどでクレジットカードが使用できない場合に備えて、少額の現地通貨があると便利でしょう。
また、チップ文化がある国へ行く場合は、細かい現金が必要となるケースも少なくありません。渡航先で「現金がなくて支払いができない」と困らないように、事前に日本国内の銀行で最低限の両替手続きを行っておきましょう。
なお、両替の際に適用される為替レートは日々変動しています。より良いレートで両替するためには、為替レートの変動を見ながらタイミングを考慮することもおすすめです。
クレジットカード
海外旅行先では、両替や現金を持ち歩く手間を省けるクレジットカードがあると便利です。
ただし、海外でのクレジットカード利用は、国内とは少し異なる点もあります。渡航先でスムーズにクレジットカードを利用できるよう、事前に確認すべきことを紹介していきます。
カードの暗証番号を確認する
海外でクレジットカードを利用する際、署名ではなく暗証番号の入力を求められることがあります。支払い時に「暗証番号が思い出せない」と困ることがないように、事前に暗証番号を確認しておきましょう。
三井住友カードでは、Vpassで暗証番号の照会のお手続きを行うことにより暗証番号をご確認いただけます。約1週間でご登録の住所へ「暗証番号通知書」を郵送いたしますので、渡航前に余裕を持って手続きをしてください。
カードを複数枚用意する
クレジットカード利用の際は、店舗側がその国際ブランドに対応している必要があります。日本では、複数の国際ブランドに対応しているのが一般的ですが、海外では(特に市街地や観光地以外の場所では)ひとつの国際ブランドしか対応していないケースもあります。
クレジットカードは複数枚用意しておき、店舗の入口やレジ付近で明示されている国際ブランドを確認しながら使い分けましょう。
また、クレジットカードは、磁気不良や破損、紛失、盗難などで使えなくなる可能性があります。万が一、渡航先でカードが使えなくなったときに備えて、複数枚のクレジットカードを用意しておくとよいでしょう。
なお、海外ではカードを利用する際にカード番号を盗用されてしまうケースも少なくありません。渡航先で安心してカードを使うためには、カード番号が券面に印字されていないナンバーレスのデザインがおすすめです。
三井住友カード(NL)は、券面にカード番号や署名欄が印字されていないナンバーレスのため、海外でも安心して利用できます。また、年会費も永年無料で海外旅行傷害保険も付帯(※)しているので、海外旅行に持っていくのにピッタリのカードです。
事前に旅費などを当該カードで決済いただくことが前提となります。
カード会社に事前連絡をする
海外でクレジットカードを利用するときに知っておきたいのが、「不正利用検知システム」のしくみです。
普段海外旅行をしない方が海外でクレジットカードを利用すると、不正利用検知システムが作動してカードの利用が一時停止されてしまうことがあります。渡航先でカードをスムーズに使うためには、出発日の1週間前~前日までを目途にカード会社へ事前連絡をしましょう。その際は、家族カードを含めて海外で利用する予定のあるカードはすべて伝えるようにしてください。
三井住友カードでは、Vpassから事前のお手続きができます。
チャットオペレーターによるチャット受付サービスで事前連絡を行うこともできます。
出発日が3営業日以内の場合はチャットでお申し出ください。
ただし、カード会社へ事前連絡した場合であっても、決済金額や利用する場所などによっては不正利用検知システムが作動することもあります。
普段の決済金額に比べて高額な買い物をする場合などは、不正利用検知システムによって一時停止になることもあるため覚えておきましょう。
カードの利用枠(限度額)を一時的に引き上げる
クレジットカードには、それぞれ利用限度額が設定されています。海外旅行へ持っていく際は、事前に適用されている利用限度額を確認しておきましょう。もし、「渡航先で大きな買い物の予定がある」といった場合は、利用限度額を一時的に引き上げることが可能です。
三井住友カードでは、利用する予定日の1ヵ月前から申し込むことができ、「300万円以下」「301万円~2,000万円」、どちらかを選んで手続きを進めます。
利用限度額の引き上げはVpassアプリからお申し込みが可能です。お手続きの手順は以下のとおりです。
1.ホーム画面右下の「メニュー」→「ご利用可能額・臨時のお支払い」をタップし、「カードご利用枠の引き上げ」をタップします。
2.ページ中央にある「一時的な引き上げ」の「お申し込みへ」をタップ。
3.お手続き箇所の「ご希望の利用枠(限度額)からお進みください。」まで進み、「300万円以下」もしくは「301万円~2,000万円」のどちらかを選んでタップ。
4.電話認証による本人確認後、必要事項を入力して「次へ進む」をタップします。申し込みページが表示されたら、画面に従って引き上げ希望金額や期間などを入力しましょう。その後、「確認する」をタップしたら申し込み手続きが完了です。
カード利用枠の一時引き上げに関する審査が完了したら、申し込み画面に結果が表示されます。
