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基礎知識2019.08.07

店舗の売上管理、クレジットカード決済分はどうすればいい?

店舗の売上管理、クレジットカード決済分はどうすればいい?

クレジットカード決済を導入すると、従来の手元の現金や銀行の預金などの管理のほか、定期的に入金されるクレジットカード決済分の売上を管理する必要があります。そのため、売上管理に時間を取られるように見えるかもしれませんが、クレジットカード決済の契約方法によっては、売上管理が楽になる場合もあります。
クレジットカード決済を導入する方法や売上管理の方法についてご紹介します。

目次

クレジットカード決済を導入する2つの方法

クレジットカード決済を導入する方法としては、各クレジットカード会社と直接契約する場合と、決済代行会社と契約する場合とがあります。まずは、各契約方法について簡単にご説明します。

クレジットカード会社と直接契約する場合

クレジットカード会社と直接、加盟店契約を結ぶ場合、複数のクレジットカード会社との契約となり、審査にもそれぞれ時間がかかります。
細かなルールは各社で異なりますし、売上の入金サイクルもさまざまです。また、トラブルが起こったときは、各カード会社への対応が必要となるため、店舗側でこれらの管理をする必要があります。

クレジットカード会社と直接契約する場合 イメージ

決済代行会社と契約する場合

クレジッカード決済導入において決済代行会社を利用する場合、複数のクレジットカード会社との手続きや審査をすべて代行してくれるため、店舗側の負担は大きく軽減されます。クレジットカード会社それぞれで違う入金サイクルを一本化できますから、資金の管理も楽になります。また、トラブルの際には決済代行会社の担当者と相談しつつ、事態の収拾を図ることができます。
何より、手続きや管理にかかる時間を、店舗の運営や経営にあてられるというのが、店舗経営者にとって最大のメリットでしょう。

決済代行会社と契約する場合 イメージ

クレジットカード決済は管理に手間がかかる?

クレジットカード決済は、現金決済のように「売ればすぐに現金が入る」ということがありません。それがクレジットカード決済のデメリットと見られがちなところで、「管理に手間がかかる」と思われやすい点でもあります。
しかし実際には、必ずしもデメリットとはいえない部分もあるのです。クレジットカード決済の入金システムを解説しながらご説明します。

締め日と支払い日のタイムラグがある

クレジットカード決済による売上は、クレジットカード会社それぞれの支払いサイクルに応じて契約店舗に支払われます。締め日と支払い日はクレジットカード会社によって異なりますから、直接契約の場合には店舗側の管理が必要となります。
決済代行会社を利用する場合は、これらの異なる支払い日を当月分としてまとめ、一括して店舗に入金します。ですから通常は「当月分◯日締め、翌月◯日払い」というように、約1ヵ月のタイムラグがあります。

翌日入金を可能にしたサービスも

決済から入金までのタイムラグと入金回数は、契約店舗にとって大きな問題です。そのため、多くの決済代行会社では、オプションメニューとして月に複数の締め日を設け、入金サイクルを早めるサービスを提供しています。決済から入金まで2週間から10日、さらに最速では決済翌日に入金できるというサービスも登場しています。クレジットカード決済の安全性や管理のしやすさ、現金決済のキャッシュフローの良さを兼ね備えた、店舗にとってありがたいサービスといえるでしょう。
ただし、複数回入金サービスは、決済代行会社によって内容が異なり、手数料などが加算されることもありますので、事前に確認しておきましょう。

クレジットカード決済の売上はシステムを利用して効率的に管理

決済代行会社と契約すると、クレジットカード決済分の売上は一括して入金されますので、管理は決して難しいものではないでしょう。また、決済代行会社では、契約者向けに売上管理システムを用意していて、通常はそのシステムにアクセスし、売上を管理することになります。
売上管理システムの仕様は、決済代行会社によってさまざまです。ただ、システムの使い勝手は加盟店側の手間やストレスに直結しますから、各社ともに工夫を重ね、使いやすいものへと改善・改良を重ねています。
売上管理画面では、クレジットカード決済に関する情報のすべてを管理することができます。当月分のクレジットカード決済の売上総額や次回の入金額はもちろん、個別の決済の状況を確認できるほか、蓄積された過去数ヵ月間のデータをダウンロードすることができます。

すべての決済方法の売上を管理するには?

