×

基礎知識

クレジットカード決済のしくみを解説!店舗・消費者のメリットとは?

クレジットカード決済のしくみを解説!店舗・消費者のメリットとは?

手持ちの現金残高にとらわれずに、商品やサービスの支払いができるクレジットカード。ここでは、決済のしくみや流れ、クレジットカード決済による店舗(加盟店)と消費者側、それぞれのメリットについて解説します。

目次

クレジットカード決済のしくみ

クレジットカード決済とは、簡単にショッピングができる決済方法の1つです。決済は基本的に、消費者、加盟店、クレジットカード発行会社(イシュアー)、加盟店契約会社(アクワイアラー)の4者間で行われます。

クレジットカード決済を行う消費者、クレジットカード決済を導入した加盟店だけではクレジットカード決済はできません。クレジットカードを発行する「イシュアー」と、クレジットカード加盟店の獲得と管理を担う「アクワイアラー」が間に入ります。アクワイアラーは、加盟店にカード決済のインフラを導入したり、加盟店から売上データを受け取り、売上金を加盟店へ立て替えて入金したりします。

大手カード会社は「イシュアー」と「アクワイアラー」の両方を担っている会社も多く、その場合、4者間でなく、3者間になります。

クレジットカード決済の流れ

クレジットカードの契約は前述したとおり、消費者、加盟店、クレジットカード発行会社(イシュアー)、加盟店契約会社(アクワイアラー)の4者間で取引きが行われます。

まず、消費者が加盟店でクレジットカードを使い商品・サービスを購入します。次に加盟店がアクワイアラーへ売上データを送信し、加盟店はアクワイアラーから代金の精算を受けることになります。その後、イシュアーが消費者に利用代金を請求します。

クレジットカード決済による加盟店側のメリット

クレジットカード決済のメリットを、まずは加盟店側の視点から挙げてみます。

販売機会の創出

クレジットカード決済を導入すれば、販売機会の創出につながります。例えば、欲しい商品があっても、クレジットカード決済が使えなければ購入をあきらめてしまう消費者も少なからず存在します。クレジットカード決済を導入していれば、このようなケースで消費者の購入につながるはずです。また、給料日前など手持ちの現金がない場合でも、後払いとなるクレジットカード決済ならば購入しやすくなります。

客単価の向上

クレジットカード決済ならば、手元にある現金だけに限定されずに支払うことが可能になりますので、高額な商品でも購入しやすく、自ずと顧客単価が高くなることが期待できます。

インバウンド需要への対応

外国人観光客が各国の通貨から日本円に両替する場合、手数料がかかります。外国人観光客にとって都合が良いのは、クレジットカードが利用できる店舗、ということになります。外国人観光客が多い場所でビジネスをするのであれば、クレジットカードの導入は不可欠です。

信用度アップにつながる

クレジットカード決済を導入する際には、クレジットカード会社の審査があります。この審査を通過していれば「信頼の置けるお店」だといえるでしょう。

クレジットカード決済による消費者側のメリット

続いて、消費者側からの視点でクレジットカード決済のメリットを挙げてみます。

現金払いの煩雑さから解放される

現金払いを避ける人が増えている理由の1つに、レジでの現金払いの煩雑さを嫌う声があります。クレジットカードや電子マネーを使うことで、小銭を出したりすることなく、シンプルに支払いを済ませることができます。

分割払いができる

高額な買い物をしたい場合、向こう数ヵ月にわたり分割して支払う方法も選択できます。「分割払い」「リボ(リボルビング)払い」「ボーナス一括払い」などは、手数料が発生する可能性があるというデメリットこそあるものの、引き落とし日に一度に全額を支払う必要がないので、欲しいものが購入しやすくなります。

ポイントが貯まる

クレジットカードの利用金額に応じてポイントが貯まるサービスを各カード会社は展開しています。ポイントを貯めて商品券と交換できたり、商品の購入時に割引が適用されたりと、現金払いでは得られない特典も多数あります。このようなカードにはいくつか種類があり、銀行のキャッシュカードとの一体型、電子マネー(楽天Edy、Suica、iDなど)との一体型、さらには、航空、鉄道会社や家電量販店の会員証との一体型などがあります。

マイルが貯まる

クレジットカードの中には、貯まったポイントを航空会社のマイルに交換できるものもあります。また、空港にある高級ラウンジの使用にあてるなど、その利便性は非常に高いといえます。

加盟店側だけでなく、消費者側にもメリットがある!

実店舗だけでなく、ECサイトでもクレジットカード決済の普及が進む昨今、クレジットカードは日常生活に欠かせない存在だといえるでしょう。クレジットカードでの決済は消費者側だけではなく、加盟店側にとってもメリットがあるので、そのしくみをしっかり覚えておくと良いでしょう。

今回の記事のまとめ

クレジットカード決済のしくみ

  • ・クレジットカード決済による取引きは基本的に、消費者、店舗(加盟店)、クレジットカード発行会社(イシュアー)、加盟店契約会社(アクワイアラー)による4者間で行われる

クレジットカード決済による加盟店側のメリット

  • ・キャッシュレス利用者の購買ニーズを満たすことができる
  • ・高額商品の購入を促し、客単価が上がる
  • ・クレジットカードを利用する傾向にある外国人観光客を呼び込める
  • ・お店の信用を表す1つのバロメーターになる

クレジットカード決済による消費者側のメリット

  • ・現金払いの煩雑さがなくなり、シンプルに支払いができる
  • ・高額な買い物をしたい場合、分割払いができる
  • ・利用金額に応じてポイントやマイルが貯まる

店舗経営者の方へ

豊富なキャッシュレス決済に対応!

その他おすすめ記事サイト

キャッシュレスの?が!に変わる場所Have a good Cashless

キャッシュレスの基礎知識やカード活用術、お困りごと解決情報など役立つ情報を発信しています。

個人事業主・スタートアップの方

経営者・個人事業主・スタートアップの担当者が知っておきたいバックオフィスの基礎知識をご紹介しています。

決済サービス・決済端末を導入する際の基礎知識からメリットを丁寧に解説します。三井住友カードプレゼンツ「ペイサポ~お店がはじめるキャッシュレス決済~」