審査は最短即時で行われますが、申し込み状況などによっては1週間程度かかることもあります。年末年始や長期休暇では最大2週間程度かかる場合もあるため、海外旅行に行く際は余裕を持って申し込むことをおすすめします。
事前にご自身の現在のご利用枠とご利用可能額をご確認ください。
勤務先などに変更がある場合には、変更手続きをしてください。
引き上げ申請は、必ずしも審査が通るというわけではありません。
海外キャッシュサービスの申し込み
海外キャッシュサービスとは、海外のATMで現地通貨を引き出すことができるサービスです。日本円から両替を行う手間がかからず、現地で必要な分だけ現金を引き出せるメリットがあります。大きな現金を持ち歩く必要がないのも安心できるポイントです。
利用の際は事前の申し込みが必要となりますので、渡航前にカード会社で手続きを行いましょう。
三井住友カードの海外キャッシュサービスのお申し込みは以下をご確認ください。
海外旅行傷害保険の補償内容を確認する
クレジットカードの中には、海外旅行傷害保険が付帯されているものがあります。
海外旅行傷害保険は渡航先でのケガや病気に備えられるメリットがあり、医療費が高くなりやすい海外では欠かせないサービスです。
ただし、補償の適用にあたっては、「事前に旅費や交通費をカードで支払う」といった条件が定められている場合もあります。万が一の事態にしっかりと備えるためには、保険が適用される条件や期間、補償内容を事前にきちんと確認しておきましょう。
三井住友カードでは、カードに付帯されている保険の内容をVpassアプリでご確認いただけます。ログイン後、「選べる無料保険」のタブ > 「現在の補償プラン」から照会できますので、渡航前に一度内容をご確認ください。
カード会社の連絡先をメモしておく
海外旅行先では、「カードを紛失してしまった」、「カードが盗難に遭った」など不測のトラブルが発生することも想定されます。
そのようなトラブルが発生した際は、速やかにカード会社へ連絡しましょう。もしカード会社への連絡が遅れてしまうと、不正利用に使われてしまうこともあるかもしれません。
緊急時のカード会社の連絡先などをメモしておくことがおすすめです。
三井住友カードではカードの紛失・盗難があった場合、オンラインでカードの利用停止・無効化が可能です。またVISAカードの場合、海外でカードの紛失・盗難にあった際に、365日24時間いつでも、渡航中のみ利用可能な期間限定の再発行カードを現地で受け取ることができる緊急(カード)サービスがあります。
不正利用については、カード会社所定の条件を満たす場合にクレジットカード会社による保障制度があります。
しっかり準備をして楽しい海外旅行にしよう!
国内旅行に比べて準備することが多い海外旅行は、余裕を持って手続きや荷物の確認を進めておくことが大切です。パスポートやビザの申請、クレジットカードの手続きなどは時間がかかる場合もあるため、余裕を持って準備に取り掛かるようにしましょう。
よくある質問
Q1.海外旅行に行く前にやるべきことは?
海外旅行に行く前は、パスポートの有効期限とビザ・渡航認証の要否を最初に確認しましょう。パスポートは2025年3月から新規申請もオンラインでできるようになり、受け取り時だけ窓口へ行けばよい点が便利です。
あわせて、スマートフォンの通信手段、充電器や変圧器、衣類・日用品、少額の現地通貨、クレジットカードの暗証番号や利用可能額も確認しておくと、現地でのトラブルを防ぎやすくなります。旅行日程が決まったら、早めに準備を始めましょう。詳しくは「パスポートやビザ」「電子機器類」「衣類・日用品」「現地通貨」「クレジットカード」をご確認ください。
Q2.海外でクレジットカードを使うときに気をつけることは?
海外でクレジットカードを使うときは、暗証番号、利用可能額、不正利用検知への備えを事前に確認しましょう。海外では署名ではなく暗証番号の入力を求められる場合があり、普段と異なる国や高額決済ではカードが一時的に使えなくなることもあります。
出発前にカード会社へ海外利用の予定を連絡し、買い物やホテル代などで支払いが増えそうな場合は、利用枠の一時引き上げも検討すると安心です。家族カードを使う場合も、利用予定のカードはまとめて確認しておきましょう。
Q3.海外旅行にクレジットカードは何枚持っていくべきですか?
海外旅行には、国際ブランドの異なるクレジットカードを複数枚持っていくと安心です。海外では店舗や地域によって対応している国際ブランドが限られることがあり、1枚だけでは支払いができない可能性があります。
また、磁気不良や破損、紛失・盗難などでカードが使えなくなるケースも考えられます。メインカードと予備カードを分けて持ち、必要に応じてナンバーレスカードを選ぶと、カード番号の盗用対策にもつながります。現金を多く持ち歩く不安も抑えやすくなります。詳しくは「カードを複数枚用意する」をご確認ください。
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