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基礎知識

販売のチャンスを逃さない!クレジットカード加盟店になるには?

販売のチャンスを逃さない!クレジットカード加盟店になるには?

海外に比べて低いといわれる日本のクレジットカード保有率。しかし、クレジットカードが不可欠であるネットショッピングの普及もあって、その発行枚数は年々増加傾向にあります。

少子高齢化に伴う労働者人口の減少に備えたキャッシュレスの推進によって、今後は実店舗でもクレジットカード払いへの対応が必須に。そして、加盟店になることで、販売機会は確実に拡大することになるでしょう。
ここでは、クレジットカードの加盟店になることのメリットと、その手順についてご紹介します。

目次

クレジットカード加盟店になることのメリット

クレジットカード加盟店になることに二の足を踏む理由としてよく聞かれるのが、「加盟店手数料がコストになる」というもの。
確かに、クレジットカード決済を導入して加盟店になると、カード会社に対して加盟店手数料を支払わなくてはなりません。

加盟店手数料は、お客さまが買物をしてクレジットカード払いをする度に発生するもの。知名度向上のためにランチタイムは薄利多売でやっているという飲食店や、小さな個人商店の中には、「手間や費用をかけて導入して、手数料まで取られては商売にならない」として、クレジットカード決済の導入を拒むところが少なくありません。
しかし、クレジットカード加盟店になることには、手数料負担を補って余りあるメリットがあります。

1 お客さまを逃さずに済み、販売機会が増える

初めて訪れるお店で買物をしたり、食事をしたりするとき、インターネットなどで事前に「クレジットカード払いができるかどうか」を調べ、「導入していない」とわかった時点で別のお店を選ぶ人は全体の18%に上るという調査結果があります(Square株式会社「クレジットカード非対応がもたらす機会損失に関する調査2014」2014年8月)。

さらに、同調査によれば、来店後にクレジットカード払いができないことを知って困った経験がある人は、「二度と来店しない」「来店頻度を減らす」という選択をしている場合も少なくなく、明らかな機会損失につながることもわかっています。

加盟店になれば、こうした販売機会の損失を防げるばかりか、クレジットカード払いが日本以上にスタンダードな外国人観光客のインバウンド需要にも応えることができ、販売機会は確実に拡大します。

2 購入額の増大が見込める

クレジットカード払いに対応していない店舗の場合、お客さまが購入を検討する商品やサービスは、所持している現金の範囲内に限られます。一方、クレジットカード払いを導入している場合、お客さまは所持している現金にかかわらず商品を購入することが多いため、自然と高額商品も検討の対象になり、お客さま1人あたりの購入単価増大が見込めます。

2019年に公正取引委員会が発表した、ウェブ調査を基に作成した「クレジットカードの使用機会」(下表)でも、クレジットカードを使用するのは「高額な買物をするとき」という回答が65%を占めています。

クレジットカードの使用機会の表

3 現金を管理するリスクと手間を削減できる

クレジットカード払いが増えれば、現金のやりとりに伴うトラブルが減るほか、毎日のレジ締め作業など、現金管理にかかる手間を大幅に削減することができます。また、売上金を入金する作業もなくなるため、防犯上のリスクを軽減することもできます。

加盟店になる方法

加盟店になるためには、クレジットカード会社と個別に契約を結ぶ「直接契約」と、複数のクレジットカード会社と一括で契約できる「決済代行会社を経由した契約」があります。
それぞれの特徴についてチェックしてみましょう。

直接契約

各カード会社にみずから連絡をとり、個別に直接契約をします。導入したいカード会社を限定して交渉できますが、複数社と契約したい場合は1社ごとに審査が必要になるため、導入に時間がかかります。

導入後も、カード会社ごとに契約内容や決済方法が異なれば、運用やメンテナンスにコストがかかる可能性があります。

決済代行会社を経由した契約

決済代行会社を通して、複数のカード会社と一括契約します。カード会社と直接・個別に交渉する必要がなく、まとめて導入が完了するうえに、決済処理の方法や入金サイクルなども統一できます。

加盟店になるために必要な機器

加盟店となり、クレジットカード払いに対応するには、決済端末とレジが必須です。決済端末は、お客さまのクレジットカード情報を読み取り、クレジットカード会社にオンラインで信用情報を照会するもの。支払い状況に問題があるカードや不正なカードの場合はクレジットカード会社の承認が下りず、決済することができません。

決済端末は、加盟契約をする店舗によってさまざまなタイプがあります。従来のクレジット決済は、レジで金額を打った後に決済端末でも金額や支払い回数などを入力する必要がありましたが、近年はPOSレジとの連動で、スムーズにキャッシュレス決済ができるようになっています。
また、契約にあたってはステッカーなどのアクセプタンスツールを配布されることも。

中でも手軽に導入でき、導入コストも安価なのが、Square社が提供する決済ツール「Square(スクエア)」です。
Squareの特徴と導入メリットは次の4つです。

シンプルな決済端末

Squareの決済ツール「Square Reader」は、手のひらサイズのシンプルな端末で、スマホやタブレットに接続するだけですぐにカード決済ができます。ICカードなら端末に直接挿入すれば良く、磁気カードでも専用リーダーを使って簡単に読み取りができるので、レジ周りは従来に比べて非常にスマートです。

導入コスト、運用コストが安い

Squareの利用にあたっては、月額固定費、振込手数料などはなく、決済手数料以外の運用コストは一切かかりません。もちろん、高機能レジアプリも無料。決済手数料も最安水準で、気軽に導入できます。

利用開始までがスピーディー

Squareの利用に必要なのは、無料のアプリとSquare Readerのみ。無料アカウントを作成し、カード決済を有効化させるための申請をしてアプリをダウンロードすれば、最短で申請日当日からカード決済ができます。

期間限定で国の補助金が得られる

Squareは、経済産業省が実施するキャッシュレス・消費者還元事業に登録しています。そのため、2019年10月1日(火)の消費税引き上げ以降、期間限定で決済手数料の一部と消費者への還元分について、国の補助金を得ることができます。

キャッシュレス化が進む今こそ、クレジット加盟店の検討を

クレジットカードの普及と、利用者の拡大に伴い、クレジットカード加盟店は増加傾向にあります。さらに、2020年に行われる世界的スポーツの祭典に備えて、政府はインバウンド需要を見込んだキャッシュレス対策を進めており、キャッシュレス決済比率は今後ますます高まっていくでしょう。
この機会に、ぜひクレジットカード加盟店に加わり、販売機会の拡大を目指してみてはいかがでしょうか。

今回の記事のまとめ

クレジットカード加盟店になるメリットとは?

  • ・お客さまを逃さずに済み、販売機会が増える
  • ・購入額の増大が見込める
  • ・現金を管理するリスクと手間を削減できる

加盟店になるには

  • ・カード会社と個別に直接契約する
  • ・決済代行会社を経由して一括で複数のカード会社と契約する

クレジット決済に必要な物

  • ・レジと決済端末
  • ・「Square」ならシンプルで、導入コストも運用コストも抑えられる

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