旅行の出発準備
海外旅行の事前準備として、海外旅行保険に加入する方もいるでしょう。海外旅行保険は、利用しているクレジットカードで自動的に加入できている場合や、一般の保険会社から加入するケースがあります。また、家族で海外旅行をするとなると、子供の海外旅行保険への加入を検討する方もいるのではないでしょうか。
そこで、子供が海外旅行保険へ加入する必要性や、子供の海外旅行保険選びのポイントなどについて解説します。
海外旅行保険への加入は、子供にも必要なのでしょうか。
まずは、海外旅行保険に加入していない場合のリスクから、その必要性について説明します。
特に小さな子供と海外旅行に行くとなると、長時間移動や現地の気候、食事環境の急な変化などによって、体調を崩しやすくなるというリスクが考えられます。また、これは国内・海外ともに共通していえることですが、子供が旅先でケガをする可能性は、大人よりも活発に動ける分、高いでしょう。
さらに、子供がホテルなど旅先の設備や備品を壊してしまう可能性、そのことによるケガなども考えると、海外旅行保険へ加入しておくことで得られるメリットは大きいといえます。
海外では医療費が高額になりやすいということも、海外旅行保険への加入が年齢を問わず推奨される理由のひとつです。日本では健康保険が適用されるため負担も軽減できますが、海外で治療や入院をするとなると、医療費の負担は大きくなりがちです。
また、英語力に不安がある場合は、診療予約をスムーズに取れない、医師に病状について相談したり診察結果を理解したりできないといった可能性も少なくありません。
こうしたトラブルに備えられるのも、海外旅行保険ならではの特長です。付帯の保険によっては、電話サポートなどを通して、病院の紹介や予約を行ってくれるものもあります。
日本の健康保険では、海外療養費制度によって、海外での治療費用も給付対象とすることができます。
しかし、この海外療養費制度は、実際にかかった医療費全額が給付されるというわけではありません。給付金は、「日本国内で治療した場合の費用(算定額)」を基準に、自己負担割合(原則3割、年齢や所得により異なる)を控除して算出されるのです。
こうした海外における診療や入院の出費のリスクをカバーするという意味でも、大人・子供を問わず海外旅行保険へ加入する必要性は高いといえるでしょう。
子供だけでも、海外旅行保険に加入することはできます。保険会社によっては年齢制限を設定している場合もありますが、基本的には0歳から、乳幼児だけでも契約することができます。
海外旅行保険は、原則として個人に対する補償をする保険であるため、補償内容や範囲、保険料について、大人や子供で大きな違いはありません。
ここからは、海外旅行保険の補償内容について解説します。
海外旅行保険では、ケガや病気の治療・入院費だけでなく、他人や物を傷付けたときや、盗難被害に遭ったときの補償もカバーすることができます。
海外旅行保険のメインの補償ともいえるのが、加入者の病気やケガについてのものです。海外旅行中に病気やケガによる通院や治療を行った際の医療費だけでなく、ご本人や家族が病院へ向かう際にかかった交通費や宿泊料などもカバーできます。ただし、原則として歯科治療は補償対象となりませんので、注意しましょう。
また、海外旅行中の病気やケガが原因で死亡もしくは後遺障害が残った場合も、海外旅行保険に加入しておくと、症状に応じた保険金を受け取れます。
海外旅行保険は、他人や物を傷付けた際に発生する賠償責任も補償範囲となっています。海外旅行保険で補償されるケースとしては、次のような例が挙げられます。
特に、物の破損や紛失リスクが高い子供を連れている場合、こうした補償があると安心です。
ただし、故意に物を壊した場合は補償対象とならないように、場合によっては補償されないこともあるため、補償範囲や条件についてはよく確認しておきましょう。
国や地域によっては、スリや盗難が多発しているような、治安の悪いところもあります。海外旅行中に荷物の盗難に遭った場合も、海外旅行保険の「携行品損害」で補償されます。また、盗難だけでなく破損の場合も、補償対象です。
ただし、ここで注意したいのは、「紛失や置き忘れ」の場合は、補償対象とならないということです。また、クレジットカードや現地通貨といった、現金に該当するものも、補償対象となりません。こうした携行品損害の補償が適用される範囲や条件についても、加入前によく確認しておきましょう。
子供を加入させることも踏まえて、どのように海外旅行保険を選ぶべきか、そのポイントをご紹介します。基本的には保険会社のファミリープランやセットプランがおすすめです。