「支払いはすべてクレジットカードのみ、現金はお断り」という店舗があるとすれば、かなりレアなケースでしょう。多くの店舗は、クレジットカードと現金の両方に対応しているはずです。
クレジットカード決済の売上分は、決済代行サービスの管理システム上で管理できますが、現金については、閉店後にレシートと突き合わせながらのレジ締め作業が必要となります。複数の決済方法を並行して行うのは簡単なことではありません。
しかし、現金・クレジットカードの両方に対応できるレジシステムを導入すれば、この問題を解決することができます。

POSレジシステムですべての売上を管理する

現金とクレジットカード決済の両方を一元管理するには、POSレジシステムを利用することです。POSレジシステムのPOS(Point of Sales)は、日本語で「販売時点情報管理」と呼ばれており、販売した商品と金額、個数、担当者などの販売情報を記録し、管理できるというものです。もちろん、現金かクレジットカードかといった決済手段も記録されますから、それぞれの売上をシステム上で一元管理することが可能になります。
POSレジシステムは本来、商品の販売情報を蓄積・管理し、それを分析することで効率的な在庫管理や販売促進に役立てることが目的です。システムによっては従業員の勤怠管理や販売目標の管理など、さまざまな機能を持つものもあります。
つまり、POSレジシステムにおいて、クレジットカード決済と現金決済の一元管理は、その機能のほんの一部にすぎず、その恩恵はマンパワーの少ない小規模店舗でこそ発揮されるでしょう。

POSレジは高価?

POSレジシステムは、今やコンビニやスーパーのレジに当たり前のように設置されています。クレジットカードや電子マネーの決済端末が接続され、さまざまな決済方法に対応していますが、こうした高機能な機器はやはり高価です。比較的手頃なPOSレジシステムでも、10万円前後は必要ですから、簡単に導入というわけにもいかないでしょう。

しかし、必要十分な機能を備え、しかも低コストで導入できるシステムも、数は少ないながら存在します。それはスマートフォンやタブレットなどの端末をPOSレジシステムとして利用するタイプです。

低コストで導入できる「Square POSレジ」

アメリカで大成功を収めた「Square POSレジ」は、タブレットをPOSレジとして使うことができるシステムです。POSレジソフトをインストールし、カードリーダーをBluetoothに接続すれば、クレジットカード決済にも対応でき、すべての売上を画面上で管理することができます。
また、オンラインで請求書の作成・送付ができるほか、オンラインでのクレジットカード払い、銀行振込による支払いも記録・管理できますから、ECサイトの運営にも最適です。
タブレットを持っていれば初期費用は無料。POSレジソフトも無料でインストール可能なため、基本的に決済手数料のみで利用できます。「効率的な管理をしたいけど、そのためにコストはかけられない」という場合には、賢い選択となるのではないでしょうか。

売上管理を店舗経営に活かす

決済方法が増えると、それぞれの売上を管理するための手間が増えます。そのために、クレジットカード決済の導入をためらっているという方は多いのではないでしょうか。
しかし、できるだけ手間をかけず、しかもコストを抑えて管理する方法もあります。
売上管理をしっかり行うことで、店舗の販売状況やお客さまの動向が見えてきます。それを経営に活かすためにも、効率の良い売上管理を心掛けてください。

今回の記事のまとめ

クレジットカード決済を導入するには?

  • ・クレジットカード決済の導入は、直接加盟店契約を結ぶか、決済代行会社を利用する
  • ・決済代行会社を利用するとメリットが多い

クレジットカード決済の入金システム

  • ・クレジットカード分の売上の入金サイクルや回数は、決済代行会社によって異なる
  • ・最速で決済翌日に入金可能なサービスもある

売上管理は「売上管理システム」で

  • ・クレジットカード分の売上は、決済代行会社が用意するシステムで行う

すべての売上を管理するには?

  • ・POSレジを使えば、現金分とクレジットカード分、すべての売上を一元管理できる
  • ・低コスト導入・運用できるPOSレジシステムもある

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