ほかにも、クレジットカードの付帯保険を利用したり、子供を海外旅行保険に加入させて契約内容をカスタマイズしたりといった方法があります。
三井住友カードに付帯する海外旅行保険の家族特約は、プラチナプリファード、ゴールド、プラチナ本会員のご家族のうち、下記に該当する方が対象となります。
<三井住友カードの家族特約対象者>
プラチナプリファード、ゴールド本会員のご家族
(1)本会員と生計をともにする19歳未満の同居の親族
(2)本会員と生計をともにする19歳未満の別居の未婚の子
親族とは、上記の条件を満たす、6親等以内の血族または3親等以内の姻族です。
プラチナ本会員のご家族
(1)本会員の配偶者
(2)本会員と生計を共にする同居の親族
(3)本会員と生計を共にする別居の未婚の子
親族とは、上記条件を満たす、6親等以内の血族または3親等以内の姻族です。
対象となるご家族の方に年齢制限はありません。
家族特約は、本会員と生計をともにしていることが前提となるため、同居の親族であっても、勤務している家族の方などの場合は、家族特約の対象とならない場合があります。
なお、各カードの補償内容および保険金額は、下記のとおりです。
当該カードでのクレジット決済の有無にかかわらず、すべての担保項目が自動的に補償されます。
■三井住友カードの家族特約 補償内容と保険金額
横にスライドしてください
カードの種類 | プラチナプリファード /ゴールド |
プラチナ |
---|---|---|
担保項目 | 保険金額 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
200万円 | 500万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
200万円 | 500万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,000万円 | 1億円 |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) |
50万円 | 100万円 |
救援者費用 (1年間の限度額) |
200万円 | 1,000万円 |
多くの保険会社が、海外旅行保険のファミリープランやセットプランを用意しています。家族や団体で契約することができて、個別で加入するよりも料金がお得になるプランもあります。そのため、子供の海外旅行保険への加入を検討する際は、まずは家族まとめて加入できるファミリープランやセットプランをチェックしてみるといいでしょう。
ただし、保険会社によっては、ファミリープランの取り扱いがなかったり、子供の加入について年齢制限が設けられていたりするケースもあるため、加入の条件や補償範囲などについても確認しておきましょう。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険から、子供も加入するという方法もあります。
ファミリープランや家族特約が難しい場合や、各種プランの補償だけでは不安という場合は、大人が保険のオプションをカスタマイズするのと同様に、子供を加入させた保険の補償内容を手厚くして契約するという方法もおすすめです。
例えば、子供が体調を崩しやすいのであれば、海外での生活環境の変化を考慮して医療費の補償を手厚くしたり、子供が活発で旅先の備品や商品を破損しないか不安な場合は、個人賠償責任を手厚くしたりといったこともできます。
高校生や未成年の大学生といった、子供だけで海外旅行や留学をする場合は、あらかじめ補償内容が決められている保険会社のセットプランやパッケージプランの利用もおすすめです。
フリープランなどのカスタマイズ可能な保険プランで必要な補償だけを選ぶこともできますが、保険会社によっては、セットプランのほうがお得な場合もあるでしょう。
なお、未成年の子供だけを海外旅行保険に加入させたい場合は、「契約者を親、被保険者を子供」にして申し込む必要があります。保護者が補償内容や保険料を確認したうえで申し込むことをおすすめします。
海外旅行中のトラブルのリスクは、年齢を問わずついて回るものです。海外旅行保険の補償内容は、医療費以外にも幅広くなっているため、加入しておくことで旅行中の不安を大きく軽減することができるでしょう。
家族で安心して、快適に海外を旅するためにも、子供の海外旅行保険への加入も考慮したうえで、保険について見直してみてはいかがでしょうか。
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